4Kはテレビのイメージが強いですが、最近はコンデジや一眼、アクションカメラやビデオカメラまで、様々なタイプのカメラで4K動画が撮影できます。今回は、カメラのタイプ別に、ソニーやパナソニックなど各機種を比較していきます。
目次
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4Kカメラの4つのタイプ
4Kカメラには、以下のタイプがある。
- ビデオカメラ
- アクションカメラ(アクションカム)
- 一眼レフカメラ(ミラーレス一眼レフ/デジイチ)
- コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)
1つずつ紹介おすすめ機種と一緒に紹介していく。
4Kビデオカメラのおすすめ機種
4Kビデオカメラは、先に挙げた4つのカメラの中でも一番手軽に4K動画を撮影できるタイプ。4K対応機種も多い。
元々動画撮影がメインなので、長時間録画をしたい人や動画用途がメインの方は迷わず4Kビデオカメラを選ぼう。
また、現在4Kビデオカメラはソニーとパナソニックが主なプレイヤーだ。
2016年1月発売。今買うならパナソニック最新3機種!
Panasonicは1月に入り、最新3機種を同時発表した。レンズやセンサーのスペックは同じで、全て4K対応機種となっている。
64GBの容量、あとから補正機能、HDへの切り出し機能が3機種とも付いている。
Panasonic デジタル4Kビデオカメラ HC-VX980M-T
<p”>3機種を比較したときのVX980Mの特徴は、以下。
- ファインダー無し
- ワイプ撮り機能無し
- 最軽量・最安値
特に機能にこだわりがなければ、価格に対してのスペックが高い製品なので、かなりおすすめしたい機種だ。
Panasonic デジタル4Kビデオカメラ HC-WX990M-K
3機種を比較したときのWX990Mの特徴は、以下。
- ファインダー無し
- ワイプ撮り機能有り
前述の機種と比較して、ワイプ撮り機能が有る機種。ワイプ撮り機能を重視する方は、この機種がおすすめ。
Panasonic デジタル4Kビデオカメラ HC-WXF990M-K
3機種を比較したときのWXF990Mの特徴は、以下の3つだ。
- ファインダー有り
- ワイプ撮り機能有り
3機種の中だと一番高価だが、ファインダーとワイプ機能が搭載された機種。モニターよりファインダー派という方におすすめ。
今までご紹介してきた3機種の詳細スペック比較は、記事の最後に示した。
ソニー4Kビデオカメラは2015~2016年2機種が狙い目
パナソニックと同じく人気なのが、SONY。少し高価格帯にはなるが、本格的な4Kビデオカメラを持ちたい方にオススメ。
SONY 4Kビデオカメラ Handycam FDR-AXP35
2015年発売のFDR-AXP35-Bは、1/2.3型 Exmor R CMOSセンサー、総画素数は1,890万画素と1000万画素ほど基本スペックが高い。
動画のズームは光学10倍/デジタル120倍で。ビューファインダーやプロジェクターが搭載している。
ソニー SONY ビデオカメラ FDR-AX40 4K 64GB
2015年発売のFDR-AX40 BCは、前述の機種と比較して、光学20倍/デジタル250倍とズーム性能が大幅に向上。
インテリジェントアクティブモードにより手ぶれ補正が強化された他、4Kタイムラプスに対応した。
4Kアクションカメラおすすめ機種
アクションカメラは、小型軽量タイプが多く、旅行やスポーツなど屋外のアクティブシーンで大活躍するカメラだ。
4K対応の機種はいくつかあるが、正直1~2万円以下の機種は、名ばかりの4Kだと思って良い。ここでは、きちんと高画質で撮れる4Kアクションカメラを厳選して紹介する。
安定のGoPro。ウェアラブルカメラ HERO5
GoPro ウェアラブルカメラ HERO5 Black
4K/30fps(3840×2160ドット/秒間30コマ)の撮影が可能。付属のハウジングで水深40mまでの水中撮影も可能。陸から海まで撮影シーンを選ばない。
手ぶれ補正に強い!ソニー、アクションカム
ソニー SONY ウエアラブルカメラ アクションカム 空間光学ブレ補正搭載モデル(HDR-AS300)
この機種は空間光学ブレ補正機構を採用しており、画角を狭めることなく手ぶれ補正が行える。
ディスプレイが非搭載だが、あまり気にならないひとにとっては、かなりおすすめ。
動画撮影できるおすすめ4Kコンデジ
コンデジで4K撮影できるのはこれだけ、PanasonicのDMC-TZ85-S
Panasonic コンパクトデジタルカメラ ルミックス TZ85 光学30倍 シルバー DMC-TZ85-S
2016年1月発売。売りは4K撮影ができることだが、実際圧縮ノイズがあり、場所次第では細かい設定をしないと難しい。
しかし4K動画からの静止画切り出しができる機能は嬉しいところ。全体的にカメラのスペックは高く、いいカメラが欲しい割愛4K動画撮影をしてみたい人にはおすすめだといえる。
動画撮影できるおすすめ4K一眼レフカメラ
4K対応の一眼レフカメラは数多くあるが、動画を十分な品質で撮ることが出来る機種は少ない。
今回はそういった点をふまえた厳選機種をご紹介する。NikonのD5やD500も候補に挙がるが、かなり高価なので今回は割愛する。
ミラーレス一眼の大人気機種、SONY α7R II
ソニー SONY ミラーレス一眼 α7R ボディ ILCE-7R/B
イメージセンサーの中でも一番大きい「フルサイズ」ならではの浅い被写界深度と高感度撮影が魅力。さらに4K動画を撮影できるという最強機種。
Super 35mm(APS-Cサイズ相当16:9)は全画素読み出しができ、モアレやジャギーを生まず、解像感の高い4K動画が撮影可能だ。
4Kとは?とにかく大きくて綺麗
4Kとは、水平画素数が横3840pixel(縦2160)=約4000pixelであることから、1000pixel=1K(キロ)ということで、4Kと言われている。
- 720×480:SD(Standard Dimention/標準解像度)はーアナログ放送の画質
- 1280×720:HD(High Dimention/高精細度)は地デジ放送のハイビジョン画質
- 1920×1080:フルHD(Full High Dimention)は衛星通信によるBSデジタル放送
- 3840×2160:4K
アナログ放送の画質と比較したら一目瞭然だが、フルハイビジョン画質の4倍を誇る4Kは、超高画質の規格だと言える。4K画質で見るとよく芸能人の粗がみえるというが、それほどリアルの再現性が高い技術と言える。
【補足】4Kテレビが無くても、従来より綺麗に映る
4K対応カメラを買っても、4Kテレビがないと高画質で映像が見れない訳ではない。
通常のハイビジョン画質と、4K映像をハイビジョン画質に圧縮した画質を比較すると、目に見えて分かるほどに、4Kの方が綺麗だ。4Kテレビはいつでも追加購入できるので、是非4Kでのデータ保存をおすすめしたい。
ちなみに、この原理と同じで、DVDやBDにデータを記録するときも、ダウンコンバートすれば記録ができる。4K画質そのままとはいかないが、HDやフルHDよりは綺麗に見ることができる。
まとめ
いかがだっただろうか。4Kのきれいな動画を撮るには、まだそれなりの価格がしてしまう。どうせ買うのであれば、動画特化の4Kビデオカメラをおすすめしたい。サブで良いということであれば、一眼の4K対応したモデルでも良い。
より綺麗に動画を撮影したい場合は、三脚やカメラスタビライザーを使用すると良い。
【補足】WXF990M WX990M VX980Mの比較
項目 | WXF990M | WX990M | VX980M |
---|---|---|---|
撮像素子 | 1/2.3型MOS固体撮像素子 | 1/2.3型MOS固体撮像素子 | 1/2.3型MOS固体撮像素子 |
ズーム | 光学ズーム:20倍 / EX光学ズーム:最大50倍 | 光学ズーム:20倍 / EX光学ズーム:最大50倍 | 光学ズーム:20倍 / EX光学ズーム:最大50倍 |
手ブレ補正方式 | 光学式(ハイブリッド手ブレ補正) | 光学式(ハイブリッド手ブレ補正) | 光学式(ハイブリッド手ブレ補正) |
レンズ | 動画:30.8mm ~ 626mm(4K 16:9) F1.8~F3.6 | 動画:30.8mm ~ 626mm(4K 16:9) F1.8~F3.7 | 動画:30.8mm ~ 626mm(4K 16:9) F1.8~F3.8 |
録画時間 | 最大約27時間30分(HEモード時) | 最大約27時間30分(HEモード時) | 最大約27時間30分(HEモード時) |
最短撮影距離 | 約30cm | 約30cm | 約30cm |
ファインダー | あり | なし | なし |
サブカメラ | あり | あり | なし |
外形寸法 | 幅68mm×高さ78mm×奥行163mm | 幅65mm×高さ73mm×奥行161mm | 幅65mm×高さ73mm×奥行141mm |
本体質量 | 約405g | 約445g | 約395g |