ビデオカメラや一眼レフカメラの撮影の幅を広げる、三脚。今は、ミニ三脚やコンパクトタイプなど様々なものが発売されている。今回はカメラのタイプ別に、マンフロットやベルボンを始めとするおすすめメーカーをご紹介します。
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これだけ押さえて!三脚の選び方
三脚を選ぶ際に絶対に知っておきたい「耐荷重」と「雲台」のタイプについてまずご紹介する。
カメラの重さと利用シーンが決まれば、あとは三脚をえらぶだけだ。
三脚の耐荷重は余裕を持つのが◎
耐荷重量とは、文字とおり三脚が耐えられる重さのこと。
三脚の耐荷重より重いカメラを乗せると、カメラやレンズの重さに耐えきれず、バランスを崩す危険性がある。
また、耐荷重ギリギリのカメラを選んでも、不安定な状態になってしまう。重さには余裕を持って選ぶと良い。
3WAY雲台か自由雲台かは、利用シーンで選ぶ
雲台はカメラを乗せる部分のことで、「3WAY雲台」と「自由雲台」がある。
3WAY雲台は風景撮影向き
3WAY雲台は、上下左右・水平方向をそれぞれ調整できるので、風景撮影や望遠撮影など、正確に構図を組みたい人におすすめ。
デメリットとしては、操作が難しく上級者向けだということ。三脚を置く場所が不安定だと雲台の効果が発揮できない。
自由雲台は動く被写体とマクロ撮影向き
自由雲台は、一度カメラを固定してしまえば可動域を自由に動かして、自分の好きな位置に固定できるのが特徴。
マクロ撮影や、スポーツにも適している。直感的な操作ができ、初心者にもおすすめ。3WAY雲台と比較して、正確な構図が組みにくいデメリットもある。
動く被写体とマクロに最適。自由雲台タイプ三脚
コンデジ/一眼レフにおすすめ。小型で高デザイン、マンフロットの三脚
Manfrotto ミニ三脚 PIXI ブラック MTPIXI-B
▼持ち運ぶならコレ▼
最大耐荷重1.0kgの自由雲台。スタイリッシュなデザインかつ軽量なので、持ち運んで使用するのにも重宝する。
また、脚をたたんで握り込めば、自撮り棒として使うことも可能。グリップしやすい形状なので、自撮り棒の代替品として機能する。
一眼レフにおすすめ。接写やマクロ撮影に最適なベルボン三脚
Velbon 卓上三脚 EX-Macro 3Way雲台付 301741
▼安定したローポジが実現▼
軽量コンパクトの接写用三脚。スライドステー機構により2段階の開脚設定で最低地上高20.3㎝のローポジションが可能。
ミラーレス一眼レフやコンデジはもちろん、スマホ撮影やウェブカメラなど、汎用性高く使用できる。
一眼レフ/ビデオカメラにおすすめ。全高140cmをカバーするRANGERS三脚
[Rangers]4段 三脚・一脚可変式&ボールヘッド RA011
▼軽量で高さを求めたい人へ▼
できる限り小型で軽量、かつ、高さのある三脚をお探しの方におすすめなのがこちら。これだけ小型なのに耐荷重は5kgもある。
脚を180度反転して折りたためば350mmにまで縮み、持ち運びも楽々。三脚のエレベータ部を倒置し、雲台を三脚の下に接続すれば、マクロ撮影可能。
一眼レフ/ビデオカメラに。望遠マクロ・風景撮影なら、マンフロットの全高173cm三脚
Manfrotto 三脚3Way雲台キット MK190XPRO4-3W
▼高さと快適さを求める人へ▼
標準域での風景・夜景などの撮影に最適な、自由雲台タイプの三脚。
アンロックすると自重で脚が伸び、設置や取付け~撤収作業がスムーズにできるのも人気の秘密。
雲台はクイックシュー式で、レバーが伸縮したり、フリクションの調節ができたりと高機能。
風景撮影におすすめ。3WAY雲台式三脚
コンデジやミラーレスなど軽いカメラに。Fotopro 3WAY雲台三脚
Fotopro 三脚 DIGI-204 GM 4段 小型 3WAY雲台
▼見た目以上の安定性▼
最大積載量1.5kgの3WAY雲台式三脚。
プラステックパーツが丈夫に設計されており、見た目以上の剛性がある。正確に構図を組みたい方におすすめだ。
ビデオカメラに最適。使い心地抜群のVelbon三脚
Velbon ビデオ用三脚 レバー式 EX-447フリュード雲台付 301468
▼品質評価No.1▼
3Dのパン撮影に使用している人も多い、ビデオカメラ用三脚。こともの運動会やスポーツシーンでも活躍しそうだ。
パン&ティルトが同時にでき、ズームアップシーンの撮影も簡単。また、コンパクトなので持ち運びやすい。
ビデオカメラにおすすめ耐荷重3kgでコスパ抜群、ソニーの三脚
SONY 三脚 リモコン三脚 4段 3ウェイオイルフリュード VCT-VPR1 C
本製品は、手元でズーム等を操作できたり、ブレを防止してくれるオイルフリュードヘッド(油圧式)やスローズーム搭載など、基本スペックがかなり高い。
SONYのHD、4Kのビデオカメラと相性がよく、併せて使用している人も多い。
カメラの三脚選びで知っておくべき情報
脚の高さ「全高」「最低高」とは
三脚の脚の高さには、全高(一番高い位置)と最低高(一番低い位置)という概念がある。
風景撮影や夜景撮影には100cm以上の全高を
遠くを撮影したり、風景や夜景など屋外で撮影するときは、全高が操作しやすい顔の高さまであると便利だ。コンパクトさや丈夫さとの兼ね合いもあるが、利用する頻度などで選ぶと良い。
マクロ撮影や接写には、数十cm以下の最低高を
小さいものに近づいて撮影をする場合は、被写体に併せて最低高がなるべく低いものを選ぶと良い。
三脚の脚に使用されている素材
商品紹介でも書いたが、三脚の脚にはアルミ製とカーボン製がある。機種によっては、どちらか選べるものもある。
カーボン製の脚
カーボン製は、軽量・高機能というメリットがある一方、アルミ製より倍程度の値段がする。持ち歩き時間が多い方など、アウトドア利用を考えている方は、カーボン製がおすすめ。また、振動を吸収し易いのも嬉しい。
アルミ製の脚
アルミ製は、安価というメリットがある一方、カーボン製よりも重いのが特徴。今では小型三脚もあるので、総重量と利用シーンを見て合う場合は、アルミでも良い。
三脚の脚の段数
こちらも商品紹介で記載したが、三脚には3段/4段などの段数がある。同じ長さの場合、もし3段なら4段より畳んだ時の長さが長くなる。
一方3段の方が節目の数化少なく、剛性が強いというメリットもある。鞄にしまうケースや、タフさを考えて選ぶと良い。
また脚の太さによっても剛性や安定性は変わってくるので、注意しておくと良いだろう。
カメラの三脚への取り付け方
- カメラの底面のネジ穴に、雲台のネジを差し込み固定
- 三脚の脚を開き、地面に対して不安定にならないように配置
- 雲台の高さを調整するエレベーターにエンドフックがあれば、重しを付ける
- パンハンドルで好きな位置にアングルを設定する(3WAYタイプのみ)
まとめ
いかがだっただろうか。これまでご紹介してきたポイント以外にも、クイックシューの有無や、より細かいシーン(家族旅行、花火、電車や鉄道、飛行機、野鳥撮影)で、おすすめしたい三脚は微妙にことなる。
使い勝手で言うと、脚のロック形式がナット式かレバー式かもポイントだろう。以上を参考に自身のカメラにぴったりの三脚を見つけて頂きたい。