自転車の中でも、タイヤが小さく小回りが利くのがミニベロ。今回は、初めてミニベロを購入する方向けの選び方や、他の自転車と比べた特徴、折りたたみできる機種や軽量の機種など、おしゃれなおすすめ人気機種をご紹介します。
ミニベロの選び方
【はじめに】ミニベロとは
ミニベロは、概ね24インチ以下のホイールを持つ自転車で、日常の交通手段に用いる”短距離低速走行用の一般用自転車”とされている。
20インチが主流で、18インチや16インチもラインナップされている。折りたたみタイプが多いのも特徴。
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選び方:ハンドルの形
ミニベロのハンドルの形は様々。
ロードバイクの様なドロップハンドルや、マウンテンバイクやクロスバイクのようなストレートハンドル(一文字型ハンドル/フラットハンドル)、シティサイクルやビーチクルーザーのようなアップハンドルがある。
比較点 | アップ | ドロップ | ストレート |
---|---|---|---|
速度 | 低速向き | 高速向き | 中~低速向き |
時間 | 短時間向き | 長時間向き | 短時間向き |
視野 | 広い | 狭め | 広い |
ハンドルは、より体に近い程、安定性は増すがスピードが出にくくなる。またハンドルの形状によって、疲れ易さも変わる。走行ルートを想定して選ぼう。
選び方:ギア/変速の数
よく走るルートに合わせて選びたいのが、変速の数。
ミニベロは6段~14段変速が主流で、平坦な道メインの人は変速無しでも十分だが、坂道も走る人はその程度に合わせて段数を選ぶと良い。
おすすめの人気ミニベロ
ストレートハンドルのおすすめ人気ミニベロ
21Technology ミニベロ 20インチ クロスバイク CL20 シマノ6段変速
▼人気の入門モデル▼
クロスバイクをミニベロにしたような、フラットハンドルの機種。価格も安価で、カラーも【グリーン・レッド・ホワイト】の3色ある。
ミニベロはどんなものか乗ってみたい!という人にも入門機としておすすめ。
My Pallas(マイパラス) ミニベロ 20インチ 6段変速 オールインワン M-709
▼カゴ・ライト・鍵付き▼
ワイヤーバスケット・LEDライト・ワイヤーロック・フェンダー(泥除け)を標準搭載した機種。カスタマイズ不要ですぐ乗れるので、初心者にもおすすめ。
カラーは、アイボリー・ブラック・レッド・ミントの4色。
WACHSEN 20インチ ミニベロ【軽量アルミフレーム】 7段変速 高速52Tチェーンホイール Stra BV-207
▼軽量の本格ミニベロ▼
オールブラックのおしゃれで本格的なミニベロ。
フレームがアルミで出来ているため、11kg台と軽量化がなされている。7段変速も付いているので、ちょっとした遠出にもぴったりだろう。
ギアチェンジのシフターや、ハンドルにはエルゴグリップを搭載。デザイン性・機能面・溶接跡ともに、細かな部分にもぬかりない。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) ミニベロ TRAKEHNERシリーズ INTERLAGOS 550 20インチ
▼人気ブランド▼
スタイリッシュなデザインで人気のドッペルギャンガーのミニベロ。
ブレーキには性能が良いディスクブレーキを使用。ディスクブレーキの特徴は、ブレーキコントロールが良く安全で、デザイン性も良いこと。雨天時でも安心して乗れそうだ。
ブリヂストングリーンレーベル(BRIDGESTONE GREEN LABEL) ミニベロ クエロ(CHeRO) 20 E.Bフォグブルー 510mm CF2516
▼品質で選ぶなら絶対コレ▼
安心の日本ブランドで、安定した人気を誇るブリジストン。
フレームには、アルミの更に上を行く【クロモリ】という、頑丈で軽量な素材を使用。2015年の発売以来、定番のミニベロとして人気だ。
ドロップハンドルのおすすめ人気ミニベロ
a.n.design works】(エーエヌデザインワークス) CDR214al ダークシルバー 20インチ(451)
フレーム・ハンドルバーともにアルミを使用した、軽量の本格ミニベロ。
ダークシルバーという珍しいカラーも魅力的。ドロップハンドルなので、長距離でも同じ姿勢になりにくく疲れにくい。
通勤や休日のポタリングにもおすすめ。
折りたたみ可能なおすすめ人気ミニベロ
キャプテンスタッグ Oricle 20インチ 折りたたみ自転車 FDB206 [ シマノ6段変速
▼折りたたみ低価格帯▼
折りたたみできるミニベロの中でも低価格帯なのがこちら。
前後泥よけ、バスケット、5LED採用バッテリーライト、盗難防止に役立つワイヤー錠が標準搭載。カスタマイズ無く乗れる。カラーは10色展開されている。
DOPPELGANGER 2017年モデル ライトウェイトフォールディングバイク blackmaxシリーズ 202 20インチ
ブラックのフレームにオレンジのワイヤーが映えるおしゃれなデザイン。フレームはアルミで軽量。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 折りたたみ自転車 BACKFLIPPERシリーズ PARCEIRO 260-GY
こちらは、スチール素材ながらフレームが細いデザインなので、全体の重量が抑えられたモデル。カラーも独特で好評。
ミニベロに関するよくある質問
ミニベロは他の自転車と何が違う?
ミニベロは、舗装路かつ短距離の走行に向いており、他の自転車と比較して、インチが小さく小回りがきくのが特徴。また、ハンドルの種類も様々ある。
比較点 | ロードバイク | クロスバイク | ミニベロ | シティサイクル |
---|---|---|---|---|
速度 | 約30km/h | 約20km/h | 約18km/h | 約15km/h |
用途 | 長距離 | 短~中距離 | 短距離 | 短距離 |
タイヤの幅 | 23c前後 | 25c前後 | 20c前後 | 30c前後 |
ギア | 7-8段が主流 | 20段前後 | 6段~ | なし~6段 |
車体重量 | 軽い | 普通 | 普通 | 軽め |
ハンドル | ドロップハンドル | ストレート | 様々 | アップ/ストレート |
ブレーキ | キャリパーブレーキ | Vブレーキ | Vブレーキ | 様々 |
エンド幅 | 130mm | 135mm | 135mm | 135mm |
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カゴやフェンダー(泥除け)を付けてカスタマイズできる?
カゴはキャリアを付ければOK
前カゴを付けたい場合はフロントキャリア、後ろカゴを付けたい場合はリアキャリアをつけよう。キャリアは、カゴを載せる際のフレームのようなもの。
カゴをつける場合は、安価なものだと樹脂コーティングメッシュカゴや樹脂コーティングスチールカゴがある。安価な分、変形しやすく、錆びやすい。
防錆性重視の人は、ステンレスカゴや、樹脂カゴ、アルミカゴを使用しよう。
フェンダー(泥除け)の取付は可能?
フェンダーはデフォルト搭載されていないが、追加取付はもちろん可能。
フレームとフォークの材質は何がいいの?
ミニベロのフレームやフォークに使用されている材質は、一般的にスチールやアルミが多い。アルミが多く使用されている程、車体は軽量化される。
素材 | 価格 | 重さ | 耐久性 |
---|---|---|---|
鉄(スチール) | 安価 | 重い | 高い |
アルミ | 安価 | 軽い | 低い |
カーボン | 高価 | 軽い | 高い |
ブレーキの音がうるさい時はどうしたらいい?
一般的なミニベロに搭載されているバンドブレーキは、摩耗してくるとキーッという音が出る。その場合は、サーボブレーキに変えると音鳴りしにくくなるだろう。
ミニベロ本体以外に何が必要?
空気入れ
走行時の怪我やパンクを防止するためにも、1~2週間に1度程度はタイヤに空気を入れよう。
また、空気入れのバルブには仏式(フレンチ、プレスタ)・英式(ダンロップ、ウッズ)・米式(シュレーダー)などがあるが、ミニベロは英式がほとんどなので、一般的なものを購入すればOK。
自転車カバー
ミニベロはスチール素材のものが多く、雨に弱い。なるべくなら、屋根付きの駐輪場においておきたいところだ。もしなければ、自転車カバーを買うと良い。サドルやゴム部分の日光ヤケ・劣化も防げる。
ミニベロのメンテナンスはどうしたらいい?
ミニベロを長く安全に使用するには、メンテナンスが必須。まず押さえたいのが、この4つ。
- チェーン用潤滑油
- 洗車用のクリーナー・ブラシ
- ウエス(雑巾でもOK)
- 空気入れ
チェーンには定期的に油を指し、本体はクリーナーやブラシで綺麗にし、ウエスで拭き取る。空気は1週間に1度は入れる。それだけでも快適に使用できる。
細かい部分は自転車屋さんに定期メンテナンスしてもらうのがおすすめ。
防犯登録って必須?
防犯登録は購入者の義務であり、必須。盗難が合った場合、防犯登録番号を警察に教えて探してもらうので、控えは取っておこう。
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まとめ
いかがだっただろうか。
ミニベロは、小回りも利き乗りやすく、おしゃれな機種も多いので、シティライドにはぴったりの自転車だろう。
なるべく安価な価格帯かつまともなミニベロをご紹介したが、他にもBianchi(ビアンキ)、ブルーノ(BRUNO)、ジャイアント(GIANT)、FUJI(フジ)、DAHON(ダホン)など人気のブランドもある。5万円以上予算があるかたは、検討してみても良いだろう。
是非自分にぴったりのミニベロを見つけていただきたい。