折りたたんで室内に収納できるため、防犯や雨風から守る意味でも人気の折りたたみ自転車。今回は、折りたたみ自転車の選び方や、他の自転車と比べた特徴、カゴ付きや電動など用途別のおすすめ自転車をご紹介します!
目次
折りたたみ自転車の特徴
メリットは防犯とポータブル性
折りたたみ自転車は、折りたたんで室内に収納できるため、盗難防止になったり、雨による錆の防止などのメリットがある。
また、車などで持ち運ぶことで、外出先でもサイクリングを楽しむことができる。タイヤが小さく小回りが利くので、旅先での街乗りにもぴったり。
デメリットは走行性能
一方デメリットを挙げるなら、ミニベロなど小径車の折りたたみ自転車の場合は、タイヤが小さいためスピードが出しにくかったり、安定性に欠けることがある。
コンパクトさとのトレードオフにはなるが、ある程度走り易さを求めるなら、20インチ以上は欲しいところだ。
折りたたみ自転車の選び方
選び方①ハンドルの形
折りたたみ自転車のハンドルの形は様々。
ハンドルは体に近いほど、安定性が増し速度が落ちる。また、形状で言うとドロップハンドルが一番疲れにくく長距離に向く。利用シーンに応じて選ぼう。
比較点 | アップ | ドロップ | ストレート |
---|---|---|---|
速度 | 低速向き | 高速向き | 中~低速向き |
時間 | 短時間向き | 長時間向き | 短時間向き |
視野 | 広い | 狭め | 広い |
選び方②ギア/変速の数
普段走るルートに合わせて選びたいのが、変速の数。
アウトドアで坂道や山道を走りたいという人は、少なくとも6段変速以上。平坦な舗装路メインの走行であれば、変速無し~6段変速で十分だろう。
選び方③インチ(タイヤの大きさ)
収納性と走行の快適さのバランスを取って選びたいのが、インチ。16インチ~24インチが主流となっている。
走行性能と持ち運びやすさどちらも取るなら20インチがおすすめ。小柄な女性16インチ、長身の男性は24インチなど、体格に合わせてバランスを選びたい。
【用途別】おすすめの人気折りたたみ自転車
カゴ付き・低格帯のおすすめ折りたたみ自転車
折りたたみ自転車 20インチ シマノ社製6段変速ギア (AJ-08)
▼カゴ付きで安い▼
カゴ付き折りたたみ自転車の中でも、売れ筋かつコストパフォーマンスが良い機種がこちら。
1万円を切る低価格であるのにも関わらず、フロントライト・前後泥除け・ワイヤーロック錠も付いており、到着後すぐに使用できる。
キャプテンスタッグ Oricle 20インチ 折りたたみ自転車 FDB206 [ シマノ6段変速
▼評価GOOD▼
こちらも売れ筋の折りたたみ自転車。
前後泥よけ、バスケット、5LED採用バッテリーライト、盗難防止に役立つワイヤー錠が標準搭載。カスタマイズ無しで乗れる。カラーは10色展開されている。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 折りたたみ自転車 m6シリーズ 20インチ かご・泥除け付き
▼人気ブランド▼
タイヤとフレームの色がおしゃれな、折りたたみ自転車。
小径車は地面の凹凸からの衝撃を受けやすいが、リアサスペンション(リアサス)が搭載されているため、走行時のストレスが軽減されている。チェンジやタイヤのエアーは調整済み。
カゴ無し・低格帯のおすすめ折りたたみ自転車
ARCHNESS 206-A 折りたたみ自転車 変速 ワイヤー錠・5LEDハンドルライト付
▼カゴなし低価格帯▼
カゴ不要・価格重視の人におすすめなのがこちら。ハンドルとサドルが同色でシンプルかつおしゃれに仕上がっている。
初心者のエントリーモデルとしても最適。
折りたたみ自転車 20インチ シマノ6段変速ギア フルサスペンション AJ-01
▼山乗りにぴったり▼
マウンテンバイクの折りたたみ自転車。車に乗せて持ち運び、山道をサイクリングするのにぴったり。
マウンテンバイクのサスペンション(衝撃・振動吸収装置)は、フロントサス(ハードテイル)とダブルサスがあり、この機種に搭載されているダブルサスは、より耐衝撃性に優れ、山乗り向き。
Ferrari(フェラーリ) FDB207E 折りたたみ自転車 20インチ(幅1.75)7段変速機搭載
▼デザイン性抜群▼
あの有名な自動車メーカー、フェラーリの折りたたみ自転車。
スポーティーかつ赤が映えるおしゃれで、曲線の細いフレームも美しい。また一般的な低価格帯自転車と比較して軽量なので、持ち運びにも便利。
電動のおすすめ折りたたみ自転車
電動アシスト自転車 swifti20 折り畳み式
電動アシスト自転車かつ折りたたみできる機種となると、かなり限られてくる。価格も5万円~10万円台と高額。そのなかでも低価格帯の機種がこちら。
どうしても駐輪場に自転車が置けないが、買い物には電動アシストが欲しい!という人におすすめ。
- 坂道や子供乗せカゴを乗せてスイスイ走れる電動アシスト自転車。しかし、一般的な自転車と比較し高額のため「本格的なものが欲しいけど、価格は抑えたい!」という人も多いはず。そんな方向けに、初心者向けの選び方や8万円台でおすすめ...
【ブランド別】おすすめの人気折りたたみ自転車
BRIDGESTONE(ブリジストン)
ブリヂストングリーンレーベル(BRIDGESTONE GREEN LABEL) マークローザ(MarkRosa) F M86F5
タイヤメーカーとしても知られる安心の日本ブランド、ブリジストン。
海外の人気メーカーと比較しても、品質は劣らず、価格も抑えられているので、個人的にはおすすめしたいブランドだ。
Panasonic(パナソニック)
Panasonic(パナソニック) ビーンズハウス 20インチ B-BH063B 折りたたみ自転車
電気機器メーカーとして知られるパナソニックも、実は自転車を販売している。
この自転車は、”安全で長持ちし、環境に優しい自転車”を掲げる【BAA規格】に対応しており、耐久度が高くずっと使える自転車だと言えよう。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
ドッペルギャンガーは、アウトドアブランドとしても知られるメーカー。個性的なデザインが特徴で、低~中価格帯という手の届きやすい価格帯も人気。
DOPPELGANGER 2017年モデル ライトウェイトフォールディングバイク blackmaxシリーズ 202 20インチ
ブラックのフレームにオレンジのワイヤーが映えるおしゃれなデザイン。フレームは、軽量なアルミを使用しており、持ち運びにも最適。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) 折りたたみ自転車 BACKFLIPPERシリーズ PARCEIRO 260-GY
こちらは、スチール素材ながらフレームが細いデザインなので、全体の重量が抑えられたモデル。カラーも独特で好評。ロードバイクに近くペダリングが楽。
DAHON(ダホン)
DAHON(ダホン) Route 7段変速 折りたたみ自転車
折りたたみ自転車のパイオニアである老舗ブランド・ダホンのエントリーモデル。確かな性能と、塗装・溶接など細やかな仕上がり、レトロなデザインが人気。
折りたたみ自転車に関するよくある質問
折りたたみ自転車の種類は?
クロスバイク
クロスバイクは約20km/h程でる、中距離向けの自転車。ロードバイクとシティサイクルの中間のような特徴を持つ。ハンドルはストレートで、ブレーキは主にVブレーキ。
- 自転車の中でも、軽くて漕ぎやすく、スピードが出るのが特徴のクロスバイク。今回は、初めてクロスバイクを購入する方向けの選び方や、手を出しやすい【予算3万円】に絞りおすすめ人気機種をご紹介します。 目次1 クロスバイクの選び...
ロードバイク
ロードバイクは、約30km/h出る、長距離向けの自転車。車体が軽く、手前側に曲がったドロップハンドルが特徴。ブレーキは、雨天でも滑りにくいキャリパーブレーキが主流。
- 自転車の中でもかなりスピードが出るため、長距離ライドに向いているのがロードバイク。今回は、初めてロードバイクを購入する方向けの選び方や、手を出しやすい【予算5万円】のおすすめ人気機種をご紹介します。 目次1 初心者向けロ...
マウンテンバイク
マウンテンバイクは、約15-18km/h出る、山乗りに適した自転車。サスペンションが搭載していたり、タイヤが太く、センタージッジタイヤ・スリックタイヤ・ブロックタイヤなど種類が豊富なのが特徴。
- 自転車の中でもかなり丈夫で、あらゆる場面でのライドに向いているのがマウンテンバイク。今回は、初めてマウンテンバイクを購入する方向けの選び方や、手を出しやすい【予算3万円】のおすすめ人気機種をご紹介します。 目次1 初心者...
シティサイクル(ママチャリ)
シティサイクル(ママチャリ)は、約15km/h出る短距離向けの自転車。電動アシスト機能付きが多いのがこのタイプ。
- 自転車の中でも最も馴染み深く使いやすいのがシティサイクル(ママチャリ)。今回は、初めてシティサイクルを購入する方向けの選び方や、手を出しやすい【予算2万円】のおすすめ人気機種をご紹介します。 目次1 シティサイクル(ママ...
ビーチクルーザー
最近街中でも良く見かける、タイヤが太くアップアンドルが特徴の自転車。海岸や砂浜での使用にも耐えうるフレキシブル性と、丸みを帯びたデザインが人気。
- 自転車の中でも、デザイン性に長けており丈夫なのがビーチクルーザー。今回は、初めてビーチクルーザーを購入する方向けの選び方や、他の自転車と比べた特徴、おしゃれなおすすめ人気機種をご紹介します。 目次1 ビーチクルーザーの選...
ミニベロ
24インチ以下の小径車をミニベロと言う。折りたたみタイプも多い。
- 自転車の中でも、タイヤが小さく小回りが利くのがミニベロ。今回は、初めてミニベロを購入する方向けの選び方や、他の自転車と比べた特徴、折りたたみできる機種や軽量の機種など、おしゃれなおすすめ人気機種をご紹介します。 目次1 ...
カゴやフェンダー(泥除け)を付けてカスタマイズできる?
カゴはキャリアを付ければOK
前カゴを付けたい場合はフロントキャリア、後ろカゴを付けたい場合はリアキャリアをつけよう。キャリアは、カゴを載せる際のフレームのようなもの。
カゴをつける場合は、安価なものだと樹脂コーティングメッシュカゴや樹脂コーティングスチールカゴがある。安価な分、変形しやすく、錆びやすい。
防錆性重視の人は、ステンレスカゴや、樹脂カゴ、アルミカゴを使用しよう。
フェンダー(泥除け)の取付は可能?
フェンダーはデフォルト搭載されていないが、追加取付はもちろん可能。
フレームとフォークの材質は何がいいの?
折りたたみ自転車のフレームは、1万円台の低価格帯だとスチール、2万円台になると軽量アルミフレームが使用されていることが多い。
スチールを使用したタイプでも、フレームが細かったり、他のペダルなど他の部品にアルミが使用されていると、結果的に車体が軽量化されている場合もあるので、総重量で比較しよう。
素材 | 価格 | 重さ | 耐久性 |
---|---|---|---|
鉄(スチール) | 安価 | 重い | 高い |
アルミ | 安価 | 軽い | 低い |
カーボン | 高価 | 軽い | 高い |
折りたたみ自転車のメンテナンスはどうしたらいい?
折りたたみ自転車を長く安全に使用するには、メンテナンスが必須。まず押さえたいのが、この4つ。
- チェーン用潤滑油
- 洗車用のクリーナー・ブラシ
- ウエス(雑巾でもOK)
- 空気入れ
チェーンには定期的に油を指し、本体はクリーナーやブラシで綺麗にし、ウエスで拭き取る。空気は1週間に1度は入れる。それだけでも快適に使用できる。
細かい部分は自転車屋さんに定期メンテナンスしてもらうのがおすすめ。
防犯登録って必須?
防犯登録は購入者の義務であり、必須。盗難が合った場合、防犯登録番号を警察に教えて探してもらうので、控えは取っておこう。
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まとめ
いかがだっただろうか。
折りたたみ自転車は、普段のちょっとした移動や、旅先のシティサイクルにぴったり。
是非自分にぴったりの折りたたみ自転車を見つけていただきたい。