手軽さが人気のスティッククリーナー(スティック型掃除機)。サイクロン式、ハンディタイプ、充電式など様々なタイプがある中、ダイソン、アイリスオーヤマ、パナソニック、日立、マキタ、ツインバード、三菱の7社を口コミや価格を基に比較し、おすすめ商品をご紹介。
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スティッククリーナーおすすめ7社を比較
一人暮らしからファミリーまで、省スペース性と手軽さで幅広い人気を誇る、スティッククリーナー。今回は、主要7社の製品を、
- コスパ
- 吸引力
- 性能
- デザイン性
という観点から比較してみたいと思う。重要視する項目の優先度を決めて、候補を絞って頂きたい。
コスパで選ぶなら、アイリスオーヤマ
▼軽さとコスパが光る▼
- ダイソンと比べて1kg程度軽い
- 片手でも楽々掃除が可能
- 強力モード駆動時間はダイソンより8分程短い
- 紙パック方式のため、ごみ捨てが楽
- 約3時間で急速充電が可能
何と言っても、他のブランドと比較した時の軽さが人気のアイリスオーヤマ。安価なため、一人暮らしの掃除機にも最適。
ダイソンと比べて吸引力は落ちるが、ペットの毛が絡みついたカーペットを掃除するなど、ヘビーな使い方をする人以外であれば、この掃除機で十分だろう。
デザイン性と性能で選ぶなら、パナソニック
▼立てかけOKなデザイン▼
- デザインに高級感がある
- ハンディクリーナーへの切り替えが楽
- 自立収納が可能(アイリスオーヤマは不可)
パナソニックは、前述のアイリスオーヤマと比べて、スペック自体はあまり変わらないが、デザイン性や細部へのこだわりが秀でている。
持ち手の部分を外して、ハンディクリーナーとして手軽に使用できたり、立てかけて自律収納が可能だ。おしゃれなので、景観を乱さない。
高吸引力と機能なら、日立
▼ダイソンに負けない吸引力▼
- LEDランプで暗所での掃除も楽々
- 隙間用ノズル・曲がるブラシ吸口付属
- ダストカップ丸洗い可能
- 自律収納可能
- 回転ブラシのワンタッチ着脱可能
パナソニックやアイリスオーヤマと比べて価格帯は少し上になるが、機能面での充実や吸引力重視の人には、日立をおすすめする。
吸引力の秘密は、圧縮サイクロン方式(ごみと空気を遠心分離)を採用していることにある。その分2.8kgと重量は重めだが、カーペットでも問題なく使用できる。
吸引力は然ることながら、暗い所での掃除やメンテナンス性においての、細やかな配慮がされている。
種類とコスパなら、マキタ
とにかく種類が多いマキタ。特に人気の上位下位2機種をご紹介したい。
▼機能も吸引力も抜群の本格派▼
- バッテリ切れを赤色LEDでお知らせ
- メモリ効果がないため、 継ぎ足し充電が可能
- 自己放電が少なく、長期保存しても満充電に近い仕事量
マキタの上位機種は、コードレスかつ1.5kgと小型。小型はダストカップ式が多いが、衛生的な紙パック対応なのも嬉しい。
LEDお知らせや、受電完了のメロディーなど、細やかな機能面も評価されている。バッテリーの劣化が少ないという口コミも。
▼フローリングに最適▼
- 前述のCL182FDRFWと機能面は同じ
- 吸引力も半分、重量は0.5kg軽い
上位機種と比較して、吸引力・価格ともに半分なのがこちら。重量も軽い。フローリングでの使用であればこちらで十分だろう。
価格で選ぶなら、ツインバード
▼狭い一人暮らしの部屋に◎▼
- 1.7kgと軽い
- フィルターは丸洗い可能
- 本体が自立収納できる
- 吸引仕事率は70W
コードレスではない分利便性は下がるが、安価である程度のパワーがあるスティッククリーナーが欲しい人にはおすすめだ。
デザインで選ぶなら、三菱
▼こだわるあなたへ▼
紹介するつもりは無かったが、スタイリッシュすぎるスティッククリーナーを発見したので、紹介しておく。オシャレな家にオシャレに佇んでいそうな風貌。
そしてなんと空気清浄機としての側面も。先を行くスティッククリーナーだ。
性能で選ぶなら、ダイソン
ダイソンはラインナップがありすぎて、正直どれが良いのか判断しにくい。ダイソンのおすすめ機種とともに、簡単な性能比較をしておこう。
最新機種「V8」と下位機種「V6」との違い
- 吸込仕事率が100WA→115WAに
- 連続運転時間が長くなった
- 充電時間が5時間になり1.5時間長くなった
- 静音性の向上(騒音値が50%減)
- 新ゴミ捨て機構により付着ゴミが取れやすくなる
- インヂケーターランプによりバッテリー残量が分かるように
- ダイレクトドライブクリーナーヘッドのブラシパワー向上
ダイソンV8は下位機種のV6と比べて、使い勝手と静音性が向上した。しかし本体重量が300gも増加してしまった。(ヘッド・延長管除く)軽量なスティッククリーナーを求める人には、V6の方がおすすめだ。
V8フラフィ・・・ソフトローラークリーナーヘッド
V8アニマルプロ・・・ダイレクトドライブクリーナーヘッド
ちなみにV8の中でもフラフィとアニマルプロがあり、ヘッドの違いでシリーズが分かれている。
「V6」と下位機種「DC74」の違い
- 吸引力は変わらず、静音性が30%向上
- ポストモーターフィルター搭載により排気性能が上がる
ダイソンV6は下位機種のDC74と比べて、HEPAフィルター同様のフィルターを搭載したことで運転時の排気の臭いへの改善が見られた。また、このシリーズは、以下の特徴がある。
- Fluffyシリーズ特有のヘッドで大きいゴミでも吸引できる
- 付属のミニモーターヘッドで、布団クリーナーとしても使用可能
フラフィシリーズの「ソフトローラークリーナーヘッド」は、ナイロンフェルトで覆われたローラーに、静電気の発生を抑えるカーボンファイバーブラシを搭載してあるもの。
本体サイズ:W250 x D1211 x H208mm[バッテリー、パイプ、クリーナーヘッド含む]
製品重量:2.34kg
使用時間:20分間[モーター駆動のヘッドで16分間、強モードで6分間の使用が可能。]
メーカー保証:2年間
付属品:ソフトローラークリーナーヘッド、ミニモーターヘッド、コンビネーションノズル、隙間ノズル、延長ホース、ハードブラシ、フトンツール、充電器、収納用ブラケット
「DC74」と下位機種「DC62」の違い
- ソフトローラー付きクリーナーヘッド搭載でブラシバーのメンテナンスが楽に
- ブラシサイズが大きくなり、本体重量が上がった
ダイソンを選ぶときはヘッドの種類にも注目
ダイソンのスティッククリーナーシリーズは、ヘッドの種類によって分かれている。
- モーターヘッド:一般的なヘッド
- モーターヘッドプラス:ふとんブラシ、ハードブラシ、延長ホースが付く
- フラフィ(Fluffy):大きいゴミも吸引できるような工夫がされている
布団クリーナーとしての利用をする人は、モーターヘッドプラスを選んだほうが良い。注意点としては、モーターヘッドについている付属品はフラフィとの互換性がないということだ。モーターヘッド同士だと互換性があるので、後から買い足すという方法もあるが、布団ブラシだけで5000円もするので注意。
価格を抑えるならDC45でもOK
ダイソンの掃除機は、全般的に価格が高いのが欠点だ。下位機種であっても、性能に歴然とした差は無いので、30000円台で口コミの評価も高いDC45も候補に入れて良いだろう。
本体サイズ:20.5×11.5×32.2
本体重量:2.3kg
原産国:マレーシア
電源:充電式
消費電力:200W
保障期間:2年
付属品:カーボンファイバーブラシ搭載モーターヘッド、(ミニ)モーターヘッド、コンビネーションノズル、隙間ノズル、充電器、収納用ブラケット
スティッククリーナーの選び方
掃除機には、スティッククリーナーを始め、キャニスタータイプサイクロン掃除機・ロボット型掃除機・ハンディクリーナーなど様々なタイプが有る。
スティッククリーナーは、
- キャニスタータイプよりコンパクトながらメインの掃除機としても使える
- ロボット型掃除機・ハンディクリーナーよりも吸引力が強い
- 充電式のコードレスタイプがある
- 紙パック式とダストカップ方式(サイクロン式)というゴミの捨て方が選べる
などのメリットがある。一人暮らしであってもスティッククリーナーであれば、コンパクトに収納できるだろう。また、コードレスタイプだと、掃除中のコード周りのストレスが激減できる。
紙パック式かサイクロン式(ダストカップ)か
スティッククリーナーのゴミ集積には、紙パック方式とダストカップ式(サイクロン式)がある。紙パックの場合、互換性がある共通紙パックのと純正の紙パックがある。純正のものだと、少し高くなるが、排気の臭いを抑えられたりする製品もある。
サイクロン式の場合、ゴミが溜まるのはダストカップだ。紙パック方式と比べてランニングコストがかからないが、ごみ捨ての際に粉塵が舞うので注意。
静音性(音の静かさ)
静音性の基準は「dB=デシベル」で表される。サイクロン方式で52~56dB、紙パック式で55~59dBだと、比較的静かな掃除機といえる。
ヘッドとハンドル
使い勝手に直結するのがこの2つ。ヘッドは可動域の広さがあるとスムーズに動かしやすい。また、カーブの動かしやすさなども注目したい。
ノズルの豊富さ
ふとん用ノズルや、高所用のノズル、隙間用ノズルなど、各社様々なノズルタイプがある。オプションとしてノズルがどれだけ豊富かも検討材料になるだろう。また、ノズルなどの水洗いができるとより良い。
充電池の種類
ニッカド充電池(ニッケル水素充電池)
リチウムイオン充電池より安価。自己放電やメモリー効果(継ぎ足し充電による放電中に、電圧降下を起こす現象。見た目上の容量が減る)の心配があり、使い勝手が悪い。
リチウムイオン充電池
一般的にはこれが使われる。ニッカド・ニッケル水素充電池より高価。自己放電やメモリー効果の心配がない。
まとめ
いかがだっただろうか。スティッククリーナーをもし部屋に常設して、すぐ掃除できるようにしておくなら、デザイン性や充電スタンドの有無にも注目すると良いだろう。価格と性能のバランスをみて、自分にあったスティッククリーナーを選ぼう。