ジョギングやウォーキングなど軽い運動から、ランニングなどの本格スポーツに取り組んでいると、音楽を聴いたり、ランニングアプリの通知を受けたいと思ったことはありませんか?今回はスポーツシーンでも邪魔にならないおすすめのイヤホンをご紹介します。
目次
Bluetoothイヤホン最新ニュース
- Jaybirdより完全ワイヤレスイヤホン「Jaybird RUN XT」が2月7日より販売開始されます。高い防水機能を兼ね備えており洗浄を行うことも可能なため、汗のベタつきも気にすることなく快適に使用することができます。...
- COWONの完全分離ワイヤレスイヤホン「CT5」が2月9日より販売開始されます。本体重量は片耳わずか4gと非常に軽量なため、長時間でも快適に装着を行うことが可能です。 COWON 軽量完全分離ワイヤレスイヤホン「CT5」...
- ソニーからワイヤレスイヤホン「WI-C600N」が1月26日より販売開始されます。ノイズキャンセリング機能を搭載しているので、騒音の多い場所でも快適に音楽を楽しむことができます。 ソニー ノイズキャンセリングワイヤレスイ...
- Klipschよりワイヤレスイヤホン「T5 TRUE WIRELESS」が発表されました。世界で初めてaptX HDコーデックに対応したワイヤレスイヤホンとなっており、最高質のサウンドを楽しむことができます。 Klips...
- AVIOTより左右分離型ワイヤレスイヤホン「TE-D01b」が発売されました。安定した接続とプロによるチューニング技術により、高音質サウンドが音切れなく楽しむことができます。 AVIOT 左右分離型ワイヤレスイヤホン「T...
スポーツイヤホンのメリット
音楽や通話で、ジョギングなどの単調さを解消し、モチベーションを維持するにはスポーツイヤホンが欠かせない。
スポーツイヤホンは以下の様な点で通常イヤホンより優れている。
- 汗で故障、劣化しにくい
- 軽量なため、落下しにくく位置もずれにくい
- コードの揺れがなくなり、集中できる
- 適度に環境音が聞こえて安全性が高い
- トレッキングやマリンスポーツなど特殊環境に耐えるモデルもある
おすすめしたい人気のスポーツイヤホン
SoundPEATS(サウンドピーツ) Q12
<文句なしのベストバイ>
スポーツ向けオーディオプロダクトを得意とするSoundPEATSのベストセラーモデル。非常に人気の高いイヤホンだ。
ユーザー目線が光る
- イヤーピースだけでなくイヤーフックまで3種類用意
- キャリーケース、クリップが付属
- マグネットでイヤホンがバラけない
- コントローラのボタンが押しやすい
納得の機能性
- 重量は、わずか15g
- 再生時間は余裕の6時間
- apt-Xコーディングに対応し高音質
- 通話ノイズキャンセリング
音質面は中域を強調した、クセのない聴きやすいチューニング。遮音性が高いので、周辺音を聴きたい場合はイヤーピースを変えて使ってみよう。
【購入品】短時間使用ならこれでOK!高デザインのQCY
筆者が普段使用しているのがこちら。高音質なapt-Xコーデック対応とペアリング機器を2台まで登録できる点に惹かれて購入。
スポーツイヤホンとしてランニングやウォーキング中に使える防水仕様で、Bluetooth搭載でワイヤレス通話も可能。ノイズもなく快適に使用できている。
通話音質のクリアさを求めるなら後述の高価格帯機種を参考にしていただきたいが、再生機器切替や着信応答などもボタンひとつでできるので、価格と機能性を重視する方におすすめ。
PLANTRONICS 最新型BackBeat Fit
<長距離ランナーにベスト>
BackBeatシリーズの内、圧倒的支持を得ているスポーツ向けモデルFitの改良新型モデル。
防水性能も向上し、頭から水を被っても余裕だ。
安全安心設計
- 防水規格IP57に対応し、水洗いまで可能
- オープンイヤー型採用で周辺音が聞こえる
- ヘッドバンドは反射材仕上げ
ランナーのための機能・デザイン
- 柔軟性のある軽量ネックバンドで、ぴったりホールド
- ケーブルがないので、タッチノイズはゼロ
- 高性能バッテリーで、15分充電で音楽再生1時間
Jaybird Freedom Wireless
<最小クラスのワイヤレス>
13.8gのコンパクト設計が特徴。
オーバーイヤー、アンダーイヤー両対応のユニバーサル設計。
全メタル製ハウジングとAACコーデック対応で、高音質を求めるiPhoneユーザーにおすすめ。
ブランド別おすすめスポーツイヤホン
JBL REFLECT MINI
<ブランドイヤホンで一番売れ筋>
8時間再生のロングバッテリーなのに、約14gという圧倒的な軽さがポイント。
ケーブルは反射材を採用し安全性を考慮。機能性も抜群だ。
スポーツシーンでJBLの高音質を求めるならベストバイ。
BOSE(ボーズ) SoundSport
<低音のビートを感じたい方に>
疲労を感じない抜群のフィット感。
防滴仕様なので汗をかきやすい屋内のトレーニングにも最適。
ダンスなど激しい運動にベストマッチ。
Beats Powerbeats2 Wireless
<最もトレンディなブランドの1つ>
Beatsファンなら見逃せないスポーツイヤホン。
デュアルドライバで同ブランドらしいパワフルさ引き出している。
デザイン性を求める方におすすめだ。
PHILIPS TX2BTBK
<パワフルさで選ぶならこれ>
13.5mmの大口径ドライバー採用で、音圧感度108dBを実現。
防水規格の準拠表記はないため、激しい汗や水しぶきを伴う利用は注意されたい。
audio-technica (オーディオテクニカ)SONICSPORT
<歌ものなどを中心に聴くなら>
オーテクらしいはっきりとした中高域が特徴。
周辺の音が聴こえるように工夫されたイヤピースが付属している。
再生時間が4時間なので、ジムやジョギング向き。
JVCケンウッド ETR80BT
<軽量ボディ×重低音>
JVCらしい豊かな低音と、15gの軽量ボディが特徴。
音質も高音の伸びが良く、全体的にバランスの取れている。
先に紹介したJBLより尖った音が欲しいならこちら。
YAMAHA(ヤマハ) EPH-WS01
<安心のYAMAHA音質>
イヤホン部ではなくクリップに無線機能を搭載したモデル。
スポーツ時でも聴き取りやすいクリアなサウンドに専用チューニングされている。
広い再生周波数帯域と、apt-Xコーデック対応で、音質へのニーズに応えてくれる。
Panasonic(パナソニック) RP-BTS30
<咄嗟の充電でも大丈夫>
たったの15分充電で約70分の再生というクイック充電仕様が嬉しい。
イヤーフックによる固定と、調整可能なバンドで、フィット感も抜群。
ELECOM (エレコム)LBT-HPC11WP
<屈指の軽さと安さ>
12gという脅威の軽量ボディ。
オープンタイプのイヤーピースで環境音も聴き取りやすい。
音質よりも、軽さとコスパを重視するならおすすめ。
maxcell MXH-BTS500
<リーズナブルに機能性を>
この価格帯で「軽さ、省電力、防水、通話機能」をカバーする数少ないイヤホン。
音質やバッテリーより機能にコスパを感じる方におすすめ。
MONSTER iSport
<装着感×重低音>
モンスターケーブルやBeatsの開発で有名なMONSTER社の高性能イヤホン。
イヤーフック採用で外れにくくフィット感が良い。
耳掛けフックではないので、サングラスなどの装着も可能。
機能から選ぶおすすめスポーツイヤホン
SONY (ソニー)NW-WS413
<スイミングでも使える>
SONYの音楽プレーヤーのwalkman(ウォークマン)とヘッドホンが一体型となったモデル。
IPX58準拠により水深2mまでの防水性能をもち、塩水にも耐える設計となっている。
スイミングを始め、海や砂浜、入浴での使用ができる頼もしい製品だ。
また外音取り込み機能も搭載しており、ランナーにも安心の機能性。
KSCAT 骨伝導ヘッドホン
<最も安全でストレスフリー>
音質の良いIPX6準拠の防水骨伝導ヘッドホンだ。構造上タッチノイズも発生せずストレスがない。耳を塞がないため、スポーツサイクルでも使用できる(※ヘルメット形状に注意)
Apple AirPods
iPhoneを始めとするApple製デバイスをお持ちの方におすすめなのがこちら。
ダブルタップで瞬時にSiriへアクセスできたり、イヤーピースの収納ケースにはバッテリーが搭載してある便利な機能が満載。
ケースの端子はLightningで、お持ちのiPhoneでBluetooth接続をオンにすると、AirPodsがすぐ見つかる。
1回の充電で連続再生5時間。複数回充電できる充電ケースを使用すれば24時間以上の連続再生が可能。
スポーツ向けイヤホンの選び方
ワイヤレスかどうか
スポーツシーンにおいて、有線のイヤホンには次のデメリットがある。
- ケーブルが揺れて集中を妨げる
- ケーブルに引っ張られイヤホンがズレ落ちる
- ケーブルが身体に当たりタッチノイズが発生する
- クリップでのケーブル固定は断線を招く
- ウェアの中でのケーブル固定は不衛生
これらを解消するために、基本的にスポーツ用にはワイヤレスイヤホンを選ぼう。
一体型という選択
水泳など音楽プレーヤーを携帯できない場合は、プレーヤーとイヤホンが一体となったタイプを選ぼう。
重量は軽いか
スポーツ向けイヤホンは軽量であればあるほど、ズレも少なくストレスがない。
細かく注目するなら、マイクやリモコンの搭載箇所から、左右の重量バランスまでチェックしよう。
遮音性は高い方がいい?
屋外ランなどでイヤホンを使うと、車や歩行者の接近に気づきにくく大変危険。
耳栓になってしまうカナル型は避け、遮音性の低いオープンイヤー型を選ぼう。
ジムやダンスなど屋内利用では、遮音性の高いカナル型の方が集中しやすいだろう。
防水仕様か
スポーツシーンでは汗や雨、汚れがつきもので、防塵防水仕様は必須条件となる。
「IP」コードから防水性能を確認して、最適なものを選ぼう。
保護等級 | 内容 |
---|---|
IPX0 | 特に保護がされていない |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形) |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形) |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形) |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
スポーツ向きの形状か
ずれない形状
次の様な機構が採用されていると嬉しい。
- ネックバンド式(後頭部側にケーブルを配置)
- イヤーフック式(耳孔で固定箇所を増やす)
- イヤーハンガー式(耳の上に掛ける)
メガネやサングラスを着用する方はハンガー式は避けよう(輪ゴムで固定する人もいるが)
またケーブルが垂れる形状のイヤホンでは、ケーブルを耳の後ろに引っ掛けるSHURE(シュア)掛けをすると外れにくい。
ノイズが入らないか
主なノイズは次の2つ。
- ケーブルが跳ねて生じるタッチノイズ
- ケーブルが風を受けて生じる風切り音
主にカナル型で目立つので、気になる方はオープンイヤー型を選ぼう。
さらにケーブルの弛みがないネックバンド式を選ぶとベター。
SHURE掛けをすることでも多少緩和できる。
骨伝導タイプもあり
骨伝導ヘッドホンであれば、耳を塞ぐことがないため、環境音を聴きながら音楽も聴くことができる。
また骨伝導ヘッドホンの場合は自転車での利用も法律に違反しない。
音質はいいか
Bluetoothの音質
イヤホンへBluetoothでデータを転送する際、データの圧縮が行われている。
その圧縮方式(コーデック)によって音質は違ってくる。
コーデック | 内容 |
---|---|
AAC | Apple社の高音質圧縮方式。Apple以外でも対応機器は多い |
apt-X | CD音源に近い音質での転送が可能なコーデック。英CSR社開発 |
apt-X HD | apt-Xのハイレゾ対応版、英CSRが新開発 |
LDAC | ハイレゾ音源対応。ソニー開発の、ほぼソニー機器同士限定の規格 |
SBC | Bluetoothの標準規格。圧縮率が高く音質は悪い |
▲ Bluetooth対応コーデック一覧
なおイヤホン側で高音質コーデックに対応していても、音楽プレーヤーが非対応なら使用できないので、双方のスペックを比較確認しよう。
通話音質
トレーニング中に通話をしたい方は、マイク付きイヤホンを選ぶ上で、次の点に注目してほしい。
- エコーキャンセル機能搭載の表記がある
- CVC6.0準拠の表記がある
CVC6.0(ClearVoiceCapture6.0)とはCSR社のエコーキャンセル機能の規格のこと。
自分の発した声が、相手方のマイクで拾われ、自分のスピーカーに返ってきて反響する現象を「音響エコー」と呼ぶ。
エコーキャンセル機能はこれを防ぎ、通話品質を向上させる機能のことだ。
オプション・機能性は十分か
リモコン操作機能
音量や通話を制御したい場合に必要となる。
これらはiPhone 、Androidなどのスマホ、そしてiPodやwalkman(ウォークマン)といった音楽プレーヤーのどの機種に対応しているのか、しっかり確認しよう。
イヤーチップ
カナル型イヤホンの場合は、自分のサイズに合いそうな交換用のイヤーチップ(イヤーピース)が含まれているか注目しよう。
長時間のイヤーチップ使用が使えれる方は低反発イヤーチップを別途入手するのもおすすめ。
充電・連続再生時間
自身の利用時間に合わせて最適なものを選ばれたい。
使用前に充電するのが面倒な方は、待機時間の長さにも注目しておこう。
その他の機能
心拍計やGPSを内蔵したハイスペックなイヤホンも主要メーカーから販売されている。
アクセサリーを減らせるのはメリットだ。
最後に
いかがだろうか。
スポーツ向けイヤホンは様々なモデルが展開されているため、どれを選んでよいか迷いがちだが、ぜひ自身の目的を明確にし、本記事で取り上げた選定基準を参考に最適な一品を見つけていただきたい。
また、スポーツ向けイヤホンの耐久度が気に入った方は、通学通勤など普段使いに利用するのも良いだろう。
お気に入りのイヤホンとともに、どんなときも音楽を楽しもう。