タープには、ヘキサタープ・スクリーンタープ・ワンタッチタープ・自立式タープ・スクエアタープなど様々な種類があります。どれを選べば良いか迷っている方向けに、用途別のおすすめタープをご紹介します!
タープの3つの種類
タープは、ヘキサタープ・スクリーンタープ・自立式タープの3つに大分される。自立式タープには、スクエアタープも含まれる。下記が比較表だ。
比較点 | ヘキサ | スクリーン | 自立式 |
---|---|---|---|
設営 | 難しい | 簡単 | 簡単 |
収納性 | ◎ | △ | △ |
虫除け | ✕ | ◎ | ✕ |
日除け | ◯ | ◎ | ◯ |
風耐性 | ◯ | ◯ | △ |
ヘキサタープ
ヘキサタープは、6本のロープと2本のポールで、六角形の布を好きな形に張ることができるタープ。
テントの張り方を柔軟に変えられたり、コンパクトに収納できるのがメリットだが、張るのに少し慣れが必要。
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スクリーンタープ
スクリーンタープは、テントに近い居住性を持った、サイドを布で覆うことのできるタープ。
キャノピーという屋根があるスペースを増設できたり、四面を覆ってフルクローズにできたりするタイプも。日光や虫の侵入を遮断できるのがメリット。
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自立式タープ(スクエアタープ)
自立式タープは、スクエアタープ・レクタタープとも呼ばれ、メイン&サブポールを地面に直線的に固定するタイプ。
他のタープと比較して、風に弱いが、ちょっとした場所にでも立てやすいシンプルな構造と、サイズに対して大人数でも使用しやすいのがメリット。
ワンタッチタープ
スクリーンタープと自立式タープには、数秒~数分で初心者でも簡単に設営ができる、ワンタッチタイプが存在する。気になる方は、下記記事を御覧いただきたい。
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種類・用途別おすすめタープ
大人数におすすめ!ヘキサタープ
ヘキサタープは、
- 大人数での使用
- テントや車に併設しての使用
- 広い場所での使用
- 歩いてタープを持ち運ぶ場合
におすすめ。ピクニックやハイキング、BBQにぴったりだろう。
キャンパーズコレクション テント UVヘキサゴンタープ RXG-2UV(BE)
▼6~7人OK!▼
6人程度のアウトドアにおすすめの、おしゃれなヘキサタープ。ランタンを掛ける部分があったり、生地にUV加工がされていたりと、使い勝手も良い。
North Eagle(ノースイーグル) タープ イーグルヘキサゴンタープII NE167
▼6~7人OK!▼
7人程度まで使用でき、評価が高く、おしゃれなデザインということで人気。大きさ、価格、見た目共に価格以上のコスパがある。
コールマン(Coleman)タープ XPヘキサタープ/MDX
▼8~9人OK!▼
大人数使用でおすすめの、コールマン定番タープ。クロスポールを広げるだけで高さ調節ができる手軽さと、何年も使用できる耐久性が人気。
付属品だけで小川張りができたり、片面開放ができたりと柔軟。
設営簡単!自立式ワンタッチタープ
自立式ワンタッチタープは、
- 設営を簡単に済ませたい人
- 開放感を楽しみたい人
- 柔軟な気候に対応したい人
におすすめだ。設営がとにかく楽なので初心者にもおすすめだ。
FIELDOOR ワンタッチタープテント スチールフレーム サイドシート1枚付属
▼サイドシートが便利▼
自立式ワンタッチタープテントに、しっかり日除け・風よけができるサイドシートが付属した売れ筋。組み立ても簡単なので、プールや運動会などのイベントにもおすすめ。
ワンタッチタープ 2.5m タープテント フラップ付き QC-TP250 クイックキャンプ
▼60秒で設営出来る!▼
サイドシートとして、取り外し可能なサイドシートが搭載された人気機種。60秒という高速設営が可能。フルラップには、UFカット・防水加工・遮熱シルバーコーティングがされている。
クイックキャンプ ワンタッチ スクリーンタープ 3m フルクローズ アウトドア ワンタッチタープ タープテント QC-ST300 ALST-300
▼フルクローズOK▼
こちらも90秒という高速設営ができる人気機種。4面フルメッシュ・フルクローズできるので、着替えや虫よけに便利。また、UV加工・防水加工もされている。
虫や日差しを遮断!スクリーンタープ
スクリーンタープは、
- 虫がいる山や森や川での使用
- 日差しが強い場所での使用
- フェスや海で着替える場合
- 寒い場所での使用
におすすめだ。テントに近い快適な空間が作れる。
キャンパーズコレクション テント スクリーンハウス300 PSH-300(BE)
▼日よけ・虫除け対策に▼
UVコーティングが施されたメッシュ生地で、四面を覆えるフルクローズタイプのスクリーンタープ。”日よけ・虫除け”対策をしたい人におすすめ。
キャプテンスタッグ レニアス スクリーンメッシュタープセット
▼広々快適空間▼
310×330というかなり広めの作りで、中でテーブルと椅子を広げて食事ができる。メッシュを巻き上げれれば、スクエアタープとしても使用可能。
生地はPU加工されており防水性能が高いナイロン190Tを採用。雨が降った歳には、雨水を逃がせるフラップも搭載しているので安心。
コールマン タープ スクリーンキャノピージョイントタープ3 2000027986
▼安心の定番ブランド▼
コールマンの定番スクリーンタープ。耐水圧1200の本格防水できる大型メッシュパネルを採用しており、急な雨でも安心。また、テントとの連結が簡単にできるジョイントフラップも付属。
タープに関するよくある質問
テントとタープで迷っているのですが…
テントは、一般的にタープよりも快適な居住性が特徴。そのため、長時間使用する場合や、テント泊する場合や、雨天時など天候が不安定な場合にメリットを大きく発揮する。
特にヘキサタープを選びたい人は、開放的で柔軟な使用用途ができるのをメリットに感じていることだろう。テントの中でも、4~5人用のファミリーテントでは、タープとテントを切替られるものもあるので、見ておいて損はないだろう。
また、ツールームテントは、テントとタープがドッキングしたようなテントなのだが、タープとテントを両方持ち運ぶよりもコンパクトに収納ができるので、テントの要素も含めたい人にはおすすめだ。
タープのサイズはどう選べば良い?
4面が開放された、一般的なタープの目安使用人数は下記だ。スクリーンタープの場合は四面が覆われているので、より少ない人数でしか使用できないと考えよう。
サイズ | 使用人数 |
---|---|
200✕200cm | 3~4人用 |
250✕250cm | 4~5人用 |
300✕300cm | 5~6人用 |
ポールの素材はアルミ・スチールで何が違う?
ワンタッチタープでは特に、アルミとスチールの2種類のポールが使用されたテントが流通している。
アルミは軽くて錆びにくいが耐久性が低く高価格帯、スチールは比較的低価格帯で剛性があるが、重くて錆びやすいという特徴がある。
徒歩で持ち運びが多い場合は、より軽量なタープがおすすめ。しかし、軽量であるほど風に飛ばされやすいので、ペグを長くしたり本数を増やしたり、三角打ち・クロス打ちするなどして安定性を上げよう。
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タープの張り方は?
設営に必要なもの
タープを張るには、付属のポール・ペグ・ペグハンマー・自在ロープが必要。
ポール以外は、若干剛性に疑問があるものが多いので、付属のもの以外にホームセンターなどで揃えるのをおすすめする。ハンマーは特にぺぐだうん時に使い物にならないものが多い。
タープを設営する場所
タープを張る場所は、太陽と風の向きを考慮して選ぶと、快適に過ごせる。
例えば風上を頂点にして張ると、風をタープ内が通り抜けていき快適。また、太陽は東→西に移動するので、日差しを受けないよう東西には張らないなど、色々工夫ができる。
実際に張る手順
まず、角となる部分と直線状にペグダウンし、次にメインポール、対角線上のポールという手順で立ち上げていく。
ポールの片方を高くして開放感を増したり、ロースタイルにして影を増やしたり、片側を直角張りして人の目を遮断したり、というアレンジも可能。
おすすめのタープブランド
中~高価格帯の定番ブランドは、耐久性も高く、オプションパーツも多いのでおすすめ。まず1つ手に入れるなら、定番ブランドをおすすめしたい。
snow peak(スノーピーク)
スノーピークは新潟発の日本製メーカーとして、安心の高い品質を提供するアウトドアブランド。比較的高価格帯の商品展開だが、近年若者や本格アウトドアを楽しむ中高年層にも人気を博している。
LOGOS(ロゴス)
ロゴスも、馴染み深い日本メーカーの1つだろう。日本メーカーの中でも比較的安価で、性能も良いので、長年使うファンも多い。メイプルリーフのロゴは、キャンプ場でもよく見かけるブランドの1つだ。
Montbell(モンベル)
モンベルも日本発の老舗ブランド。使いやすさと、縫製や素材選びの細かさから耐久性が高いことで人気。長く愛用したい人におすすめ。
Coleman(コールマン)
100年以上の歴史を持つアウトドアブランドコールマン。緑とベージュのカラーは、キャンプ場で一番見かける配色なのではないだろうか。しっかりとした品質であるのに、初心者でも手を出しやすい価格帯が人気。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
キャプテンスタッグは、設立40年ほどの低~中価格帯のアウトドアブランド。なんといっても品質に対してのコストパフォーマンスが魅力。タープ以外にも、アウトドア用品を数多く取り扱っている。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガ)
ドッペルギャンガーは、若者に人気の比較的低価格帯を抑えるブランド。ビビットなカラーやデザインが人気。ロードバイクなどの自転車でも有名。
キャンパルジャパン(小川キャンパル)
タープの張り方”小川張り”の生みの親である小川キャンパル。コールマン同様100年以上の歴史をもつ老舗ブランド。比較的高価格帯ではあるが、その耐久性高い製品で長年の愛用者も多い。オートキャンプ時に便利な、カーサイドタープが看板製品。
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まとめ
いかがだっただろうか。
タープはテントと違って、開放感があるのが特徴的。張り方を覚えれば自由自在に形を作れるので、柔軟な使い方ができる。あなたもタープデビューしてみてはいかがだろうか。