今回は、目的別のおすすめUSBメモリ特集です。速度・耐久性・容量など、人によって購入するUSBメモリの目的はさまざまです。また、製品によって機能性が異なってくるので、そういった面でも自分が求めるUSBメモリを購入するために、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
目次
おすすめUSBメモリ|速度で選ぶ
速度重視のUSBメモリの選び方
速度重視で選ぶ場合、最新規格であるUSB3.1に対応している機種を選ぶと良い。また、口コミ等で実際に書き込み速度がどれほど出ているかを見てみるのも良いだろう。
高速転送が可能|Silicon Power Blaze B02 SP032GBUF3B02V1K
USB3.1対応で高速転送が可能となっているUSBメモリ。USB2.0と比較すると約10倍もの転送速度を持っているため、ストレスを感じることなく使用できる。見た目もおしゃれな製品なので、デザインにこだわる方にもおすすめだ。また、持ち運びに便利なストラップホール付きとなっている。
スライド式で使いやすい|Silicon Power Blaze B21 SP256GBUF3B21V1K
スライド式で使いやすいUSB3.1対応のUSBメモり。高速でデータ転送ができるのはもちろん、片手でサッと使えるといった高い利便性が人気の製品だ。見た目はスポーツカーをモチーフにしたクールなデザインとなっているため、機能性と同時にデザイン性にもこだわっている方にはおすすめだ。
セキュリティ機能付き|ELECOM USBメモリ 64GB USB3.1(Gen1) MF-KCU3A64GBK
セキュリティ機能付きでデータを安全に保存できるUSBメモリ。「データ暗号化機能付き」となっている製品なので、万が一USBメモリを紛失してしまっても、第三者にデータを奪われる心配がないのは嬉しい。また、USB3.1搭載の製品なので、データ転送速度も高速で行うことが可能だ。
おすすめUSBメモリ|寿命/耐久性で選ぶ
耐久性重視のUSBメモリの選び方
耐久性や寿命の長さを重視して選ぶ場合、以下の方法がある。
- MLCやSLCを採用しているUSBを選ぶ
- 多めの容量のUSBを購入し半分以下に抑えて使用する
保存容量を抑えることで寿命も伸ばす手もあるがこの章では最初の方法についてご紹介したい。
TLC/MLC/SLCとは
USBメモリは、「TLC<MLC<SLC」という順番で、書き換え回数が多く、その分耐久性が高まり寿命が伸びていく。一般的なUSBメモリはTLCが採用されているので、寿命を伸ばしたい場合はMLCを選べば良い。
SLCは書き換え回数の上限が9~10万回程度と多く、寿命もその分長いが、産業用として販売されているものが多く価格も高いので割愛する。
耐衝撃に強い|Transcend USBメモリ MLC採用 TS16GJF720S
耐衝撃に強く防滴・防塵効果も持っているUSBメモリ。耐久性に優れているため、長く使用したいという方にはおすすめの製品だ。また、TLC採用で比較的安価で購入できるというのも魅力の1つ。コンパクトサイズでパソコンに接続した状態でも邪魔にならず、使い勝手の良い製品だ。
キャプをなくす心配がない|Transcend USBメモリ 32GB TS32GJF790KAE
スライド式でキャップをなくす心配がないUSBメモリ。こちらの製品はTLCを採用しているだけでなく、USB3.1が搭載されている。そのため、転送速度も速く快適に使用できるおすすめの製品だ。
おすすめUSBメモリ|セキュリティで選ぶ
セキュリティ重視のUSBメモリの選び方
USBメモリは手軽にデータを保存でき小型な分、紛失のリスクがある。紛失した場合に備えてセキュリティロックがついた製品がおすすめ。セキュリティには下記種類がある。
- ファイルの暗号化
- ウイルスチェック機能
- 指定パソコンのみ接続可能
- パスワード認証
- 指紋認証
- データのコピー制限
- セキュリティソフト付き
取り扱うデータに合わせて、セキュリティ強度を選ぼう。
セキュリティ重視ならコレ|ELECOM USBメモリ USB3.0 MF-TRU308GBK
ウイルス対策ソフトが搭載されているUSBメモリ。大切なデータを安全に守ることができるので、セキュリティ重視で製品を選ぶ方におすすめだ。また、パスワード認証機能も搭載されているので、重要なデータを取り扱うビジネスシーンでの使用にもピッタリの製品といえるだろう。
小型PCにも使いやすい|SONY USBメモリ USB3.1 32GB USM32W3B
コンパクトでスリムな形状となっていて、小型PCでも使いやすいUSBメモリ。無料のファイル暗号化ソフトをダウンロードが可能となっていて、大切なデータをしっかりと守ることができるおすすめの製品となっている。さらに、USB3.1採用なので、スピーディなデータ転送が可能だ。
小型で持ち運びに便利|PQI My Lockey DUFPSL
小型で持ち運びに便利なUSBメモリ。パソコンに付けたままでも邪魔にならず、オフィス内の移動が楽にできる。セキュリティ機能としては、「指紋認証機能」が搭載されている。最大10件まで登録できるので、プライベートで使用する場合は家族と共有して利用できる。
おすすめUSBメモリ|16GB
おしゃれなデザインが人気|BUFFALO ノックスライドUSBメモリ RUF3-KSW16G
ネイルボトルのようなおしゃれなデザインが人気となっている16GBのUSBメモリ。カラバリも豊富で男女問わず使用できるデザインですし、ノック式でとても使いやすい仕様となっている、保存容量は少なめなので、少量のデータを保存する、または持ち運ぶ際にはおすすめだ。
また、こちらの製品はUSB3.1、3.0、2.0の機種に対応していて、WindowsやMacといったOSにも対応している。誰でも使いやすいUSBメモリなので、16GBの製品を探している方にピッタリの製品だ。
おすすめUSBメモリ|32GB
亜鉛合金で耐衝撃に強い|Silicon Power Jewel J80 SP032GBUF3J80V1TJA
亜鉛合金のボディで耐衝撃に強い32GBのUSBメモリ。シンプルで特徴的なデザインが魅力的な製品となっていて、金属なのに指紋がつきにくい仕様となっている。機能性としては、USB3.0搭載となっていて、データ転送を高速で行うことが可能となっている。
また、防水・防塵機能も付いているので、優れた耐久性によって大切なデータをしっかりと守ることができるのは嬉しいポイントだ。デザイン性や耐久性にこだわりを持っている方は、こちらの商品をぜひ試していただきたい。
おすすめUSBメモリ|64GB
iPhoneユーザーにおすすめ|Transcend JetDrive Go 300 TS64GJDG300S
USB端子とLightning端子の両方が採用された64GBのUSBメモリ。iPhoneに直接接続することが可能で、写真や動画などをパソコンを使わずに保存することができる。端末の容量を圧迫することなく、思い出の詰まったデータを保存できるのは嬉しい。
また、USB3.1対応の製品なので、一般的に使用されているパソコンで使用できる。iPhoneから保存したデータをパソコンに移行させることもできるので、利便性が高くiPhoneユーザーなら1つは持っておきたい製品といえるだろう。
USBメモリの選び方
容量
今や32GBのUSBでも1000円以下で買える時代。数GBの違いでも大した金額差がないので、汎用性を高めるため、予算に合わせてできるだけ容量の大きいUSBを選ぶのも手だろう。
感覚的な話だが、用途と容量の目安をまとめた。
- 仕事や学校でのちょっとしたデータのやりとり→32GB
- 一眼レフのRAWデータや音楽データの保存→128GB~
- 4K動画やハイレゾ音源の保存→256GB~
- スマホやPCのデータ移行→128GB~256GB
128GB~2TBの大容量USBは下記記事でも紹介している。
- 今回は、大容量USBメモリと便利な使い道についてご紹介していきます。おすすめする製品は128GB~1TBまでのものをまとめてみたので、ぜひ参考にして目的に合った製品を試してみてください。 目次1 大容量USBメモリの便利...
メディアファイルとサイズの目安
ファイル | サイズ |
---|---|
写真1枚 | 約1.5MB |
写真100枚 | 約150MB |
動画1分 (30fps) |
約130MB |
動画1分 (60fps) |
約180MB |
動画1分 (スロー) |
約280MB |
転送速度/規格
USBの規格は現行機種で以下3タイプが主流となっている。2.0は480Mbpsで、3.0は5Gbps転送に対応しているため、USB2.0とUSB3.0で速度は10倍以上違う。そのため、USB Type-A側はUSB3.0以上に対応していると良い。
規格 | 最大転送速度 |
---|---|
USB2.0 | 60MB/s |
USB3.0 | 625MB/s |
USB3.1 | 1.25GB/s |
USBのタイプ
スライド式/ノック式
スライド式は本体のレバーをスライドすることで、ノック式はノックボタンを押すことで端子が出てくる方式。キャップの紛失防止になるメリットがある。
キャップ式
キャップを取り外すことで端子が出てくるタイプ。キャップの紛失に注意が必要だが安価な製品が多い。
回転式
本体の一部を回転させると端子が出てくるタイプ。端子にゴミが入りにくく、キャップの紛失防止にもなる。
超小型タイプ
指先ほどの大きさの超小型タイプも人気。PCに挿しっぱなしにしても邪魔にならず、持ち運びにも便利。
耐久性(内蔵メモリーの規格)
USBメモリの耐久性は、内蔵メモリーの規格である「SLC」「MLC」「TLC」によって異なる。価格はメーカーによって異なるが、記録方式によって高い・安いなどが決まっているようだ。他にも、それぞれで書き込み回数や転送速度などにも違いがある。
そのため、それぞれの違いを事前に知っておくことで、目的に合ったUSBメモリを購入できるだろう。以下の表では、それぞれの違いを簡単紹介しているので、USBメモリの購入を検討している方は、参考にしてみると良いだろう。
種類 | 価格 | 耐久性 | 書き込み回数 | 転送速度 |
---|---|---|---|---|
SLC | 3種類の中で最も高額 | 高い耐久性を持っている | 約10万回 | 3種類の中で最も高速 |
MLC | 手頃な価格で家庭用に人気 | SLCに比べて耐久性は低め | 約1万回 | 一般的な速度 |
TLC | 3種類の中で最も安価 | SLC、MLCに比べて耐久性が低い | 約1,000回 | 3種類の中で最も低速 |
対応OS(Lightning/microUSB)
従来の製品はUSB端子のみとなるものが主流となっていたが、最近ではさまざまなOSに対応した製品が販売されている。片側はUSB端子となっていてパソコンへの接続が可能となっていて、もう片方の端子はiPhoneへの接続が可能な「Lightning端子」が搭載されているものがある。
他にも、Android端末に使用できる「microUSB端子」が搭載されている製品も販売されている。このように、USB端子とその他OSに対応した端子を搭載したモデルが近年増加しているため、パソコンを持っていない方でも利用可能となっている。
スマートフォンの容量を圧迫する写真や動画を保存したい方でも、このようなモデルの製品を使用することで、容量を気にすることなく大切なデータを保存することが可能となっている。
- iPhoneやiPadでいざという時に容量不足で写真が撮れなかったという経験はありませんか?そんなときデータのバックアップも兼ねてUSBメモリへ保存ができると便利です。今回はおすすめのiPad/iPhone用USBメモリ...
USBメモリのよくある質問
ファイルフォーマットとは?
「ファイルフォーマット」というのは、ファイル(書類)とフォーマット(書式・形式)を組み合わせた言葉で、データを記憶装置へどのように保存するのかというルールのこと。
USBメモリを初期化すると、「NTFS」「exFAT」といったフォーマットの選択を行う必要がある。また、それぞれでWindowsやMacなど使用するOSによって正しく選択する必要があるが、OSを問わずに利用できるフォーマットも存在している。ちなみに、1つのフォーマットに対して保存できるデータの容量は、4GBが上限となっている。
安いUSBメモリは危険?
メーカーやモデルなどによっては製品価格が高いものがあるため、安価で購入できる製品を選ぶ方は多いだろう。しかし、大切なデータをしっかりと守るのであれば、価格重視で選ぶのは危険だ。
同じ安価で購入できるケースとして、メーカーがセール品として安く販売している商品であれば安全だ。一方、メーカーが販売している製品ではなく格安で購入できる製品の場合、メーカー保証がなく、さらには故障した場合は修理・交換の対象外になるため注意が必要となる。
そのため、大切なデータや仕事に必要となる重要なデータの保存の使用する場合は、安い製品に飛びつくのではなく、販売元をよく確認して保証や修理に対応している製品を選ぶことがおすすめだ。