骨伝導ヘッドホンを使ってみたいが、通常のヘットホンと比べて音質はどうなのか、音漏れはするのかなど気になる部分が多いだろう。そんな方に向けて、今回は実際の声と、おすすめ製品(Bluetooth含む)も併せてご紹介する。
目次
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骨伝導ヘッドホンの「音質」と「音漏れ」について
骨伝導ヘッドホンを購入したい人の中には、どの程度の音質なのか、音漏れはするのか気になる人も多いだろう。まずは、この2点について解説する。
骨伝導ヘッドホンに、高音質は求めないで
製品によって音質の良し悪しはあるが、基本的に骨伝導ヘッドホンに”有線同様の超高音質”は求めない方が良い。
また、低音が聞き取りにくい場合が多く、気になる方は製品のイコライザー設定等で調整しよう。
また、骨伝導ヘッドホンの性質上、音がこもった印象になる。これは、マイナスともとれるが、こういった音質が好みのかたもいるだろう。
骨伝導ヘッドホンの特徴まとめ
- 低音が聞き取りにくい傾向
- こもった感じになりがち
骨伝導ヘッドホンの音漏れは、許容範囲
音漏れに関しては、許容範囲と考えて良いだろう。
通常のイヤホンと比べれば多少音が大きいかな?という印象だが、極度に音を大きくしすぎない限り、気にすることはないだろう。
また、骨伝導の特性として、漏れた音は、外からでは聞き取れないノイズとして、外に放出される。この点からも、音漏れは許容範囲だろう。
【補足】骨伝導ヘッドホンの盲点、「メガネ」に注意
補足となるが、骨伝導ヘッドホンとメガネを併用する場合は注意。
メガネに骨伝導ヘッドホンが触れると、メガネにも振動が伝わり、音が聞こえにくくなる。適切な装着位置が見つかれば解決できるので慣れが必要。
自由研究社厳選!おすすめ骨伝導ヘッドホン
音質&品質重視の方へおすすめの骨伝導ヘッドホン
AfterShokz TREKZ TITANIUM Slate
▼ベストバイ製品▼
- 他製品と比較し音質に圧倒的な高評価
- 側圧が強すぎず装着感が良い
- 37gと圧倒的な軽さ
後述するAfterShokzの上位モデルがこの製品だ。骨伝導ヘッドホンの中でも高価な価格帯で、製品の評判も高い。
その分、骨伝導ヘッドホンの最大の弱点である音質が、十分に音楽を楽しめる程のものとなっている。
また、実測で37gと他製品と比べて、圧倒的に軽いのも嬉しい。運動等で、長時間付けていても苦にならないほどの軽さを実現している。
装着時の圧もそれほど強くないので、頭を締め付けることなく楽しめる。
音質&価格重視の方におすすめの骨伝導ヘッドホン
marsboy 骨伝導 ヘッドホン
▼1万円以下のベストバイ▼
- 音質への評価が高い
- 装着感では上位機種に劣る
中価格帯のなかでコストパフォマンスが光るのがこの製品。特に音質への評価が高い。
装着感は上位機種には劣るが、内側にあるゴム製のバンドもにより、調整可。大きく頭を動かさないかぎりズレずに、音質にも影響がでない。
一般的な骨伝導ヘッドホンのように低音はあまり出ないが、中高音は良好。ボーカルの声が聞きやすい。Bluetooth接続の安定性に関しても問題なく、ノイズや音の途切れの心配もない。
KSCAT 骨伝導 ヘッドホン Bluetooth 4.1 IPX6 防水
▼本格防水で品質も◎▼
骨伝導ヘッドホンの中で防水に力を入れている機種がこちら。IPX6防水は、「あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない耐水形」を指す。
ランニング時の急な雨や、水場での使用も想定できる。口コミの評価も良好で、品質面でも安心できる。自信を持っておすすめしたい製品だ。
Zhda 折り畳み後掛け式 骨伝導ヘッドホン
▼中低音も聞こえる音質が高評価▼
中価格帯の中ではトップ3に入るほど、音質への評価が高いのがこの製品。出力も高めだ。
低音が聞き取りにくいのが特徴の骨伝導ヘッドホン。しかしZhdaは、音量レベルを下げても中低音が聞き取りやすい。
ウォークマンなどの接続機器の反応速度も速く、総合的な満足度が高い製品だ。
KSCAT 骨伝導ヘッドホン ノイズキャンセリング搭載
▼音質と音漏れ防止機能が光る▼
後頭部から耳に掛けるネックバンド式の骨伝導ヘッドホン。
軽量かつ快適な装着感で、伸縮性があるゴムバンドや弦によって、サイズに調節ができ頬骨弓に密着しやすい。頭を振っても落ちにくい。
またCVC6.0ノイズキャンセリング搭載しており、よりクリアなハンズフリー通話が可能。音漏れ防止にも力をいれており、スポーツに使用だけではなく、日常的にも使用している方が多い。
価格重視の方におすすめの骨伝導ヘッドホン
WOPOW 折りたたみ式骨伝導ヘッドホン
▼デザイン◎折りたためて軽い▼
折りたたみ式骨伝導ヘッドホンなので、持ち運びがコンパクト。また、Bluetooth4.0機能搭載、2台の設備にも同時にベアリングできるというスグレモノ。ノイズキャンセル対策も搭載され、外からのノイズを削減し、よりクリア音質を楽しめる。
また、防汗性・耐性がありスポーツ仕様となっており、ランニング時など動きながらも音楽をお楽しめる。
UZOU 折り畳み式骨伝導ヘッドホン Bluetooth搭載
▼防滴仕様で汗に強い▼
この製品は、あらゆる人が利用し易いように、人体工学に基づいて、折り畳み式を採用している。本体を自由に展開し、あらゆるの頭サイズに対応できることが特徴だ。また、折り畳み式なので持ち運びにも便利だ。
また、運動時にも最適な防滴仕様だ。雨や汗に強く、運動中、汗のことも心配する必要がないのが嬉しい。Bluetoothにも対応している。
連続使用可能時間は8時間と一般的で、本体は280gと軽めにできている。
骨伝導ヘッドホン耳フリーAS400(AfterShokz)
▼まずは試してみたい方へ▼
快適で安定感のある装着感と、アンプ内蔵によるパワフルな音が自慢の骨伝導ヘッドホン。音声信号が15分間ない場合、自動で電源が切れる機能や、防滴・耐水仕様があり、使い勝手もよく考えられている。
また、iPhoneなどのスマートフォン、iPodなどの3.5mmヘッドホンジャック搭載のMP3プレーヤーなど、一般的なオーディオ機器に対応している。
充電は、付属のマイクロUSBケーブルにてパソコンのUSB端子に接続する形式で、充電しながら聞くことができる。
骨伝導ヘッドホンが叶える4つのメリット
「音」で耳が疲れない
通常のイヤホンやヘッドホンと比べ、骨伝導ヘッドホンだと耳が疲れないというメリットがある。鼓膜を震わせることがないため、もちろん難聴などの危険性もなく、音による耳の疲れが軽減される。
「装着」で耳が疲れない
イヤホンやヘッドホンは、直接耳に装着して音を聴くので、耳の形などによって装着時に疲れることが往々にしてある。骨伝導ヘッドホンは、耳の上(こめかみ)にあてるだけなので、装着で疲れるということがない。
自転車でも安全に音楽が聴ける
前述の通り、骨伝導ヘッドホンは耳に装着しない。そのため、自転車でも音楽を聴くことができる。安全面からみても、道路交通法の法律的面からみても、問題ないということだ。長時間のサイクリングなどには最適だろう。
Skypeや英会話と相性抜群
骨伝導ヘッドホンだと、自分の声が聴こえるので、誰かとSkypeなどで会話するときや、英会話レッスンなどを行うときにぴったりだ。
骨で音を聴く。骨伝導ヘッドホンの正体とは
通常は、耳→鼓膜→蝸牛→脳へと音が伝わる
通常皆さんが音楽を聴くときには、耳にヘットホンを装着しているだろう。ヘットホンから流れる音が空気を振動させ、その振動が耳の中に伝わる。そして、 鼓膜を震わせ、やがて耳の奥の蝸牛という渦巻状の部分へと伝わる。 そしてこの渦巻きから、音が情報として脳へと伝わるのだ。
流れで言うと音による振動は、耳→鼓膜→蝸牛→脳へと伝わっていく。
骨伝導は、頭蓋骨→蝸牛→脳へと音が伝わる
一方骨伝導は、耳から入った音を鼓膜を通して脳へと伝えるのではなく、頭蓋骨を震わせることで、脳へと届ける。理屈は分かったが、これでは現実味がわかないだろう。
それでは、一度耳を塞いで声を出してみてほしい。どうだっただろうか。耳を塞いでいないときと同じくらいの音で、自分の声が聞こえたのではないだろうか。これが骨伝導だ。骨伝導は、注意していないだけで、日常的に起きている。
まとめ~骨伝導ヘッドホンは安心安全~
いかがだっただろうか。ここまで紹介してきて、骨伝導自体のの安全性について述べていなかったので、最後に補足したい。
結論から言うと、骨伝導が人体に害を与えることは全ない。 頭蓋骨への振動は日常的に行われており、骨や脳に悪い影響を与えることもない。 電磁波の心配もない。
興味を持たれた方は、是非使ってみて欲しい。