手軽かつ清潔に、溜まったゴミを捨てられる紙パック掃除機。今回は紙パック式掃除機の選び方や、サイクロン方式との違い、マキタ、パナソニック(Panasonic)、日立、三菱、東芝などおすすめ各メーカーの比較をしてみました。
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紙パック式掃除機おすすめ5社を比較
はじめに
紙パック式掃除機の魅力は、何と言っても”衛生的”であるという点だ。
サイクロン式掃除機と迷っている方は、比較点を後述しているので、ご参考いただきたい。
それでは早速、主要5社を比較していきたい。
ランキング1位:超軽量で排気性能も高い、三菱
三菱電機 Be-K(ビケイ) 紙パック式クリーナーTC-FXF7P-T
▼自由研究社的ベストバイ▼
三菱のビケイは、2.4kgという”軽さ”と”排気性能の高さ”が特徴。紙パック式掃除機は排気が臭いやすいが、この製品は気にならない。
脱臭効果の高い備長炭配合の「炭脱臭紙パックMP-9(3層)」が付属。更にモーター周り高性能クリーンフィルターで微細なハウスダストも逃さない。
空気を綺麗に保てて、軽量かつ吸引力も十分なので、ベストバイとした。
ランキング2位:紙パック式スティッククリーナーなら、マキタ
マキタ 充電式ハンディクリーナー CL182FDRFW
▼超人気の売れ筋はコレ▼
一般的なキャニスタータイプの掃除機以外に、紙パック式スティッククリーナーという選択肢もある。マキタは、その中でもコードレスかつ小型で、口コミ評価も良く売れ筋。
純正の紙パックは繰り返し使えるほど丈夫で、ランニングコストが節約できる。
また、バッテリー劣化が少なかったり、メモリ効果がなく継ぎ足し充電が可能だったり、自己放電が少なく長期保存しても満充電に近い仕事量だったりと、基本性能も良い。
付属品:ダストバッグ・抗菌紙パック10枚・ノズル・ストレートパイプサッシ(すきま)用ノズル
吸込み仕事率(W):強30、標準11
連続使用時間(min)[分]:強 約20、標準 約40(充電時間:約22分)
マキタ 充電式クリーナ 10.8V CL102DW
▼フローリングや畳に最適▼
前述の上位機種と比較して、サブ機能は同じで、「価格・吸引力」が半分になったのがこちら。重量も0.5kg軽量化された。
フローリングや畳の掃除がメインのライトユースであれば、こちらでもかまわないだろう。
ランキング3位:小型のキャニスタータイプなら、パナソニック
パナソニック 紙パック式掃除機 MC-PB6A-A
▼軽くてお掃除が楽▼
2016年発売のパナソニックの新製品。キャニスタータイプの紙パック式掃除機の中では、3kg以下と軽量かつコンパクト。
エアダストキャッチャーエアロノズルで床上に浮遊するハウスダストをキャッチする機能も人気。
パナソニック 紙パック式セカンドクリーナー MC-K10P-G
▼肩掛けがこんなに楽とは…▼
「肩がけ掃除機」というなんとも斬新な形状だが、使い勝手が口コミで広がり、大ヒットしている製品。
もちろん、紙パック対応で肩がけしても疲れない2.2kgという驚きの軽さを誇る。セカンドクリーナーどころか、メイン機として使用している人も多い。
ランキング4位:ぐんぐん進む自走式、東芝(TOSHIBA)
東芝 紙パック式掃除機 らくわざグリップ搭載 VC-PC9
東芝の紙パック式クリーナーは、自走式カーボンヘッドでぐんぐん進み、絨毯もらくらく掃除できるのが特徴。
また、掃除の時に疲れない、持ちやすいグリップ設計がされていたり、消費電力量が約42%削減できたりと、細かい工夫も光る。
ランキング5位:吸引力が持続する、日立(HITACHI)
日立 紙パック式掃除機 軽量・コンパクト CV-VP5 W
紙パック式は、ゴミが溜まってくると吸引力が落ちがち。しかし日立の紙パック式掃除機は、「パワー長持ち流路機能」によりその弱点を克服している。
また、吸込仕事率は530W〜約80Wと十分。カーペットやペットを飼っている家でも使えるスペックだ。
紙パック式掃除機の選び方
【重要】サイズと本体重量
紙パック掃除機は、キャニスタータイプかスティックタイプかの2種類となる。
マキタ以外はキャニスタータイプがメインとなるだろう。一般的にスティックタイプの方がゴミ集積容量では劣るが、本体は軽い。
キャニスタータイプだと、三菱電機 Be-K(ビケイ) がスティックタイプと同じくらい軽い。同じくパナソニックの肩がけクリーナーもおすすめ。
紙パックの充実度
紙パックの中でも、各社共通紙パックと純正のものがある。
共通の紙パックだと、故障の原因になる場合もあるが、概ね問題ないだろう。価格面でも共通のもののほうが安いものが多い。
純正の紙パックだと、抗菌作用があったり、排気の際の臭いが抑えられてリ、吸引力が落ちないような仕組みがあったりする。
本体の掃除機と組み合わせて使用することで効果を発揮するものもあるので、注視する必要がある。
純正の紙パックの場合、一般的なものより高価な場合が大多数なので、価格帯と種類の豊富さなども購入前にチェックしよう。
静音性(音の静かさ)
音は「dB=デシベル」で表されている。感じ方にもよるが、サイクロン方式だと52~56dB、紙パック式だと55~59dB程度を基準にすれば静かな掃除機が選べる。
手入れ(メンテナンス)のしやすさ
ノズルなどの水洗いができた方が衛生的なので、本体の何が洗えて何が洗えないのかを見ておくと良いだろう。
サイクロン式と紙パック掃除機、どっちがおすすめ?
掃除機は、集塵したゴミを溜める方法として「サイクロン式(ダストカップ)」と「紙パック式」の2種類がある。どちらか決め兼ねている人向けに、違いを紹介する。
サイクロン式掃除機の特徴・比較
サイクロン式がおすすめな人
- ペットを室内飼いしていて毛が気になる人
- ゴミをこまめに捨てたいマメな人
サイクロン式は一般的に紙パック式よりも吸引力が弱いとされているが、それは昔の話。今ではサイクロン方式でも十分な吸引力を誇る製品が登場している。むしろゴミ捨てをこまめにすれば、吸引力は紙パック式と比べて全く落ちない。
- ごみ捨ての頻度が高くなる(物によるが1~2週間程もつ)
- ランニングコストがかからない(紙パックを購入しなくて済む)
- フィルターの目詰まりがなければ吸引力は変わらない
- 排気の臭いが少ない
紙パック式掃除機の特徴・比較
紙パック式がおすすめな人
- 掃除を手軽に済ませたい人
- ごみ捨ての際に埃が舞うのが嫌な人
紙パック式掃除機は、集塵したゴミを紙パックに溜めておく方式だ。ゴミ捨ての煩わしさが軽減される点、ごみ捨ての際に粉塵が舞わずに済む点で評価が高い。サイクロン式との比較は下記となる。
- ごみ捨ての頻度が少なくて済む(物によるが2~3ヶ月程度もつ)
- 紙パックの購入費用と交換の手間がある
- ゴミが溜まり始めると吸引力が落ちる
- 排気の臭いが強い
結論、オススメは紙パック式
▼自由研究社的ベストバイ▼
比較してみてそれぞれ一長一短あることが分かった。紙パック式のデメリットであるコスト面だが、正直数ヶ月に一度取り替えるだけなので、コストは微々たるものだ。
そして吸引力も徐々に低下するということだが、今では強力吸引が維持できる製品も多くあるので、正直気にしなくても良いだろう。
排気についても、排気対策として高精度の紙パックを各社発売しているので、それを使用すれば臭いもきにならずに掃除ができる。
なによりサイクロン式の場合、ダストカップからゴミを捨てる時にどうしても埃が舞う。清潔さと使い勝手を考えたら、断然紙パック式だろう。
まとめ
いかがだっただろうか。紙パック掃除機とひとくくりにしても、様々なタイプがある。最後に記載した選び方も踏まえて、適切なものを選んで欲しい。