実機レビュー有!音質で選ぶ、おすすめ無指向性スピーカー特集

最近流行りの無指向性スピーカー(360度スピーカー)。しかし一体どのようなメリットとデメリットがあるのだろう、興味があるけれど何を基準に選べば良いのだろうと迷っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は無指向性スピーカー(360度スピーカー)の選び方やおすすめ製品をご紹介します。

無指向性スピーカー(360度スピーカー)の特性

無指向性スピーカーはモノラル出力

無指向性スピーカー(360度スピーカー)は2.0chのスピーカーと違って全方位に音を響かせることができる。

このカラクリは非常に簡単で、無指向性スピーカー(360度スピーカー)がモノラル出力となっているからだ。左右別の音を用意する必要がないから全方位に音を飛ばしても同じように聴こえるということだ。

ステレオよりモノラルのほうが音がまろやか

ここで多くのノーミュージック・ノーライフな人はこう思う。「モノラルで平気なの?」「音が陳腐になるのではないか?」

実際問題、ステレオは音楽の奥行きを感じるために必要なシステムであり、モノラルにくらべて表現力が高い。しかしここに隠れた罠がある。この罠はBGMなどのイージーリスニングを求める人が引っかかりやすい。

実はステレオよりモノラルのほうが音がまろやかで、聴き疲れしにくい。趣味にふけっている時や食事をしている時、仕事をしている時に耳障りに感じるのはステレオの方なのだ。

イージーリスニングに適したスピーカー

だからモノラルスピーカーは、いわばイージーリスニング専用のスピーカーというわけだ。

音の奥行きと低音や高音の表現力は別なので、モノラルスピーカーというだけで音質が悪いわけではない。

無指向性スピーカー(360度スピーカー)おすすめ製品ランキング

1位 総合力で選ぶなら、BOSE SoundLink Revolve

出典:www.amazon.co.jp
BOSE
ボーズ
SoundLink Revolve
ポータブルワイヤレススピーカー

音質だけで選んだ場合、SoundLink Revolveはかなり良いが一番ではない。それでも1位とするのはオプション品の使いやすさだ。別売の充電クレードルは非常に便利で、う上に置くだけで充電出来るのでストレスフリー。置きっぱなしならクレードルの上に乗っけておけばいいだけだ。

その他、他社が発売する専用カバーや収納ケースなども販売されている。スマホでいうところのiPhoneみたいなもので、総合的に考えると群を抜いて使いやすい。

ちなみに防水レベルはIPX4で多少の雨は平気。実機レビューは以下リンクから。

2位 音質で選ぶなら、Ultimate Ears MEGABOOM

出典:www.amazon.co.jp
Ultimate Ears
アルティメットイヤーズ
MEGABOOM
ワイヤレススピーカー

ポータブルタイプの無指向性スピーカーとしてはトップクラスの音質をもつのがMEGABOOM。SoundLink Revolveより安いのに音はこちらのほうが良い。ただし、充電コネクタの開け締めが必要だったり、見た目のスポーツ感がインテリアとしては浮く可能性がある。

用途としてはスポーティな環境を想定しているようで防水性能が高くIPX7。

3位 固定配置なら、B&O Play Beoplay M5

出典:www.amazon.co.jp
B&O Play
バングアンドオルフセン
Beoplay M5
ネットワークスピーカー

据え置きタイプの無指向性スピーカーで持ち運びは想定していない。高級ブランドであるB&Oらしく、音質が飛び抜けていい。スペックとしてはポータブルタイプのはるか上をいくので、一箇所に固定して配置するなら、ベストの選択。

4位 アウトドアなら、BOSE SoundLink Revolve+

出典:www.amazon.co.jp
BOSE
ボーズ
SoundLink Revolve
ポータブルワイヤレススピーカー

SoundLink Revolveの上位機種なのがSoundLink Revolve+。パワーアップしているのは単純に出力なのだが、一般的な自宅では必要ないレベル。

どちらかというと野外向きで、スピーカーからかなり離れてても音楽を楽しみたい時に向いている。アウトドア好きにおすすめ。

5位 価格で選ぶなら、B&O Play Beoplay M3

出典:www.amazon.co.jp
B&O Play
バングアンドオルフセン
Beoplay M3
ネットワークスピーカー

3位でとりあげたM5のひとつ下のグレード。サイズも価格も大人げないM5と違い、手が届きやすいし、こちらも据え置き型でパワーがあるのでポータブルタイプより音が良い。

無指向性スピーカー(360度スピーカー)の選び方

防水なのか

無指向性スピーカー(360度スピーカー)は防水仕様の製品が多い。これは野外での使用も想定しているからだ。

キャンプやパーティーで使うなら防水仕様のほうが良いに決まっているし、そうでないなら防水レベルは全く気にしなくていい。

ちなみにお風呂場で使いたい場合も防水仕様のほうが良い。

本当に360度なのか

残念ながら世の中には無指向性スピーカーに見えるスピーカーという製品がある。要するに見かけだけだ。まず「ステレオ」と書いてあるなら、左右のユニットがあるということだから360度スピーカーではない。

ほとんどの360度スピーカーは筒状の形をしているが、筒状=360度ではないので注意しよう。

音声コマンドは使えるか

いくつかの無指向性スピーカーは音声コマンド(SiriやOK!Google)が使える。音声コマンドが使えれば、音楽再生を指示したり、マイクによって音声通話ができたりする。スピーカーとしては重要な機能ではないが、音声コマンドを日々つかっているならあって不便に感じることはないはず。

充電方式はどうなっているか

無指向性スピーカーは持ち運びできるように充電式となっているものが多いし、その一方でAC電源に対応しているものもある。たとえば、リビングや自室の決まった位置に固定で配置するなら、AC電源のほうが楽だし、バッテリーの寿命を考えなくても良い。

もう一つ気にしたいのは充電の場合、どういった方法で充電するのかだ。キャップをあける必要があるのか、常に充電ポートが空いているのか、充電ドックが存在するのかだ。

キャップの開け締めがある場合、しっかり閉めないと防水性能に問題が出る可能性があるし、開け締めでキャップが壊れるかもしれない。

最終更新日:2018/09/26