寒い夜に嬉しい、じんわりとした暖かさの湯たんぽ。日本で昔から愛されていた湯たんぽは、お湯を沸かして入れるだけで簡単に暖かくなれるエコな暖房アイテムです。さらに、最近では豊富なバリエーションがあるのをご存知ですか?今回は、そんな進化を遂げているおすすめ湯たんぽについてご紹介します。
湯たんぽは、進化を遂げている!
首用湯たんぽで体温上昇
まずご紹介したいのが、首用湯たんぽ。その名の通り、首に巻いて使用する湯たんぽ。より柔らかい素材でできているものを選ぶと、首への負担を軽減することができるためおすすめしたい。
- 首を温めてくれる=全身が暖まる
- 暖房器具よりも電気代を安く抑えることが可能
- 寒い日の仕事中にも暖を取ることが可能
以上の3点が、おすすめしたいポイントだ。
温度調節が苦手な赤ちゃん用に
次にご紹介したいのが、赤ちゃん用湯たんぽ。赤ちゃん用湯たんぽとは、赤ちゃんの布団を全体的に温めるときに便利な湯たんぽだ。自律神経が未発達のため、体温調節が上手にできない赤ちゃんには大人がしっかりと布団を温める必要がある。
赤ちゃんに湯たんぽと聞くと、「低温やけどが心配」という方も少なくないだろう。
使用する上で、気をつけるべきポイントは布団が温まったら湯たんぽを外しておくことだ。そうすることで、知らずに低温やけどを負わせてしまったという事態を防ぐことができる。
ペットも家族!犬・猫にも使用可能に
最後にご紹介したいのが、ペット用湯たんぽだ。ペットに湯たんぽというと聞き馴染みがない方も多いだろう。ただ、現在ではペットにも使用できる湯たんぽが多く発売されている。
壊れにくく、ペットの種類に応じた湯たんぽを選ぶことが重要だ。人間だけでなく、ペットも一緒に暖まることが可能になるため、ペットを飼っている方はぜひ取り入れてみてはいかがだろうか。
タイプ別|おすすめの人気湯たんぽ
さらに、おすすめしたい人気の湯たんぽをタイプ別にご紹介する。
長年愛されるプラスチック製湯たんぽ
ダークグレーのシンプルなデザインがスタイリッシュな湯たんぽ。フェルトカバーが付属しているため、上質かつ高級感のあるカバーになっている。また、ウール特有の保湿性と保温性が湯たんぽに最適である。デザイン性の高い湯たんぽのため、インテリアを邪魔しない点も魅力的だ。赤ちゃんにも◎省エネ蓄熱式湯たんぽ
毎日たった20分の充電で一晩中ずっと暖かい状態をキープできる蓄積式エコ湯たんぽ。安全のSマーク認証品のため、低温やけどのおそれもなく安心して使うことが可能だ。また、肌触りの良いカバーで保湿されているため、常に心地よい触り心地である点も魅力的だ。日本製で安い!おしゃれなシリコン湯たんぽ
シンプルなデザインの日本製湯たんぽ。シリコンのため、簡単に電子レンジで温めることが可能だ。お湯を沸かしたり、入れたりする手間が省ける点がおすすめだ。大きすぎない使いやすいサイズ感で、足元や目元に当ててじんわりとした温かさで気分をリフレッシュすることができる。足の冷え性改善!スリッパ型湯たんぽ
くるぶし部分が大きく開いた履きやすいスリッパ型湯たんぽ。クロロプレンゴムという断熱・保温・耐熱性に優れた素材を使用しているため、長時間暖かさを保つことが可能だ。スリッパ型のため、室内どこでも寒い思いをすることがなく過ごせる。キャンプにおすすめの湯たんぽ
アウトドアブランドのロゴスが販売している湯たんぽ。ウェットスーツの生地を素材にしているため、柔らかく沸騰させたばかりのお湯を入れることが可能だ。70〜80度に冷ませば、場所を選ばずにどこでも使用することができる。お湯は不要!電子レンジで温める湯たんぽ
ナチュラルなブラウンの湯たんぽ。内部素材として保温材を使用しているため、電子レンジのみで簡単に温めることが可能。一定の温度をほんのりと長時間持続することができる。電気で温める充電式!
15〜20分ほど充電するだけで、ぱっと使用可能な充電式湯たんぽ。夜の急な冷え込みや、帰宅時にもすぐに対応できる。また、本体に水が入っているため、お湯の入れ替えが不要で楽々だ。湯たんぽは体に悪い?大切なのは使い方!
ここまで、様々なバリエーションの湯たんぽについてご紹介した。ここからは、湯たんぽを使用する上で気をつけるべきポイントについてご紹介する。湯たんぽは、使い方によっては体に悪いとされることがある。しかし、使い方に気をつけることができれば、安全に使用することが可能だ。どんな点に気をつければいいのだろうか。
火傷に注意!湯たんぽの適正温度とは
お湯を入れるだけ、もしくは電子レンジを使うだけで簡単に使用可能な湯たんぽ。なんとなくで使用できる点が、湯たんぽの気をつけるべき点だ。
本来、湯たんぽの適正温度は70〜80度とされている。この温度が、低温やけどを防ぐことができる最適な温度。特に、お子様やお年寄りの方が使用するときには十分温度に気を配るべきだ。間違っても、沸騰した100度越えのお湯を湯たんぽのお湯として使用することは危険であるため避けるべきだろう。
油断大敵!しっかりフタはしまっていますか?
さらに、湯たんぽを使用する上で特に気をつけるべき点が「ふたがきちんと閉まっているか」という点だ。案外見落としがちな点であるが、この点をおろそかにしてしまうと火傷などの大怪我に繋がる恐れがある。蓋がゆるんでいて中のお湯が体に直接かかってしまうとなると大惨事だ。そうならないように、自身の体に直接つかないよう間接的に使用することが望ましい。
湯たんぽの熱さが伝わり過ぎないようにと、湯たんぽを布で包んだとしても知らずのうちに布がほどけてしまっているといったケースは少なくない。気づかないうちに、50度ほどの湯たんぽがむき出しになっており火傷してしまうといった場合が多くみられるため要注意だ。
湯たんぽの長時間の使用は大丈夫?
では、湯たんぽを長時間ずっと使用することは大丈夫なのだろうか。
湯たんぽといえば、就寝時に布団に入れて使用するといったイメージが強い方も多いだろう。実は、就寝時には湯たんぽを布団から出して置くことが望ましい。
特に、お年寄りが使用するときには熱さに気がつかない場合が多い。そのため、知らないうちに低温やけどを引き起こしてしまうことがあるのだ。湯たんぽは、間接的に使用することをおすすめする。
“低温やけど”の原因とその予防策
湯たんぽを使用する上で、最もなりやすいのが低温やけど。ただ、原因と対策をしっかり理解しておけば低温やけどになることを防ぐことができる。低温やけどの原因とその予防策についてご紹介する。
低温やけどを引き起こす原因
そもそも低温やけどとは、なんだろうか。低温やけどとは、44〜50度の温度のものが長時間皮膚に触れていることにより、筋肉が壊死し引き起こるやけどのことだ。体温よりも少し高い温度のものが長時間皮膚に触れ続けることが原因となり、低温やけどを引き起こす。
- 水ぶくれができる
- 皮膚の深部まで赤く腫れる
以上のような症状が見られることがある。ただ、中には症状が見られない場合もあるため低温やけどになっていることを気づかない場合もある。
低温やけどの対策
低温やけどにならないための対策方法
低温やけどにならないための対策方法として、以下の方法が挙げられる。
- 肌に直接当てない
- 同じ箇所に長時間当てない
- 就寝時には湯たんぽを使用しない
- 沸騰したお湯を湯たんぽのお湯として使用しない
- 湯たんぽを使用するときは、布で厳重に包んで使用する
これら5点に配慮すべきだ。
低温やけどになってしまった時の対処方法
もし、低温やけどになってしまったら、
- 冷やさない(血行が悪くなりさらに症状が悪化してしまうため)
- 皮膚科でもらえる薬を患部に塗る
これらの方法で、早急に対処すべきだ。
まとめ
今回は、湯たんぽについてご紹介した。現在は電気ヒーターやエアコンで暖房機能を使用することが主流となっているため湯たんぽを使用していない方も少なくない。ただ、電気代が安く抑えることができ用途に応じてすぐに暖まることが可能な湯たんぽを場面に応じて使用してみてはいかがだろうか。寒さに備えて、用途にあった湯たんぽを選ぶといいだろう。