トラックボールマウスは、手首でなく指先でカーソルを操作できるので、手首にストレスを与えません!しかも省スペースで済むので、PCをヘビーに使うなら一度は試してみても良いかも。そこで今回はワイヤレストラックボールマウスや有線トラックボールマウスの選び方や特徴、おすすめ製品をご紹介します!
目次
トラックボールの利点
トラックボールの利点は以下。
- マウスを動かすスペースが無くても操作できる
- 着座時良い姿勢を保てる
- 手首を使わず腱鞘炎になりにくい
一般的なマウス派が多い中、トラックボールは一部の人に圧倒的な人気を誇る。
FPS等のゲームやCAD、画像編集、DTMにおすすめ
トラックボールは手首ではなく指先でカーソルを動かすため、精密に操作できる上、あまり疲れを感じずに済む。
このことから、CADのオペレーティングや画像編集、DTMなどで仕事をする人にはとても有難い存在といえる。
FPSなどのゲームにおいても指先で細かくコントロールできるので、なれてくると標準合わせが快適に行えるだろう。
ただし、はっきりいって使い始めは操作しにくいことこの上ない。手首操作から指先操作に移行することはそれほど大きな変化であり、後々の事を考えて修行のつもりで使い込んでいくと言いだろう。
おすすめ有線/ワイヤレストラックボールマウス
親指タイプのトラックボール
エレコム トラックボール 6ボタン M-XT3URBK
エレコム製の多機能トラックボールで6ボタン&チルトホイールがついている。マウスにショートカットボタンを沢山登録している人であれば、これくらいの機能は必要だろう。
親指でトラックボールを動かしながら人さし指や中指で操作するので、なれてくれば一度に多くの操作をすることができる。慣れてくると、最強のマウスだと感じるかも。
LOGICOOL ワイヤレストラックボール SW-M570
ワイヤレス式の通常のシンプルなマウスにトラックボールを追加したようなデザインとなっている。上記のエレコムM-XT3URBKと比べると、姿かたちがシンプルなので、親指系のトラックボールとしては初心者向き。
人差し指タイプのトラックボール
エレコム トラックボールマウス M-DPT1MRXBK(有線/無線)
人さし指でトラックボールをコントロールし、親指でボタン類やホイールを操作するタイプ。
ボール部分がそこそこ大きいので、細かな調節がしやすい。無線でも有線でも使えるタイプで、状況によって接続方式を変更できる。
エレコム トラックボールマウス M-HT1URXBK(有線)
トラックボールのサイズがかなり大きい有線マウス。繊細な動きや、大きくポインタを動かしたい時、スムーズにすばやく行えるのが利点。慣れてしまえば最速の操作感を味わえる。
手のひらタイプのトラックボール
Kensington SlimBlade Trackball 72327JP
手のひらや指、指の付け根など、自分にとって好ましい位置でトラックボールを操作できる。親指で操作しようと思えば親指でも操作できるので、トラックボールに慣れるためとしては非常に使いやすい。
慣れないうちはボールだけに触れてコロコロと転がしてみると、トラックボールの感触がわかりやすく馴染んでいくだろう。
FPS等のゲームにおすすめのゲーミングトラックボール
エレコム ワイヤレスマウス トラックボール M-DT2DRBK
DPIの高いエレコムのトラックボール。DPIが高いので繊細な操作ができる。加えてこちらは人差し指タイプで、ホイール類やボタン数も充実している。ボールを繊細かつ大胆に動かせるので、ターゲッティングの速度を重視するならこちらか。
エレコム ワイヤレスマウス トラックボール M-XT3DRBK
こちらもDPIの高いエレコムのトラックボールで、親指タイプとなる。親指でボールをコントロールしながら人差し指や中指がフリー状態で使えるので、様々な操作を同時に行える。トラックボール初心者は親指タイプよりこちらのほうが慣れやすいかもしれない。こちらもDPIは高め。
左手用おすすめワイヤレストラックボールマウス
エレコム ワイヤレスマウス M-XT4DRBK
数少ない左利き用に調整されている親指型のワイヤレスマウス。筆者は左利きなので利用したことがあるが、非常に使いやすい。
ボタン数も6つあるので、様々なショートカットキーを登録すれば、仕事の能率がアップすること間違いなし。もちろんプライベート用でもばっちり活躍してくれる。
正直言って、手の形にフィットするデザインで左利き用なものはほとんどないので、これ1択かもしれない。
Kensington ExpertMouse K72359JP
左右あまり関係のないフォルムとボタン配置となるケンジントンのトラックボール。古くからあるスタンダードなトラックボールスタイルで、クセがなく使いやすい。
右手用と左手用の両方マウスを用意する場合などにも向いている。
おすすめトラックボール付きキーボード
ミヨシ MCO トラックボール内蔵 2.4GHzワイヤレスキーボード TK-24G05/BK
キーボードにトラックボールがついているワイヤレスキーボードなので、パソコン画面から離れて操作する時に丁度いい。
マウスを廃してメインにつかうというよりは、補助用の意味あいが強い。
レノボ・ジャパン ThinkPad Bluetooth 日本語 0B47181
厳密にはトラックボールではなくトラックポイントと呼ばれる赤いポインターが付いている。パソコン通なら誰もが知るThinkPadお得意のキーボード構造で、サブのキーボードとしては非常に便利。
こちらもマウスを完全に廃して使うには少々使いにくいが、マウスは2台同時に認識させることができるので、補助用として使うような気持ちでよいだろう。
トラックボールの選び方
トラックボールの位置
親指タイプ/人差し指タイプ/手のひらタイプの比較表
特徴 | 親指タイプ | 人さし指タイプ | 手のひらタイプ |
---|---|---|---|
操作難易度 | やや難しい | 難しい | 普通 |
カーソル移動 | 普通 | 速い | 速い |
利き手 | 右利きタイプが多い | 左右兼用タイプが少しある | 左右兼用タイプが多い |
その他 | 同時にいろいろな操作をしやすい | ボールが大きいタイプが多い | 指や手のひらなど、好きな操作方法を選べる |
ボールが大きいほど大胆でスピーディな操作や繊細な作業の使い分けがしやすい。そのためボールの大きさ重視なら人さし指タイプが良いかもしれない。
ただクリックボタンの位置的には親指タイプが普通のマウスと近いので、親指タイプのほうが違和感を感じにくい。
手のひらタイプはとにかくボールがドン!とあるので、指や手のひらどこを使って操作してもよい自由さがある。
とりあえずトラックボールを使ってみたいというなら、親指タイプか手のひらタイプからトライするといいだろう。
個人的な感覚だが、トラックボール操作になれるには1日や2日では難しく、数週間から1ヶ月程度はかかると思われる。
有線/無線(ワイヤレス)
無線ならレシーバー収納型が便利
ワイヤレス(無線)を希望なら、レシーバー収納型が便利。そうでないと持ち運びのときに無くしてしまう可能性がある。
ただ、トラックボールマウスは本体を動かさずに操作できるので、通常の有線マウスにありがちなコード類の引っ張り感で操作を邪魔することがない。そのため配線すること自体は苦でないというなら、充電切れの心配をしなくていい有線を選んでも良いだろう。
ゲームにトラックボールを使うなら、ボタンの数も重要
ゲーム用にトラックボールマウスを使うなら、ショートカットキーの登録数を考えるとボタンが多いほうが良い。武器チェンジやマップ表示などを手元でササっとできたほうが、快適であることに間違いはない。
またホイールを使う可能性もあるので、ホイール無しは選ばないほうが良いだろう。
画像編集にトラックボールを使うなら、カーソル速度(DPI)も重要
カーソル速度(カーソルの解像度)が高ければ高いほど、より細かく繊細に操作ができる。
IllustratorやPhotoshopでパス取りしたりする際には、繊細にならざるをえないのでDPIは重視しよう。