フライパンの素材6種類を徹底比較。おすすめはこれだ!人気は焦げ付かない/くっつかない機種

フライパン

料理をする人であれば毎日使うであろうフライパン。今回は、鉄・アルミ・銅・ステンレス・チタン・セラミックの6種類を比較し、おすすめ製品をランキング形式でご紹介します。

フライパンの選び方完全版

フライパンと一口に言っても、種類やデザイン、価格や素材など選択肢は様々。まずは、フライパンの性能と価格を大きく左右する「素材」について比較をしていきたい。

フライパンの素材比較表

フライパンには、金属製やセラミック製など、主に6種類の素材がある。下記は、比較項目に応じて、★1(悪い)~★5(良い)までで評価したものだ。

比較 アルミ ステンレス チタン セラミック
価格 ¥1500~ ¥2000~ ¥6000~ ¥2500~ ¥3500~ ¥2500~
メンテ ★3 ★3 ★3 ★5 ★4 ★5
使い心地 ★5 ★1 ★5 ★3 ★2 ★4
熱伝導 ★3  ★4 ★5 ★2 ★1 ★1
軽さ ★2 ★4 ★1 ★2 ★5 ★3
防錆性 ★2 ★3 ★2 ★5 ★5 ★5
総合評価 ★4 ★3 ★4 ★4 ★3 ★4

鉄と銅は、長年使うアイテムとして使い込みたい

まずは、鉄と銅について解説していく。

まず共通点として、メンテナンスは少し面倒だが、「使い込めば使い込むほど、使い勝手が良く、くっつきにくくなる」という点が挙げられる。

鉄は使い込むほど、黒錆び(Fe3O4)が起き、強火や空焚きをしても食材がくっつきにくい特徴がある。また、鉄分を摂取できるというメリットも。

銅は、なんといっても”熱伝導率が高い”のが特徴。料理のプロモ愛用していることが多い。他の素材と比べて値段も高くはなるが、一生モノとしてもっておきたい逸品だ。

アルミニウムは、軽さと熱伝導性が特徴の一番人気

アルミニウムは、なんといってもその軽さと、熱伝導率が良いことが特徴。

総合評価を低く付けているが、これは何も加工がないときのこと。アルミフライパンには、テフロン加工がされているものも多く、実は一般家庭に一番流通している。

軽くて丈夫で、熱伝導性も高く安価。そんな理由で、鉄や銅のサブとしての利用がおすすめだ。

ステンレスとチタンは家庭用フライパンに向かない

最後となったが、メンテナンス性と錆にくさで評価が高い、ステンレス製とチタン製フライパンだが、家庭用としてはあまりおすすめできない。

なぜなら、ステンレス製は異常にくっつきやすく、チタン製はとにかく熱伝導が悪いからだ。家庭用としては、これほど使いにくい素材はない。

チタン製はご紹介した素材の中で最軽量だが、実は家庭用ではなくアウトドア用として普及している。そういった用途に使うのであれば、別途購入しよう。

焦げ付かない&IH対応!鉄/南部鉄器のおすすめフライパン

人気ランキング1位:リバーライト極ROOTS

リバーライト フライパン 26cm 極ROOTS

出典:www.amazon.co.jp
リバーライト
フライパン 26cm
極ROOTS

16cm~26cmまで2cm刻みで6サイズ展開。ある程度深みのあるフォルムで料理を選ばない。

  • サイズ:直径26×全長45.7×高さ10.7cm
  • IH対応

人気ランキング2位:岩鋳

フライパン24 24012

出典:www.amazon.co.jp
岩鋳
フライパン
24cm

断トツの高評価!シンプルなデザインと確かな品質が売りのフライパン。餃子などの焼料理や肉料理などカリカリに仕上がる。

  • 18cmや22cmの商品展開も
  • サイズ: 幅41x奥行26x高10cm
  • IH対応

人気ランキング3位:山田工業所

山田工業所 鉄 打出片手中華鍋(板厚1.2mm) 30cm

出典:www.amazon.co.jp
山田工業所
打出片手中華鍋
30cm

実際にプロが使用している打ち出し製法の有名な中華鍋。鍋肌を食材が滑る感覚が大人気。

  • サイズ:300xH90mm

人気ランキング4位:デバイヤー

デバイヤー 鉄 フライパン 26cm ミネラルビー エレメント 本格シェフ使用 5610.26

出典:www.amazon.co.jp
deBUYER
デバイヤー
鉄 フライパン
26cm

12cm~28cmのサイズ展開とミニフライパン/グリルフライパンがあり、フラットでシンプルなデザインがおしゃれ。

樹脂加工のフライパンと比較して使い心地に驚く人も多数。焼き料理、炒め料理、揚げ物など幅広く使える。熱持ちも良く、分厚い肉もOK。

人気ランキング5位:匠

匠 鉄製(マグマプレート)フライパン 26cm 日本製 MGFR26

出典:www.amazon.co.jp
TAKUMIJAPAN
フライパン
26cm

厚みがある炒め鍋タイプや、20cm/24cmタイプがある。シリコン塗装済みで初回のならし不要で使える。

  • サイズ:径26.4×全長46.7×手高9.6
  • IH対応

卵焼きもくっつかない!アルミ/セラミックのおすすめフライパン

人気ランキング1位:北陸アルミセンレンキャスト

北陸アルミ フライパン センレンキャスト 26cm 「ガス火専用」

出典:www.amazon.co.jp
北陸アルミニウム
フライパン
26cm

アルミニウム合金(マグネシウム合金)の内面がテフロンプラチナプラス加工されており、軽くてくっつきにくい。テフロンもヘタレにくい。

サイズ:幅26.9×奥行47×高さ6.3cm

人気ランキング2位:北陸アルミIHハイキャスト

北陸アルミ フライパン IHハイキャスト 28cm 「オール熱源対応」

出典:www.amazon.co.jp
北陸アルミニウム
IHハイキャスト
28cm

電磁調理器(IH)からガスコンロまで各種熱源に使用できるのが特徴。

アルミニウム合金(マグネシウム合金)の内面がテフロンプラチナプラス加工されており、軽くてくっつきにくい。

サイズ:幅29×奥行48.4×高さ6.6cm

人気ランキング3位:VITAVERDE(ビタベルデ)

ビタベルデ フライパン 26cm ソフトグリップ バーガンディレッド CW001818-002

出典:www.amazon.co.jp
VITAVERDE
ビタベルデ
フライパン
26cm

化学物質を含まないサーモロン・セラミックコーティングがされており、フッ素樹脂から出る有毒ガスがなくペットを飼っている家でも安心。

サイズ:43.2×26.7×8.8

人気ランキング4位:中尾アルミ製作所

アルミ キング 打出 フライパン 27cm

出典:www.amazon.co.jp
中尾アルミ製作所
アルミキン
フライパン 27cm

デザインがシンプルでかっこよく、料理中の食材の様子も見やすい。

外寸 :φ288mm・内寸 :φ270×55mm

人気ランキング5位:グリーンパン

グリーンパン 炒め鍋 フライパン 28cm IH対応 ウォックパン ウッドビー CW000941-003

出典:www.amazon.co.jp
グリーンパン
フライパン
28cm

オールホワイト×ウッドでとにかくおしゃれなフライパン。

セラミック製で使い勝手が抜群でIH対応。マグニート加工という電磁誘導粉末を閉じ込めた構造で、底が厚めで冷めにくい。

フライパンのお手入れ方法。長く使うには?

鉄や銅製のフライパンはもちろん、どんな素材でも、使い方に注意してきちんとメンテナンスをすれば、長持ちしてくれる。

鉄製フライパンのお手入れ方法

お手入れのポイント

  1. 調理前には「油返し」をしよう
  2. 汚れは洗剤ではなく、お湯で流そう
  3. 調理後は弱火で水分を飛ばそう
  4. 調理後には「油ならし」をしよう

「油返し」というのは、使い始めてから1ヶ月の間行うことが推奨されている、油膜を作るための工程。ガス火の場合は、1~2分程加熱し、0.5カップ程度の油をいれて、弱火で3分程度加熱しなじませる。終了後はオイルポットに油を戻し、調理を始める。

「油ならし」というのは、調理後に再度油を慣らすことでフライパンに膜を張り、食材を焦げ付きにくくする工程。基本的に「油返し」と同じ工程。最後に油をキッチンペーパーで拭き取って終了。

※IH調理器(電磁調理器)の場合
予熱はせず油を入れ、火力を弱から中に上げていき2分程度加熱。

焦げ付いたらどうする?

焦げ付いた場合は、こそぎ取ろうとせずにお湯で煮立ててふやかせよう。タワシやササラなどで汚れを落としたあと、油慣らしをしよう。

頑固な焦げ付きや錆などが発生した場合は、クレンザーなどの磨き洗剤でまず汚れや錆をこそげとる。その後サンドペーパーで内側を磨き、油慣らしを行う。

ステンレス製フライパンのお手入れ方法

お手入れのポイント

  1. なるべく汚れは洗剤ではなく、お湯で流そう
  2. 鉄やアルミ等と接触させたまま放置しないようにしよう
  3. 変色した場合には、クレンザやステンレスたわしでこすろう

「ステンレスは錆びない」と思われがちだが、塩分や油分など汚れが付着したまま長時間放置すると、錆の原因になる。また、異種金属製品との接触にも注意しよう。

セラミック製フライパンのお手入れ方法

お手入れのポイント

  1. 調理後はフライパンを冷ましてから洗う
  2. 漂白剤や金属タワシは使わない
  3. 焦げ付いたらお湯を張り重曹を入れて放置する

セラミック製フライパンは、様々な素材の中でも、中性洗剤などで洗えてお手入れが簡単なのが特徴。その際に注意しておきたいのが、フライパンがなるべく冷めてから洗うということだ。熱々のうちに洗うと、コーティングがハゲてしまう場合がある。

まとめ

いかがだったでしょうか。普段何気なく使用していたフライパンでも、素材の特徴を知ることで、得意分野があることがわかっただろう。

自由研究社のおすすめは、鉄製のフライパンを長く愛用し、ライトユースにはセラミックやテフロン加工のアルミフライパンを使用するスタイルだ。

是非一生モノのフライパンに出会っていただきたい。

最終更新日:2018/09/25