レンタルや録画用途でブルーレイが一般的になった一方で、光学ドライブを省いたPCが主流となっているため、外付けブルーレイディスクドライブがあると非常に便利です。そこで初心者の方にも分かるように基礎知識や選び方、おすすめのモデルをご紹介します。
おすすめの外付けブルーレイディスクドライブ
Logitec BD-PUC6U3V
安くてスリムで軽い、ポータブル利用に最適なブルーレイドライブ。
USB3.0バスパワーで薄型ボディなので持ち運びには最適なモデルだ。
Pioneer(パイオニア) BDR-XS06JL
スタイリッシュで、Macユーザーにも納得のいくデザイン性も魅力的。
USB3.0バスパワー駆動でUSBブートも可能だ。
ポータビリティと多機能性、デザイン性を求めるならこのモデルがおすすめ。
I-O DATA EX-BD03K
USB3.0バスパワー駆動で薄型のドライブ。
ピアノブラック調が美しくシンプルさを求めるならこちらがおすすめ。
BUFFALO(バッファロー) BRXL-PT6U3
USB3.0バスパワー駆動で、電力を上げたいときはブーストケーブルでさらに安定稼働も可能。
USBケーブルを収納しすっきりと持ち運ぶことができる。
USBはType-C変換コネクタも付属しているので様々なデバイスを接続したいならおすすめ。
I-O DATA BRP-UA6S
BRP-UA6Cの後継機種。
さらにすっきりとしたデザインになり、薄型化・軽量化を実現。
リーズナブルな価格でおすすめだ。
Pioneer (パイオニア)BDR-XD05BKXL2
クラムシェル型の珍しいブルーレイドライブ。
ディスク出し入れの際に不用意に傷つけにくいのでおすすめだ。
I-O DATA BRD-UT16WX
ポータブル用ではないが、待機時間を大幅に短縮してくれる16倍速書き込みに対応したブルーレイドライブ。
ベイの余っていないデスクトップPCや自宅でのノートPC利用に最適だ。
ASUS SBW-S1 PRO
7.1chサラウンドに対応したサウンドカードを内蔵したユニークな外付けドライブ。
Winのみ対応だが、ハードウェア処理でサラウンド音源を再生できるので、ハイスペックなPCがなくとも大迫力で映画を楽しむことができる。(別途サラウンドシステムが必要)
据え置きで映画鑑賞のためにドライブ導入を検討されている方におすすめ。
Logitech LBD-PUD6U3L
9.5mm、230gという超軽量x超薄型のポータブルブルーレイドライブ。4K解像度のUltra HD Blu-ray再生に対応する。
CyberLinkのホームページにある全ソフトが15%割引で購入できるクーポンコード付き。
Macでもプラグアンドプレイで使えるので安心だ。
外付けブルーレイディスクドライブの選び方
読み取り専用か、書き込み可能か
光学ブルーレイディスクドライブには、読み取り専用と書き込み可能型の2種類がある。
例えばレンタルビデオを再生したいだけの場合は読み取り専用でよいが、パソコンのデータ保存やテレビの録画を行う場合は書き込み可能型を選ぶ必要がある。
書き込み機能型はもちろん読み取りも可能で、読み取り型より必然的に高価になる傾向にある。
対応するディスクの種類は?
ブルーレイディスクには、読み取り専用、追記型、書き換え型と大きく3つの種類がある。
さらに同じディスクでも記録面を何層にも分けて容量を拡張しているものもある。
ドライブがどのタイプのディスクに対応している必要があるか確認しよう。
種類 | 容量(GB) | 倍速 | 特徴 |
---|---|---|---|
BD-ROM | 様々 | 様々 | データの書き換えが出来ない、読み出し専用のブルーレイディスクを指す。映画やゲームの記録媒体として使用される。 |
BD-R | 25/50 | 6 | 1層または2層の追記型のブルーレイディスクを指す。データの読み出しだけでなく、空き容量がある限りデータの追加書き込みが出来る。一度記録したデータは書き換え不可。 |
BD-R BDXL | 100/128 | 4 | BD-Rを3層または4層構造にしてさらに大容量になったもの。 |
BD-RE | 25/50 | 2 | 1層または2層の書き換え型のブルーレイディスクを指す。データの読み出しや追記だけでなく、一度記録したデータを書き換えることが出来る。目安として約千~1万回ほどリライトが可能。 |
BD-RE BDXL | 100 | 2 | BD-REを3層構造にしてさらに大容量になったもの。 |
念のため補足しておくと、読み取り専用ドライブだからBD-ROMしか読めないということはない。
各製品によって最大読み書き速度は異なってくるので仕様を確認しよう。
また、Blu-rayの他にCDやDVDの利用にも対応しているかどうかも確認しよう。
録画用とデータ用
「データ用」と「ビデオ用」とディスク表記が分かれているものがある。
いずれも1回の記録ならBD-R、何度も記録可能ならBD-REと、フォーマットは共通。
違いはコピー制限された著作権保護コンテンツを録画できるかどうかにある。映画やテレビの録画を中心に考えている方は「録画用」を選ぼう。
パソコンのデータ保存用にも「録画用」を使うことはできるが、データ用よりも高価になるためメリットはない。
対応するディスクの形状は?
ベアディスクとカートリッジタイプ
CDやDVDと同じ用に円盤そのままの形状のBlu-rayディスクをベアディスクと呼ぶ。
対して専用ケースに入ったカートリッジタイプというBlu-rayディスクもある。
カートリッジタイプはBD-RE Ver1.0に見られる古い形状だ。
初期のBD-REは不織布に入れると使えなくなるほど耐久性が低く、ディスク表面を保護せざるを得なかったためカートリッジ形状が生まれた。
現在では、特別な用途がない限りはカートリッジ対応している必要はないだろう。
※なおそれでも表面の傷には注意されたい。原則光学ディスクには一切の傷を付けるべきではないということを知らない方が多い。
読み書きの速度は?
最大読み書き速度が何倍速であるかは、先のディスクの種類の表に記載した通りだ。
BD-Rで6倍速の書き込みがスタンダードなラインだが、12倍速を実現するドライブもある。
同程度のスペックならディスクの回転数の高い方を選ぶと安心だ。
回転数はrpm(rotation per minute)という1分間当たりの回転数を示す単位で知ることができ、この数値が高ければ高いほど高速回転し読み書きの速度は向上する。
接続方法は?
ベアカートリッジならともかく、外付けブルーレイディスクドライブであれば、USB接続は必須と思ってよいだろう。
USBにはいくつが規格があるが執筆時点での最速規格であるUSB3.0に対応しているものを選ぼう。
USB3.0の転送速度は5Gbpsと、USB2.0の480Mbpzの10倍以上になる。
またUSB3.0は下位互換性があるいので2.0以前のバージョン仕様の機器とも問題なく接続できるので心配ない。
対応OSは?
WindowsやMac、AndroidやChromeOS、どのOSや機器で動作確認が取れているのかも確認しよう。
最後に
高画質コンテンツが充実している今日、DVDの映像コンテンツ記録媒体としての限界が迫っている。
Blu-rayは以前より圧倒的に低コストになり、ゲームやビデオで利用することが一般的になった。
1つBlu-rayディスクドライブがあると、PCやテレビ、ゲーム機で簡単にコンテンツの共有ができ利便性が増すので、これを機会に導入してみてはいかがだろうか。