電気代が安く済む!注目のおすすめハイブリッド式加湿器特集

乾燥が気になるシーズンに、特に活躍する家電が「加湿器」です。ただ、加湿器と一言で表してもさまざまな種類がありそれに応じて性能や特徴などが異なります。今回は、加湿器の中でも電気代が安く済むと評判の「ハイブリッド式加湿器」についてご紹介します。

ハイブリッド加湿器とは

加湿器は、

  • 水を沸騰させ、スチームで加湿する「スチーム式加湿器」
  • 水を含んだフィルターから気化させる「気化式加湿器」
  • 水を振動させ微粒子化し霧にする「超音波加湿器」

以上の3タイプがある。上記を組み合わせたのがハイブリッド加湿器と呼ばれている。

ハイブリッド加湿器の2タイプ

ハイブリッド加湿器には、

  • ヒーターで温めた水を振動させ微粒子化し霧にする「加熱超音波式加湿器」
  • 水を含んだフィルターに温風をあてて気化させる「温風気化式加湿器」

以上の2タイプがある。

加熱超音波式のメリット・デメリット

 メリット

  • ヒーターで水を加熱するため、雑菌が抑制できる
  • デザイン性の高い製品が多い

デメリット

  • 他の加湿器に比べて電気代が高い
  • 本体価格が高い

温風気化式加湿器のメリット・デメリット

DAINICHI 温風気化式
画像引用元:https://www.dainichi-net.co.jp/

メリット

  • ヒーターで温めた風を加湿フィルターに当てるため、普通の気化式加湿器よりも加湿効率が高い
  • 自動でヒーターの切り替えが行われるため、過度な電気代がかからずに済む

デメリット

  • 気化式と比較すると、電気代が高くなる
  • 本体価格が高い

おすすめハイブリッド加湿器|温風気化式

温風気化式加湿器は、DAINICHIほぼ一択。DAINICHIのシリーズ比較は公式サイトを参考にすると良い。

安心の日本製| DAINICHI HD-3017-W 2.4L

出典:www.amazon.co.jp
ダイニチ
DAINICHI
HD-3017-W
加湿器

ダイニチのヒーターと気化式を組み合わせたハイブリットタイプの加湿器。

湿度が低いときは「温風気化式」で急速加湿、設定湿度に達するとヒーターを切って「気化式」で加湿してくれる。室温も1%単位でデジタル表示できるのが嬉しい。

おすすめハイブリッド加湿器|加熱超音波式

パワーがありコンパクト|山善 ハイブリッド式加湿器 MZH-A551 5.5L

出典:www.amazon.co.jp
山善
YAMAZEN
MZH-A55
ハイブリッド式加湿器

寝ながら使用しても十分加湿できるだけの大容量タイプが人気のハイブリッド加湿器。

空焚き監視機能がついており、安全性も保証されている。また、枕元におけるコンパクトなサイズなのも嬉しい。

ウッド調がおしゃれ|maxzen KSS-MX401

出典:www.amazon.co.jp
maxzen
ハイブリッド式加湿器
4.0L

アロマ、マイナスイオン搭載されたおしゃれなハイブリッド加湿器。全面のLEDパネルで残り水量が確認できたり、自動停止機能があったりと、充実の機能。カラバリもブラックとホワイト2種類あるので、お部屋に合わせて選びたい。

シンプルな見た目が◎|maxzen KSB-MX401

出典:www.amazon.co.jp
maxzen
ハイブリッド式加湿器
3.8L

ミストの量が6段階も調節でき、更に湿度コントロール機能もついている。メーカー保証も一年間ついているので、万が一の故障時にも安心。

ハイブリッド加湿器の電気代は?

ここまで「気化式よりも電気代が高い」「他の種類と比べると電気代が高い」など、電気代に関するポイントを挙げた。他の種類の加湿器と比較すると、どれほど差があるのだろうか。ハイブリッド式以外の「気化式加湿器」「超音波加湿器」「スチーム式加湿器」の3種類とともに、1時間にあたる電気代の差を比較した。

種類 電気代
気化式加湿器 約0.1円~0.5円
超音波式加湿器 約0.7円~1.1円
スチーム式加湿器 約3.5円~7.0円
加熱超音波加湿器 加熱時:約1.6円
非加熱時:約0.7円~1.1円
加熱気化式加湿器 加熱時:約4.1~5.4円
非加熱時:約0.1円~0.5円

このように5種類の加湿器で電気代の比較をすると、非加熱時に電気代が安く抑えられるということが分かった。ただ、加熱時の電気代を他の種類の電気代と比較するとどうだろう。

加熱超音波加熱式の電気代

  • 気化式加湿器、超音波式加湿器よりも約0.5円〜1.1円高い
  • スチーム式よりも約1.7円〜5.4円安い

加熱気化式加湿器の電気代

  • 他の種類の加湿器よりも約0.6円〜4円高い

このような結果になった。

つまり、加熱が必要なハイブリッド式加湿器で加熱しているときに関しては他の加湿器よりも電気代が高い。一方、加熱していない時の電気代は、他の種類の加湿器とさほど変わらないということがいえる。

本当にハイブリッド式加湿器は電気代が安い?

一概には「ハイブリッド式加湿器は電気代が安い」とは言えないため、要注意だ。ただ、電気代が高くなってしまう分、スチームやミストなどをこだわることが可能だ。加湿器を必要とする理由をもとに、自身にとって最も効率的な使い方を模索することをおすすめする。

使い方を変えることによって、電気代を大幅に抑えることもできれば余計に高くなってしまうこともある。自身の必要な機能や使い方に応じて、月々の電気代をコントロールすることができる。

ハイブリッド加湿器のお手入れは?

最後に、ハイブリッド加湿器のお手入れ方法についてご紹介する。

加湿器のお手入れといっても、楽にお手入れできる簡単な構造の加湿器もあれば、複雑な構造の加湿器もある。ハイブリッド加湿器は、まさに複雑な構造の加湿器でお手入れをこまめに行わなければいけない。場合によっては、本来使えるはずだった期間よりも早く故障してしまう可能性もないとは言えない。

ハイブリッド加湿器のお手入れ方法をしっかり理解して、現在すでに利用している方はもちろん、これからハイブリッド加湿器を検討している方も今後に備えて方法を確認しておこう。

ハイブリッド加湿器の基本的なお手入れ方法

おさえるべきポイントは3つだ。

①加湿器の吹き出し口を掃除機で吸う

まずは、加湿器を使う上でミストが噴出される部分である吹き出し口を掃除する。埃や汚れがないように、掃除機などで吸引し取り除く。

②加湿器の背面にあるフィルターの汚れ・埃などを掃除機などで吸引する

次に、加湿器の背面にあるフィルターをきれいにする。ここが汚れていると、加湿を行うときにきれいなミストが噴出されないことがある。より清潔に、加湿器自体の効果を保ち続けたいのであればフィルターの掃除も怠ることなく行っておこう。

汚れが気になる部分は、濡らしている状態のタオルや布巾で優しくふき取る

最後に、そのほかの部分の掃除。汚れている箇所があれば、濡れタオルなどで優しく拭き取っておく。素材は、柔らかいものが望ましい。加湿器のボディに傷がつくことを防ぐためである。

以上が、普段の日常で行うべきハイブリッド式加湿器のお手入れ方法である。

もう一歩進んだお手入れポイント

さらに掃除にこだわりたいという方へもう一歩先の詳しい掃除方法についてもご紹介する。

吹き出し口

古くなった歯ブラシなどで水洗いしておく。もし、吹き出し口が取り出せない場合には、柔らかい布で水ふきしておく。

吸気口フィルター

掃除機で埃を取り除いた後、綿棒などで細かい部分の汚れを取り除く。

水を入れるタンク

雑菌の元となるカルキを取り除くため、定期的に流水ですすぎ洗いを行う。

加湿フィルター

説明書に沿って、つけおき洗いを行う。つけおき洗いの後は、流水ですすぎ水気を飛ばす。

以上の4点について気をつけていれば問題ないだろう。これらのポイントとともに、製品ごとの説明書も合わせて確認することをおすすめする。

最終更新日:2018/10/31