CDラジカセは多機能化が進んだモデルから安い価格の小型コンパクトモデルまで様々な製品があります。ソニーや東芝、ビクターといった各種大手ブランドをカバーしつつ、BluetoothやMP3再生の対応有無など機能性、おしゃれさにも注目し、おすすめの製品をご紹介します。
おすすめのCDラジカセ
SONY(ソニー) ZS-RS80BT
語学学習用のピッチコントロール、A-Bリピート機能やアラーム機能まで備えた非常に多機能な1台。
ラジオの録音や、アウトドアでも使える電池駆動対応など欲しい機能が豊富に備わっている。
スタイリッシュでおしゃれなデザインも魅力的だ。
メディア | CD(オーディオCD,MP3,WMA) SD/SDHC/microSD/microSDHC/USBメモリ(MP3/WMA/AAC) AUX |
ワイヤレス | Bluetooth NFCペアリング対応 |
ラジオ | ワイドFM/AM プリセット合計30局登録可 |
録音 | 対応 |
電池駆動 | 対応 |
東芝 TY-CDX7
コンパクトながら、機能豊富な機種。
Bluetoothこそないが、低コストと省スペースを求める方にとって、最も多くの機能を提供してくれる機種のひとつだ。
カラオケ向きのボーカル音声排除機能など、東芝独自の機能も魅力的。
メディア | カセットテープ CD SD/SDHCカード(MP3) AUX |
ワイヤレス | 非対応 |
ラジオ | ワイドFM/AM |
録音 | 対応 |
電池駆動 | 対応 |
Panasonic(パナソニック) RX-D47
目立った機能はない、標準的なラジカセ。
Panasonoicの安定感ある再生能力が魅力的。
カセットテープをしっかりと再生したい人におすすめ。
メディア | カセットテープ CD |
ワイヤレス | 非対応 |
ラジオ | ワイドFM/AM |
録音 | 対応 |
電池駆動 | 対応 |
SONY(ソニー) CFD-S70
カセットテープへの録音やワイドFM/AM対応など基本的な機能を備えたラジカセ。
シンプルで分かりやすい操作性・デザイン性も魅力。
コンパクトさを求めるなら最もおすすめだ。
メディア | CD(オーディオCD,MP3) AUX |
ワイヤレス | 非対応 |
ラジオ | ワイドFM/AM |
録音 | 対応 |
電池駆動 | 対応 |
コイズミ SOUNDLOOK SAD-4935
老舗家電メーカーのラジカセ。
プレーヤーとしての基本機能をカバーしており、外部音声入力で、マイクやPCのサウンドも再生できる。
安い価格とコンパクトさが特徴だ。
メディア | CD AUX |
ワイヤレス | 非対応 |
ラジオ | ワイドFM/AM |
録音 | 非対応 |
電池駆動 | 対応 |
JVC(日本ビクター)ケンウッド RD-W1
96kHz/24bitのハイレゾ音源再生を、パソコンから直接、またはUSBメモリで大音量再生できる本格ラジカセ。
スピードコントロールや部分リピート機能を備え、英語などの語学学習にも最適。
Bluetoothを使ったスマホ等からの再生にも対応する。
多機能でデザイン性も高く、本格派の方も納得のモデル。
メディア | CD USBメモリ(MP3,WMA,FLAC,WAV) AUX |
ワイヤレス | Bluetooth NFCペアリング対応 |
ラジオ | ワイドFM/AM |
録音 | 対応 |
電池駆動 | 非対応 |
CDラジカセの選び方
ラジオの性能は?
FM/AMの対応
FM、AMの両方に対応していると嬉しい。
特にFMのワイドバンドに対応しているとより良いだろう。
災害対策にもなる重要な点なので確認しておこう。
チャンネルの登録数は?
お気に入りのチャンネルを保存できると便利だ。
必要な場合は、FM、AMそれぞれの登録数を確認しておこう。
5チャンネル以上だと実用的だ。
録音できるか
ダビングが必要な場合は、録音に対応しているか確認しよう。
特にカセットテープなどをMP3へ保存するなどデータ化できるモデルだと嬉しい。
また音声入力の録音もできるタイプもあるので、内蔵マイクや外部マイクの入力に対応しているかも必要であれば確認しよう。
マイクを接続してスピーカーシステムとしても使えるようになるのであると便利だ。
小さな子どもの遊び道具としても活躍する。
サウンドで選ぶ
音質
ダイナミックレンジ優先なら、スピーカーユニットが1つだけのフルレンジスピーカー。
再生周波数帯域の広さ、細かさ優先なら2ウェイ、3ウェイユニットのスピーカー。
迫力を求めるならサブウーファー付きの2.1chスピーカーシステムを選ぶとよいだろう。
出力
例えば会議室や教室など広い部屋で利用する場合は出力が必要だ。
15〜20Wほどトータルで有していると安心できる。
出力の大きいものでは50W程のスペックのものあるので、そうしたものを選ぶと十分だ。
出力にこだわりたい方は、別途PAスピーカーシステムを検討するのもよいだろう。
再生メディアで選ぶ
カセットテープ
最近では搭載している機器が減っているが、必要な場合は対応するテープ種別や早送り・巻き戻し時間までチェックしてみよう。
CD/MD
オーディオ用CDだけでなく、MP3やWMAを書き込んだCD-R/CD-RWの再生にまで対応していると嬉しい。
MDが必要な方は、Hi-MDにも対応しているかなど対応MD種別まで確認しておこう。
AUX
マイクを接続しての録音や、iPodやWALKMAN、またはレコード・カセットプレーヤーのアナログ音声など、外部音声を再生したいときにあると便利だ。
PCスピーカーとしてコンポを使うなども可能となる。
USBメモリ
USBメモリに保存したMP3やWMAファイルを再生可能なコンポもある。
このとき、対応ファイル形式や、フォルダ(ディレクトリ)を読み取れるか、対応容量などを確認しておこう。
ワイヤレス
iPhoneやMacユーザーなら、Wi-Fiを使ってiPhoneやMacと連携できる「Airplay」対応があると高音質ワイヤレスを楽しめる。
汎用性が高いのはBluetooth接続。音質は落ちがちだが手軽さと対応機器の多さが魅力だ。
NFC対応まであるとBluetooth接続がより簡単になる。
なおBluetoothは伝送時に音を圧縮するため、その圧縮方式であるコーデックによって音質が異なるのでチェックしよう。
コーデック | 内容 |
---|---|
AAC | Apple社の高音質圧縮方式。Apple以外でも対応機器は多い |
apt-X | CD音源に近い音質での転送が可能なコーデック。英CSR社開発 |
apt-X HD | apt-Xのハイレゾ対応版、英CSRが新開発 |
LDAC | ハイレゾ音源対応。ソニー開発の、ほぼソニー機器同士限定の規格 |
SBC | Bluetoothの標準規格。圧縮率が高く音質は悪い |
▲ Bluetooth対応コーデック一覧
電池駆動は対応か
ラジカセをアウトドアで利用したり、災害対策用途で利用するなら電池駆動に対応しているかどうか確認しよう。
その場合、駆動時間にも注意しよう。
最後に
ラジカセは一定の需要があり、新製品も数は多くないがリリースされて続けている。
その中でラジカセからCDシステムやポータブルシステムとして呼称を変えながら多機能化が進んでいる。
時代にマッチした機能を備えつつデザイン性も上がっているので、インテリアや用途にマッチする機種が見つかるのではないだろうか。
本記事がラジカセ選びに役立てば幸いだ。