つきたての美味しい餅を作ることができるのが餅つき機。全自動タイプもあり、蒸したりこねたりする工程を利用して、パンやうどんも作れます。今回は、おすすめのパナソニック、象印、東芝、タイガーなど主要メーカーを比較します。
今や、餅つき機は餅だけじゃない!
餅つき機と言うと「餅を自動で作ってくれるんでしょ」と安易に思いがちだが、実は、それ以外の機能の充実がすごい。
餅つき機でできる4つのこと
できること | 蒸す | つく | こねる | つぶす |
---|---|---|---|---|
作れるもの | 赤飯/おこわ 蒸し料理 |
餅 | パン生地 麺類 |
味噌 |
できる機種 | 全て | 全て | 全て | みそ羽根付き機種のみ |
餅つき機では、主に餅米を「蒸す」「つく」「捏ねる」「潰す」という4つの機能を持った機種がある。
「蒸す」では、炊飯器のように赤飯を作れたり、せいろ(蒸し台)を用意して、茶碗蒸し等の蒸し料理ができたりする。「こねる」では、ホームベーカリーのように、パンやパスタ、うどんやピザの生地を作ることができる。
そして、臼や釜の底に味噌用の羽根「みそはね」が付けられる機種では、家で簡単に自家製味噌を作ることも可能だ。はねはオプションで別売となっているケースもある。
おすすめ餅つき機を比較!
ここからは餅つき機を比較していく。1升タイプと2升タイプがあるが、よっぽど大家族でも無いかぎり、1升タイプで十分だろう。
- 1升=餅米1.4kg=餅30個
1升の餅米と、できる餅個数の目安は以上となる。できあがり時間は約50分の機種がほとんど。
高評価のベストバイ餅つき機はこれ!
ZOJIRUSHI マイコンもちつき機 力もち 1升 BS-EB10-WB ホワイト
- 味噌が作れるのが売り
- 持ち運びしやすいよう本体に取っ手付き
- トレイや餅を伸ばせるのし棒つき
- 容量は5合~1升
水に浸した餅米をうすに入れて、ボタンを押すだけで餅ができあがる。「蒸す」から「つく」までマイコン制御で加減を自動調節してくれ、つき上がるとブザーでお知らせ。また、フッ素加工うすで餅がくっつかずお手入れも楽。
エムケー精工(MK精工) マイコンもちつき機 「かがみもち」 1升タイプ RM-10SN
- 本体に取っ手付き
- マイコン制御の簡単操作
- 容量は5合~1升
前述の象印の餅つき機と比べて、味噌がつくれない以外のスペックはほぼ同じ。味噌を作る予定がないのであれば、6000円程度安いこちらの機種でも十分だろう。
タイガー 餅つき機 「力じまん」一升 ミルキーホワイト SMJ-A180-WL
- 味噌が作れる
- ディンプルフッ素加工のうす
- 容量は0.9~1.8L(5合~1升)
味噌が作れる「みそ羽根」付きの機種で、評価が高く安価なのがこの製品。前述の製品と比較して、臼部分に取っ手がついていないが、気にならないようであれば、是非おすすめしたい機種だ。
蒸し時間が40分、つく時間が10分程度で完成。
パナソニック ホームベーカリー 1斤タイプ グリーン SD-BM1001-G
- ホームベーカリー機能が充実
- もちろん餅も作れる
パン作りも兼ねたい人におすすめなのが、ホームベーカリー。味噌作り機能や取っ手がないが、餅は問題なく作れる。
ツインバード ホームベーカリー ~2斤 ホワイト PY-E631W
- ホームベーカリー機能が充実
- 4合分の餅がつくれる
こちらもホームベーカリー。4合と少し少なめではあるが、食べきりサイズとしては丁度いいだろう。ホームベーカリーではあるが、餅つき機としての購入も多い。
餅つき機のアレンジレシピ
餅つき機で豆餅をつくる
- 餅米は浸しておき、黒豆は煮ておく
- 蒸し水を入れた餅つき機に餅米をボタンを押す
- 「蒸し」が終了したら塩を加える
- 「つき」が終了したらボウルに移す
- 手水をつけて、豆を練り込む
容器に入れ固めてもよし、そのまま食べても良し。
餅つき機でよもぎ餅をつくる
- よもぎは、茹でてすり潰しておく
- 上新粉はぬるま湯を注ぎ耳たぶくらいに煉り小さくちぎっておく
- 釜に餅米と2を入れて「蒸し」スタート
- 蒸しあがったらよもぎをいれて「つき」スタート
- 出来上がったら、あんこをくるんで完成
まとめ
いかがだっただろうか。
餅のデンプン質は、アミロペクチンとよばれる分解に時間を要す成分が多く含まれている。「餅は美味しいけど太る」と正月太りの一因として語られることも多いが、実は腹持ちが良く上手く活用すれば、カロリーも抑えられる。
また、一般に知られていないがマグネシウムやナイアシンも含まれている。付け合せに納豆やごまやきな粉などをまぶせば、栄養素もより高まる。
餅つき機を購入した際は、お正月だけでなく、是非日々の食事に取り入れていただければと思う。