今回は防水機能付きのスマホをご紹介します!ウィンタースポーツやマリンスポーツ、アウトドアを好む人や野外での仕事をこなしている人は、しっかりとした防水スマホでないと、雨に濡れただけで壊れてしまうかも。防水レベルやおすすめ製品をご紹介しますので参考に慣れば幸いです。
防水スマホの選び方~防水性能の見方~
メーカー判断で防塵防水対応を謳っているだけでなく、正式に国際標準の防塵防水基準を満たしていることを確認しよう。
対応レベルは「IP」コードから判断できる。IPに続く1つ目の数字が防塵性能、2つ目の性能が防水性能、「X」は検査省略記号だ。具体的に、IP56や、IPX4という表記がなされる。
防塵性能
保護等級 | 防塵性能 |
---|---|
IP0X | 特に保護がされていない |
IP1X | 直径50mm以上の固形物が中に入らない(握りこぶし程度を想定) |
IP2X | 直径12.5mm以上の固形物が中に入らない(指程度を想定) |
IP3X | 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
IP4X | 直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
IP5X | 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形) |
IP6X | 粉塵が中に入らない(耐塵形) |
防水性能
保護等級 | 防水性能 |
---|---|
IPX0 | 特に保護がされていない |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形) |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形) |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形) |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
▲ 出典:WikIPX7edia
iPhone7以降は防水
iPhone7以降(iPhone8、iPhoneX)のiPhoneは防水機能付きとなっている。
iPhoneの防水レベルはIPX7なので「規定の圧力及び時間で水中に浸漬しても影響を受けない」というレベル。
360度どんな方向から水しぶきをあびても平気。つまり雨程度なら全然OKだし、お風呂くらいなら水没しても平気であることが伺える。
ただし防水レベルにはIPX7より上のIPX8があり、「厳しい条件下で継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない」というものがある。
重要なのは「厳しい条件下」と「継続的に」という部分。IPX7は水中用ではなく、すこし水没しても平気というレベルでありプールや海において水中で遊べるという意味ではない。
防水機能付きおすすめAndroidスマホ|防水性能高い順
Moto X4 SIMフリー 防水レベル:IPX8
デュアルカメラを搭載したスマホ。スペック面でいうとRAM4GB、CPUがSnapdragon 630とミドルクラスになっており、防水レベルはIPX8なので水没にも強い。
モトローラ社はアメリカに本社をおく携帯電話やスマホを生産しているメーカーで、クールで男らしいデザインのスマホが多い。ミドルクラスの性能で手頃な防水スマホを探している人におすすめ。
HUAWEI Mate 10 Pro SIMフリー 防水レベル:IPX8
防水レベルはiPhoneと一緒でIPX7相当。風呂にちょっと水没させてしまったくらいなら全く問題ない。デュアルカメラを搭載した高性能モデルでCPU、メモリ、カメラともに高水準にまとまったハイエンドモデル。
ちなみにHUAWEIのスマホはMateシリーズ、Pシリーズ、novaシリーズあり、Mateは高性能なハイエンド、Pはデザイン性の高いミドルクラス、novaはコストパフォーマンスの良いモデルとなっているが、Mate 10 Proは2017年度のモデルなのでわりと安い。
Caterpillar CAT S41 SIMフリー 防水レベル:IPX8
防水レベルがIPX8のうえ非常に頑丈、米軍用規格MIL-STD-810Gに準拠にするミリタリー仕様クラスのスマホ。
MIL-STD-810Gとは、低圧、高温、低温、温度衝撃、雨、湿度、塩水噴霧、振動、衝撃&落下に関するテストとなる。
防水にかんして特に興味深いのは塩水噴霧。海水に耐えられるかどうかのチェックなのでマリンスポーツ好きにとってかなりありがたいスマホと言えるだろう。
(基本的に機械製品は潮風や塩水にとても弱い)
しかもバッテリーが5,000mAh(通常は3000mAh程度)もあり、他の端末の電源としてもつかえてしまう。友達のスマホやタブレットなどを余裕で充電できるという事になる。
そのため、アウトドアスタイルな製品で、防水に加え頑丈さを求める人には最強のスマホかもしれない。
性能面ではCPU、メモリ、カメラともにミドルクラスで高性能とは言い難いが、最低限を確保している。
HTC U12+ SIMフリー 防水レベル:IPX8
最新のCPU(Snapdragon 845)、メモリ6GBに加え、デュアルカメラを搭載している高性能スマホ。
その上防水レベルがIPX8となっており、水没にも耐えうる。防水機能付きのスマホの中ではもっとも高性能と言えるだろう。
実際問題として、最高レベルの防水(IPX8)と高性能を兼ね備えたスマホはとても少ない。防水タイプのスマホはタフネス重視で機能面はミドルクラスからロークラスというものが多いなか、HTC U12+の存在は貴重。
arrowsM04 防水レベル:IPX8
防水レベルはIPX8。RAMは2GBの富士通製スマホ。どちらかといえば、ロースペックでコストパフォーマンスの良いタイプ。ロースペックで良いが国内メーカーを希望する人におすすめ。
AQUOS R compact 防水レベル:IPX8
ディスプレイが一回り小さいコンパクトなAQUOS。サイズは小さいがRAM3GBでCPUはSnapdragon 660とまずまずのミドルクラススペック。
AQUOSらしく4K撮影にも対応しており、撮影性能も良い。
AQUOS sense lite 防水レベル:IPX8
AQUOSシリーズの低価格モデルとなるのがsense lite。
CPUは控えめだがRAMは3GBなので重たいゲームアプリなどでない限り固まることは少ないだろう。
Xperia XZ Premium 防水レベル:IPX8
美しいディスプレイと高性能なスペック、音質、カメラの性能もよいハイエンドタイプのスマホ。
Xperiaシリーズは常に高水準でまとめているので信頼度が高い。
Xperia XZ PremiumはXperia XZ2 Premiumよりひとつ前の機種だが、CPUはオクタコア、メモリは4GBと現状のミドルクラスより性能が良い。
下手な最新機種よりも性能は上だろう。
NuAns NEO Reloaded 防水レベル:IPX4
防水レベルはIPX4と生活防水程度だが、RAM3GBでCPUもそこそこのミドルクラススマホ。デザイン性が高いことで有名。
カメラはソニー製の1300万画素(F2.0)を搭載しており広角で使いやすく、画質も良い。