GalaxyやNexus、Xperiaといったスマホを中心に急速に進歩したワイヤレス充電技術。今や専用チャージャーだけでなくスタンドライト内蔵型など多様な製品が流通しています。そのメリットや仕組みを解説しながら、おすすめのワイヤレス充電器をご紹介します。
スマホ用ワイヤレス充電器とは
ワイヤレス給電に対応したデバイスを接触させるだけで充電できる画期的な充電器のことだ。
手軽に使えるチャージ台もあれば、デスク用スタンドライトや、チェストに内蔵したもの、車載用スマホホルダーに内蔵したものなどもある。
スマホ用ワイヤレス充電器のメリット
最大のメリットはコードのからの解放によるストレスのない使用感だ。
具体的には次の様なメリットが挙げられるだろう。
- すっきりとしてインテリアの雑多感がなくなる
- ケーブルに物をひっかける心配がない
- ケーブル挿抜がないのでコーヒー片手に充電することも可能
- 接続端子の劣化や破損の心配がない
- ケーブル断線の心配がない
そんなワイヤレス充電器のおすすめ製品を、スタンド式、パッド式、その他と分けて順に紹介しよう。
おすすめのスマホ用ワイヤレス充電器
スタンドタイプのスマホ用ワイヤレス充電器
CHOTECH 3コイル搭載チャージャー
3コイル内蔵で、給電可能な範囲が広いのが特長。スマホを縦置きしても横置きしてもコイルに接触し給電の差がうまれない。
アルミ仕上げのシンプルなデザインも魅力的だ。またラバーの滑り止めがついている点もすばらしい。
FLOUREON 3コイル搭載チャージャー
こちらも3コイル搭載で給電可能範囲が広いスタンド式チャージャー。
ブラックカラーでシックなインテリアにマッチする。
フロントのLEDで待機状態がひと目で分かるので、充電したつもりが出来ていなかったという事態を防ぐことができる。
Bestand シリコンスタンド
同じくスタンド式で主流の3コイル搭載のチャージャー。
こちらはスマホとの設置面がシリコン製になっており、双方に傷がつきにくく、ワイヤレス充電の使用スタイルをよく考慮した製品だ。
ワイヤレス充電スタンドにはつい乱暴にスマホを置いてしまいがちだが、それによる傷つきをこの製品では防止することができる。
Seneo シンプルスタンド
LEDで待機状態の視認が可能なスタンド式チャージャーだ。
ワイヤレスチャージャーはロゴなどで装飾したものが多いが、これはユーザーに見える範囲では装飾のないデザインになっている。
装飾に嫌悪感を覚える方は、無印デザインの本プロダクトがおすすめだ。
EReach クリアスタンド
チャージ面はシンプルなブラック、スタンド部はクリアカラーというデザイン性に優れたワイヤレスチャージャーだ。
3コイル搭載なので給電範囲も問題ない。
クリアカラーは様々なインテリアにマッチしやすく、設置場所も選びにくいだろう。
Bestand アルミ製スタンド
アルミボディのスタイリッシュなデザインが魅力的なチャージャーだ。
LEDインジケーターで待機状態が把握できるユーザービリティも評価したい。
この他にグレーカラーのアルミスタンドもあるので、手持ちのデバイスのカラーに近いものを選ぶと統一感があって良いだろう。
AUKEY 着脱スタンド式チャージャー
ワイヤレスチャージャーを持ち運びたいとき、スタンド式ではかさばってしまうが、本プロダクトは脚部を取り外すことが可能なのでその心配がない。
ユニークでシンプルなデザインと、機能性を兼ね揃えた秀逸なチャージャーだ。
パッドタイプのスマホ用ワイヤレス充電器
Satechi 急速チャージャー
アルミバンパーが美しいスタイリッシュなデザインのパッドタイプチャージャー。どのカラーバリエーションも魅力的だ。
通常のワイヤレス充電より1.4倍速い高速充電が可能となっており、デザイン性・機能性ともに秀逸なプロダクト。
Arbalest レザーパッドチャージャー
レザー製のパッドと、放熱効果もあるメタルフレームによる高級感あるデザインが魅力的なパッド式チャージャーだ。
LEDインジケーターも搭載されているが、底面が光るためおしゃれで且つ夜間でも眩しすぎることがない。
ユーザービリティの高さがすばらしいプロダクトだ。
LifeInnovation コンパクトチャージャー
まるでカップコースターの様なコンパクトサイズのパッド式チャージャー。
シンプルなデザインも魅力的だ。
価格もリーズナブルなので、コンパクト需要だけでなく、ワイヤレス充電器を試してみたいという方にもおすすめ。
EC TECHNOLOGY 鏡面パッドチャージャー
アルミ製ボディに、鏡面仕上げのパッドが美しいチャージャー。
ヒートアップしやすいワイヤレス充電器だが、本製品は40℃以上にならないように温度調整機能がついていて安心だ。
また、LEDインジケーターも搭載しており待機状態もひと目で分かる。
高級感と機能性を求めるなら本プロダクトは最適な選択の1つだろう。
Tronsmart 急速チャージャー
QuickCharge2.0に対応した急速チャージャー。QC2.0対応デバイスでは従来よりも75%も早い急速充電が可能となる。
ユニークなデザインが魅力的な表面は、実はシリカゲル採用で滑り止めが可能となっている。
LEDインジケーターで充電状態も把握できる。
3Q-LEVO 木製チャージャー
木目調が美しく継ぎ目のない洗練されたデザインが魅力的の木製チャージャーだ。
一見コースターと見間違えてしまいそうなボディは、インテリアにさりげなく溶け込み違和感を感じさせない。
デザイン性にこだわりたい方は、本プロダクトがおすすめだ。
Seneo クリスタルチャージャー
クリスタルカラーとブルーのLEDがインテリアに映える、スタイリッシュなデザインのチャージャー。
夜間に優しく光るブルーのLEDが円状に広がり美しい。
パッドと底面に滑り止め防止ゴムも装備しているので、スマホやチャージャーが滑り落ちる心配もない、ユーザービリティにも優れたプロダクトだ。
CHOTECH 急速チャージャー
Quick Charge 2.0に対応し、旧世代に比べて倍の10W出力で給電できるチャージャー。
シンプルでコンパクトなデザインなので、持ち運びにも便利。オフィスにおいても不用意に目立つこともないだろう。
LEDインジケーターでひと目で充電状態、さらに標準/急速モードの状態把握もできる。
その他のスマホ用ワイヤレス充電器
車載ホルダーエアコン用
車のエアコンの吹き出し口に設置できるタイプのワイヤレスチャージャー。
ドリンクホルダーの様な感覚で取り付けられ、片手で簡単にスマホの装着・取り外しが可能だ。
カーナビとしてスマホを使ったり、またはラジオや通話を楽しみたい方におすすめ。
車載ホルダーダッシュボード用
ダッシュボード上に吸盤で設置するタイプの車載用チャージャー。ホルダーの関節部は360度回転するので、スマホの角度調整は自由自在だ。
ゲル吸盤による固定なので平面に近いダッシュボードの車で使おう。
iPhoneなど非対応機種でも使いたい
iPhoneなどワイヤレス給電に対応していない機種は、給電対応ケースやシートを用いることで、ワイヤレス充電が可能になる。
ワイヤレス充電器の仕組み
主要な規格
ワイヤレス給電はQi(チー)という国際標準規格がデファクトスタンダードとなっている。
Qiは、ワイヤレスパワーコンソーシアム(Wireless Power Consortium:WPC)が策定したワイヤレス給電の国際標準規格のことだ。
NTTドコモでは、「おくだけ充電」の登録商標があるが、これもQi規格に準拠している。
仕組み
電磁誘導方式を採用し、コイルに電流を流すことで生じる磁束によって、受給側のコイルに起電力を発生させるようになっている。
忘れてしまった方は中学の理科の教科書を引っ張り出そう。
デメリット
Qi規格は、当初の規格では5Wまで、最新規格に対応していても15Wまでの出力となっている。
出力が小さいために、有線に比べて充電に時間がかかってしまうのがデメリットだ。
将来的には120Wの規格も策定予定のようだが、そうなればワイヤレス給電が主流の時代が来るかもしれない。
最後に
一度コードレスの快適さを覚えるともうワイヤレス充電器は手放せなくなる。
これを機会に手持ちのデバイスの完全ワイヤレス化を図ってみてはいかがだろうか。
ストレスフリーの近未来的なライフスタイルを送ることができるはずだ。
今はスマホなど近接距離での給電が中心だが、まだまだワイヤレス給電の技術革新の余地は多く残されており、家電も含めた完全コードレスの社会が訪れる日はそう遠くないのかもしれない。