高音質なワイヤレス音楽環境を。おすすめのWi-Fiスピーカー12選

ワイヤレススピーカー アウトドア

iPhoneやiPadの音楽をワイヤレススピーカーで再生したいとき、BluetoothスピーカーだけでなくWi-Fiスピーカーも検討してみてはいかがでしょうか。より高音質なワイヤレス音楽再生を実現できるWi-Fiスピーカーのおすすめモデルをご紹介します。

Wi-Fiスピーカーとは

自宅などで無線LANルーターに接続するタイプのスピーカーを指す。

同じルーターに接続している機器から、Wi-Fiを経由してスピーカーにデータを送信し、スピーカー側DAC(デジタル・アナログ変換回路)でアナログ信号に変換し、音声を再生する仕組みとなっている。

なおデバイス間での通信が許可されているWi-Fi環境がなければ利用できない。(公衆Wi-Fiはデバイス間通信が遮断されていたり、通信帯域制限がかかっており利用に適していない)

Wi-Fiスピーカーのメリット

高音質

Bluetoothであれば例え高音質なapt-X、AACコーディングに対応していたとしても、そもそもBluetoothは通信帯域が狭いため大容量通信ができず必ず劣化が発生する。

Wi-FiはBluetoothの何十〜何百倍もデータ伝送量が多く、Hi-Fiサウンドを実現できる。

接続デバイス数制限がない

Bluetoothスピーカーは、スピーカー側で何台のデバイスとペアリングするか、登録しておく数に制限がある。

手持ちの様々なデバイスを登録したいとき、あるいは違う機器を接続するたびにペアリングを行う手間が発生するが、Wi-Fiスピーカーの場合は同ネットワークに接続さえしていればよく、再生に至るまでストレスがない。

距離が長く安定感がある

Bluetoothは元より近距離無線通信規格でありPAN(PersonalAreaNetwork)圏内で使われるものであるため、距離が離れると通信が不安定になりやすい。

それに対してWi-Fiは出力にもよるが、km単位での通信も可能な仕様策定がされており、安定感は完全にBluetoothを上回る。

ワイヤレスという利便性に高音質を求める場合にはWi-Fiスピーカーを使ってみよう。

おすすめのWi-Fiスピーカー

SONY(ソニー) SRS-HG1

出典:www.amazon.co.jp
SONY
ソニー
SRS-HG1
Bluetooth/DLNA/ハイレゾ対応ワイヤレススピーカー

5GHz帯で通信を行うWi-Fiスピーカー。

5GHz帯を使うため電子レンジやBluetooth機器からの電波干渉を受けにくく安定感のあるサウンド再生が可能。

さらに192kHz/24bitのハイレゾ音源に対応しており、同社の得意とする「Extra Bass」モードで重低音の増強も可能だ。

DLNA対応のPCやNASから音楽再生ができる。

さらにBluetoothはSONY独自開発のLDACというコーデックに対応しており、Blueoothながらハイレゾに近い音質で音楽再生が可能だ。

コンパクトなキャビネットから生まれる迫力ある高音質サウンドをぜひ体感してほしい。

GGMM E5

出典:www.amazon.co.jp
GGMM
E5
Bluetotoh/Wi-Fi/音声通話/音声認識

人気のGGMMから、iFデザイン賞とレッドドットデザイン賞を受賞した、美しすぎる最新スピーカーをご紹介。

AmazonAlexa音声認識技術やハンズフリー通話に対応しており、まさに次世代のポータブルWi-Fiスピーカーと言える。複数接続でチャンネルを分けてステレオ再生も可能だ。

Spotifyやネットラジオを簡単かつ高音質でワイヤレス再生でき、インドアでもアウトドアでも活躍すること間違いなしだ。

BOSE(ボーズ) SoundTouch 10 wireless 

出典:www.amazon.co.jp
BOSE
ボーズ
Bose SoundTouch 10 wireless
Bluetooth/Wi-Fi対応*

どこにでも置けるコンパクト設計のWi-Fiスピーカー。

サイズに似つかぬパワフルなサウンドで、Wi-FiやBluetooth接続したデバイスからのサウンド、音楽ライブラリ、インターネットラジオを再生できる。

*DLNAによる接続事例もあるが、DLNA正式準拠ではないので注意されたい。

harman/kardon AURA PLUS

出典:www.amazon.co.jp
harman/kardon
ハーマンカードン
AURA PLUS
Bluetooth/AirPlay/DLNA対応

ハイファイオーディオの名ブランドharman/kardonのWi-Fiスピーカー。

コンパクトなボディでありながら、クリアな高音と豊かな低音の再現を実現。

また無指向性であるため室内のどこにいても高音質を体感できる。

美しいフォルムはそれだけでインテリアに優美さが加わる。

DLNA対応なのでホームシアターシステムからのサウンドや、PCやHDDレコーダーに保存した音楽も再生できる。

BluetoothやAirplayにも対応しているので、AndroidスマホやAppleでの再生も容易に可能だ。

JBL Authentics L16

出典:www.amazon.co.jp
JBL
ジェイビーエル
Authentics L16
Bluetooth/AirPlay/DLNA対応

ウォルナットの木目が美しい、300Wの出力を備えた本格派スピーカー。

Bluetooth、NFC、Airplay、DLNA、光デジタル、アナログ入力と多彩な入力方式を採用している。

Wi-Fi接続で高音質再生、あるいはレコードプレーヤーを接続してアナログサウンドを奏でるのも良いだろう。

アコースティックでインテリアに映えるデザイン性、そして高出力なHi-Fiサウンド、多様な接続方式による利便性。

各所にJBLのこだわりが体現された本機で、本格的なオーディオシステムを構築しよう。

Bang&Olufsen A9 MKII

出典:www.amazon.co.jp
Bang&Olufsen
バングアンドオルフセン
BeoPlay A9 mkⅡ
Bluetooth/Airplay/DLNA対応

デンマークの高級ブランドB&Oより、洗練されたデザインのWi-Fiスピーカー。

MoMAのコレクションにいくつものプロダクトが選ばれているB&Oのハイセンスなデザイン性が見事に活かされたスピーカーに仕上がっている。

そして特許取得技術で作り出したスピーカーシステムで、ワイヤレスでありながらパワフルな低音域が響き渡る。

DLNA対応の機器からのネットワーク再生だけでなく、BluetoothやAirplay、USBなど多様な接続方式を備えているので、様々な手持ちのデバイスを接続できるだろう。

最高のデザインと、パワフルなサウンドで自宅をミュージアムに変えてしまおう。

GGMM M4

出典:www.amazon.co.jp
GGMM
M4
Bluetooth/Airplay/DLNA対応ポータブルスピーカー

ドイツのレッドドットデザイン賞の受賞プロダクト。

クラシカルで高級感のある木製ボディ、手作業で貼り合わせされたレザー、これほど持ち運ぶことに喜びを覚えられるスピーカーがほかにあるだろうか。

DLNAだけでなくBluetoothやAirplayにも対応しているため、様々な機器でいつでもどこでも音楽再生を楽しむことができる。

屋外の利用も安心な、8時間の連続再生が可能だ。

レザーストラップで、肩からM4を提げて出かけにいこう。

Bang&Olufsen BeoPlay M5

出典:www.amazon.co.jp
B&O
バングアンドオルフセン
BeoPlay M5
Bluetooth/AirPlay/Wi-Fi/有線/Chromecast対応

最高級ウール混紡ファブリックを使用した、高品位なデザインのスピーカー。

小さいながらもパワフルなサウンドが特徴で、全指向性なので部屋全体に音を響かせることができる。

スマホからのワイヤレス再生は勿論、アナログ入力や有線LAN接続にも対応。

ChromeCastを利用して高音質にストリーミング音源を再生することが可能だ。

GGMM M3

出典:www.amazon.co.jp
GGMM
M3
Bluetooth/AirPlay/Wi-Fi/DLNA対応

こちらもGGMMがドイツの栄えあるレッドドットデザインを受賞したプロダクト。木製キャビネットをレザーラップで覆ったデザインはインテリアをグレードアップさせる。

もちろんWi-Fiスピーカーとしても、BluetoothやDLNA、AirPlay対応など文句なしにネットワーク機能が充実している。機能性だけでもハイコスパ。

出力はなんと40Wもあり、非常にパワフルなサウンドを楽しめる。高域と中低域は別々のアンプとなっており、太い重低音から繊細な高音まで再現可能となっている。

▼製造はハンドクラフト▼

SONY SRS-X88

出典:www.amazon.co.jp
SONY
ソニー
SRS-X88
2.1ch/Bluetooth/DLNA/AirPlay/NFC/ハイレゾ対応

50Hz-40,000Hzの再生周波数帯域、PCM 192kHz/24bit、DSD2.8MHzのハイレゾ音源再生に対応した高音質かつ多機能なシステムだ。

ベッドルームやリビングにマッチするシンプルなフォルムながら、90Wというハイパワーを実現するマルチアンプ構造を採用。

DENON HEOS 3

出典:www.amazon.co.jp
DENON
デノン
HEOS 3
Wi-Fi/Bluetooth/ハイレゾ対応

縦横どちらでも設置可能な、フルレンジドライバー2基を搭載したバスレフスピーカー。

有線無線に対応し、SpotifyやAWAといった最新ストリーミングサービスを直接再生可能だ。

Wi-Fi接続は11acにも対応しているので干渉に強く安心。

YAMAHA WX-030

出典:www.amazon.co.jp
YAMAHA
ヤマハ
WX-030
Wi-Fi/Bluetooth/ハイレゾ/DLNA/AirPlay/壁掛け対応

コンパクトかつスリムなボディで、壁掛けにも対応した設置自由度の高いスピーカー。

充実のネットワーク機能が特長で、NAS等に保存したFLAC等のハイレゾフォーマット音源も再生可能だ。

インテリアにさりげなくスピーカーを設置したい方におすすめ。

Wi-Fiスピーカーの選び方

バッテリー駆動か

Wi-Fiスピーカーはワイヤレスというロケーションフリーのニーズに合わせて、バッテリー駆動に対応しているものもある。

充電池式を選んで、時には固定箇所で、時には机の上で、どこでも楽しみたい場合は、連続再生時間/充電時間の長さも確認しておこう。

使用周波数帯域はなにか

ほぼ全てのプロダクトが汎用的な2.4GHz帯使用の仕様となっているが、5GHzを利用できる仕様で、かつ自身の無線LANルーターも5GHzに対応している場合は5GHz対応スピーカーを選ぶと、より周囲の電波に影響されにくく安定した再生が可能となる。

音質はどうか

スピーカーの再生周波数帯域に注目しよう。

24bit/192kHzのハイレゾ音源再生に対応した、通常の20kHz付近の天井を大きく超える広い再生周波数帯域をもつ製品も多くある。

ハイレゾ音源と、それを再生(送信)できるアプリケーションが必要となるので、求める音質と手持ちの再生環境を考慮して、適切な再生周波数帯域をもつスピーカーを選ぼう。

接続方法は何があるか

Androidスマホやwalkmanとの有線接続やBluetooth接続を行いたい場合もあるだろう。

Appleデバイスの場合はAirplay接続も出来ると嬉しい。

どの接続形式に対応しているかも確認しておくと、今後のリスニング環境のスケールにも柔軟に対応できるはずだ。

Wi-Fiスピーカー利用時の注意点

公衆Wi-Fiでの使用は難しい

公衆Wi-Fiは利用者の多さから、接続機器1台あたりの通信量が制限されていることが多い。

またセキュリティ面でデータ通信傍受など防ぐために、1つのデバイスから他のデバイスへの通信を制限している場合も多い。

つまり公衆Wi-Fi環境では帯域制限のため十分な音質が出ず、且つそもそも接続ができない可能性が高いため、利用はできないと考えよう。

接続機器全てが対応しているか

Wi-Fiデバイス

画像引用元:TrustedReviews

Wi-FiルーターはDLNAやApple社のAirplay(Bonjour)など特殊な規格を利用する。

安価な無線LANルーターを使用したり、企業内でルーター上でセキュリティ制限をかけている場合、中継器であるルーターが各規格に非対応であるためスピーカーが認識されない事象が発生し得る

折角手に入れたのに使えないということにならないように、自身の接続環境をしっかりと確認しておこう。うまく認識出来ない場合は接続方法に問題がある場合が多い。

またスピーカー側で有線LAN接続を必要とするモデルもあるので、完全無線を求める方は注意しよう

無線の干渉源がないか

Wi-Fi干渉のイメージ

▲ Wi-Fi干渉イメージ図

画像引用元:h6.googleusercontent.com

Wi-Fiスピーカーのほとんどの製品が2.4GHz帯の通信帯域を利用して接続する。

Wi-Fiは2.4GHz帯と5GHz帯、どちらかの電波を利用して通信を行う。2.4GHz帯は電子レンジやBluetoothなど利用する機器が多くあり、互いに電波干渉を起こしやすい。

周りに干渉源が多いとデータロスが発生して音質が劣化するため、干渉源のの少ない所でWi-Fiスピーカーを使用することが望ましい

また対応機器は少ないが干渉が少ない5GHz帯を使用するものを選ぶとなおよいだろう。

なお携帯電話のキャリア通信は1GHz以下を利用しており干渉に影響しないので安心されたい。

最後に

いかがだろうか。BluetoothとWi-Fiスピーカーを聴き比べるときっと音の量の違いを感じるはずだ。

高音質なWi-Fiスピーカーを手に入れて、ロケーションフリーで快適な音楽鑑賞をしよう。

※本記事のワイヤレス関連技術情報は、専門資格を有するディレクターによる監修を受けたものです。

最終更新日:2018/10/05