[店員さんに聞いた]トレッキングシューズ/登山靴の選び方とおすすめ6選

コロンビア トレッキングシューズ ミッド

今回は、筆者が初トレッキングに備えてトレッキングシューズ(登山靴)を揃えようと、ネットや実店舗に通い情報収集した内容を記事にまとめてみました。詳しい選び方や、おすすめ製品を知りたい方必見です!

トレッキングシューズ/登山靴の選び方

先日、「トレッキング行かない?」と友人に誘われた筆者は、悩んだ挙句トレッキングシューズを購入した。その後、高尾山・鍋割山・陣馬山・棒ノ折山…と次々と山を登り、トレッキングにどはまりしてしまったのである。

そんな話はさておき、トレッキングシューズを悩みに悩んで、実店舗も数件回り、店員にも色々聞いた上で購入したので、その選び方をまとめておこうと思う。

これから購入する人は是非参考にしていただきたい。

①サイズ

まずトレッキングシューズのサイズ。

これはメーカーにもよるが、店員曰く、インソールを取り出し足を合わせ、1cm程度余るほどの大きさが妥当だそうだ。

なぜ大きめが良いかと言うと、トレッキングの際、下り道(帰り道)でつま先に負担が掛からないようにするためだという。

②カットのタイプ 

トレッキングシューズ ハイカット ミドルカット

登山靴には、スニーカーのように、ローカット/ミドルカット/ハイカットの3タイプがある。(画像上がハイ/下がミドル)

タイプは、登る山と体力・脚力などに合わせて買うのが良いだろう。

ハイキング程度なら、ローカット

高尾山など、ハイキング感覚で登れる山であればローカットで良いだろう。(スニーカーで登っている人もいるくらいだ)

石が多い山なら、ミドルカット

大きな石ころや木の根があり、足場が悪い道を登る場合や、坂道の傾斜が高い場合は、足首をある程度保護できるミドルカットをおすすめする。

筆者もミドルカットを購入したが、中級者向けの山程度であれば、脚力がない女性も、ミドルカットで十分登れるだろう。

傾斜激しめガチ登山なら、ハイカット

ハイカットはミドルカットよりも更に足首の保護能力が高く、特に坂道が急な山では、かなり重宝する。

筆者の友人はハイカットのシューズを履いているが、同じ坂道が急な山を登った際、私と違い足首を傷めずに済んでいた。

③重さ(アウトソールと防水性能)

重さは、アウトソールの頑丈さや防水性能よって、300~800g程度と様々。

アウトソールの頑丈さは、非舗装路(石/岩/木の根など)がどれだけあるかによって選ぶと良い。防水性能は、突然の雨や、山の中の沢を渡る時に重宝する。

筆者のトレッキングシューズは、

  • 重さ:600g前後
  • 防水性能:有り
  • アウトソール:ゴツめ
  • ミドルカット

というスペックだが、中級~上級者向けの山道では”最低限”必要なスペックだと感じている。(むしろハイカットでも良かったかな..と後悔さえしている)

購入する際は、オーバースペックかな?と思うかもしれないが、さほど価格は変わらないので、ミドル以上でアウトソールは頑丈、かつ防水有りのものがおすすめ。

幅広さんにおすすめ、caravan(キャラバン)

キャラバンのハイカットならコレ

出典:www.amazon.co.jp
caravan
キャラバン
C1_02S
ハイカット

色々試履したが、キャラバンは靴の幅(アウトソール幅も)が少し広め。そのため、扁平足ぎみの幅広の方にはおすすめのブランドだ。お値段もお手頃。

防水加工もゴアテックス使用でばっちり。これから中級~上級者向けトレッキングを考えている入門靴としても最適。

またこの靴は、ウィメンズ/メンズ両方の展開があり、カラーも豊富なので、夫婦や恋人で揃えるのも楽しいだろう。

友人が購入したのはキャラバンGKシリーズ

キャラバン トレッキングシューズ

“幅広&足の甲が高い”筆者の友人も、キャラバンの同シリーズを愛用している。ちなみに、友人が所持しているのは、アウトソールに有名メーカー「ビブラムTSAVO(Trek)」を採用したモデル。

キャラバン トレッキングシューズ

画像のように、かなりハードなアウトソールなので、屋久島(白谷雲水峡~縄文杉)トレッキングなど、石がごろごろしているコースには特におすすめ。

出典:www.amazon.co.jp
caravan
キャラバン
GK72-03
ハイカット

高尾山ハイキングならこれでOK

出典:www.amazon.co.jp
caravan
キャラバン
C1_HIK
ローカット

ハイカットと違い、430gと軽量に重量が抑えられたモデル。硬度が異なるブロックラバーを採用し、屈曲性と柔らかさを両立させている。

軽量ながら、防水性能はしっかりしているので、里山ハイキングやライトウォーキングにも最適だ。

ミドルカットなら、Columbia(コロンビア)

コロンビア定番ミドルカットモデル

出典:www.amazon.co.jp
Columbia
コロンビア
マドルガピークアウトドライ
ミドルカット

コロンビアの製品もいくつか試履してみたが、キャラバンと比較して、足の幅が若干狭めという特徴がある。幅広の人にはキャラバンをおすすめしたい。

この靴は、コロンビアの中でも人気のマドルがピークシリーズ。アウトドライという防水性能は、吸湿性に優れていて、春~夏の登山でも指先が蒸れにくい。

筆者が購入したのはコロンビア メテオミッドシリーズ

コロンビア トレッキングシューズ ミッド

筆者が購入したのは、コロンビアの「メテオ ミッド オムニテック」シリーズのブラックだ。

コロンビア トレッキングシューズ メテオミッド

ベーシックなカラー展開で、街履きや普段履きにも使えるデザイン性。アウトソールがゴツめでグリップ力があり、中級~上級者コースも無理なく登山可能だ。

コロンビア トレッキングシューズ メテオミッド

防水性能も十分で、鍋割山に行ったときに沢の水の中を歩いてみたが、きちんと水を弾いてくれた。個人的には、おすすめのトレッキングシューズだ。

出典:www.amazon.co.jp
Columbia
コロンビア
メテオ ミッド オムニテック
ミドルカット

普段履きOK!SALOMON(サロモン)

ハイキングやライトユースならこれ

出典:www.amazon.co.jp
SALOMON
サロモン
XA PRO 3D
ローカット

普段履きOKなシンプルなデザインと幅広いカラー展開が売りなのが、サロモン。

実際に履いてみると、フィット感と軽さ・クッション性に驚かされた。コロンビアと同じく、比較的足の幅は狭め。

ゴアテックス採用で防水性能にもすぐれ、軽く蒸れにくいので、トレイルランをしている人たちにも愛用されている。

普段履きOKなミドルカットモデル

出典:www.amazon.co.jp
SALOMON
サロモン
X ULTRA MID 2
ミドルカット

前述のローカットタイプのシンプルなデザインそのままにした、ミドルカットモデル。

アウトソールがそこまでゴツくないので、グリップ力があり柔らかく、舗装路など普段履きにも最適だろう。

トレッキングシューズと登山靴の違い

厳密には登山とトレッキングの境は無く、同義語として扱う人も多いため、この記事では、トレッキングシューズと登山靴を同じ物のようにご紹介してきた。

あえて差異を設けるとしたら、トレッキングシューズの中でも、よりハードな山(急勾配/高い/足場が悪い等)用の靴を、一般的に登山靴と言うようだ。

トレッキングシューズの中でも登山靴に近い本格的なシューズは、

  • フルシャンクが使われつま先が曲がらない
  • アウトソールが固く曲がらない
  • アッパーの剛性が高い
  • 革素材など保温性に優れている

などの特徴がある。

トレッキングシューズ/登山靴の基礎知識

トレッキングシューズの履き方

トレッキングシューズは、まず靴紐を緩め、かかとを部分をシューズの中で合わせ(かかとを地面にトントンやると良い)、靴紐を締めていく。

なぜかかとを合わせるかというと、坂道でもつま先に空間があることで、つま先を痛めないからだ。

登りで緩んでしまうこともあるので、休憩場所や山頂で結び直すことをおすすめする。(筆者はこれをせずに、つま先を痛めた経験がある)

トレッキングシューズの手入れ方法

トレッキングシューズの手入れは、取扱説明書を読むのが先決だが、帰宅後なるべく早めに行うのがおすすめ。

雨や汗などで湿気がある場合は、まず乾かしてから手入れを行おう。ブラシなどで土や汚れを払い、場合によっては軽く洗う。アウトソールに入った小石や砂利は、きちんと落としておこう。

また、定期的に防水スプレーを振りかけると防水性能が維持できる。

トレッキングシューズは街履き/普段履きできる?

トレッキングシューズは、ご紹介した通り、様々なタイプがある。筆者も、旅行先でトレッキングをする以外にもトレッキングシューズを履いたことがあるが、普通に履ける。

もし街履き/普段履きしたいのであれば、なるべく自然な色(黒など)を選び、ハイカットではなく、ミドル~ローカットを穿くのがおすすめ。

トレッキングに必要なものは?

初トレッキングに際して、筆者が準備したものを列挙しよう。登る山によって要らないものもあるので、取捨選択しよう。

基本グッズ

  • トレッキングシューズ
  • トレッキング用靴下(厚いタイプ)
  • トレッキングポール(坂がキツいときに重宝)
  • ザック(リュック)

雨具系

  • ザックカバー
  • 雨具(カッパ/レインコート)
  • ゲイター(脚と靴から雨を守るもの)

防御系

  • 手袋(急斜面を登る時に使う)
  • 鈴(熊よけ)
  • 虫除けスプレー
  • 日焼け止め
  • ウエットティッシュ

登山に必要なものは?

基本装備はトレッキングと変わらないが、登山泊する場合は、テントや寝袋など宿泊するためのグッズが必要になる。

他には、山頂で軽食を摂るのに必要なクッカーやシングルバーナーも必携だろう。

雪山登山がしたい人におすすめなのは?

雪山登山・トレッキングを考えている方には、アルパインブーツがおすすめ。ハイカットよりも更にパッドやタンが長く、堅牢性が高い。

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最終更新日:2018/10/12