【徹底比較】失敗しないスーツケースの選び方&オススメ5選

今回はスーツケースの選び方やオススメ製品をご紹介します。「スーツケースなんてどれも一緒」と思っている方はご注意!使い勝手や想定されているシーンが全然ちがうので、自分にあったスーツケースを選びましょう!

スーツケースの選び方4つのポイント

スーツケースを選ぶなら、下記の4つのポイントは確認しておくべきだろう。どれも無視できない重要な点なので、覚えておいたほうが良い。

TSAロックの有無

TSAロックとは、アメリカ運輸保安局(TSA)が許可している特殊な鍵の構造の事をさす。空港の職員が特殊なツールで開錠でき、中身を確認出来るようになっている。

アメリカ領内(アメリカ本土、ハワイ、グアムなど)の空港を使う時は、TSAロック付が基本で、付いていない場合は鍵ごと破壊されて確認される可能性があり、壊れたスーツケースの保証はされない。

そのため現在売られている殆どの海外旅行用のスーツケースはTSA対応となっているが、国内旅行用のスーツケースだと付属していない場合もあるので注意。

ハードケースかソフトケースか

 比較点 ハードケース ソフトケース
整理のしやすさ
手入れのしやすさ
丈夫さ
セキュリティー ×
鍵の有無 ×(別途用意)
軽さ
柔軟性 ×
壊れやすさ

ハードケースは見た目どおり頑丈で丈夫だが重い。ソフトケースは軽くて扱いやすいので国内旅行では充分かもしれない。

その他を含め、細かい特徴は以下の通り。

〇 強度があり頑丈ハードケース

  • 〇 開けた際の両側に収納部分があり、整理しやすい
  • 〇 手入れがしやすい
  • × ソフトケースより重い
  • × 傷がつきやすい・へこみやすい
  • × 開いた時に場所をとる

ハードケースは強度とセキュリティ面で信頼できる。無くしては困るもの、高価なもの、割れ物を入れるならこちらにした方が良い。ソフトケースより重く、邪魔にもなりやすいが、雨や泥で汚れてもさっと拭くだけでよく、汚れも取れやすい。

ソフトケース

  • 〇 ハードケースより軽い
  • 〇 外側ポケットが便利
  • 〇 柔軟性があり、多少は無理に詰め込める
  • × 鋭利な刃物に弱い
  • × 衝撃に弱い
  • × 鍵が標準装備されていない場合が多い

ソフトケースは、なんといっても軽い。また外側ポケットがあるので、ちょっとした小物や本も収納できる。柔軟性があるので少し荷物が多くても無理に詰め込むことが可能だ。鋭利な刃物に弱く盗難などの危険性があり、衝撃に弱いので割れ物を入れるのには向いていないが、衣服を詰め込むだけれあれば、国内ならソフトケースで充分かもしれない。

海外旅行の場合は、下着や盗まれてもいいような衣服と使い捨て用品だけを運ぶというなら向いているだろう。

ファスナーかフレームか

 比較点 ファスナー フレーム
荷物の出しやすさ ×
防水
セキュリティー ×
軽さ
壊れやすさ

ファスナーは軽さと荷物の出しやすさでメリットが大きく、フレームはセキュリティー面で信頼が置ける。

その他を含め、細かい特徴は以下の通り。

ファスナータイプ

  • 〇 軽い
  • 〇 荷物の出し入れが楽
  • 〇 柔軟性があり、壊れにくい
  • × 防水性が低い
  • × 鋭利な刃物に弱い

ファスナータイプは、とにかく荷物の出し入れが楽で軽い。すこしだけ開けて中から物を出せるので、とても便利だ。また、柔軟性があるので、衝撃を吸収しやすくケース部分が壊れにくくなる。

そのかわり、止水機能がなければファスナー部分から水が染みこむし、ファスナー部分から刃物で破けるので、防犯性が低い。

フレームタイプ

  • 〇 堅牢
  • 〇 安定感がある
  • 〇 防水性が高い
  • × 重い
  • × 荷物の出し入れが大変

フレームタイプが堅牢で、ファスナータイプの様な遊びがないのでしっかりと安定感がある。さらには防水性が高く、雨にぬれても中身が濡れにくい。ただしファスナータイプより重く、完全にオープンしないと荷物を取り出せない

2輪か4輪か

2輪タイプ

2輪はタイヤが大きいモデルが多く、後にガラガラと引くタイプ。壊れにくく、振動が内部に響きにくいし、悪路に対応しやすいのはこちらだ。
ただし、走行方向が1方向のみで体の横に並走する事も出来ない。

4輪タイプ

4輪は体の横で引くことに向いている。平坦な道を引っ張るならこちらのほうが楽で、やろうとおもえば後ろにガラガラと引くこともできる。小回りがきくので、人ごみや狭い道も運びやすい。

ただし、二輪タイプよりタイヤが小さい傾向にあり、悪路にはあまり向いていないし、2輪に比べ壊れやすい。

国内旅行?海外旅行?選び方のまとめ

【海外旅行に】堅牢でセキュリティー面でも安心できるスーツケースが欲しい

ハードケースでフレームタイプ、4輪がおすすめ。ソフトケースやジッパータイプは刃物に弱いし、4輪タイプは悪路に弱い。

ちなみに、

【国内旅行に】軽くて出張等に使えるスーツケースが欲しい

ソフトケースでジッパータイプ、4輪がおすすめ。軽さを求めるならハードケースはソフトケースには敵わない。ジッパータイプなら更に軽いし、荷物の取り出しも楽。舗装された道路を進むなら、4輪で体の横に並走させたほうが、人ごみでも邪魔にならないし、小回りもきく。

頑丈だけど軽いスーツケースが欲しい

ハードケースのジッパータイプで、許容できる範囲で小さいサイズを選ぼう。サイズが大きければやはり重くなるので、ジャストサイズを見つけた方がいいだろう。

スーツケースのおすすめ5選

レジェンドウォーカー 67L

出典:www.amazon.co.jp
LEGEND WALKER
レジェンドウォーカー
レジェンドウォーカー
スーツケース 67L

堅牢性が高く、見た目に反してそこそこ軽いスーツケース。4輪だが全てのタイヤが双輪(2重)になっており、悪路でも使える。ロープやカラビナを付けるためのフック付の台座が4つもあり、拡張性が高く高機能なスーツケースと言える。

サンコー SUPERLIGHTS MGC 56L

出典:www.amazon.co.jp
Sunco
サンコー
SUPERLIGHTS MGC
スーツケース スーパーライト

日本製のスーツケース。ハード&フレームタイプなのに軽くて使いやすい。勿論丈夫だし、抗菌ハンドルなので安全。修理対応も可能で、国内サービスであるため安心できる。

一昔前は、スーツケースと言えば海外製品が目立ったが、最近では日本製のスーツケースも注目を浴びている。

サムソナイト コスモライト スピナー75 94L

出典:www.amazon.co.jp
SAMSONITE
サムソナイト
コスモライト スピナー75
スーツケース

「頑丈で軽いケースといえばサムソナイトのコスモライト」と言われるほど有名な製品。確かにハードケースの中では驚くほど軽く使いやすい。

一つ注意したいのは、コスモライトの最もな売りは「軽さ」であって、「軽いわりには丈夫」だということ。都会向きな製品で出張などには大活躍するかと思うが、悪路や大自然の中をゴリゴリと進むようなワイルドな製品ではないし、乱暴に扱っても平気なわけではない。

ヒデオワカマツ ハイブリッドギアトロリー3 28L

出典:www.amazon.co.jp
ヒデオワカマツ
ハイブリッドギアトロリー3
スーツケース

二輪にもリュックにもなる使いやすいケース。車輪は静穏設計で非常に静かだし、背負う時はタイヤカバーが内蔵されているので、服が汚れたりもしない。良くも悪くも背負えるサイズなので、大容量の収納力とはいえないが、PCポケットがあるので、ノートパソコンを運ぶのにも向いている。

短期間の出張には最適で、見た目はアウトドア風だが性能はオフィスビジネス向き。

グリフィンランド 軽量スーツケース

出典:www.amazon.co.jp
Griffinland
グリフィンランド
スーツケース
軽量 アルミフレーム エンボス加工

サイズは小ぶりだがハード&フレームタイプでとても頑丈。さらにキャスターの耐久度や静穏性も良い。小さいスーツケースはジッパータイプが多いため珍しい製品とも言える。コンパクト&頑丈を求める方におすすめ。

スーツケースに関するよくある質問

エンボス加工と鏡面加工って?

ハードケースの場合、表面はエンボス加工と鏡面加工の二種類に大きく分けられる。

エンボス加工は傷がつきにくく、また目立ちにくいので、長年使っていきやすい。

鏡面加工の方は見た目重視で、光沢感があるが傷は目立つ。

ステッカーを沢山貼りたいなら鏡面加工の方が良い。エンボス加工はデコボコしているので、ステッカーが剥がれやすくあまり向いていない。国内で使うなら日本の交通機関は大体丁寧に扱ってくれるので、自分が乱暴に扱いさえしなければ、あまり傷はつかないので気にしなくてもいいかもしれない。

一方で海外旅行で使う場合、海外の空港は日本ほどスーツケースを丁寧には扱ってくれず、沢山傷が付くので鏡面加工はオススメできない。放り投げるかのように扱われると思った方が良く、擦り傷やヘコミを見つけても保証などはしてくれない。

機内持ち込みサイズについて教えて!

機内持ち込みサイズは、スーツケースを買う上でチェックしておきたいポイントだ。

  • ANA・JAL::国内線・国際線で3辺が55×40×25=115cm以内、合計重量は10kg以内
  • 格安航空会社(LCC):56×36×23=115cm以内、合計重量7kg以内

上記はあくまでも目安なので、各会社のHPなどをみて確認していただきたい。

最終更新日:2018/10/12