寝袋には、平たい封筒型と人型(マミー型)があります。今回は、寝袋を初めて購入する方向けに、2タイプの違い・選び方のポイント・おすすめの寝袋を厳選してご紹介します!
寝袋の封筒型と人型(マミー型)を比較
寝袋には、コンパクトな布団のような【封筒型】と、芋虫のような外見の【人型/マミー型】がある。特徴を下記にまとめたので、どちらが良いのかご検討いただきたい。
比較点 | 封筒型 | 人型 |
---|---|---|
保温性 | ◯ | ◎ |
収納性 | ◯ | ◎ |
寝心地 | ◎ | ◯ |
汎用性 | ◎ | ◯ |
暖かさ・コンパクトさ重視なら、人型(マミー型)
人型シュラフは、封筒型よりも密着度が高いため、保温効果がある。秋冬のキャンプにも最適。
また、クルクルと小さく折りたためるので、トレッキングやバイクツーリングなど、持ち運べる荷物に制限がある場合におすすめ。
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寝心地重視なら、封筒型
封筒型シュラフは、”小型軽量の布団”の様に寝心地が良いのが特徴。
密着度が低い分、冬は少し寒いが、ストーブをつけたり衣類や毛布をかければOK。春~秋にかけては、テント内だとは思えない程、快適に寝れるだろう。
また、チャックを広げてひざ掛けとして使用できたり、2つ連結させて複数人で一緒に使用できたりと汎用性も高い。
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【補足】シュラフの中綿について
シュラフの中綿には、化学繊維(ポリエステル・ナイロンなど)とダウン素材の2種類がある。
化学繊維の中綿は、安価な分重くかさばる。ダウンの中綿は、化繊より高価な分、軽量で肌触りが良く寝心地が良い。
ダウン素材をおすすめするが、予算と相談して決めていただければと思う。
【封筒型】人気のおすすめ寝袋
まずは、寝袋でも近年メジャーとなっている封筒型シュラフをご紹介。快適さを求める人は、断然封筒型がおすすめ。
安価でおしゃれ。売れ筋は、Coleman(コールマン)
コールマンは、おしゃれなデザインと高いコスパで人気。暖かさに応じて、いくつか商品展開があるので、ご紹介したい。
コールマン 寝袋 パフォーマー2/C5 ネイビー/バーミリオン [快適温度5度] 2000027262
▼価格重視の方に▼
表地・裏地・中綿がポリエステルの寝袋。
快適温度5度とあるが、実際は普通の衣服であれば8~10度あると安心。他のシュラフとも連結可能なので、人数に応じて増減できる。暑いときは足を出して調節でき、はだけにくい。
コールマン 寝袋 フリースイージーキャリースリーピングバッグ/C5
▼裏地フリースVer▼
表地・中綿がポリエステル、裏地がフリース(ポリエステル)の寝袋。
裏地がフリース素材になったことで、暖かさが増し、肌触りも良くなったと好評のモデル。プラス数百円であれば、前述機種よりも、こちらを強くおすすめする。
コールマン 寝袋 フリースイージーキャリースリーピングバッグ/C0
▼厚手で真冬もOK▼
表地・中綿がポリエステル、裏地がフリース(ポリエステル)の寝袋。
前述の機種と中綿の構成は同じだが、0.7kg重量が増え、かなり厚手になっている。秋冬にキャンプをお考えの人は、この寝袋がおすすめ。
定番の日本ブランド、ロゴス(LOGOS)
ロゴス 寝袋 丸洗い寝袋ナバホ・6 (抗菌・防臭)
▼おしゃれな柄が人気▼
表素材がモイスポリ、肌面素材が抗菌モイスポリ、中綿がダイナチューブファイバーの寝袋。
寝袋の表裏には、ナバホ柄があしらわれており、デザインが気に入って購入する人も多い。また、抗菌加工もされており、丸洗いもできるのでメンテナンス性も◎。
ダウン素材で冬用に最適、Sportneer
Sportneer 寝袋 冬用 シュラフ 封筒型 耐寒温度-25度
▼暖かさNo.1▼
封筒型のシュラフかつダウン素材というと、ぐっと選択肢が減る中、手が届きやすい価格で高品質のシュラフを提供しているのがSportneer。
表地はタフタシェル(防水仕様)、裏地は綿100%(フランネル)、中綿はシルクの肌触りに近い高品質ダウンを使用。
暖かさで選ぶなら、これがおすすめ。中も綿素材で肌触りが良い。
【人型/マミー型】人気のおすすめ寝袋
コスパ抜群のColeman(コールマン)
Coleman SILVERTON 350 コールマン 寝袋-17.8℃まで
▼コスパNo.1▼
ポリエステル100%の寝袋。~5000円のマミー型寝袋も多くあるが、実際に低価格帯と本製品を比較使用した人のレビューでは、”格段に良い”という意見が相次ぐ。
1万円以上は払えないけど、ちゃんとした寝袋が欲しい!という人に是非おすすめしたい製品だ。
とにかく軽い!夏用におすすめのISUKA(イスカ)
ISUKA(イスカ) ウルトラライト 10度
▼軽さと価格の両立▼
とにかく軽くてコンパクトに収納できるのが売りのシュラフ。トレッキングの際、登山用テントと併用して持ち歩いても荷物にならない。
少し生地は薄めなので、春~秋にかけての使用がおすすめ。軽量コンパクトで、洗濯機に入れて他の衣類と洗濯もOK。
本格派のあなたには、Montbell(モンベル)
mont-bell(モンベル) バロウバッグ#3 2016SS 1121273
▼ストレッチが効いて寝やすい▼
中~高価格帯のマミー型シェルフで定番なのが、モンベル。
軽量かつ暖かい高品質のプロダクトが人気。表面には超耐久撥水加工が施されており、雨にも強い。ソロキャンプテントと一緒にリュックに入れてもかさばらない。
モンベル mont-bell ダウンハガー800 #3 BASM R/ZIP 1121291
▼軽さNo.1▼
モンベルで最も人気の製品が、600gを切る超軽量な寝袋。かなりコンパクトに収納できるので、バイクツーリングや災害用の備えとしても購入されている。
顔周りにドローコードがあったり、洗濯して干すようのループがあったり、ジッパーがかみにくいようにアンチスナッグ加工がされている。
寝袋の選び方
冒頭でご紹介した、マミー型か封筒型か、中綿はダウン素材かポリエステル素材か、といった選び方以外にも、いくつかポイントがあるので、ご紹介したい。
選び方①寝袋のサイズ
寝袋は男女両用がほとんどだが、使用サイズ上限があるので、特に180cm以上の男性は注意して見ておくと良いだろう。サイズ上限が180cmだったとしても、175cmの男性が快適かと言われるとそうではない場合も多い。
もしラージサイズがあるのなら、余裕をもって上のサイズを買うと良いだろう。
選び方②寝袋の収納のしやすさ
人型(マミー型)の方が収納性は高く、軽量な機種も多いので、収納のしやすさを重視するのであれば人型がおすすめ。
また、シャカシャカした素材の収納袋であれば滑らせて袋に収納しやすい。
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選び方③寝袋の洗濯のしやすさ(洗い方も)
寝袋は特段汗をかいたり、ジュースや食べ物をこぼしたりしない限り、数十回の使用に1回洗えば良いと言われている。しかしシュラフの使用頻度が低く、ずっと保存しておくような場合は洗濯するのがベター。
ポリエステル素材の寝袋は、丸洗い可能なものが多く、自宅の洗濯機でもOKだが、問題はダウン素材の場合。クリーニングに出すのも手だが、数千円かかるので、手洗いするのが良いだろう。
基本的には、説明書通りの手順で手洗いクリーニングをすることになる。各メーカーに寄って説明書きが違うが、ダウン用洗剤の使用を推奨しているメーカーもある。
選び方④寝袋を使う季節(夏用/冬用)
夏用シュラフ
夏に使う場合おすすめのシュラフが、封筒型。なぜなら足を出せたり、寝返りが打ちやすかったりと、温度調節がしやすいからだ。また、人型でも薄手のものもあるので、軽量な機種を中心に見てみると良いだろう。
冬用シュラフ
冬用におすすめなのは、ダウン素材の封筒型シュラフか、人型シュラフ。やはり密閉度が高く保温性が高い人型シュラフの方が冬には安心だろう。
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まとめ
いかがだっただろうか。
寝袋は使用する季節や用途によって、最適な製品がかわってくる。この記事を参考に、ぴったりのシュラフを見つけて頂きたい。