これからの季節に気になるのが、キッチンの嫌な臭い。その原因の多くは、捨てた後の生ゴミから出る臭いです。今回は、家庭用の電動式生ごみ処理機を比較し、おすすめをご紹介します。
生ごみ処理機とは。種類は2種類!
この記事をご覧の方は、毎年夏にかけて気になる【キッチン周りの嫌な臭い】や、【ゴミ捨て時の生ゴミ臭】にストレスを感じている方が多いのではないだろうか。
生ごみ処理機なら、そういった臭いのストレスや、ゴミ捨て時のストレスが大きく軽減できる。また、臭いにたかる虫の心配もなくなる。
また、生ごみ処理機購入に際して助成金が出る地域もあるので、購入の際にはしっかりチェックしておこう。
生ごみ処理機の2つの種類
さて、おすすめの商品をご紹介する前に、生ごみ処理機の2つの種類の特徴を見ていこう。
生ごみ処理機の種類①乾燥式
まず1つ目が、乾燥式生ごみ処理機。生ゴミを高温熱風で乾燥させる方式。
電源さえあれば使用でき、家庭用電動式ごみ処理機として広く普及しているタイプ。処理時間は2時間程度と短く、ダストカップが満杯になり次第捨てればOK。
4人家族で1日700g程度ゴミを排出したとすると、1ヶ月で800円程度の電気代となる場合が多く、バイオ式に比べて少し高くなる。
生ごみ処理機の種類②バイオ式
2つ目のバイオ式生ごみ処理機は、微生物を用いてゴミを分解する方式。
微生物(バイオ菌)が減った際に、基材を交換する手間があるが、一度に~1kg程度の生ゴミを処理でき、電気代も比較的安く済む。
おすすめの家庭用電動式生ごみ処理機
【乾燥式】家庭用電動式生ごみ処理機
パナソニック 家庭用生ごみ処理機 温風乾燥式 6L MS-N53-S
▼ファミリー向けベストバイ▼
ファミリー向けの生ごみ処理機としておすすめしたいのが、パナソニック。育ち盛りの子供3人を含む、5人家族でも対応可能な、大容量タイプだ。
本体サイズも、幅26.8×奥行36.5×高さ55.0cmと、キッチンの隙間に収納できるコンパクトサイズ。動作音も小さめなので、アパートやマンションでもOK。
料理中に使用しやすい「ワンプッシュオープンふた」を採用しており、使い勝手の面でも高評価できる。
▼2~3人家族には3Lタイプも▼
島産業 家庭用生ごみ減量乾燥機 【パリパリキューブ ライト】 PCL-31-BWB
▼2L少量タイプの実力派▼
少量タイプの中でも高評価なのが、パリパリキューブライト。
本体サイズが直径21.5×高さ28.3cmと超コンパクトながら、2Lの生ゴミ処理ができ、コストパフォーマンスも抜群なのが嬉しい。
生ゴミが少量の家庭であれば~3人程度までは対応できそうだ。
【バイオ式】家庭用電動式生ごみ処理機
バイオ式は全体的に高額な製品が多いので、低価格帯のコストパフォーマンスが良い製品を厳選してご紹介したい。
バイオ式生ごみ処理機は、10万円程度する製品が多い。その中で口コミ評価と性能で人気が高いのが、この製品だ。
本体サイズが大きい分、一度に多くの生ごみ処理ができる。ペットの糞尿も一緒に入れることができるのも嬉しい。
アシドロ®コンポスト分解方式とは:乳酸菌が主体となって酸性の環境下で基材(菌床)の交換無しで長期間安定的に処理機能が持続するユニークな酸性コンポスト方式
家庭用電動式生ごみ処理機の選び方
おすすめ生ごみ処理機をご紹介してきたが、最終的にどう選んでいけば良いのかを考えていきたい。
生ごみ処理機は、出る生ゴミの量に応じて選ぶ
生ごみ処理機を選ぶ際に最も重要なのが、処理容量だ。
日本では1日1人あたり【約1L】のゴミを排出しているというデータがある。
もちろん、家で料理したり外食したりする頻度にもよるが、目安として下記を参考に選んでほしい。
6L(4~6人家族)…パナソニックMS-N53-S
3L(2~4人家族)…パナソニックMS-N23-G
2L(1~3人家族)…島産業パリパリキューブ
付加機能や使い勝手にも注目
料理をする家庭であれば特に、付加機能や使い勝手にも注目したい。
例えば、生ゴミを入れる間口の広さや、入り口の開けやすさなどが使い勝手に影響する。付加機能としては、脱臭機能、多め・少なめなどのモード設定などがある。
生ごみ処理機のよくある質問
Q:生ゴミ処理は何時間で終わる?
乾燥式生ごみ処理機であれば、2時間程度で処理が完了する機種もある。
水分が多いと処理に時間がかかるので、生ゴミを直接処理機に入れるのではなく、一旦キッチンの三角コーナーに入れて、水をきるのがおすすめだ。
Q:生ゴミならなんでも入れていいの?
最低限プラスチック等と分別するのはもちろんだが、固い食材(卵の殻・果物の種・魚の骨など)を入れると故障の危険がある機種もあるので注意。
取扱説明書を良く読んで、故障を未然に防ごう。
Q:夜間のマンションで使用しても大丈夫?
頻繁に使う家電だからこそ、騒音性の有無は重要なポイント。
多くの機種では、静音性をデシベル(dB)で示しており、目安として、
- 住宅地では昼間の騒音は55デシベル以下
- 夜間の騒音は45デシベル以下
を参考に選ぶと良いだろう。一般的な乾燥生ゴミ処理機であれば、室内で使用しても問題はないだろう。
Q:生ゴミの臭いは完全に消えるの?
乾燥式生ゴミ処理機であれば、処理後の臭いはかなり抑えられると思って良いだろう。しかし、水をかけてしまうとまた臭いが出るので注意。
バイオ式生ごみ処理機でも臭いは防げるが、独特の発酵臭が気になる方も居るようだ。
Q:生ごみ処理機の購入助成金って?
2014年頃から、市区町村が生ごみ処理機を購入した方向けに助成金を出している場合がある。
過去実施していたが、すでに終了している所もあるので、詳しくは「◯◯市 生ごみ処理機 助成金」と検索してみていただきたい。
価格もまちまちだが、2万円程度の助成金が平均的だろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
料理をなさる方は特に、生ゴミの処理に頭を悩ませていることだろう。
使用感を試すためにも、2万円程度の小型機種から導入するのも良いかもしれない。きっと、あなたのストレスを大幅に軽減してくれるだろう。