高感度カメラ/超高感度カメラとは、夜間でもフラッシュ無しで明るい画像を撮影でき、シャッタースピードも速く被写体がブレにくいカメラ。更に今では高感度ビデオカメラも発売されています。今回はおすすめ商品をピックアップしてみました。
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高感度カメラ・超高感度カメラとは
高感度カメラとは、ISO感度が高く暗所に強いカメラを言う。ISO感度とは、感光部の”感度の良さ”を数値化したもの。
一般的なISO感度は「最低ISO100/最高ISO6400」で、それ以上の感度のデジカメを「高感度カメラ」と呼ぶ。
また、「”超”高感度カメラ」は、一般的に最高ISOが数十万以上のものを指す。
低価格帯のおすすめ高感度カメラ
高感度カメラは、とにかく高い。10万円を超える機種もざらにある。
そんな中、今回ご紹介する低価格帯の高感度カメラは、「マルチショットNR」と言う、画像を合成して暗所でのノイズを減らす技術を搭載し、価格を下げている。
デイリーユースに最適な高感度カメラ、SONY Cyber-shot
ソニー SONY デジタルカメラ DSC-RX100 Cyber-shot
▼操作性・画質・画角の三拍子▼
ソニーの高級コンデジの中ではエントリーモデルとして選ばれることの多い、価格・機能・操作性が優れている機種。
「全画素超解像」技術と重ね合わせ連写を使い、最高ISO25600を実現。コンデジが苦手とする暗所の撮影もできる。
暗部の階調が非常に豊かなせいか、露出をアンダー気味に撮影するとメリハリの効いた写真が撮影できる。
ソニーの名機。高感度カメラ「RX100M2」
SONY DSC-RX100M2 Cyber-shot
SONYの大人気RXシリーズの二代目がこの機種。2013年に発売されて依頼根強い人気を誇っている。
前機種との違いは、1インチのCMOCSが裏面式となり、暗所に強くなったこと。画像を合成し、最高ISO25600相当の高感度撮影が可能な「マルチショットNR」も搭載。
約10コマ/秒の高速連写など、負荷の高い画像処理もスピーディー。
APS=Cサイズの高感度カメラなら「COOLPIX A DX」
▼迷ったらコレ!ベストバイ▼
Nikon デジタルカメラ COOLPIX A DXフォーマット
広角撮影から通常撮影まで、汎用性が高い広角28mm相当の画角。どんなシーンでも活躍してくれる高級コンデジだ。
ISOは、100-6400の幅広いISO感度域。Hi 2(ISO 25600相当)まで拡張可能。
また、ミクロ撮影やアクティブな撮影時に嬉しい、手ブレ補正効果4.0段のレンズシフト方式+電子式手ブレ補正(VR)機能も。
APS=Cサイズ最軽量。デイリーユースならRICOH「GRII」
RICOH デジタルカメラ GRII CMOSセンサー 175840
▼とにかくフットワークが軽い▼
重量222gの軽量なボディが売りの機種。有効画素1620万画素、GRレンズ焦点距離18.3mmと、画質面でのスペックにも定評。
ISOは100~25600まで拡張が可能。暗所ではシャッタースピードが落ちるが、問題なく撮影できる。
Wi-Fiを内蔵してあり、モバイルデバイスとワイヤレス接続し。撮影した画像をすぐ転送可。また高画質フルHD動画の撮影も可能。
高価格帯のおすすめ超高感度カメラ
超高感度DSLRのパイオニア。ニコン(Nikon)の「D3」
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3
2007年の発売以来愛用している人も多い超高感度カメラ。ISO6400まで常用で使えることで、当時は世間に衝撃を与えた。
今では当時より価格も下がってるので、超高感度カメラの価格帯が予算に合わない方には狙い目だろう。
本格的な超高感度カメラを求めるなら「α7S」
SONY ミラーレス一眼 α7S ボディ ILCE-7S
35mmフルサイズセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ『α7S』。フルサイズとは、APS-Cサイズよりも大きいイメージセンサーのサイズ。
圧倒的な画質とISO409600の圧倒的な高感度を両立させる最強モデル。
報道・スポーツ撮影のプロも使用。アクションに強い、キヤノン「EOS-1D X」
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS-1D X ボディ EOS1DX
α7Sと比較して、AF性能も格段に上で高速連写も可能だ。アクションカメラとしての機能も兼ね備える。
D3の後継機、Nikonの「D3S」
Nikon デジタル一眼レフカメラ D3S
DSの約2倍の常用感度ISO12800までをカバーした最強機種。Hi3(ISO 102400相当)への増感も可能。
ISO 100相当までの減感もでき、低光量下でも、被写体を確実に捉える。夜間の屋内・屋外でのスポーツ競技、日没後の野生動物、夜の報道現場などオールマイティーに対応。
2016年1月発売、ニコン史上最高の超高感度カメラ「D5」
Nikon デジタル一眼レフカメラ D5 (XQD-Type)
Nikon史上最高の常用感度ISO 102400(Hi 5:ISO 3280000相当まで増感可能)を誇る。また、動体捕捉力が向上し、アクションカメラの機能も兼ねる。
(99点のクロスセンサーを含む広域・高密度の153点AFシステム、AF/AE追従で約12コマ/秒、14ビット記録ロスレス圧縮RAWでも最大200コマ※まで可能な高速連続撮影、ファインダー倍率アップ)
高感度ビデオカメラのおすすめ製品
安心のパナソニック品質。品質重視の低価格帯なら絶対これ。「 HC-W570M-W」
Panasonic HDビデオカメラ W570M ワイプ撮り 90倍ズーム ホワイト HC-W570M-W
ボディが軽量で使いやすく、暗所でも高画質で動画撮影できると評判の機種。ワイプ撮影もできる。
Panasonic デジタルムービーカメラ WA20 防水仕様 HX-WA20-H
1920×1080画素のフルハイビジョンムービーが撮影できるのに加え、防水・防塵対応により水中での撮影からスポーツなど、幅広い場面で使える。
2.33型裏面照射型 高感度MOSセンサーにより、もちろん暗いシーンでの撮影も可能。
高感度カメラの特徴
本来ISO感度はフィルムの感度の規格として使われていたが、現在はデジタルカメラの感度の指標としても使われている。
全般で言えることだが、デジカメはイメージセンサーに入った光を電気信号に処理している。暗所で感度を上げると、入る情報の量も増える。
情報量が増えることで、ノイズが発生する。そのため、高感度カメラはノイズ除去の性能の性能に優れている。また演算処理能力も高い。
また、最大の特徴は、イメージセンサーのサイズが大きいことだ。
イメージセンサー(撮像素子/撮影素子)が大きいメリット
レンズの光が入る部分である「イメージセンサー」が大きいと、以下のようなメリットがある。
- 高感度撮影に強くなる
- 背景ボケのボケ味がアップする
- 高画質で撮影ができる
一方、カメラ本体やレンズの重量が上がったり、高価格帯になったりというデメリットもある。
常用ISO感度と拡張ISO感度って?
ソニーα7Sの例を挙げたが、実際にISO409600で撮影するとディテールはかなり粗くなる。このように、機能として存在するが、普段使わないような高ISO感度のことを拡張ISO感度と呼ぶ。
一方、常用ISO感度(オートISO感度範囲)とは、画像が粗くならずに綺麗に撮れる感度の範囲となる。
拡張ISOを使う場面
- 高速シャッターを切る必要があり被写界深度(ピントがあっているように見える範囲)が必要な場合
- 低照度下(真っ暗)で撮影が必要な場合
拡張ISOは上記の場合などに重宝する。とはいえ、かなりの低照度下だとノイズが発生するので注意。
まとめ
いかがだっただろうか。高感度カメラや超高感度カメラで暗所での撮影を綺麗するためには、いくらカメラが高ISO感度を持っていたとしてもそれなりのテクニックが必要だ。まずは、全自動(オート)機能でISOを自動設定し、手ブレしない程度のISO感度まで上げていくのがおすすめだ。