この記事では、アフリカ紅茶の一種である「ケニア紅茶」について解説します。 「ケニア紅茶」の茶葉の特徴やおすすめの飲み方、産地の情報ついてご紹介します。 この記事でご興味を持って頂き、実際に紅茶をご賞味頂ければ幸いです。
ケニア紅茶の基礎知識
ケニア紅茶の、茶葉の特徴は?
ケニア紅茶とは、アフリカ地方で栽培されている茶葉。 茶葉は、やや黒みをおびた褐色をしており、紅茶を淹れると、やや暗い赤色になる。
適度なコクと香りの、バランスが良い紅茶です。 爽やかで、渋みは強めですが飲みやすい。 キャンディ紅茶などと同じで、生産地の名前が銘柄の冠に付かない紅茶。 生産された茶葉のほとんどが、ティーバッグ用の茶葉として利用されている。
- 香り:普通の強さ
- コク:やや強め
- 渋み:やや強め
- 水色」やや強め
ケニア紅茶に、カフェインはある?
基本的に、紅茶にはカフェインが含まれている。 カフェインが気になる方は、飲み方を工夫すると良い。
例えば、「ケニア紅茶」は茶葉が濃くミルクティーとして飲んでも、香りが負けない。 ミルクを多めにすると、カフェインも抑えることができる。 ストレートで飲むときは、抽出時間を減らすなど、工夫次第でカフェインとも上手く付き合える。
ケニア紅茶の分量と抽出時間は?
まず、カップ1杯に入れる分量は、2~3gを目安に。 濃く入れすぎると、渋みがでるので、注意が必要。 紅茶に入れてからの抽出時間は、3分弱で、きちんと計測すると良い。
ケニアのおすすめの飲み方は?
ケニア紅茶は、前述のとおり、濃くや渋み、香りが強い紅茶なので、ミルクに負けずにきちんと味が出る。 そのため、ミルクティーにおすすめの茶葉だ。
ケニア紅茶の種類と淹れ方
紅茶を淹れるアイテムについては、下記記事を参考いただきたい。
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ケニアCTC BOP
粒子が細かく作られた茶葉は、強い渋みと濃厚な旨味を演出する。 ティーバッグでよく飲まれている茶葉だ。
- 香り:弱め
- コク:弱め
- 渋み:やや強め
- 水色:やや強め
ケニアCTC OF
先程の茶葉よりもメッシュが大きく、味が出やすい。 渋みは中程度で、甘さもある。 オーソドックスな味で、個性は弱め。
- 香り:やや弱い
- コク:弱い
- 渋み:普通
- 水色:普通
ケニア紅茶の歴史
ケニア地域とは
ケニア地域は、東アフリカの赤道直下に位置している。 周りには、ウガンダ・タンザニア・マラウイなどの国に囲まれる。 インド洋にも面しており、高温多湿の気候。
国土の大半は標高が1100m~1600mと比較的高い、高原地帯。 ケニア紅茶がある茶畑は、標高1500m~2700mのところにある。 雨期も度々あるが、標高が高いため、大きな影響はない。
ケニア紅茶の茶葉のシーズンとは
ケニア紅茶は、年間を通じて生産されている。 製造方法は、かつてオーソドックス製法でしたが、今はCTC製法が多く生産されている。 CTCではティーバッグに適した、BP・PF・PDと呼ばれる比較的細かめの茶葉で生産が行われている。
ケニア地域の歴史とは
ケニアの周りの地域はかつて、アジアやヨーロッパの国々に支配されていた。 しかし19世紀頃、現在の国土のほとんどが、イギリスの保護領となり、やがて植民地となった。 世界大戦を経て、1964年にケニア共和国として独立した。 ケニアには、「紅茶開発局」なるものがあり、ケニアの小規模農園の60%は茶葉をせいさんするまでになっている。