本気の活動量計選び。私が気をつけた5つのポイントとおすすめ5機種【2018最新版】

活動量計 Fitbit

活動量計(アクティブトラッカー)は、数千円の機種から数万円する機種まで様々。「機能もどれも同じに見えるし、選ぶのが難しい!」と誰もが思うものです。今回は、そんなはじめて活動量計を選ぶ人に有益な情報をまとめ、本当に使えるおすすめ製品を厳選してご紹介します。

ウェアラブル端末ニュース

活動量計選びで気をつけた5つのポイント

筆者は以前、安価な活動量計(いわゆる数千円台のパチモノ)を興味本位で購入し、数ヶ月でセンサーが故障し、おしゃかになった経験がある。

その当時、ネットでの評価も上々の機種だったが、後々レビューを見てみると、故障したというレビューが相次いでいた。

何故か。

答えは簡単で、本家Fitbitのようなメーカーを模倣し、ずさんな性能で製造しているメーカーが多いからだ。ネットでの評価はある程度操作できてしまう。

そんな筆者の二の足を踏まぬよう、2本目の活動量計選びで気をつけたポイントをご紹介していきたい。

ポイント①正規の有名メーカーに絞った

まず、メーカー選び。

この”正規の”メーカーを選ぶのが難しいのだが、今回は様々なレビューや人づてに体験談を聞いて、以下の4機種に絞った。

  1. Fitbit(フィットビット)
  2. SONY(ソニー)
  3. GARMIN(ガーミン)
  4. POLAR(ポラール)

ポイント②バッテリー持ちが最低3日以上

次に、バッテリーの連続動作時間。

本当はバッテリー切れに備えて一週間程欲しいところだが、様々なメーカーを比較すると”5日あれば上出来”と言った所だろう。そのため、最低でも3日以上とした。

ポイント③心拍数/睡眠時間計測/GPSが正確

安価なメーカーの粗悪品だと、心拍数が極端に低く計測されたり、昼間の睡眠は計測されなかったり、充電時も睡眠時間に計測されたり…と悲惨。

使用環境や腕の細さなどで変化するので”絶対”は無いのだが、口コミ等を元に精査した。ジョギングやランニングをする人は特に、GPSの精度にも拘ると良い。

ポイント④ライフログをデータで溜めて置ける

安価なメーカーの粗悪品だと、1日ごとにデータが消えたり、突然過去データが消えることがよくある。

筆者は、活動量計で日々の心拍数の変化を見て、ストレス状況や体調の変化等を記録したかったため、PCやスマホとBluetooth等で同期してグラフ管理できる物を選んだ。

ポイント⑤デザインがシンプルで邪魔にならないサイズ

ライフログを取るので、活動量計は原則24時間装着していることとなる。

そのため、汚れが気にならないカラー、シンプルなデザイン、なるべく厚みがなく邪魔にならない厚みをチョイスした。

どうしてもラバーだと使用しているうちに劣化してくる。長く使用できるように、バンド等の交換パーツがあると尚良いだろう。

おすすめの活動量計5機種を比較レビュー

第一候補は、本家ウェアラブル活動量計Fitbit(フィットビット)

Fitbit 心拍計+フィットネスリストバンド Charge2 Large Black FB407SBKL-JPN

出典:www.amazon.co.jp
Fitbit
フィットビット
フィットネスリストバンド
Charge2

歩数・距離・消費カロリー・スマホ通知・心拍数/睡眠記録など基本機能に加えて、運動強度、消費カロリーなどの総合的なトレーニングスコアも表示可能。

筆者も実際に触ったことがあるが、OLEDディスプレイにより画面が見やすく、タッチパネルではなくボタンでの操作が、逆に使いやすい印象。

また、スマホやPCとの接続もスムーズ。Fitbitのアプリをダウンロードすると、食事や水分摂取量の記録、体格指数(BMI)や体重記録との連動もできる。

バッテリーは【最長5日】とあるが、レビューを見た限り実際は3~4日程だろう。充電は1時間半程度で完了する。

Androidスマホがあれば、第二候補はSONY SmartBand

ソニー Bluetooth3.0 リストバンド型活動量計 SONY SmartBand Tal k SWR30-B

出典:www.amazon.co.jp
SONY
ソニー
リストバンド型活動量計
SmartBand

Fitbitに負けず劣らずのスペック、SONYの活動量計。iOSデバイスとの互換性は無いに等しいので、iPhoneユーザーの選択肢からは外れることになる。

SmartBandは、Fitbit同様アプリ「Lifelog」との連携で、自分の体調や活動量をグラフやアニメーションで見ることができる。

また、ボイスコントロール機能が搭載されており、メールの読み上げや、スケジュール・天気・アラーム・電池残量など様々な呼びかけに対応してくれる。

バッテリーもFitbitと同様3日程度。

予算が合えば、活動量計の決定版・GARMIN(ガーミン)上位機種

GARMIN(ガーミン) 活動量計 GPS スマートウォッチ VIVOACTIVE J HR  160518

出典:www.amazon.co.jp
GARMIN
ガーミン
活動量計
VIVOACTIVE

前述の機種よりも1万円程高く、重量も重め。しかし、何と言ってもバッテリー駆動時間の長さが魅力の機種。

また、データの正確性も高評価ポイント。GPS、GLONASS、みちびきの衛星3測位対応に加え、電子コンパス、加速度計、気圧高度計、光学式心拍計など様々なセンサーで正確なデータを捉える。

また、アプリも豊富で、基本アプリに加え、ラン、バイク、スイム、ゴルフ、ウォーク、ローイング、SUP、スキーなど様々なスポーツシーンで活躍。

バッテリー持ち長め。軽くて安価なGARMIN下位機種

GARMIN(ガーミン) 活動量計 ライフログリストバンド vivosmart HRJ【日本正規品】

先程ご紹介したGARMINの下位機種がこちら。お手頃な価格帯と長めのバッテリー駆動時間、そして軽さが魅力の機種。

レビューを見る限り、睡眠時間の計測に甘さがあったり、一部スマートフォン(ZenFoneなど)と繋がりにくいといった報告もある。

しかし、基本機能やアプリ面での充実も加味すると、総合的にコストパフォーマンスが良い製品だと言えよう。

安さとおしゃれさで選ぶなら、POLAR(ポラール)

POLAR(ポラール) LOOP2 90054941

出典:www.amazon.co.jp
POLAR
ポラール
LOOP2
活動量計

ご紹介してきた製品の中でも、断トツで安価かつ、女性でも身につけやすいデザインなのがこちら。

基本的な機能を兼ね備えつつ、デザインもおしゃれなので、まず活動量計がどんなものか試してみたい、という方向けの入門機としてもおすすめだ。

おすすめ活動量計5機種の総評

迷ったらFitbit。軽さ重視のAndroidユーザーならSONY。バッテリー持ち重視かつ予算がある方はGARMIN上位機種。おしゃれさ重視ならPOLAR。

といった所だろうか。以下、基本スペックの比較表だ。

比較点 Fitbit SONY GARMIN/上 GARMIN/下 POLAR
重さ 35g S/24g
L/26g
48g 30g 38g
長さ S/140
-170mm
L/170
-206mm
S/232mm
L/255mm
127
-197mm
136
-187mm
140
-220mm
バッテリー 約3日 約3日 約7日 約4日 約3日

活動量計に関するよくある質問

最後となるが、活動量計を調べる上で感じそうな疑問と回答をまとめた。

心拍数を計測するメリットは?

気軽に心拍トレーニングができる

トレーニングをしている人は特に、心拍数の管理をすることでより一層効果が増す。

例えば、

  • 体脂肪を燃やす場合:最大心拍数×60~70%以下
  • 心肺を鍛えたい場合:最大心拍数×70~80%

で運動すると効果的。

消費カロリーが正確になる

運動量と心拍数のデータを合わせてとれると、消費カロリーが実際の値と比べて正確になる。そのため、ダイエット中の人や減量中の人にもオススメ。

アプリなどと連動して食生活のログもつけると、より良いだろう。

スマートフォン通知ってなに?

活動量計のディスプレイ表示やバイブレーションで、電話/メールの着信、SMS、カレンダー通知などを表示できる機能。着信後、ハンズフリーで通話できる機種も。

Facebook、Twitter、WhatsApp、Skype、LINE、Kaokao Talk、Gmailからのメッセージが受信できる機種もある。

GPS接続ってなに?

スマートフォンのGPSと繋ぐことで、スマートフォンアプリ内の地図に移動ルートを記録し、ランニングの際のペースや距離などを記録できる機能。

運動リマインダーって?

1時間に一定の歩数以上の活動がない場合に活動を促す通知を表示してくれる。その他、座りっぱなし・座りすぎ状態の時にアラートを鳴らしてくれる機能も。デスクワークを行う人にもおすすめだ。

自動睡眠記録機能って?

心拍数系により睡眠時間と睡眠の質を自動で検知し記録してくれる機能。30分程度の幅で、睡眠が浅いときにサイレントアラームで起こしてくれる機種も。

スマホ紛失防止機能って?

スマホを無くしたときに便利な、探せる機能。

IP◯◯防水防塵性能(IPコード)って?

よくスペック表にはIP◯◯と書かれていることがある。

それは、スマホの防水性能を示す値「IPコード」。製品の防水・防塵性能の等級を示し、世界では「国際電気標準会議(IEC)」日本では「日本工業規格(JIS)」が定めている。

現行の製品ではIP67が主流で、これは防塵6級・防水7級という意味。これだけあれば、日常使用では十分だろう。

  • 「IP」のあとの数字のうち、前の数字が「防塵性」を示す=第一特性数字
  • 「IP」のあとの数字のうち、後の数字が「防水性」を示す=第二特性数字

使用用途と価格に合わせて選ぼう。

電池式の充電も可能?

可能な機種もあるが、主流は充電式。ボタン電池式のタイプは数ヶ月バッテリーが持つものもあるが、電池交換の手間もある。

最終更新日:2018/12/18