個人情報が書かれた紙を裁断するのに便利な、家庭用シュレッダー。「種類や価格帯が広すぎて、どう選べばよいか分からない」という人向けに、シュレッダーの選び方や、基礎知識、おすすめの静音性が高い人気機種をご紹介します!
家庭用シュレッダーは電動がおすすめ
家庭用シュレッダーには、電動と手動の2つの選択肢がある。手動の方が安価な機種が多いが、以下の点で”絶対に”電動をおすすめする。
手動より電動をおすすめする5つの理由
- 何と言っても楽!
- 楽なので使用頻度が高まる
- 細断枚数や種類が多い
- ダスト容量が多いタイプが多い
- 指や異物の挟み込み防止対策がされていて安心
以前、手動のシュレッダーを「とりあえず安いのでいいや」と選んでしまった筆者は、結局手動の面倒さに疲弊して、使用頻度が減った。
それよりは、”入れるだけ”で細断してくれる電動を強くおすすめしたい。
「電動は煩いんでしょ?」と思う方もいらっしゃると思うが、今や静音性が高く全然ストレスとならない機種も多く存在する。
シュレッダーは3つのカット方式から選ぼう
家庭用シュレッダーには【ストレートカット】【クロスカット】【マイクロカット】の3つのカット方式がある。
比較点 | ストレート | クロス | マイクロ |
---|---|---|---|
細かさ | 粗目 | 普通 | 細かい |
価格帯 | ¥3000~ | ¥5000~ | ¥6000~ |
復元 | 可能 | しにくい | できない |
おすすめ | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ |
おすすめはマイクロカット
上記の表を見てもわかる通り、細断できる細かさによって価格や復元可能性(セキュリティレベル)が変わる。
正直、ストレートカットは紙を短冊状に細くカットするだけなので、復元が可能だ。簡易的に使用したい人は良いが、防犯の観点ではあまり意味が無い。
また、クロスカットとマイクロカットは、価格帯に大差ない。そのため、今回は”安物買いの銭失い”にならないよう、マイクロカット中心にご紹介していく。
おすすめ電動家庭用シュレッダー
マイクロカットのおすすめ電動家庭用シュレッダー
コクヨ シュレッダー マイクロカット AMS-MC20W
▼ベストバイ▼
安価な価格帯なのに評価も高いということで、人気の売れ筋モデル。
約10×30cmと小型かつスリムなデザイン。請求書やカード明細の紙類だけでなく、CD・DVDやクレジットカードも細断可能。
とりあえずこれを買えば間違いない!と自信を持って言える製品だ。クロスカットと比較してもさほど値段は変わらないので、断然こちらがおすすめ。
最大細断枚数(A6コピー用紙)は約6枚、ゴミ箱容量は2L、作動音は約53dB 。
GBC シュレッダー デスクトップ マイクロカット CD・カード細断 GSHA11M-W
▼A4も入って安い機種はコレ▼
こちらも、低価格帯かつ高評価な家庭用シュレッダー。
前述のコクヨのシュレッダーと、ほぼスペックは変わらないが、こちらはA4サイズの用紙がそのまま入る。A4用紙をシュレッダーすることが多いならこちらがおすすめ。
詰まっても逆回転できるのも嬉しい。
アイリスオーヤマ シュレッダー 細密 PS5HMSD ブラウン
▼容量で選ぶならコレ▼
スリムなデザインかつ、【10L】の大容量が人気の機種。前述の2機種と比較して、倍程度のダスト容量。
A4コピー用紙約160枚分も溜めて置けるので、捨てるのが億劫な方や、細断枚数が多い方におすすめ。
フェローズ 最大8枚細断マイクロカットシュレッダー JB-08CDMY
▼業務用並のスペック▼
A4用紙を1度に【最大8枚】投入可能で、クズ箱容量【16L】(A4用紙約200枚分)、A4用紙1枚の細断速度【約9秒】と、業務用スペックが売りの機種。
また、家庭用シュレッダーでは”はがきはシュレッダー不可”という注意書きがある機種もあるが、そのようなこともない。ホチキスのまま細断可能。
クロスカットのおすすめ電動家庭用シュレッダー
コクヨ シュレッダー 超静音 コンパクト 最大細断5枚 AMKPS-X80W
クロスカットの家庭用シュレッダーで、断トツで売れているのがこちら。
クロスカットのシュレッダーを買うくらいなら、一番始めに紹介したコクヨ【AMS-MC20W】をおすすめしたいところ。
しかし、この機種はクロスカットになった分、連続使用時間(定格時間)が10分と長く、ダスト容量も6L多い【8L】となっている。このような点を重視するならおすすめ。
ストレートカットのおすすめ電動家庭用シュレッダー
Amazonベーシック シュレッダー 8枚細断 ストレートカット 12L
ストレートカットの家庭用シュレッダーでおすすめなのがこちら。
ストレートカットは、細断が荒い分モータを使用しないので、最大同時細断枚数が多い場合が多い。この機種も8枚同時に細断できる。
また、容量も12.3Lと多め。スタイリッシュなデザインも高評価。
家庭用シュレッダーの選び方
【はじめに】業務用との違い
シュレッダーには家庭用と業務用がある。業務用は、ヘビーユースに耐えうるパワーや、長い定格時間、容量、同時細断枚数などで家庭用の上を行く。
個人でも利用している方も居るので、気になる方はチェックいただきたい。
関連記事:おすすめ業務用シュレッダー特集。枚数・大型容量・速い機種を厳選
定格時間
定格時間は、連続して使用して良い時間のこと。これを守らないとオーバーヒートして故障の原因となるので注意。
家庭用シュレッダーの定格時間は5~10分と幅があるが、使用時に数枚まとめて細断することが多い人はなるべく長い定格時間のシュレッダーを選ぶと良いだろう。
静音性/騒音性
騒音性の基準はデシベル(dB)で表される。
シュレッダーは、同時細断枚数が多いほど騒音性が高くなる傾向にある。アパートやマンションなどの集合住宅の場合は、住民トラブルになりかねないので、騒音性を考えて選びたい。
シュレッダーは50dB前後の機種が多いが、目安を下に示しておく。
db | 体感 | 目安 |
---|---|---|
40db | 会話に支障無し | 図書館/静かな住宅地の昼 |
50db | 大きく聞こえる | 静かな事務所/家庭用クーラー(室外機) |
60db | うるさい | トイレ(洗浄音)/掃除機/洗濯機 |
デザイン
シュレッダーは、インテリアと同様リビングやダイニングなど目立つ位置に置かれることが多いだろう。そのため、部屋にこだわりの有るひとは、なるべく景観を乱さないデザインを選ぶことをおすすめする。
メンテナンス性
シュレッダーは、故障を防ぐためにもメンテナンスが不可欠。
メンテナンスシートを購入し、細断するだけでメンテナンスが完了するので、気が向いたときに行うと良いだろう。
分解のしやすさ
シュレッダーは、何か堅いものが詰まったり、宛名シールなど粘着性があるものが詰まったりして、止まってしまうこともある。
そんなときに備えて、分解がし易いと便利だ。また、掃除をするときにもストレスがない。
重量
シュレッダーは、ダストボックスの中身をゴミに捨てたり、掃除をしたりする際や、コンパクトなタイプだと棚に収納する際など、持ち運ぶ場面が多い。
そのため、固定する人以外は、重量にも注意して選ぶと良いだろう。
まとめ
いかがだっただろうか。
速さ、容量、セキュリティ、騒音性、などシュレッダーに求めることに優先順位を付けて機種を選んでいただければと思う。
迷ったら、下記機種をおすすめしたい。