iPadは、大きさや重量があるため長時間または自由な姿勢での操作が難しい一面があります。そこでスタンドを活用しましょう。寝ながらの操作も可能にするアーム式スタンドや、充電しながら使えるスタンド、またiPhoneやiPad Proなどマルチデバイスに対応するスタンドまで様々なモデルがあるので、それらの中でもおすすめのスタンドをご紹介していきます。
iPadスタンドのメリット
まずはiPadスタンドのメリットを見ていこう。
- 高さや傾斜が得られるので、無理な姿勢で水平の画面を覗き込む必要がなくなる
- スマホのように寝ながらでも操作できるようになる
- 手でもっておく必要がないため、動画の閲覧やビデオチャットが格段に楽になる
おすすめのiPadスタンド
主にデスクトップ向けとアーム式と分けて、おすすめのモデルを順に紹介していこう。
ここでは特にiPadのセットに特化した製品をセレクトしたが、汎用的なタブレットスタンドについても別記事で紹介しているので、参考にされたい。
デスクトップiPadスタンド
Dekke Slope
iPadをまるでiMacの様に見せる、デザイン性の高いスタンド。
自由な角度で固定でき、そして急な傾斜でも全く落ちない強い吸着力をもつ。
まさにiPadのためのスタンドと呼ぶにふさわしい上質なプロダクトだ。
Ten One Design Magnus
一見スタンドとは思えないほどスリムなiPad専用スタンド。
最小限のサイズでマグネットを利用してiPadを固定する。
この他にiPad 2用、mini用が展開されている。
ミニマムなデザインで、持ち運びにも便利だろう。
Logicool(ロジクール) BASE
12.9inまたは9.7inのiPad Pro用のスタンド。
単なるタブレットスタンドとしてではなく、iPadを置くだけで充電できる充電機能も兼ね備えている。
Appleデバイスにマッチするモダンデザインで、高級感のあるプロダクトだ。
最先端のデバイスに、最先端のスタンドを用意したい方はこのBASEを試してみよう。
ELECOM(エレコム)TB-DS004SV
二箇所で角度調節ができ、強度のある関節部分とネジでしっかり角度を固定できる、デザイン性&機能性ともに優れたフリーアングルタイプのiPadスタンド。
丈夫にはラバークリップも付いており、傷つきにくい工夫もされている。
Belkin MixIt UP
iPad AirからPro、iPhoneまで使える汎用性の高いスタンド。
Lightning端子を装備しており、充電やデータ同期が可能なドックスタンドとして機能する。
シンプルなシルバーカラーでiPadにマッチするデザイン性も魅力的。
just mobile AluBolt
モノトーンの洗練されたデザインの製品を多く輩出するjust mobileのスタンド。
Lightning端子を備えており、iPhone/iPad両用である。
充電器もできるドックタイプスタンドを探している方は、アルミボディで非常にシンプルなデザインのAluBoltはおすすめだ。
TwelveSouth BookArc
サウスカロライナ州チャールストンに本拠地を置く、Appleプロダクト専門のアクセサリーブランド、Twelve SouthのiPad用スタンド。
溝が2段階になっており、垂直、もしくは傾斜を付けて置くことが可能だ。
ユニークなデザインで、スタンド中心部は穴が空いているのでLightningケーブルを通して充電をしながらセットできる。
TwelveSouth HiRise Deluxe
同じくTwelveSouthの、HiRiseシリーズからiPhone/iPad向けのスタンドを紹介する。
Lightning端子を搭載しており、充電ドックとして機能するタイプのスタンドだ。
ウォール部分の位置を調整できるので、クラムシェルケースなど厚みのあるケースをしていても、それに合わせてマチを変えられるすぐれものだ。
小型なのでデスク上でも場所を取らず、充電しながらSkypeなどのビデオ通話を行うには最適なプロダクトの1つだ。
PadRelax
非常にユニークなクッション型のスタンド。
デスクなどの平面でなくとも、膝の上やソファの上など不安定な場所にもiPadなどをセットできるすぐれもの。
アーム式は自身が移動することに不向きだが、このPadRelaxは見事に設置場所の自由度と、手間の軽減を実現している。
▼ 参考動画
ANKER マルチアングルスタンド
ANKERマルチアングルスタンドの軽量化された最新モデル。
9方向へ角度調整可能で、使用しない時は完全に折りたためる。
持ち運びにも便利でタブレットだけでなく、スマホにも利用可能。
Bluelounge Nest
KickflipというPCスタンドが特に有名なBlueloungeのタブレットスタンド。
一見小物入れのような外観だが、実は縦置きにも横置きにも対応したスタンドだ。
広い接地面積で安定してタブレットを固定できる他、スマホも立てることが可能。
何よりシンプルで最低限の作りで最高の機能を果たすプロダクトデザインが魅力的だ。
もちろん普段は小物入れとして使ってもいい。
カラーバリエーションがいくつかあるので他のカラーもチェックされたい。
Bluelounge MIKA
ただただシンプルなアルミニウム製の固定型スタンド。
ほどよい重量で見た目以上の安定化をもたらしてくれる。
接地面はTPUラバーで、タブレットを傷つけにくい設計。
ディスプレイ用途などシンプルさが求められる際には最適な選択となり得るだろう。
IKEA RIMFORSA
IKEAの竹製のタブレットスタンド。
非常にシンプルが構造であるが、それがIKEAらしい。
シンプリストの方に刺さる、最低限の形に収められたデザインだ。
アーム式・クリップ式のスタンド
LOE フレキシブルアーム
セットするデバイスのサイズに合わせて3種類のホルダーが付属する、アーム式スタンド。
シンプルなデザインが魅力的なApple製品には特にマッチするシルバーカラー。
画面の回転や角度調整もしやすいフレキシブルアームは、デスクへの固定も工具いらずで簡単にできる。
PCモニターサイドや、ソファサイド、ベッドなどいろいろな所へタブレットを設置しよう。
ZenCT アルミ製スタンド
タブレットを挟んで固定するタイプのスタンドで、堅牢な作りと安定感が特徴。
ホルダーを変更可能で、1/4インチの三脚ネジに変更可能。
小型プロジェクターなども搭載可能だ。
Whaleship フレキシブルアーム
スマホ、タブレット両用のフレキシブルアームスタンド。
万力のようにネジ式でしっかりと固定できる。
ホルダー部に充電用端子が見えるよう穴があいている点もうれしい。
寝ながらの使用に向く長いアーム。
iPadタンドを選ぶ3つのポイント
MFiかどうか
MFiとは、Made For iPhone(iPad、iPod)の略称で、iPhoneやiPad向けに特化して作られた製品という意味で、Apple社の認定プログラムより公式にライセンスを得ている製品を指す。
動作確認や互換性が保証されている。
認証を受けていない製品はiOSが正しく認識してくれないといった事例も報告されている。
特に、Lightning端子を備えたようなスタンドでは、このMFi認証がある方が、iOSバージョンアップや新規デバイスへの接続といった場合に不具合が生じにくい。
縦と横どちらにも対応するか
見落としがちな点だが、iPadの向きを問わないことは非常に重要だ。
見やすさや使い勝手、というだけでなく各種端子の搭載箇所によってはスタンド利用時に充電できない、イヤホンジャックが挿せないなど問題が発生する可能性がある。
対応するiPadは?
機種 | 画面サイズ |
---|---|
iPad Pro | 12.9 in |
iPad | 9.7 in |
iPad mini | 7.9 in |
iPadスタンドがどのサイズに対応しているのか、上表を参考に確認しておこう。
なおiPad ProやSurface ProなどタブレットPC系は12〜13インチ、通常タブレットが9〜10インチ、小型タブレットで7〜8インチあたりが一般的なサイズだ。
スタンドが小さすぎると安定感に欠け、転倒の恐れもあるので注意しておこう。
角度や高さの調整は可能か
基本的にノートPCやモニターの角度は変えられるし、スタンドによって高さも変えることができる。
それらが機能しなければどれ程使いづらいか想像に容易いだろう。
ディスプレイ用とでない限り、極力アジャスト機能は搭載しているものを選んだ方がよい。
最後に
iPadは非常に便利だが、寝ながらの操作が不便であったり、ムービーを観るときやビデオチャットを行うとき、手で支えておくことで疲れを感じてしまう。
そうした課題を解決してくれるスタンドの導入は後回しにされがちだが、これを機会に快適な環境を整えてみるのもよいのではないだろうか。