炊飯器の中では中価格帯に位置するIH炊飯器。今回はIH炊飯器と圧力IH炊飯器の違いや、他のタイプの炊飯器と比較しての特徴をまとめてみました。そして、これから購入する方への選び方やおすすめ製品をランキング形式でご紹介します。
炊飯器最新ニュース
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IH炊飯器とは。圧力IH炊飯器との違いは?
IH炊飯器とは
IH炊飯器とは、内釜全体が発熱し、インバーターがあることで熱伝導のムラが無く高火力で炊飯できる電磁誘導加熱タイプを指す。
従来のマイコン式炊飯器と比較し「細かい温度設定」や「保温能力が向上」しているという特徴がある。
圧力IH炊飯器とは
圧力IH炊飯器は、加熱方法はIH炊飯器と同じだが、それにプラスして圧力機構が追加された方式。
圧力がかかることで水の沸点が上昇し、従来と比較して炊飯時間短縮ができる。また、栄養の流出を防ぐ効果もある。
一方、圧力をかけるための仕組みが複雑なため、パッキンなどのパーツが多く、外しにくいという点も考慮が必要。
IH炊飯器と圧力IH炊飯器の比較表
比較点 | IH炊飯器 | 圧力IH炊飯器 |
---|---|---|
価格帯 | ¥15000~ | ¥17000~ |
熱源 | IHコイル | IHコイル |
火力 | 標準 | 強い |
美味しさ | ★4 | ★5 |
味/食感 | 固め/粒が立つ | 甘い/もっちり |
基本的に炊飯器は、火力が高いタイプ方が美味しく米が炊ける。炊飯時にでんぷんがα化する時間が短く、一気に炊き上げられるからだ。
価格と炊きあがりの食感などの好みを考え、選ぶと良いだろう。
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IHか圧力IHか。おすすめなのはこんな人!
IH炊飯器がおすすめの人
- 「味にはこだわりたい!けど、高級機のような予算は出せない…」人
- 「お米は、シャッキリふっくら、粒が立っているのが好き!」な人
圧力IH炊飯器がおすすめの人
- 「味にはこだわりたい!けど、高級機のような予算は出せない…」人
- 「短時間でも、やっぱり美味しく炊きたい!」人
- 「お米は、もっちり粘りあるのが好き!」な人
IH/圧力IH炊飯器のおすすめ人気メーカーランキング
以下ランキングは、価格帯を分かりやすくするため、なるべく「3合」の機種を選ぶようにしている。もちろん5合のタイプもあるので、商品ページから選択してただきたい。
価格と味の両立!おすすめIH炊飯器
【ランキング1位】象印IH炊飯器3合ステンレスブラウン NP-GG05-XT
お手入れ簡単「洗える内ぶた」「フラット庫内」が人気の機種。
栄養価の高い雑穀米や玄米、金芽米が炊ける「健康米メニュー」や発酵から焼き上げまで手作りパンが楽しめる「パン(発酵・焼き)」メニュー搭載。
【使いやすさ】炊飯器を置く台がヒザの高さなので、ボタン類が上に、しかも多少前向きに配置してあるのでとても見易い。
【炊き上がり】今までマイコン炊飯器を臨時に使っていましたが、やはりIH炊飯器は格段にいい。普通の米がコシヒカリ並に感じます。マイコン炊飯器ではコシヒカリでも普通米以下の感じでした。
【サイズ】こじんまりとして無駄の無い大きさです。
【手入れのしやすさ】内蓋の取り付け取り外しが簡単で洗いやすい。
【機能・メニュー】タイマー予約が予約1と予約2の2種類あるのがいい。また白米熟成と普通と急速の3種類を使い分けることが出来るので便利です。
(価格コムレビューより)
【ランキング2位】東芝 IHジャー炊飯器(3.5合炊き) 鍛造かまど釜 グランレッド RC-6XH(R)
- 【おすすめ】かまどのような高火力で炊き上げる! 本かまどコース
- 保温釜で作れる「調理コース」(パン発酵/パン・ケーキ(焼き)/温泉卵)
- おこげコース(白米・炊込み)がある
圧力IHからただのIHに変わったせいなのか、それとも東芝炊飯器の伝統なのか、ネバネバの少ないプリッとしたご飯が炊けます。
人によっては、堅い・水気がないと感じるかも知れません。
お薦めのカマド炊きモードだと特にその傾向が強くなります。
もちもちべたべたしたご飯が好きな方には向いていないかもしれません。(価格コムレビューより)
【ランキング3位】HITACHI 極上炊き 鉄入り釜 IHジャー炊飯器 RZ-JP10J-W
- 【おすすめ】煮込み料理が楽しめる「バラエティー調理」搭載
- 玄米や発芽玄米を使った炊込みご飯やおかゆも作れる
- ふた加熱板、蒸気口キャップは取りはずしOK
消費電力ですが、以前使っていたマイコン式炊飯器は650Wでしたが、
この炊飯器は1400Wと高めです。
しかし、その分ハイパワーなので、マイコン式炊飯器では80~90分くらいかかっていた炊飯時間が、
この炊飯器では、白米極上コースだと60分で炊きあがります。この炊飯器で炊いたご飯は、以前のマイコン式炊飯器で炊いたものよりも美味しかったので、
買ってよかったと思っています。(価格コムレビューより)
短時間でもっちり美味しく炊きたい!おすすめ圧力IH炊飯器
【ランキング1位】HITACHI 圧力スチームIH炊飯器 5.5合 レッド RZ-SG10J-R RZ-SG10J-R
- 【おすすめ】圧力スチームIH炊飯器の売れ筋の中でコスパNo.1
- ダブル蒸気センサーで蒸気がでにくく安全
私も4~5回食べさせてもらったのですが、
お米の粘り、味、香り、甘みなど非常に良く、ご飯が進みました。
炊き方も、水の量を変えたり、早炊きしたりしましたが、
美味く炊けていました。
圧力保温されているので、前日炊いたご飯でも十分美味しく食べれます。(価格コムレビューより)
【ランキング2位】象印 圧力IH炊飯器 5.5合 ホワイト NP-ZB10-WA
- 【おすすめ】洗える内ぶた・フラット庫内でメンテナンスが楽
- 【おすすめ】圧力IHなのに掃除がし易い!
- 「酢飯」「カレー」「白米」3通りの炊き分け圧力機能
この機種で良かった点は、掃除のしやすさです。
釜を洗う際にお米のカスがこびりついて洗いにくいといった事は全く無く、一番気に入っている部分です。
もちろん炊き上がりの良さや、長時間保温状態でも美味しさはほとんど損なっていないと感じました。(価格コムレビューより)
【ランキング3位】タイガー 炊飯器 5.5合 圧力 IH ホワイト 炊きたて JPB-W100-W Tiger
- 【おすすめ】5層遠赤特厚釜に土鍋素材をコーティング。遠赤効果を高め、土鍋のような細やかな泡立ちに
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パナソニックの販促で試食会をしましたが、10万円近くの商品と遜色ないというか、むしろこちらの方が美味しい・・・
商品をじっくり見極めるためのとりあえずの位置づけで購入しましたが、この商品で充分です。お米には自分でも随分うるさい方だと思いますが、炊き上がりはめちゃめちゃ美味しい。
保温後は、際立った美味しさがなくなってしまいます。普通です。(価格コムレビューより)
炊飯器の候補の絞り方
ここまで読んで、欲しい炊飯器のタイプを比較し、候補を絞れただろうか。この章では、最終的に炊飯器を決めていくにあたって、知っておきたいポイントをまとめる。
内釜の種類は味を左右する重要ポイント
炊飯器の種類の次に重要と言っても過言ではないので、内釜の種類。大きくわけて5つの種類がある。
アルミ釜
アルミは軽くて熱伝導が良いのが特徴の素材。急速な水温上昇が求められる高級機には使われず、マイコン炊飯器で使用されることが多い。
多層釜
多層ということで、内側の層には熱伝導率が高い銅やアルミ、間に鉄やステンレスが使用されている。IH炊飯器や圧力IHに使用されている。
炭素釜
炭素釜は、炭素から生成されているため、遠赤外線効果があり土鍋に近い仕上がりになる。他の釜と比較して脆性が高いのがデメリットでもある。
鉄釜
鉄釜は発熱効率が高いのが特徴。高温で何度も打ち込まれた「打ち込み鉄釜」は蓄熱性や断熱性も高い。
土鍋釜
土鍋釜はおこげが綺麗にできるのが特徴。遠赤外線効果もあり直火のように熱を伝える。蒸らしが上手く出来、ふっくら炊き上がる。高価格帯の製品に使われることが多い。
ダイヤモンド釜
ダイヤモンドの微粒子でコーティグされており、熱効率が格段にアップする。旨味が引き立ちおいしく炊ける。
炊飯できる量は、慎重に選ぼう
炊飯器において、大は小を兼ねるということはない。
例えば、1升炊ける炊飯器で2合炊いたところで、美味しく炊けないのだ。ポイントは、その日や翌日食べられる量の炊飯器を買うことだ。
一人暮らしの炊飯器を選ぶ際は、下記記事もご参考いただきたい。
参考:一人暮らしにおすすめの炊飯器。低~中価格帯で置き場所取らない機種は?
下記に目安を書いたが、家族に高齢者や食べ盛りの子どもがいる場合はこの限りではない。参考程度にして、各自調整いただきたい。
想定人数と必要炊飯量の目安
- 1~2人の場合:2~3合
- 3~4人の場合:3~5合
- 4~5人の場合:6~8合
- 6人以上の場合:1升
機能も要チェック
美味しく炊くための機能
炊き分け機能
炊き分け機能とは、白米・無洗米・玄米・米の銘柄などによって適切な設定で炊き分けられる機能。また、もちもちや固めなど食感が選べたり、おかゆ用やカレー用など、細かな設定が選べる高級機種もある。
無洗米コース
無洗米コースは、無洗米をより美味しく炊飯できる機能。予熱時間が長めで、吸水を多くさせ、通常よりも時間をかけて炊き上げる。
スチーム炊き機能
スチーム炊きは、高温スチームによりお米の美味しさや甘みを引き出せる機能。スチームのためつやや粘り気も出る。
遠赤外線
遠赤外線は機能とは少し違うが、内釜が遠赤外線を放出する土鍋や炭でできていることで、ムラなく米の芯まで加熱ができる。
メンテナンス性・安全性を向上させる機能
内ふた丸洗い
炊飯器を長く使うには、メンテナンス性も重要。炊飯器の内蓋は取り外しができない機種も多いが、着脱・丸洗いできる機種もある。汚れたまま細菌を繁殖させないためにも、洗える機種はおすすめだ。
蒸気セーブ機能
炊飯器を、キッチンスペースの関係で、屋根がある棚に入れたい人もいるだろう。そんなときには蒸気セーブ機能がおすすめ。噴気口がないので、周りのものを気にせずに済む。
また、赤ちゃんやペットなどが家庭にいる場合、炊飯器の高熱の蒸気で火傷しないためにもこの機能はおすすめだ。
その他便利な機能
パン焼き機能
炊飯器をホームベーカリーとして利用できる機種もある。捏ねは手で行い、発酵~焼き上げができる。
玄米炊き上げコース
玄米を炊飯するのに、ハードルを感じる人も居るだろう。しかし、玄米コースを選択すれば、自動で40度に保ちながら長時間の吸水をした後に、炊飯をしてくれる。炊飯時間は長くかかるが、健康的なのでおすすめしたい機能だ。
スマホ連携
炊飯器がスマートフォンと連携し、スマート家電として機能する機種もある。アプリからレシピを選べ、そのままスマホ側で設定ができる。
まとめ
いかがだっただろうか。IH炊飯器は、ガス炊飯器やマイコン式と比較しても、売れ筋となっている。ジュライのマイコン式からの買い替えも、この機会に検討してみてはいかがだろうか。