ガスコンロと比較して安全でお手入れも楽なのが、IHクッキングヒーター。使う時間帯によっては光熱費の大幅な節約になります。今回は、パナソニック、日立、三菱、山善、東芝などおすすめ人気メーカーを口コミを見ながら比較していきます。
目次
IHクッキングヒーターと卓上IH調理器、どっちにする?
IH調理器には、以下の2つの種類がある。
- IHクッキングヒーター:キッチンにビルトインしたタイプ
- 卓上IH調理器:テーブルの上で調理するタイプ
どちらの種類にするか決めている人は読み飛ばしていただいて構わない。
しかし、一軒家だったり、オール電化住宅だったりして、アンペア数が高い家庭は下記の比較表をみて、どちらにするか検討いただきたい。ちなみに、20Aしかない家庭は、卓上IH調理器一択となる。
IHクッキングヒーターと卓上IH調理器の比較表
比較点 | IHクッキングヒーター | 卓上IH調理器 |
---|---|---|
最大理想ワット数 | 3000W/一口あたり | 1500W~/一口あたり |
口数 | 一口/二口/三口 | 一口 |
必要なV/A | 200V/30A~ | 100V/20A~ |
適した住居タイプ | オール電化住宅 高アンペア数の一軒家 |
アパート 一軒家 |
卓上IH調理器
卓上IH調理器は、以下の場合に適している。
- 100V/20Aしかないアパートやマンションでの使用
- 高アンペア数がある一軒家でのサブ利用
機種の中には1000W以下の機種もあるが、かなり火力が弱いと思って良い。ガスコンロと同じ利用を想定しているのなら、1500W程度の機種がおすすめだ。
IHクッキングヒーター
IHクッキングヒーターは、一口~三口のタイプまで様々。サイズも大きくはなるが、一口あたり3000W使用できる機種も多くあり、ガス同様の火力が使える。
200V/30Aの家庭の場合、使える電力は約6000Wなので、同時使用を想定するなら二口が限界となる。ワット数がオーバーしたら、すぐブレーカーが落ちる訳ではなく、出力が下がり火力が下がる。
IHクッキングヒーター(卓上一口)のおすすめ機種を比較
卓上IH調理器、一番人気はデザインも良いパナソニック
パナソニック IH調理器 ブラック KZ-PH33-K
強火ととろ火がワンタッチで選べ、温度調節範囲は7段階と幅広い。
- 【おすすめ】出汁が簡単にとれる「鍋だし作りコース」など4つのコースが選べる
- AC100V/最大1400Wの高火力!
- 幅30.4cm×奥行34.5cm×高さ5.4cm
パナソニック IHホットプレート ブラック KZ-HP1100-K
コンロとしてもホットプレートとしても使えるコンパクトさ。
- 【おすすめ】デザイン性が高くおしゃれ
- 【おすすめ】ホットプレート付き
- 温度調節範囲は7段階と多め
- AC100V/最大1400Wの高火力!
- 付属の金属ヘラが使え、お好み焼きの調理に便利
- セラミックスとダイヤモンドの微粒子を添加したフッ素でプレートをコーティング
パナソニック IHホットプレート ブラック KZ-HP2100-K
上記のシリーズの、鍋・プレート付きはこちら。IH導入が初めての方に、スターターセットとしておすすめだ。
コスパで選ぶなら、アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ IHクッキングヒーター 1400W 鍋セット IHKP-3324-B/R
天板は結晶化ガラスで掃除が軽くふくだけで終わる。リーズナブルな価格も嬉しい。
- 【おすすめ】鍋付きなので、買ってすぐ調理できる
- AC100V/最大1400Wの高火力!
- 加熱調理モード・揚げ物調理モードそれぞれ6段階調節可能
- なべ検知機能/なべなし自動OFF/小物検知機能/切り忘れ自動OFF加熱過上昇防止機能という5つの安全機能搭載
- 幅約28×奥行約32.5×高さ約6.5
アイリスオーヤマ IHクッキングヒーター 1400W 音声でお知らせ EIH14V-B
音声ガイダンス機能があり、調理できない鍋や、タイマーの時間などを教えてくれる。
- 【おすすめ】調理残り時間などを音声ガイドで教えてくれる!
- AC100V/最大1400Wの高火力!
- 加熱調理モード・揚げ物調理モードそれぞれ6段階調節可能
- W305×D360×H65
アイリスオーヤマ ホットプレート IH式 焼肉プレート&鍋 ブラック IHC-T51S-B
- 【おすすめ】焼き肉プレートとなべが付属している!
- AC100V/最大1400Wの高火力!
- 加熱調理モード6段階/揚げ物調理モード5段階調節可能
- W330×D390×H55
シンプルな機能、確かな品質。山善
山善(YAMAZEN) 卓上型 IH調理器 高火力1400W 火力調節5段階 ブラック YEA-140(B)
- AC100V/最大1400Wの高火力!
- 温度調節5段階
IHクッキングヒーター(ビルトイン)のおすすめ機種を比較
ビルトインの一口IHクッキングヒーター
Panasonic電工 IHクッキングヒーター 1口IH ビルトインタイプ KZ-11BP
吹きこぼれてもすぐ拭き取れ、メンテナンス性も良い。自動停止や熱源オフで安全面も良し。
- 【おすすめ】ミニキッチンに収まる、コンパクトな幅31.8cm。一人暮らしに最適
- 【おすすめ】7段階の火力調節と10℃きざみで温度設定できる「揚げ物温度調節」
- 沸騰したら自動で保温「自動湯沸かし」
- AC100V/最大1300W
ビルトインの二口IHクッキングヒーター
アイリスオーヤマ IHクッキングヒーター 2口 脚付 100V ブラック IHK-W1S-B-E
コンロを置くスペースにも台を買う必要なく置くことが出来る。
- 【おすすめ】脚付きによりコンロがフラットになり、使い勝手が良い!
- 電気工事不要なので、コンセントにさすだけですぐに使える
- AC100V/1400W
- 加熱調理/揚げ物調理6段階
アイリスオーヤマ IHクッキングヒーター 2口 ブラック IHK-W1-B-E
上記の機種の脚が無いバージョン。元々置き場所がフラットであればこちらで十分。
アイリスオーヤマ 2口IHクッキングヒーター 幅45cm スリムサイズ 音声でお知らせ ブラック IHC-S212V-BK
IHに慣れていない人でも嬉しい音声ガイダンス機能が搭載。
- 【おすすめ】二口タイプなのに、かなりコンパクト!
- 【おすすめ】音声ガイド有り
- 加熱調理左は6段階、右は4段階調整可能
- AC100V/左1400W・右700W
ビルトインの三口IHクッキングヒーター
アイリスオーヤマ 3口IHクッキングヒーター 音声でお知らせ ブラック IHC-S313V-BK
- 【おすすめ】三口なのに、かなりコンパクト
- 幅56.0×奥行45.0×高さ6.0
- 音声ガイド有り
- 火力調整は左ヒーター:6段階(約100W相当〜約1400W)、中央ヒーター:2段階(約100W相当~約300W)、右ヒーター):4段階(約100W相当〜約700W)
IHクッキングヒーターの選び方
排気口の構造
初心者には盲点だが、IHクッキングヒーターは、排気口に細かな食材のカスやゴミが落ちる。一旦入ったカスは、機種によるが取り出せない場合も多い。そのため、故障なく長く綺麗に使うためにも、排気口の構造を見ておく必要がある。
例えばパナソニックや日立は、少し粗目だが、カスを防ぐような構造があったりする。しかし、基本的には排気口カバーと呼ばれるプレートを付けるのをおすすめする。
山崎実業 排気口カバー プレート ホワイト 2405
脚付きか否か
ビルトインタイプに限ったことだが、IHクッキングヒーターには脚付きのものと、フラットんもの2種類がある。何もない平面に設置するなら、脚なしでも良いが、既に据え置かれた機材があったり、凹凸がある場合には、確実に脚付きを選ぶべきだ。
脚は別売りになっている場合もあるが、一体型をおすすめしたい。
まとめ
いかがだっただろうか。IHクッキングヒーターはガスコンロと比較して、
- 掃除・メンテナンスがしやすい
- 火災になりにくい
- キッチンが暑くならない
- ガスよりも均一に加熱できる
- 場合によっては節電できる
などのメリットがある。
IHは地震などの震災がおき、電気が止まったら使用できないリスクがあったり、使用する調理クグに制限があったり、炙りができなかったりと、ガストは違う不便さがあるかもしれない。しかし安全面や機能面では圧倒的に優位にたっているので、検討してみていただきたい。