社内外の個人情報が書かれた紙を裁断するのに必須の、業務用シュレッダー。その便利さから個人で利用する人も多いほど。今回は、はじめてのシュレッダーの選び方や、基礎知識、【同時細断枚数】【速さ】【容量】で厳選したおすすめ機種をご紹介!
業務用シュレッダーの選び方
おすすめのシュレッダーをご紹介する前に、まず最低限押さえて置きたい選び方についてご紹介する。
シュレッダーの使用頻度で選ぶ
業務用シュレッダーは、家庭用の上位互換のような安価で性能が良い【セミ業務用】と、パワー・速さともに更に上の【業務用】の2タイプに分かれる。
それぞれの特徴を、目安として表にしてみた。
比較点 | セミ業務用 | 業務用 |
---|---|---|
価格帯 | ¥20000~ | ¥40000~ |
騒音 | 普通 | 少し煩い |
速度/分 | 2m前後 | 3m前後 |
容量 | 20L~ | 35L~ |
定格時間 | 15分程度 | 30分程度 |
使用頻度低め→セミ業務用がおすすめ
少人数での使用や大人数でも使用頻度が低い場合、業務用シュレッダーの中でも、セミタイプをおすすめする。
家庭用の電動シュレッダーと比較して、格段にビジネス向けではあるが、手を出しやすい価格帯だ。
使用頻度高め→業務用がおすすめ
4万円台ともなると、セミ業務用と比較しても1.5~2倍レベルとスペックとなってくる。
数十枚単位でのシュレッダーが可能だったり、定格時間も長く、パワーがあり細断が速いという特徴がある。ヘビーユースしたい人(企業)におすすめ。
おすすめ業務用シュレッダー
おすすめセミ業務用シュレッダー
アイリスオーヤマ シュレッダー オートフィード AFS150C-H
【人気/オートフィード機能付】
セミ業務用シュレッダーの中でも、人気の売れ筋なのがこちら、
セミとは言え、一度に150枚を自動細断できるオートフィード機能が搭載していたり、移動に便利なキャスターが付いていたりと使い勝手が良い。
メディアカット機能付きで、CD・DVD・プラスチック製カードやステープラー針(10号針まで)付の書類もそのまま細断できる。
【大容量約40L】
前述の大容量版はこちら。
アイリスオーヤマ シュレッダー オフィス PLA11H
【安価/同時細断枚数多】
こちらもセミ業務用タイプのなかで売れ筋の製品。
A4サイズの用紙が11枚同時に細断でき、「オートフィードで少しずつ細断するより、一度に細断したい!」という人に受けている。
安全装置付きや過熱防止装置や温度ヒューズが付いていたりと、安全面でも安心。給紙口もちょうどよい高さでスムーズ。
サンワダイレクト 電動シュレッダー マイクロクロスカット A4 10枚同時細断 400-PSD022
【静か/細かく細断可】
一般的な業務用シュレッダーが、65~70dbなのに比べて、この機種は【約58db】ほど。しっかりと静音設計がされている。
また、これまでご紹介してきたシュレッダーは”クロスカット”という細断方法だが、こちらはそれよりも細かくカットできる。2×12mmの「マイクロクロスカット」。
細かい分ごみ捨ての頻度も減る。静音性とセキュリティを重視したい方にオススメだ。
アイリスオーヤマ シュレッダー オフィス BU15
【速い/容量大きめ】
A4が同時に15枚細断でき、1分間あたりの細断量も価格に対して多い。容量も30Lあるので、速さと容量で選ぶ人におすすめ。
Amazonベーシック シュレッダー 業務用 17枚細断 ミニクロスカット 26.5L
【細断が細かい/おしゃれ】
細断方法はミニクロスカット(細断寸法:4.0mm×12mm)と一般的な業務用シュレッダーよりも細かい。細かいゆえに、ゴミがかさばらずゴミ捨て頻度も抑えられる。
そして個人的におすすめなのは、おしゃれさ。なかなか業務用シュレッダーは、デザインがダサいものしかない中で、オールブラックのスタイリッシュなデザインが秀逸。
おすすめ本格的業務用シュレッダー
GBC シュレッダー 200枚細断 マイクロカット オートフィード GCS200AFM-B
なんと200枚の収納が可能なオートフィードシュレッダー。一般的な業務用シュレッダーより細かく細断できるマイクロクロスカット方式で、セキュリティ面も安心。
大量の用紙を上の蓋を開けて、用紙を置いて蓋を閉めるだけで終了。シュレッダーの前にいなくて良く、時間の節約にもなると好評だ。
コクヨ オフィスシュレッダー スタンダードタイプ KPS-X710
今までご紹介してきたもので最もハイスペックなのがこちら。
大きめのオフィスにも対応できるであろう70Lの大容量、同時細断枚数18枚、業務用にしてはかなり小さい55db、定格時間30分という満足のスペック。
家庭用シュレッダーの基礎知識
シュレッダーの3つのカット方式
業務用シュレッダーには【ストレートカット】【クロスカット】【マイクロカット】の3つのカット方式がある。
比較点 | ストレート | クロス | マイクロ |
---|---|---|---|
細かさ | 粗目 | 普通 | 細かい |
復元 | 可能 | しにくい | できない |
おすすめ | ★☆☆ | ★★☆ | ★★★ |
おすすめはマイクロカット
上記の表にある通り、細断の細かさで復元可能性(セキュリティレベル)が変わる。
正直、ストレートカットは紙を細長くカットするだけなので、復元が可能だ。簡易的に使用したい人は良いが、防犯・情報漏えい防止の観点ではあまり意味が無い。
企業で使用するなら特に、セキュリティレベルを守れる細断方法を選ぶと良いだろう。
オートフィード機能
業務用シュレッダーを選ぶ際に便利な機能としてオートフィード機能がある。
紙をセットしておけば、シュレッダーの前で手差しすることなく勝手に細断してくれる。会社なら特に、順番待ちや手差しなどで時間のロスが発生するため、この機能があると便利だろう。
定格時間
定格時間は、連続使用時間のこと。これを守らないとオーバーヒートして故障の原因となるので注意。
業務用シュレッダーの定格時間は10分~1時間程度と幅があるが、使用時に数枚まとめて細断することが多い人はなるべく長い定格時間のシュレッダーを選ぶと良いだろう。
静音性/騒音性
騒音性の基準はデシベル(dB)で表される。
シュレッダーは、同時細断枚数が多いほど騒音性が高くなる傾向にある。コワーキングスペースやレンタルオフィスなどの場合は、トラブルになりかねないので、騒音性を考えて選びたい。
業務用シュレッダーは60dB前後の機種が多いが、目安を下に示しておく。
db | 体感 | 目安 |
---|---|---|
40db | 会話に支障無し | 図書館/静かな住宅地の昼 |
50db | 大きく聞こえる | 静かな事務所/家庭用クーラー(室外機) |
60db | うるさい | トイレ(洗浄音)/掃除機/洗濯機 |
メンテナンス性
シュレッダーは、故障を防ぐためにもメンテナンスが不可欠。
メンテナンスシートを購入し、細断するだけでメンテナンスが完了するので、気が向いたときに行うと良いだろう。
また、いざ堅いものが詰まったり、宛名シールなど粘着性があるものが詰まったりして、止まってしまったときに備えて、分解しやすいものだとより良い。
対応メディア/ホッチキス対応
多くのシュレッダーは、CD・DVDなどメディアの細断ができる。しかし、クレジットカードやホッチキス付きのもの、はがきなのは形状の都合上細断できない機種もある。
よく細断するものを考えて、汎用性が高い機種を選ぼう。
まとめ
いかがだっただろうか。
速さ、容量、セキュリティ、騒音性、などシュレッダーに求めることに優先順位を付けて機種を選んでいただければと思う。
迷ったら、下記機種をおすすめしたい。