根強い人気を誇るトラックボール。今回はその中でも絶大な人気を誇るワイヤレストラックボールのLogicool MX ERGO MXTB1sを実機レビューしてみます。トラックボール初心者の方にもおすすめの製品です。
目次
Logicool ワイヤレストラックボール MX ERGOとは
MX ERGO実機レビュー|デザイン/サイズ
本体は落ち着いたマットブラックで、ボール部分は少し光沢のあるグレーのカラーリング。サイズは、高さ x 幅 x 奥行きがそれぞれ132.5 mm x 99.8 mm x 51.4 mmとなっている。
本体は164gで、メタルプレート有りだと259gとなっている。トラックボールは大玉タイプをイメージしており一般的なマウスよりも重い印象があったが、見た目の割に本体が軽量なのには驚いた。
MX ERGO実機レビュー|操作感
トラックボール操作感は軽め
まずボール部分の操作は軽めで、くるくるストレスなく回ってくれる。
2週間使用してみたが、3Dモデリングなど無限スクロールが必要な必要な場合でも永遠とマウスを動かし続ける必要がないことに感動した。
また、ボールが動かしやすいためillsutratorやPhotoshopで画像編集するときは、力を入れることなく細かい作業を指先だけで行えるのが嬉しい。
カーソルの速度と精度を調節できる
トラックボールに慣れていない方は特に、カーソルの速度と精度の調節がダイレクトに操作感に関わってくるだろう。ボールの上にあるボタンを押すと長いスクロールなどを素早くできる“スピードモード”、より精緻にトラックできる”プレシジョンモード”の2つをすぐに切り替えられる。
これによって、ブラウザ閲覧やExcelの行送りを素早くしたい場合と、画像編集やモデリングなど細かい作業をしたい場合にストレスなくすぐ切り替えられるようになるので、すごく便利。
角度調節機能が秀逸
本製品の目玉は角度調節機能だろう。上記画像のようにメタルプレートを取り外すことができ、本体底面に固定できる。プレートを調節することで簡単に0°or 20°で最適な角度に固定できる。
メタルプレート装着時
メタルプレートを装着し傾けた写真
使いにくさは慣れで解決できる
トラックボール自体に慣れていなかったこともあり、使用して数日は慣れるのに苦労した。しかし、今までに比べて手首や腕を動かさなくなったので、長時間マウスを使用しても全く疲労していないことに驚かされた。
個人的には最大の20°に角度をつけて操作するのが一番しっくりきた。腱鞘炎などに悩んでいる人は、エルゴノミックマウスを使用するより、むしろトラックボールをおすすめしたい。
MX ERGO実機レビュー|機能
基本機能
本製品はWindowsでもMac両OSに対応しており、接続はUnifyingレシーバー(USB)もしくは、Bluetooth(low energy対応)の2種類に対応。
Logicool製品を一括管理できる公式アプリケーションであるLogicool options内の「FLOW機能」にも対応しており、マルチデバイスでシームレスに使用できる。
また、ワイヤレスではあるが1分間の充電で約8時間ももつので、充電切れの心配もない。万が一切れた場合もケーブルで充電しながら使用は可能。
ボタンとホイール
ボタンの数は、上記画像で丸がついている6箇所にプラスして、ホイールのミドルクリックとホイール下のボタンがあり、合計8箇所が配置されている。
ボタンには、Logicool options内で様々な機能を割り当てられる。
例えば、ボタンのカスタマイズ 通知・ステータス ジェスチャー ボタン アプリ設定など。
ホイールはチルトとミドルクリック可能
ホイールは画像の三角形印の通り、左右に傾けることが可能。デフォルトでは左右スクロールが割り当てられているが、他の機能にも割り当てられる上に速度調整も可能。Excelを使うことが多い人には大変便利な機能だろう。
チルト機能はよく間違ってミドルクリックしてしまったりしてストレスを感じることがあるが、本製品は全くそんなことがなく快適にクリックし分けられた。
まとめ|こんな人におすすめ
いかがだっただろうか。筆者が2週間使用してみて感じた「本製品を特におすすめしたい人」は以下。
- トラックボールに興味がある人
- 今使っているトラックボールに満足していない人
- illsutratorやPhotoshopを使っている人
- 3Dモデリングをする人
- 腱鞘炎の人
トラックボールマウスは様々あるが、正直口コミを見ていると本製品がダントツで評価が良い。とっつきにくいイメージがあったが、実際使用してみて慣れると手放せなくなる人も少なくないのではないだろうか。筆者もその一人になりそうだ。
製品提供:ロジクール