今回は、脱毛サロンを辞めて家庭用脱毛器を購入した筆者の経緯や、実際に購入している脱毛器の効果、購入の際に比較検討したおすすめ製品の紹介をしていきます。また、脱毛器を購入する上での選び方やよくある質問についてもお答えします。
家庭用脱毛器購入の経緯
以前は脱毛サロンに通っていました
あなたは、脱毛をどのように行なっているだろうか。読者の中にも、脱毛エステに通っているという方が少なくないのではないだろうか。筆者もその一人だった。しかし、脱毛エステは、
- サロンに行くのが面倒
- 予約が取りにくい
- 全身脱毛しようとすると高い
- せっかくの休みを脱毛に費やしたくない
などのデメリットがあり、行くのを辞めてしまった。女性の場合、VIOの施術は生理日と重なると受けられなかったり、男性の場合、日焼けしていると照射不可になってしまうのもデメリットの1つ。
家電量販店でたまたま見つけ脱毛器を購入
脱毛器自体、あることは知っていたが、
- 効果が出るか不安
- 自分で施術するのは痛そう
- 機器が高そう
などの理由から、候補にすら入れていなかった。
ある時、たまたま家電量販店で脱毛器を見つけて試してみると、「医療用脱毛みたいに毛の焼ける臭いがする…これは効きそう！」「意外と自分でやるの、怖くないぞ…！」ということで購入を検討することに。
全身お手入れできるし、家族や友人と使うならお得！
問題は価格。良いものを購入すると脱毛器は4～5万円はしてしまう。しかし、全身脱毛をしたり、複数人での使用も考えると、家庭用脱毛器を購入したほうが、トータルでかなり安く収まる。
筆者は夫婦で使用することも考えており、金額面でのハードルもクリアできたので、購入する運びとなった。
購入したのはブラウンのシルクエキスパート
家電量販店で比較したところ、
- 照射範囲が広い
- 連続フラッシュ脱毛ができる＝時短
- ショットごとのチャージ時間が短い＝時短
- ネットでの評判が高い
- 肌色自動判定機能があり安全
などの理由から本製品を購入することに。
シルクエキスパートレビュー｜ヒゲやVIOの効果は？
シルクエキスパートでメンズヒゲ脱毛。その効果は？
シルクエキスパートでは、ヒゲ脱毛は推奨されていないが、自己責任でやってみた結果、サロン同様に脱毛できることがわかった。
以前サロンでヒゲ脱毛をしていた夫に使用してもらったが、医療用脱毛よりは痛くないがサロンと同程度の痛みがある程度だという。1週間に一度のペースで脱毛したところ、2ヶ月ほどでひげ剃りが楽になる位には毛量が減る。
シルクエキスパートでVIO脱毛。その効果は？
筆者は以前サロンでVIO脱毛を行っていたが、まだまだ毛量がある状態。シルクエキスパートでは色素沈着がない箇所なら使用可能だと記載されているが、今回は色素沈着しがちなパンティラインとIラインに照射してみた。
感想は「サロンよりも痛いが、即効性がある」ということ。パンティラインに一本だけ生え続けていた毛に1週間に一度照射し続けた所、1ヶ月後には全く生えてこなくなった。Iラインは、みるみる毛量が減った。
Iラインは特に毛が密集している分、毛量の変化が分かりやすい。しかしかなり痛みを感じるので、保冷剤などで冷やしながら行うと良い。
サロンと比較して照射できる期間の間隔が短いので、即効性を感じた。夏までに脱毛したい！という人には特におすすめしたい。
おすすめ脱毛器
フラッシュ自動調節システムで光の強さを調節｜ブラウン シルクエキスパート BD-5004
ブラウンのシルクエキスパート。前述の5002の2018年モデルなので実質中身は変わらない。自宅でプロのエステの技術を再現できる光脱毛器でブラウン独自のフラッシュ自動調節システムによって、肌の色に合わせて光の強さを自動で調節できる点が魅力的。また、医療機関テストを実施しているため、全身はもちろん顔にも使用することができる。
プロ並みの脱毛を安い価格で｜ブラウン シルクエキスパート BD-3005
ブラウンのシルクエキスパートBD-3005。5002と比較すると、価格が安い点が魅力だ。その分、照射回数や感覚のインターバルが多くかかってしまうため、照射回数が少なく脱毛処理のための時間が長くなってしまう。プロ並みの脱毛を自宅で手軽に行いたいけれど、なるべく費用を安く抑えたいという方におすすめだ。
自宅で繰り返し脱毛し放題｜ケノン 脱毛器 B01GDKL34W
ケノンの脱毛器。プロのサロンなどで使用されているほどの3.5cm×2.0cmのワイド照射が可能なので、スピーディーに脱毛処理ができて嬉しい。また、ご自身の肌質に合わせて10段階から出力を設定することができるため脱毛経験の有無を問わず使い始めることができる。
スピーディーモードでより速く脱毛処理｜パナソニック ソイエ ボディ用 ES-EL4A-N
パナソニックのソイエから発売されたボディ用脱毛器。従来のモデルと比べ、30％ワイドになった新しいヘッドにより、広い範囲へ効率的に脱毛を行える。また、大きく動くダブルディスクにより肌に密着し短い毛をキャッチするため、よりなめらかな美肌へ導く。
敏感な細かい部分までなめらかにムダ毛処理｜Philips ルメアアドバンス SC1997/70
フィリップスの光美容器。肌が敏感でもしっかりと使える家庭用脱毛器だ。なんとたった4回の使用で最大75％のムダ毛が目立たなくなるスピード処理。最長で8週間、なめらかな美肌状態が継続し脱毛処理の時間を減らすことができる。
細かい部分もしっかりキャッチ｜YA-MAN レイボーテ RフラッシュPLUS STA-197P
ヤーマンのレイボーテ RフラッシュPLUS。最短0.2秒感覚の高速連射フラッシュと、ヤーマン独自開発の「インテリジェントローラー」が搭載されているため、より速く艶やかな美肌に仕上げることができる。また、肌色センサーが搭載されているため肌に負担をかけずに脱毛ケアを行うことができる。さらに、指や鼻の下などの狭い部分などには、付属のスポットヘッドを装着して脱毛することでがっちりとムダ毛をキャッチする。
専門家が監修した安全なプロ並みの脱毛器｜Tria トリア・パーソナルレーザー脱毛器プレシジョン（ダブ） HRLp
トリアのパーソナルレーザー脱毛器プレジション。プロが日々使用するダイオードレーザー技術を開発した専門家による開発である。これまでにクリニックでしか受信することができなかったレーザー脱毛を家庭用に応用しているため、自身の手で脱毛処理を行っても安全かつ手軽に効果を実感できる脱毛器である。
5段階の照射レベルで肌の色に合わせて脱毛｜ouday 脱毛器 MM-145-001
oudayの脱毛器。最新のIPLパルス光脱毛の技術を採用しており、深く3段階アプローチをかけ脱毛を行う。光を使った脱毛なので、肌を傷つけてしまうこともなく痛くないので、自宅で手軽に脱毛できる点が嬉しい。光波が柔らかく、全身使用可能だ。
脱毛器の選び方
脱毛器を購入検討する際に、重視すべきポイントをご紹介する。
レーザーの種類(レーザー/フラッシュ)
まずは、レーザーの種類について。
- レーザー：毛のメラニン色素を通してレーザーの熱が吸収され、ムダ毛と毛根の毛母細胞などを破壊することで脱毛する方法
- フラッシュ：IPLと呼ばれるメラニン色素に反応する光で脱毛を行う方法
| レーザーの種類 | レーザー | フラッシュ |
|---|---|---|
| 痛み | ◎毛が濃い部分はかなり痛い | ×痛くない |
| 照射範囲 | ×狭い | ◎広い |
| 処理時間 | △照射回数が多く必要のため時間がかかる | ○照射範囲が広いため時間がかからない |
フラッシュ式が無難
レーザー式とフラッシュ式を比較すると、レーザーは毛根からしっかりと脱毛を行うため痛みが生じてしまうこともあり、処理するために時間がかかってしまう。一方、フラッシュ式では痛みが生じにくく、照射範囲が広いためスピーディーに処理を行うことができる。このように考えると、レーザー式よりもフラッシュ式をおすすめしたい。
照射範囲/照射間隔
次に重視すべきポイントは、照射範囲/照射間隔だ。
- 照射範囲：脱毛の光が出る範囲のこと
- 照射間隔：脱毛の光を当てる（処理する）間隔
継続に重要なのはお手入れにかかる時間
脱毛状態を継続させるためには、お手入れにかかる時間が重要だ。
脱毛サロンで受けられるフラッシュ脱毛であっても、医療機関で受けられるレーザー脱毛であってもずっと脱毛状態を継続させることは難しい。脱毛を行う部分ごとに、満足できる回数しっかりと脱毛ケアすべきである。
連続フラッシュモードがある機種がおすすめ
連続フラッシュモードとは、連続で照射できる機能のこと。連続して照射できるため、広い範囲をスピーディーに脱毛したいときに便利である。この機能が搭載されている脱毛器であれば、照射範囲が狭かったとしても連続で照射することができるためより効率的に脱毛することが可能だ。なるべく肌に負担をかけず、早く脱毛処理を行いたい方におすすめだ。
照射対応範囲/レベル調整
照射対応範囲
脱毛器で照射を行うことができる範囲のこと。範囲が広ければ、一気に広範囲を脱毛できるためスピーディーに脱毛処理ができる。
レベル調整
レベル調整とは、脱毛の強さなどを調節できる機能のこと。脱毛を行うのが初めてであるという方や、肌が敏感・弱い方にとっては、いきなり自分の手で脱毛を行うのが不安だという場合も少なくないだろう。
レベル調整ができれば、敏感な部分やデリケートな部分、細かい部分などを弱くするといった調整が可能だ。脱毛初心者の方は、ぜひチェックすべき機能である。
カートリッジの有無
そして、カードリッジの有無について。
脱毛器には、使い捨てタイプとカードリッジ交換タイプの2種類が存在する。カードリッジを交換するタイプであれば、本体を購入しなくても何度も繰り返し使用することができるため経済的であると言える。
カードリッジとは、ハンドピース先端の光る部分のこと。このカードリッジには美肌モードや照射面積を変更できるモードが搭載されているものなど、さまざまな種類がある。
- 美顔：肌を美しくする効果
- ストロング：照射の出力を最大にする
- ラージ：照射面積を広くする
以上は、カードリッジの種類の一部である。カードリッジを交換できるタイプであれば、自分が脱毛器へ求めるスペックのものを選ぶといいだろう。カードリッジのスペックで脱毛器を検討するのも一つの選び方だ。
保証/返品制度の有無
最後は、保証・返品制度の有無についてだ。
医療脱毛や脱毛サロンへ通うよりも安価であるとはいえ、脱毛器はやはり長期的に使用するものなので高価なもの。また、自分の肌に使用するものなので、火傷や肌トラブルを起こしてしまうこともあり得る。
そのため、購入時には脱毛機にしっかりと保証・返品制度の有無について確認しておく必要がある。
脱毛器のよくある質問
最後に、脱毛器のよくある質問についてお答えする。
シルクエキスパートとケノンの違いは？
今回ご紹介しているシルクエキスパートと、家庭用脱毛器として人気なケノンではどのような違いがあるのだろうか。
| 種類 | シルクエキスパート | ケノン |
|---|---|---|
| 照射回数 | 30万発 | 最大30万発（カードリッジによる） |
| 時間 | 1ヶ所8分 | 脇・手・足 5分、腕30分 |
| 照射間隔 | 0.9〜1.9秒 | 5秒 |
| 照射範囲 | 3.0㎠ | 7〜9㎠ |
| メンズの使用 | 顎下以降可能 | 全身、顔も可能 |
| 医療機関テスト | ◎ | × |
2種類を比較すると、シルクエキスパートの方が照射間隔が短いため、すぐに照射を繰り返すことが可能である。一方、照射範囲ではケノンの方が広いため、さほど照射回数に変わりがないかと想定できる。
また、シルクエキスパートでは医療機関テストが行われているため自宅でも自身で安心して使用することが可能だ。
ほくろがあると脱毛器は使えない？
ほくろ部分には、脱毛器を使用してはいけない。理由として、メラニン色素が挙げられる。
脱毛器は、そもそも黒いメラニン色素に反応するフラッシュやレーザーの光を照射することで、毛根部分にダメージを与えて脱毛する仕組みだ。そして、ほくろにはメラニン色素が含まれている。
つまり、ほくろ部分に脱毛器を使用してしまうと、黒子のメラニン色素へ反応してしまい、火傷や痛みが生じてしまうのだ。肌トラブルの原因となってしまうため、ほくろ部分には脱毛器を使わないように注意が必要である。
家庭用脱毛器で永久脱毛は可能？
家庭用脱毛器では、永久脱毛は不可能だ。
永久脱毛とは、
- レーザーの光で毛根部分に照射する
- 毛乳頭・皮脂腺開口部を破壊する
- 3回照射して半年後に毛が67％減耗している状態のこと
以上のことを指す。つまり、家庭用脱毛器や脱毛サロンで使われているフラッシュ脱毛器では、そもそも永久脱毛を行うことができないと言える。
まとめ
今回は、家庭用脱毛器についてご紹介した。これまでに、脱毛エステに通っていたけれど費用面や予約の面で不満を抱えていた方や、市販の脱毛処理器で簡易的に脱毛を毎日行なっていたという方はぜひこの機会に家庭用脱毛器を検討してみてはいかがだろうか。プロが行うような脱毛を行えるため、費用は少し高くなってしまうが今後長期的に使用することを考えると高くはないのかもしれない。ぜひ、自分にぴったりな家庭用脱毛器を探してみてほしい。