登山やキャンプでちょっとした食事を作るのに便利なのがクッカー(コッヘル)。今回は、クッカーの素材の違いなどの選び方や、おすすめクッカーセット、意外と使えるソロクッカーなど、まるごとご紹介します!
目次
クッカー(コッヘル)の選び方
クッカー(コッヘル)の素材
クッカーには主に3種類の素材がある。価格、剛性(強度)、重さ、熱伝導性、焦げやすさで比較した。
比較点 | アルミ | ステン | チタン |
---|---|---|---|
価格 | ◎ | ◯ | △ |
剛性 | △ | ◎ | ◎ |
重量 | ◯ | △ | ◎ |
熱伝導 | ◎ | △ | △ |
焦げ | ◎ | △ | △ |
アルミだと2点セットで1000円台~、ステンレス製だと2000円台~、チタン製だと4000円台~ある。セット内容や品質によってピンきりだ。
クッカー(コッヘル)のセット内容
クッカーには、
- 深型の鍋タイプ
- 浅型のフライパンタイプ
- マグカップタイプ
- 注ぎ口付きのケトルタイプ
など、様々なタイプがある。それぞれに、丸型や四角のデザインがあり、セット内容も各社様々だ。ダッチオーブンがある場合は深型鍋は除外して良いだろう。
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シングルバーナーのセットタイプも
また、上記のようにシングルバーナーとクッカーがセットになったタイプもある。バーナーを購入する予定の方は、検討してみても良いだろう。
複数の調理を並行させたい場合は、ツーバーナーも別途あると便利。
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【アルミ製】おすすめクッカー(コッヘル)
収納性・剛性・デザインの両立、ユニフレーム
ユニフレーム 山クッカー 角型 3 667675 キャンプ用品 調理器具
▼おすすめNo.1▼
角形のクッカーと言えば、ユニフレーム。抜群の携行性と収納性で人気のクッカーだ。アルミ製であるのにフチ部分に折り返し加工がされているため頑丈。角形のため、お湯が注ぎやすいというメリットも。
このセットでご飯・汁物だけでなく副菜も一緒に作れるので初心者にもおすすめ。
ユニフレーム(ユニフレーム) ごはんクッカープラス 667613
▼ご飯を炊くならコレ▼
ユニフレームは、ライスクッカーが付属しているセットが充実している。
他社の一般的な深鍋クッカーでも炊けるが、目盛りが無かったり吹きこぼれたり硬かったりと、ライスクッカーには叶わない。お米を炊く機会が多い人は、ライスクッカー付きのセットがおすすめ。
米は2~3合に対応。吹きこぼれを考えるなら2合と考えておこう。)
売れ筋はスノーピーク(snow peak)
スノーピーク(snow peak) トレック900 SCS-008
ポットは直径120×107mm、フライパンとしても使えるフタは直径127×39mm。ポットは一人分のカップ麺を作れたり、とうもろこし2本が入る大きさ。取っ手もしっかりしている。
スノーピーク(snow peak) アルミパーソナルクッカーセット SCS-020
クッカーのSとL、蓋のSとLが付いたセット。Lサイズではカレーや鍋料理が作れる。使い方次第で、料理の幅が広がる嬉しいセット内容だ。ご飯は~2合程度対応。味噌汁~カレーまで幅広くつくれる。
スノーピーク(snow peak) トレックコンボ SCS-010
トレックのSとLのセット。目盛り付きなので、片方を炊飯器として使い、片方で味噌汁やスープを作る、といった使用ができる。250缶やスプーン、フォークなどをパッキングできるサイズで収納性も抜群。
比較的厚めの金属だが熱伝導も良い。
ソト(SOTO)
ソト(SOTO) ナビゲーター クックシステム SOD-500
深めの鍋型クッカーが欲しい人におすすめなのが、ソト。保温用のコジーが付いているので、炊飯時の蒸らしや作りおきに便利。その他にも鍋敷きや鍋つかみも付属。
【ステンレス製】おすすめクッカー(コッヘル)
シングルバーナーとセットなら、ソト(SOTO)
ソト(SOTO) AMICUS(アミカス) アミカススターターキットL SOD-320SKL
冒頭でご紹介した、シングルバーナーがセットになったタイプ。個別で購入するよりかなり得なので、まだバーナーを持っていない人にはおすすめ。
デザインと本格機能で選ぶなら、ユニフレーム
ユニフレーム fan5 duo 660256 キャンプ バーベキュー 調理器具
大鍋、片手鍋、ライスクッカー、メッシュバスケット、フライパンという充実のセット内容。家族や複数人でのキャンプにも適した大きさだ。炊飯用のライスクッカーが付属しているのも人気の秘密。
コスパで選ぶなら、キャプテンスタッグ
キャプテンスタッグ バーベキュー ラグナステンレスクッカー MセットM-5530
18cm鍋×1、16cm鍋×1、フライパン20cm×1の3点セット。安価な価格で充実の内容が人気。2~3人でも使えるサイズ感。ステンレスなので洗浄時も気にせず洗えるのが嬉しい。
品質で選ぶならスノーピーク(snow peak)
スノーピーク(snow peak) パーソナルクッカーNo3 CS-073
ステンレス製のプレートと浅型クッカー、レードル、ターナーが搭載。焼料理から煮込み料理まで手軽にできるセット内容だ。
【チタン製】おすすめクッカー(コッヘル)
スノーピーク(snow peak)
スノーピーク(snow peak) チタントレック900 SCS-008T
ポットは直径120×107mm、フライパンとしても使えるフタは直径127×39mm。ポットは一人分のカップ麺を作れたり、とうもろこし2本が入る大きさ。175gと軽量。
スノーピーク(snow peak) 純チタン食器3点セット STW-001T
蓋なしの鍋のSとL、フライパンの3点セット。1~2人の調理に適した大きさ。チタンの軽さと丈夫さでソロキャンプにも重宝されている。
【番外編】便利なソロクッカー特集
スノーピーク(snow peak) ケトルNo1 CS-068
クッカーセットとよく併せ買いされているのがケトル。クッカーにはない注ぎ口が付いているので、カップ麺を食べたりコーヒーなどを飲む時に便利だ。料理のソース作りに使用している口コミも見受けられた。卵3つが入るサイズ。
コールマン ホットサンドイッチクッカー 170-9435
盲点かもしれないが、アウトドア用のホットサンドメーカーも意外と人気。もちろん家でも使える。電気タイプと比べて焦げ目が付いて美味しい。
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クッカー(コッヘル)のよくある質問
クッカーのサイズはどれ位を買えば良い?
人数と作る食事による。口コミや下記を参考に選んでみて欲しい。
- カップラーメン=湯量330ml
- インスタントラーメン=湯量約450ml
- 米1合=水約200ml
- 味噌汁1杯=湯量約150ml
ツーバーナーやバーベキューコンロで使用する場合は、複数調理ができるので大きめのサイズでも良いだろう。またー、バーベキューコンロは焚き火台でも代替できる。
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クッカーの形状はどう選ぶ?
深型のクッカー
深型のクッカーは、OD缶を中に収納できたり、蓋を皿代わりに使用できたりと、汎用性が高く使い勝手が良い。
しかし、洗いにくい・食べにくいというデメリットもある。ソロキャンプ向けにはおすすめ。
浅型のクッカー
浅型は深型と比較して食べやすく、熱伝導が良いので調理しやすいのが特徴。メーカーによって、収納性は様々なので一概には言えないデメリットは、パッキングがしにくく、荷物がかさばってしまうということがある。
角型のクッカー
ユニフレームに代表される角型クッカーは、パッキングがしやすく荷物がコンパクトにまとまるのが最大のメリット。その他にも、ケトルを使用しなくてもお湯が注ぎやすかったり、洗いやすく食べやすいのも特徴。
取っ手付きだと収納しにくい?
取っ手付きはデザイン的にも良く、使い勝手も良いことから人気。しかし、折りたためないタイプだと収納性に大きくマイナスが出る場合も。そのため、購入する場合は、収納サイズを確認しておくと良いだろう。
クッカーのコーティングはどれがいいの?
アルマイト加工/ハードアノダイズド加工
よく出てくるのがアルマイト加工。アルミ製は脆いとされているが、この表面処理技術により耐蝕性、耐摩耗性がアップする。
ノンスティック加工/テフロンコーティング/セラミックコーティング
これらは、焦げ付き防止の加工のこと。中でもセラミックコーティングは有害物質の発生もなく、おすすめ。
その他の加工
その他には、チタンの熱伝導効率を上げるATS加工や、深型クッカーの安定性を高める底面滑り止め加工などがある。