急な雨でもPCを保護できる防水リュックサック。簡単な防水仕様のものから完全防水のものまで様々です。今回はノースフェイス等有名ブランドをはじめ、普段使いできるデザイン重視の防水のリュックブランドを厳選しました。
防水リュックを選ぶ際に絶対覚えておきたいポイント
まず、防水リュックを選ぶにあたって、これだけは知っておいて欲しいというポイントがあるのでご紹介する。
防水性能の程度はIPコードで数値化されている
防水リュックサックの中には、
- 「防水性に優れた素材を使用」とだけ明記
- 「IP◯◯」と明記
されているものの2タイプがある。「防水性に優れた素材を使用」と明記されているものは、カーボンPUコーティングなどの撥水加工がされているものが多く、完全防水タイプではない。正直、傘をささずに雨は防げないと思って良い。
IPコードとは
一方IP◯◯と示されている◯◯という数値は、製品の防水・防塵性能の等級を示す値で、世界では「国際電気標準会議(IEC)」日本では「日本工業規格(JIS)」が定めている。「IPコード」の数値が高いものであればあるほど、防水・防塵性が高い。
- 「IP」のあとの数字のうち、前の数字が「防塵性」を示す
- 「IP」のあとの数字のうち、後の数字が「防水性」を示す
例えばIP66の製品であれば、「粉塵が侵入せず、あらゆる方向からの雨に耐えられる」製品となる。詳しくは後述の「IPコード」をみてほしい。
デザイン重視の防水リュックブランド
【はじめに】自由研究社が選ぶメンズ防水ビジネスリュック
各ブランドをご紹介するまでに、自由研究社研究員が実際に使っている防水リュックをご紹介する。選ぶ際の基準として考えていたのは以下の3点。
- 霧雨程度でも耐えうる防水性
- MacBook Pro(2015年モデル/13インチ)が入る大きさ
- フラットでシンプルなデザイン
防水性が高いリュックサックとなると、デザインがあまり良くないものが多い中で、いくつものお店を回り、ようやく見つけたのが「Rains」のBackpack Miniだ。
- 雨の日に便利な防水リュックを探して、ようやく見つけたのが、RAINS (レインズ)のBackpack Mini。今回は、2年間使用してみて分かったことや、使用感をレビューしたいと思います。 目次1 RAINS (レインズ...
[レインズ] RAINS Backpack Mini
RAINS(レインズ)は2014年日本展開を始めた、デンマーク発のレインウェアブランドだ。今ではLOFTなどにも展開してある。
上記は、サイドからの写真だ。通勤や通学の満員電車でもかさばらないスリムなデザイン。
MacBook 13インチをカバーに入れて収納している。
リュックの内部にはメイン収納の他にPCやファイルが入る仕切りが1つ。外側にはチャック付きの小物がはいる収納ポケットがある。ハンカチやティッシュ、小物も入る大きさ。
裏側の内ポケットはアクセスが良いので、すぐ取り出せるようにiPhoneを収納している。ここのチャックも中に水が入らないような工夫がされている。定期やカギも入る。
その他このリュックサックには、タンブラー、財布、ロルバーンのノート、名刺入れ、小物入れなども入れている。
レイングッズメーカーの本気を感じるリュック
レインズの防水リュックを使用して半年になるが、何度も突如雨が降った日に助けられた。さすがに土砂降りともなると、横からの雨で入水するかもしれない。しかし、多少の霧雨であれば、PCやノートは一切濡れなかった。
水がついてもさっと拭けば元通り
レインズの防水リュックは、シリコンやゴムのような、柔らかめの水を寄せ付けない特殊な素材を使っている。雨に打たれても、さっと拭くだけで乾く。汚れがついたときにも、水拭きすればすぐ取れる。
また、この独特の素材が、フラットなマット感・高級感を演出し、デザイン性を高めている。
カラーや形を選べる
ブラックの他にも、様々な形やカラー展開があるのでチェックしてほしい。
王道防水リュックブランド「THE NORTH FACE」
THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス) バックパック リュック プロ ヒューズボックス 30L
防水リュックブランドで有名なのがノースフェイス。丈夫な生地・縫製とカジュアルなデザインが男性に人気を博している。サイズもカラーバリエーション豊富。
- TPEファブリックラミネートの生地で完全防水ではないがかなり防水性がある
- ボックス型の形状のため自立し、荷物の整理もし易い
[ザ・ノース・フェイス] リュック BC FUSE BOX NM81630
少しの雨であれば十分凌げる。有名アウトドアブランドということで、品質への安心感も人気の秘密だ。
デザイン性が光る防水リュックブランド「Leaper」
Leaper(リーパー) スクエアリュック リュックサック バックパック LE9013
通勤通学だけでなく1泊程度の旅行にも使える。日常的な防水であれば十分。ジッパーが両側から開けるのも嬉しい。
- 14型までのノートパソコンが収納できる
- トップリッドやフロント部分にも防水性があり
- デザインがかなりかっこいい
収納力抜群の売れ筋。防水リュックブランド「サンワダイレクト」
サンワダイレクト スクエアリュック バックパック メンズ 通学 通勤 iPad PC収納 A4対応 200-BAGBP004
- フラップ部分とフロント部分は防水性に優れたカーボンPUコーティングを使用
- 14型まで対応のノートパソコンが収納可能
- サイドには、ペットボトルや折り畳み傘などを収納可能
個性が光るデザイン。防水リュックブランド「WinSun」
winsun リュックサック 大容量 防水軽量 パックバック メンズ リュック キャンバス 多機能 旅行 通学 通勤
- 体にフィットするよう人間工学に基づいた設計。長時間背負っても疲れない
- 布を折りたたんだようなデザインが秀逸
フラットデザインが可愛い防水リュックブランド「COTARON」
(コタロン) COTARON リュック ビジネスバッグ PC バッグ 防水 仕様 PC収納 カバン 通勤 通学 男女 兼用 15.6インチ対応
ポッケットがたくさんあり、収納性抜群。容量も旅行OKなサイズ。
- 耐久性・耐荷性に優れたオックスフォード生地を採用
- 15.6インチのノートPCまで収納可能
カジュアルなデザインが可愛い。防水リュックブランド「ARIALK」
ARIALK リュックサック バックパック 大容量 レディース メンズ
マグネットとファスナーがあり、開閉がスムーズ。オシャレで大容量なリュックサックだ。ショルダーストラップは幅があるため負担が分散できる。
- 14~15インチのPCまで収納可能
防水リュックブランド「iHOVEN」
iHOVEN 男女兼用 ラップトップバックパック ビジネスbackpack14~15.6インチのPC対応 タテ型 多機能 PCバッグ リュックサック ノートパソコン A4サイズ対応
- 防水加工がしてあるため、雨が降ってもPCを保護できる
- 撥水ナイロン、ポリエステル製で軽くて丈夫
- 通勤通学の電車内でもかさばらない薄型
防水リュックブランド「iSmile」
折りたたみ 軽量 防水 リュックサック 20L
- 340gと、とにかく軽い
- かなり安価だが、口コミの評価も上々。コスパが良い
- 折りたたみができたり、防水加工がされている
【補足】防水性能を示す値「IP◯◯」ことIPコードとは
第一記号に関して(防塵性能)
数字 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
0 | 無保護 | 特に保護されていない状態 |
1 | 50mmより大きい固形物に対する保護 | 直径50mmを超える固形物や人体の手足などが内部に侵入しない |
2 | 12.5mmより大きい固形物に対する保護 | 直径12.5mmを超える固形物や人体の指先、または80mm以下の体の一部などが内部に侵入しない |
3 | 2.5mmより大きい固形物に対する保護 | 直径または厚さが2.5mmを超える固形物が内部に侵入しない |
4 | 1.0mmより大きい固形物に対する保護 | 直径または厚さが1.0mmを超える固形物が内部に侵入しない |
5 | 防塵形 | 粉塵が内部に侵入することを防止する。少量の粉塵が侵入しても、動作に支障をきたさない |
6 | 耐塵形 | 粉塵が内部に侵入しない |
第二記号に関して(防水性能)
数字 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
0 | 無保護 | 特に保護はされていない状態 |
1 | 滴下する水に対する保護 | 鉛直(重力の働く方向)に落下する水滴を受けても、有害な影響がない |
2 | 15°傾斜したときに落下する水に対する保護 | 対象物が正常な取り付け位置から15°以内の向きで傾いているとき、鉛直に落下する水滴を受けても有害な影響がない |
3 | 噴霧水に対する保護 | 鉛直から60°以内の範囲で水滴が噴霧状に落下しても有害な影響がない |
4 | 飛沫に対する保護 | すべての方向からの水の飛沫を受けても有害な影響がない |
5 | 噴流水に対する保護 | すべての方向からいきおいのある水流を直接当てても有害な影響がない |
6 | 波浪に対する保護 | 波浪、またはすべての方向から強いいきおいの水流を受けても有害な影響がない |
7 | 水中への浸漬に対する保護 | 一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸かっても有害な影響がない |
8 | 水没に対する保護 |
連続的に水中に置いても有害な影響がない。水没の条件については製造者が規定する。原則的に密閉構造であること |
まとめ
いかがだっただろうか。
- PCやタブレットやスマホなど精密機器
- ノート、教科書、資料などの紙類
- 音楽プレイヤー、イヤホン、ヘッドホンなど
これらは水に濡れることが命取りとなるアイテムだ。ご紹介したIPコードを参考にしながら、場合によっては内部の防水カバーなどを用いつつ、大事なアイテムを保護してほしい。