ブルーレイプレーヤーはパナソニックやソニーといった大手AVメーカーや、オーディオブランドからもCDプレーヤーなどを兼ねて様々な製品が販売されいます。多機能化も進みスペックも様々なので、ポイントをおさえた選び方とともにおすすめの製品をご紹介します。
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ブルーレイプレーヤーの選び方
据え置きにするか、ポータブルにするか
多様なメディアへの対応、機能性、高画質などスペックを求めれば基本的には据え置き機を選択することになる。
ただ新幹線や飛行機など移動中での視聴をメインとするならポータブル機がおすすめ。
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画質にこだわるか
アップコンバート対応
アップコンバート(アップスケーリング)とは、低画質映像をディティールを維持しつつ高画質化する技術だ。
これによりDVDをフルHD級の画質にしたり、HD画質を4K級の画質で楽しむことができる。
テレビの解像度が高い方はこの機能を優先して製品を選ぼう。例えば4Kテレビでコンバート未済のDVDを見るのはノイズが目立ってストレスになる。
4Kへの対応
特に4Kテレビを使っている方は4K対応を重視しよう。前述の通り低画質コンテンツはノイズが際立つためだ。
アップコンバートの中でも「4Kアップコンバート」に対応した機種を選ぼう。
また最近のBlu-ray Discは4Kに対応した規格が出ており、今後も普及が進んでいくことが予想される。
それを使うためには「Ultra HD (UHD) Blu-ray」に対応した機種を選ぼう。
録画番組を観るか
録画機能のついた液晶テレビ、もしくはブルーレイレコーダー、HDDレコーダーの導入が必要となる。
以下のエントリーを参考に検討してみよう。
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ブルーレイレコーダーの場合はプレーヤーは不要となる。
あると便利な機能
ネットサービス対応
YouTubeやNetflixといったネット動画サービスに対応していると、PC画面とテレビ画面をいちいち行ったり来たりする必要もなくなり非常に便利だ。
手軽に映画や海外ドラマを観れるだけでなく、ネットにしかない映像作品も観れるようになるのでおすすめ。
ネットワーク機能
Wi-Fiや有線で接続した機器同士で、ホームメディアネットワークを形成できる「DLNA」に対応していると便利だ。
例えばスマホから録画データを参照して、映像はPCモニターで、音はDLNA対応のWi-Fiスピーカーで再生するといった柔軟な視聴スタイルを実現可能だ。
ポータブルプレーヤーを買わずとも、Wi-Fiさえ届くならタブレットを使ってお風呂で映画視聴をするということも可能になる。
こうした次世代システムの利便性を求めるならネットワーク機能を有する製品を選ぼう。
おすすめのブルーレイプレーヤー
Panasonic DMP-BD90-K
<超人気機種の最新モデル>
大ヒット機種DMP-BD88-K(販売サイトへ)の後継機(2017年5月発売)。
ビジュアル関連業界をリードしているパナソニックなので安心の品質。
機能は最小限に抑えられており、サイズも価格も非常にコンパクト。
DVDをフルHD画質にアップコンバート可能で、ハイレゾ音源再生にも実は対応している。
手持ちのテレビがHD/フルHDで、余分な機能は必要ないという方におすすめ。
LG Electronics BP350
高いコスパで人気の高いLGのコンパクトプレーヤー。
Wi-Fiを搭載しておりアプリを利用してYouTubeの再生が可能だ。(他のネットサービスには非対応)
さらにフルHDやハイレゾ音源再生にも対応する。
とにかくコストを抑えたいという方にはおすすめの製品。
SONY BDP-S1500
スタイリッシュなデザインと高いコスパが魅力的なプレイヤー。
この価格帯ではネットサービスが充実しているのが特徴。
さらに同軸デジタル端子も備えているので外部機器に高音質な出力が可能だ。本機時代もハイレゾ音源再生に対応している。
ヘッドホンでの視聴をメインとする方にはBluetooth搭載モデルもおすすめ。
Pioneer BDP-3140-K
途中から視聴を再開したり早見・遅見機能を有している、ソフトウェアの使いやすさが特長の製品。
この価格帯では珍しく光デジタル出力を備えており、ハイレゾ音源やサラウンドサウンドにも対応するので、サウンバーやサラウンドスピーカーなど音響設備との相性が良い。
心地良い再生操作とサウンドを楽しむなら本機がおすすめ。
Panasonic DMP-BDT180-K
この価格帯で4Kや3Dに対応した破格のコスパをもつ製品。しかもパナソニック製である。
NetflixやHuluといったネットサービスにも対応している。
4Kテレビを持っている方で、安価なプレーヤーを探している方は間違いなくベストバイセレクト。
TOSHIBA REGZA DBP-S600
REGZAテレビやサーバーと組み合わせて使いやすさを発揮するプレーヤー。
同じリモコンが使えたり、REGZAリンクでREGZA同士のネットワーク機能を使うことができる。
REGZAユーザーにはおすすめのモデル。
SONY UBP-X800
2017年6月発売の、SONY初のUltraHDブルーレイ対応プレーヤー。
UHDブルーレイだけでなく、Netflixなどの4Kストリーミングへの対応や、4Kアップコンバートを備えたまさに4K完全対応機だ。
さらにBluetoothはハイレゾ音質のFLACコーデック対応なので、SONYのワイヤレスヘッドホンで超高音質サウンドを無線で楽しむことも可能。
USBメモリやHDDからの動画再生に対応したり、スマホやタブレットのミラーリングも可能と便利な機能も豊富だ。
高画質・高音質を求める方に非常におすすめ。
Pioneer BDP-180-K
4Kアップスケーリングや3Dに対応したミドルクラス機。
YouTube再生などのネットサービスはもちろん、大きいポイントはDLNAに対応している点。NASに録画した放送などを再生することができる。
Pioneerの操作感の良さに、スマホやPC、オーディオとの接続性が加わった使い勝手の良さが光る製品だ。
YAMAHA BD-A1040
ブルーレイディスクやSA-CD(スーパーオーディオCD)の再生に対応した、高音質なプレーヤー。
ハイレゾに対応したハイエンドなサウンドが特長で、本格的なオーディオプレーヤーとブルーレイプレーヤーの両方がほしい方におすすめ。
OPPO UDP-203
UltraHDブルーレイやSA-CDに対応したハイエンドな仕様となっている。
さらにアナログ7.1ch出力を備えているので、サラウンドスピーカーと相性がよく、ホームシアター環境作りに最適。
ブルーレイディスクプレイヤーのよくある質問
4KやフルHDってなに?
例えば「1920x1080p」という様に、テレビの解像度は描画できる点の数で表される。
ただこれでは長いので、1,920≒2,000であることから、省略して2Kと表記することが一般的となった。1Kは使われない。
よく使われる呼称と実際の解像度の対応は下表の通り。
呼称 | 解像度 |
---|---|
HD | 1280x720p |
ハイビジョン | 1440x1080p |
2K フルHD(FHD) フルハイビジョン |
1920x1080p |
4K ウルトラHD(UHD) |
3840x2160p |
8K | 7680x4320p |
HDとはHighDefinitionの略で、高精細度ビデオのことを指す国際的な名称だ。
このクラスの画質のテレビ放送をHDTV(高精細度テレビジョン放送)と呼び、日本ではハイビジョンという呼び方が一般的である(古くからあるアナログ波時代の呼称を引き継いでいるため)。
現在日本では衛生放送(BS/110度CS)のハイビジョンと、地デジハイビジョンの2種類があり、主流解像度は1440x1080pか1920x1080pである。後者は特にフルハイビジョンと呼ばれる。
3D対応って?
最新の家庭向け3D再生方式には「サイドバイサイド」と「ブルーレイ3D」の2つの種類ある。
サイドバイサイドは右目用と左目用の映像を1枚のフレームに圧縮している旧来の方式だ。単純に1フレームに2つの映像を収録できるように圧縮がなされて画質はあまりよくない。
ブルーレイ3Dは、左目用と右目用にそれぞれ別の映像を記録しフルHD画質での表示を実現したディスクだ。
これは比較的新しいブルーレイの規格名であり、利用するためにはプレーヤー、テレビ、メガネ、HDMIケーブルがすべてブルーレイ3Dに対応している必要がある。
対応機も増えつつあるので、3D対応を求めるなら現状家庭向けで最も画質の良いブルーレイ3Dをおすすめする。
最後に
レンタル映画を楽しんだりするのに必須となった Blu-ray Discプレーヤー、様々な画質や機能性、価格のモデルが販売されておりどれを選べばよいか迷いがちだ。
本記事がブルーレイプレーヤー選びの参考になれば幸いだ。