今回はAndroidタブレットの選び方やお勧め製品をご紹介します。AndroidタブレットはiPadにくらべて安価な製品も多く、一方で製品の数がおおいために、どれを選んでいいか迷っている人も多いのではないでしょうか。
目次
Androidタブレットの選び方
Androidタブレットの選び方はノートパソコン選びにも似ている。画面のサイズやスペック、拡張性をしっかり確認しておこう。特に悩ましいのはWi-Fi専用かSIMカードを利用できるかの2択。どういった通信環境で利用するかもしっかり考えておこう。
用途に最適のサイズ(インチ)
インチ | 最適な用途 |
---|---|
7~9.7インチ | 7インチや8インチはかなりコンパクト。持ち歩き重視 |
10インチ程度 | 10インチ程度は標準的なサイズ。屋内外で使うのに◎ |
12インチ以上 | 12インチを越えるモデルは、外出先で使うにはすこし大きい |
基本自宅で使うが、たまには持ち出す事もあるというなら、標準的な10インチ程度が好ましいだろう。
7インチや8インチは割と小さく、持ち歩きように便利。ちなみにiPhone 8 Plusは5.5インチなので大き目のスマートフォンよりはかなり見やすい。
12インチはかなり大きい。B5のノートパソコンと同等のディスプレイサイズで、14~15インチともなればA4サイズのノートパソコン級なので、持ち歩きよりも画面の大きさを重視する人におすすめしたい。
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スペック(CPU/メモリ/ストレージ)
CPU
CPUに関してはコア数とクロック数をよくみよう。
コア数に関してはクアッドコア(4コア)、ヘキサコア(6コア)、オクタコア(8コア)辺りが主流。コア数が多いほどタブレットは滑らかに動き、6コアや8コアくらいあるとちょうどいい。デュアルコア(2コア)やシングルコア(1コア)はかなりロースペックなので注意。
クロック数にかんしては、基本的には〇〇GHzという部分の数値が大きいほどに高性能となる。
ちなみに1.5GHz×4コア+1.2GHz×4コアで合計8コア(4+4)というものもあれば、1.5GHz×8の8コアというものもある。どちらも合計8コアだが、当然1.5GHz×8のほうがスペックは高い。
コア数やクロック数がよくわからないという場合、人間のチームで考えるとわかりやすい。コア数は人数、クロック数は賢さだと思えば良い。
すこしの違いはあれど賢い人がそこそこ集まるなら、人数が多い方が有利だ。逆に1人や2人の優秀な人間だけではフットワークが悪いため、現行ではシングルコアやデュアルコアで超高性能というCPUはあまりない。
メモリー
実は非常に重要なのがメモリー。メモリーが少ないと動作が重く、アプリをいくつか起動すると直ぐに固まってしまう。2GBくらいが標準で4GBあるものは高性能な部類に入る。1GBはロースペックなので重たいアプリをいくつも起動するのには向いていない。
記憶容量
記憶容量はなるべく多い方が良い。8GBはかなり少なく、16GBが最低ライン、出来れば32GBや64GBあると好ましい。
Androidタブレットの多くはSDカードで保存容量を拡張できるので、画像や動画保存としてならあまり気にしなくても良いが、アプリは本体インストールが基本なので、少なすぎると困る。
USBポート・Bluetooth機能・SDカードスロット
Bluetoothはヘッドセットやスピーカーなど様々な周辺機器を接続するのに使うため基本的には搭載されている。むしろ無ければ大問題となるので超安価なモデルを購入する場合は注意しよう。
USBポートに関しては、基本は充電用のmicroUSBポートがひとつという場合が多い。ほとんど給電にしか使わないので、あまり気にしなくても良い。
SDカードスロットは非常に重要で、あれば保存領域を簡単に増設する事が出来る。
SIMフリーモデル/Wi-Fiモデル
SIMフリーモデルなら格安SIMなどを導入することで、簡単に外出先でもネット環境に接続する事が出来る。Wi-Fiモデルは外出先でネット環境に接続するなら、ポケットWi-Fiなどが必要になってくる。
ほぼ自宅の無線LAN環境でしか使わないならWi-Fiモデルで充分。
SIMとポケットWi-Fiどちらが良いかについては、環境や契約会社にもよるが、一般的には格安SIMの方が維持費が安い。ポケットWi-Fiの長所は1台あれば、多くの端末をネットにつなげることが出来るので、タブレット以外も外出先でネットに繋げたいならオススメ。
おすすめAndroidタブレット3選(7インチ~9.7インチ)
ASUS ZenPad 3 8.0
ASUSのZenPadシリーズのなかでも特に高性能なモデル。コンパクトサイズで性能を求めるなら、ZenPad 3がおすすめだ。
MediaPad M3
いわゆる中華タブレットと呼ばれるものの1つ。だがHUAWEIのT3は高スペックな部類に入り、格安タブレットではない。値段を考えるとかなり高性能で使いやすい。
MediaPad T3
MediaPadシリーズの比較的安価なモデルとなるのがMediaPad T3。クアッドコア、メモリ2GB、記憶容量16GBと一般的に必要なラインはとりあえずクリアしている。
おすすめAndroidタブレット3選(10インチ~)
ZenPad 10 Z301M
ZenPadシリーズの10インチクラスで主力となるモデル。高性能というよりは、標準的なスペックでお手ごろ価格なモデル。必要な機能は大体揃っている。中華タブレットは不安というならZenPadがおすすめ。
ASUSは台湾メーカーで国内メーカーではないが、パソコンのマザーボードやグラフィックボードなどを多く生産しており、国内メーカーのパソコンでも中身はASUSのパーツということが多い。
MediaPad M3 Lite 10
HUAWEIのMediaPadシリーズでも高級なモデルとなるM3の10インチサイズ。オクタコア・メモリ3GB、記憶容量32GBと基本スペックが高い。スペックを考えるとコストパフォーマンスがよく、非常に人気が高い。
Xperia Z4 Tablet
発売は2015年だが、オクタコア・メモリ3GB、記憶容量32GBとHUAWEIの最新モデルであるM3とほぼ同等のスペックを持つ。しかも画面が美しく、ハイレゾ音源も楽しめるので高性能。国内メーカーという安心感も良い。ただし非常に高価なので、中古品で探すのも良いかもしれない。
Androidタブレットのよくある質問
AndroidタブレットとPCの違い
AndroidタブレットもBluetoothキーボードを使えばノートパソコンのような雰囲気になるが利便性は大きく違う。
ざっくりといえば、ノートパソコンのほうが文字を打ちやすいしファイル整理もしやすい。それに多くの本格的なソフトウェアを利用できる。
一方でAndroidタブレットはタッチパネルにより操作が直感的で、Androidアプリにより様々なゲームなどで遊ぶ事もできる。ビジネスシーンではパソコンの有能な補助役になるだろう。
Windows・iOSタブレットとの違い
Windowsタブレットは、タッチパネル機能を装備したPCに近い。一方でAndroidやiOSで遊べるようなアプリは殆ど存在しない。そのため、WindowsタブレットはタブレットPCといっても良い。
iOSタブレットとAndroidタブレットは操作感が似ており、リリースされているアプリも同じ物が多い。ただしiOSタブレットは高価で安価なモデルが少ない。SDカードも利用できないので、保存容量の拡張は難しい。ただしiPad用のオプションパーツやケースは豊富だし、設定や操作がAndroidより簡単なので、スマホやタブレットを使い慣れていない人はiPadの方が使いやすいと感じるかも。