ダイエットや食事制限や筋トレの他、日々の体調管理の成果は毎日確認したいもの。そんなときにおすすめなのが、体脂肪計や体組成計。今回は精度を求める方向けにおすすめの機種を比較します。
目次
体脂肪計・体組成計の選び方
↓体重計レビュー記事↓
- 体重計に毎日乗っている人は、スマホ連携で気軽に記録したい人も多いはず。今回は、5000円を切る価格ながら、スマホ連携可能な体組成計をレヒュー。オムロンやタニタとの違いや、アプリの使用感や記録の精度も含めて実機レビューしま...
体脂肪計・体組成計のシェアのほどんどが、オムロンとタニタだ。そのため、購入時に、
「オムロンとタニタはどっちが良い?」
「どの価格帯を選べばいいんだろう?」
「どんな機能が必要なんだろう?」
と悩む方が多いのではないだろうか。
おすすめ製品をご紹介する前に、オムロンとタニタの価格帯別のおおまかな機能と特徴をまとめたいと思う。
オムロンとタニタの比較
価格帯 | オムロン | タニタ |
---|---|---|
4000円前 | 【HBF-214】高機能かつ安価で評価も◎ | 【BC-314】50g単位測定可能 |
8000円前後 | 【HBF-701】進捗管理/同年代比較が4部位可能 | 【BC-210】進捗管理/同年代比較が1部位可能。 |
12000円前後 | 【HBF-256T】スマホ連携/50g単位測定/高速(4秒)測定が可能 | 【RD-900】スマホ連携/50g単位測定/デュアル周波数 |
4000円前後低価格帯→両社おすすめ
低価格帯の機種は両社スペックに大差なく、体重や体脂肪、体組成に加えて、基礎代謝やBMI、骨格筋率や内臓脂肪レベルまで十分な機能が搭載している。
低価格帯とは言え、タニタは1000円程高いので、価格で選ぶならオムロンがおすすめ。しかし、タニタは低価格帯にもかかわらず50g単位の測定ができるので、ダイエッターにおすすめ。
8000円前後中価格帯→オムロンがおすすめ
8000円程度の製品は、測定日を基準とした計測進捗管理ができたり、脚・腕など部位ごとの皮下脂肪率・骨格筋率が計測できる。筋トレ中のひとにおすすめ。
ほぼ同じ価格なので、測定部位が多いオムロンをおすすめする。
12000円前後中価格帯→両社おすすめ
高価格帯となると、スマホ連携や50g測定はデフォルト機能となる。
約4秒の高速測定ができるオムロンを選ぶか、デュアル周波数という高精度測定が可能なタニタを選ぶかは、好みで選んで良いだろう。
【オムロン】おすすめの体脂肪計/体組成計3機種を比較
オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン HBF-214-BW
▼シンプルな機能で満足な方へ▼
オムロンの体重・体組成計の中で、低価格帯の売れ筋がこちら。
下記にある通り、充実の基本機能でこの価格。一般的に使用する分には、十分過ぎるスペックだろう。
- 体重
- 体脂肪率
- 体脂肪率判定(4段階)
- 基礎代謝
- BMI
- 骨格筋率
- 骨格筋率判定(4段階)
- 内臓脂肪レベル
- 内臓脂肪レベル判定(3段階)
- 体年齢
- 前回値メモリ
オムロン 体重・体組成計 カラダスキャン HBF-701
▼ダイエット/筋トレの進捗が分かる▼
前述の低価格帯機種の機能に加えて、【部位別皮下脂肪率同年齢比較】【部位別骨格筋率同年齢比較】ができるようになった機種。
具体的に言うと、基準日と測定日の体重と皮下脂肪率、骨格筋率の変化を測定し、「全身」「両腕」「体幹」「両脚」の部位ごとに、「良好」2段階、「維持」「注意」の計4段階で判定。
これにより、【ダイエット/筋トレの進捗状況】を簡単に把握することができるようになった。日々のモチベーションUPのためにも、ダイエットや筋トレ目的で使用する人におすすめ。
オムロン 体重体組成計 OMRON connect対応 HBF-256T-W
▼高精度&スマホ連携可▼
オムロンの高価格帯機種で人気なのがこちら。
前述の機種と比較して、iPhone/Androidなどのスマートフォンで測定データを簡単管理できること、【50g】単位の高精度かつ【約4秒】で計測できることが特徴だ。
スマホ連携はBluetooth通信で行い、iPhone/Android専用アプリ「OMRON connect(オムロン コネクト)」に測定データを転送し、体重や体脂肪率、骨格筋率などの測定データを簡単に確認・管理することができる。
【タニタ】おすすめの体脂肪計/体組成計を比較
タニタ 体重・体組成計 インナースキャン50 BC-314-WH
▼この価格で50g単位測定可▼
タニタの低価格帯で、評価も含めおすすめしたいのがこちら。3000円台の製品では、一定数故障報告が出ていたので、本記事ではご紹介を避ける。
オムロンの3000円台低価格帯機種と比較して、基本スペックはほぼ同じ。違いは【アスリートモード】があることや、【50g単位測定】ができることだ。
週に12時間以上運動している人は一般成人と比べて、水分量や筋肉量が異なる。それを加味して正しい測定ができるということだ。
タニタ 体組成計 BC-210-RD 乗るピタ機能
▼音声ガイダンス付き▼
前述の機種との違いは、同年代と比較して脚の筋肉量の割合が4段階で判断される【アクティブ度判定機能】があること、設定方法と操作手順の【音声/文字でガイダンス機能】があることだ。
オムロンの同価格帯の機種と比較すると、同年代比較/判定できる部位が少ない(オムロンは4部位)ので、タニタよりは、オムロンを買うのがベターだろう。
タニタ 体重・体組成計 インナースキャンデュアル スマホ対応 RD-903-WH
▼デュアル周波数で高精度を実現▼
タニタの高価格帯で人気なのがこちら。
スマホ連携や50g測定など基本スペックがかなり高いのに加えて、タニタ独自の国内メーカー初、デュアル周波数(6.25kHz/50kHzの周波数)という医療分野の技術と同じ高精度で測定できる技術が搭載。
デュアルタイプの体組成計だと、筋肉量に応じた「筋質点数」を表示でき、筋肉量がなかなか増えない女性や高齢者でも、変化がわかりやすいのが特徴。
▼安価な型落ち機種▼
オムロン/タニタ以外の体脂肪計/体組成計
Nokia スマート体重計 Body BMI体重計
オールブラックのシンプルなデザインが美しいノキア。
体重体組成計- 体重、BMI、体脂肪、体水分率、骨量、筋密度をPosition Control™技術により、体の位置を記録し正確に測定可能。
Wi-Fi・Bluetoothに対応しており、スマホとの連携も可能。
1byone 体重·体組成計·体脂肪計
シンプルなインターフェースと価格の安さから人気なのがこちら。
体重 / BMI / 基礎代謝量 / 体脂肪率 / 推定骨量 / 体内水分率 / 筋肉量 / 内臓レベルが測定でき、最大10人のユーザープロファイルも可能。
Bluetoothで専用アプリにデータを自動転送できたり、iOSの「ヘルスケア」との連携も可能。日々の健康管理に役立つ機能満載だ。
パナソニック 体重・体組成計 ホワイト EW-FA23-W
体重/BMI/体脂肪率/皮下脂肪率/内臓脂肪レベル/基礎代謝/筋肉レベル/骨レベル/バランス年齢/体組成年齢/過去比較ができる。
Wi-FiやBluetooth接続はできないので、あくまで最低限の機能しかないが、安価で人気の機種となっている。
体脂肪計/体組成計のよくある質問
計測する時間帯はいつがいい?
体組成計は、生体インピーダンス法(BI法)という方法で計測している。これは、体内に弱い電流を流した時の抵抗値で筋肉量などを計測する方式。
体の水分量が計測に影響するため、
- 起床3時間以内
- 食後2時間以内
- 汗を書くような激しい運動後
- (湯船につかった)入浴後
などは体内の水分量が通常時と異なるため、正確な計測ができない。また、女性であれば生理前生理後でも違ってくる。
また、朝と夜でも人によっては水分量が違ってくるので、上記以外の毎日同じ時間帯に計測するのが良いだろう。
高価格帯になるとマルチ周波数測定やリアクタンステクノロジーといったような、細胞内外液と細胞膜の成分を使用する機種のほうが正確。
スマホ連携で何ができるの?
1万円を超える高価格帯だとスマホと連携できる機種が多い。
これにより、測定したデータを転送すると、測定結果の数値をパソコンやスマートフォンで確認することができるほか、計測データの推移をグラフでチェックすることができる。
またiPhoneにデフォルトでインストールされている「ヘルスケア」などのアプリとの連携が可能。
ダイエットや筋トレのスケジューリングや、レシピ、美容などと絡めたデータの使用が可能だ。
【参考】オムロンコネクトが連携しているアプリ一覧
- 「ヘルスケア」(Apple社提供)
- 「Welbyマイカルテ」(ウェルビー社提供)
- 「ポケットドクター」(OPTiM社提供・開発)
- 「curon(クロン)」(情報医療社提供)
- 「PepUp」(日本医療データセンター社、ヘルスデータ・プラットフォーム社提供)
- 「HEALTHPLAYER」(Practechs社提供)
- 「あすけん」(ウィット社提供)
- 「CARADA」(エムティーアイ社提供)
- 「カロナビ」(クオリア社提供)
- 「ippo-ippo ヘルレコ(仮称)」(SOMPOリスケアマネジメント社提供)
- 「DiP2S(ディップス)」(ダックケーブル社提供)
- 「Noom(ヌーム)」(Noom社提供)
- 「RenoBody(リノボディ)」(ネオス社提供)
- 「ヘルスアップWEB(健康情報管理支援サービス)」(ベストライフ・プロモーション社提供)
- 「Mealthy(メルシー)」(Mealthy社提供)
- 「カロミル」(ライフログテクノロジー社提供)
まとめ
いかがだっただろうか。
体脂肪計に求める機能は人それぞれだろう。
本格的かつ継続的に体重などを記録していきたいなら、高価格帯とはなるが、スマホ連携可能な機種をおすすめしたい。