登山やツーリングなどでよく使用される、ソロキャンプテント(一人用テント)。使用する用途や季節によって選ぶ基準は変わってきます。今回は、テントの選び方と、用途に応じたおすすめテントをご紹介します!
ソロキャンプテント(一人用テント)の選び方
ソロキャンプテントは、8000円程度から数万円するものまで様々。使用する季節や用途によって適したソロキャンプテントがあるので、選ぶ際のポイントをご紹介したい。
ソロキャンプテントを使用する季節
まずポイントなのが、ソロキャンプテントを主にどの季節で使用するかということ。通年使用する場合は、季節によって仕様を変えられる柔軟なタイプがおすすめ。
夏に使用することが多い場合
夏にソロキャンプテントを使用することが多い場合は、UVカットコーティング・紫外線カットできる【遮光性・遮熱性能】があるテントがおすすめ。
また、虫対策としてメッシュ素材のサイドシート(サイドパネル)があると尚良い。
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冬に使用することが多い場合
冬にソロキャンプテントを使用することが多い場合は、メッシュなど風通しが良い素材ではなく、防風性能がある素材を使用してあるテントがおすすめ。
また、四面を覆えるフルクローズできるタイプも、防寒対策に役立つ。
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【捕捉】雨天時に備えたい場合
急な雨に備えたい場合は、高耐水加工・防水加工がなされているソロキャンプテントを選ぼう。豪雨でない限り、耐水圧は1500mmもあれば水漏れすることはないだろう。
ソロキャンプテントの種類
シングルウォールテント
シングルウォールテントは、文字とおり1枚のシートで構成されている、前室が無いシンプルなテントのこと。
シートが1枚な分、軽量かつコンパクトで、設営難易度も低く、価格比較的安価。デメリットは、密閉性が高く結露しやすく快適性が低いこと。
ダブルウォールテント
ダブルウォールテントは、インナーテント・フライシートという二枚構成のテント。
シングルウォールテントと比べて、重量・収納サイズが増す分、雨風を防げる本格タイプなので、快適性は増す。最初のテントにはこのタイプがおすすめ。
非自立式テント(タープ)
非自立式テントとは、タープなどのポールだけでは自立しないテントのこと。
ペグや自在ロープでの固定が必要なので、設営難易度が高い。タープの中でも、簡単に設営できる、ワンタッチタープやスクリーンタープもある。
【価格別】おすすめソロキャンプテント(一人用テント)
シンプルで安い!BUNDOK(バンドック)
BUNDOK(バンドック) ソロ ドーム 1 BDK-08 【1人用テント】
▼価格重視ならコレ▼
フライシートは耐水性3000mm、インナーシートはメッシュ素材というダブルウォールのソロキャンプテント。1.88kgとかなり軽量なので、徒歩での持ち歩きにも便利だ。
フライトインナーシートを接続すればペグを打たなくて良い。また、ベンチレーションも搭載で結露しにくい。自立式で設営も簡単なので、初心者にもおすすめ。
寝るだけならコレでOK!DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
DOPPELGANGER OUTDOOR 1人用 ワンタッチソロテント T1-51
▼寝るだけ用途に最適▼
重量1.2kgと、とにかく軽量でコンパクトなソロキャンプテント。
「テントは寝るだけで良い!」という人にはぴったりの使用。耐水圧も3000mmあり、雨も防げる。紐をひっぱり、ポールを刺し、ペグで固定する簡単設営も魅力。
広々前室。North Eagle(ノースイーグル)
North Eagle(ノースイーグル) テント ワイドリビングツーリングドーム [1人用] NE179
▼前室広くコスパ良し▼
テントスペースは340×210、前室は椅子とテーブルを置ける広々スペース。収納時も17×17×40cmとかなりコンパクトに収まる。
コストパフォーマンスが良いとの口コミが相次ぐ製品だ。
有名ブランドColeman(コールマン)の定番モデル
コールマン テント ツーリングドームST [1~2人用] 170T16400J
▼定番ベストバイ▼
アウトドアブランドとして有名なコールマンの定番モデルがこれ。210×120cmなので、一人でゆったり使ったり最大二人での使用もできる。
前室もタープ代わりに広く使え、開放感も有り。また、通気性もよく、ダブルファスナーで開け閉めがしやすいのも嬉しい。
通年使用に最適。DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー)
DOPPELGANGER OUTDOOR ライダーズワンタッチテント T2-275 バイク積載OK 重量2.9kg
▼生地の切替可の通年モデル▼
W2200×D1650cmというサイズで、一人でゆったり・二人で少し狭めに使用することができる。テント上部のロープをひくだけで簡単に設営ができるのも嬉しい。
インナーテントの背面には、メッシュと通常生地が切替可能な窓があり、風通しも良い。また、入り口は全面メッシュに切替が可能。通年使用にもぴったり。ランタンが設置出来るループもあり。
DOPPELGANGER(ドッペルギャンガー) アウトドア ライダーズワンポールテント T1-442
▼夏に最適なタイプ▼
椅子やテーブル、バイクなど大型の乗り物が置ける広々前室搭載。
【フルクローズ】【フルオープン】【フルキャノビー】【片面キャノビー】と状況に応じて選べるスタイルも魅力。
ソロキャンプテント(一人用テント)のよくある質問
ソロキャンプテント以外に揃えたいアイテムは?
ソロキャンプは、テント以外にザックやトレッキングシューズ、雨具や食料など持ち物はたくさん。中でもかさばるのが、クッカーやバーナーや焚き火台などの調理器具。コンパクトなものを揃えたい。
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目的によっておすすめのソロキャンプテントはある?
オートキャンプ・バイクツーリングで使用する場合
ソロキャンプテントを歩いて持ち運ぶ訳ではないので、重量の選択肢の幅が広がる。より快適さを求めるなら、ダブルウォールテント、軽さを求めるならシングルウォールテントがおすすめ。
短時間の使用で1日に複数回の設営が必要なツーリングなどの場合は、なるべく設営が簡単なワンタッチタイプのシングルウォールテントも良いだろう。
登山・トレッキングで使用する場合
徒歩でソロキャンプテントを持ち運ばなければならないと想定すると、重量にはかなり気をつけた方が良いだろう。快適さを考えつつ、なるべく軽いものがおすすめだ。
また、山や森は虫対策もしたいところだ。夏に使うなら特にメッシュ素材のインナーテントやサイドシートがあるタイプがおすすめだ。
ソロキャンプテントの風対策は?
ソロキャンプテントの設営が甘いと、強風の際にペグが外れたり、ぐらついたりと危険。強風が想定される場合は、風対策をしておこう。
まず簡単にできることとして、ペグを長くしたり指す本数を増やすことが挙げられる。これにより、本体の安定性が高まる。
また、ペグをクロス打ちしたり、三角打ちすると、より強度が増す。また、付属のペグではなく、ホームセンターなどでより強固なペグを準備しておくのも良いだろう。
ソロキャンプテントの結露対策は?
対策①換気する
冬のキャンプでは、よくテント内に結露が発生して、朝凍っているということがある
結露対策としてよく行われるのが、ベンチレーターや幕を開け風通しをよくすること。風通しが良すぎても外気が入ってきて寒いのでほどほどに。
換気するときはテントのベンチレーションを活用しよう。フライシートをピンと張ることが重要。
対策②コットン素材のテントを買う
対策2つ目としては、結露が内側につきにくいコットン素材のテントを買うという手もある。ポリエステルよりは通気性があり結露しにくい。
対策③テントを張る場所を工夫する
また、草地など地中の水分が少ない場所にテントを張ることも大事。
対策④シートの上にテントを張る
最後に、 グランドシートやフロアカーペットやインナーシートをテントの下に敷いて、湿気・冷気を緩和するという対策がある。その際は、テントの内側に収まるようにしこう。