タープの中でも、テントに近く屋根だけでなく壁があるスクリーンタープ。夏の虫侵入防止や冬の寒さ対策に活躍します。今回は、初めて購入する方向けの選び方や、”買って間違い無し”の定番モデルを厳選して5つご紹介します!
スクリーンタープの選び方
【始めに】夏にも冬にも大活躍のスクリーンタープとは
タープとは、御存知の通り、日光や雨を遮断してくれる布のこと。
中でもスクリーンタープは、”人の視線・日光・雨風・冷気”などを遮断でき、アウトドアをより快適にしてくれる、春夏秋冬活躍するアイテムだ。
タープには様々な種類があるが、スクリーンタープ以外も候補に入れて総合的に判断したい方は、下記記事をご参考いただきたい。
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スクリーンタープの選び方①サイズ
スクリーンタープの選び方で最も重要なのが、人数に適したサイズを選ぶこと。
中で寝たり、座ったり、などどんな用途で使用するのかによっても最適な大きさが変わる。使用シーンを想定して最適なサイズを選ぶと良い。
サイズ | 寝る | 座る |
---|---|---|
300✕300cm | 1~2人 | 3~4人 |
330✕330cm | 3~4人 | 5~6人 |
360✕360cm | 5~6人 | 7~8人 |
スクリーンタープの選び方②使用する季節
どんな季節に使用するかも、重要なポイントだ。
夏に使用する場合
夏にスクリーンタープを使用する場合は、UVカットコーティング・紫外線カット・遮光性・遮熱性能がある物や、メッシュ素材等防虫性能があるサイドシート(サイドパネル)がおすすめ。
また、梅雨の時期など雨天時に使用する場合は、高耐水加工・防水加工がなされているスクリーンタープを選ぼう。耐水圧は1500mmもあれば、雨に濡れることはない。
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冬に使用する場合
冬に使用する場合は、メッシュなど風通しが良い素材ではなく、防風性能がある素材を使用したスクリーンタープがおすすめ。
また、テントのようなフルクローズできるタイプも、防寒対策に役立つだろう。
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スクリーンタープの選び方②重量
スクリーンタープの重量も重要なポイント。
本格的なスクリーンタープだと、300cm×300cmで15kg程度の重量が一般的だ。フレームはスチール(鉄)が多く、強度がある分、錆びやすく重いという特徴がある。
もし歩いて持ち運びたい場合、一部ワンタッチスクリーンタープなどは、10kg以下の場合もあるが、軽い分風に弱いことも考慮しておこう。
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おすすめスクリーンタープ定番8選
【3m×3m】低価格帯・おすすめスクリーンタープ3選
まずは、~4人程度使用でき、手が出しやすい価格帯のスクリーンタープをご紹介したい。
FIELDOOR スクリーンテント 3.0m×3.0m キャノピーポール2本付き
▼虫除け対策に▼
メッシュ生地のスクリーンが4面についているスクリーンタープ。
安価で最低限の機能は果たせるが、耐水性が無く、UV加工などもされていないシンプルな仕様なので、”虫除け用途のみ”の方におすすめ。
日よけ対策を考えている方は、後述の2製品が良いだろう。
キャンパーズコレクション テント スクリーンハウス300 PSH-300(BE)
▼日よけ・虫除け対策に▼
UVコーティングが施されたメッシュ生地で、四面を覆えるフルクローズタイプのスクリーンタープ。LEDランタンの取付も可能。
夏のキャンプや公園、海岸や川での”日よけ・虫除け”対策にぴったりだろう。女性ひとりでも設営ができ、畳むとかなりコンパクトに仕舞えるのも嬉しい。
クイックキャンプ ワンタッチスクリーンタープ 3m フルクローズ アウトドア QC-ST300 ALST-300
▼90秒で設営できる▼
なんと90秒という驚きの早さで設営ができるスクリーンタープ。4面フルメッシュ・フルクローズ対応なので、虫対策もばっちりだ。
UPF50+でUV加工もしっかりでき、防水加工もされているため、軽い雨が降っても安心。
【3m以上】中~高価格帯・本格派スクリーンタープ4選
キャプテンスタッグ レニアス スクリーンメッシュタープセット
▼防水性能高め▼
タープは、PU加工されており防水性能が高いナイロン190Tを採用。雨が降った歳には、雨水を逃がせるフラップも搭載しているので安心。
内側の四面には虫の侵入を防ぐ1mmメッシュも付いている。全面を巻き上げればスクエアタープとしても使えるので、様々なシーンで活躍しそうだ。
コールマン タープ スクリーンキャノピージョイントタープ3 2000027986
▼安心の定番ブランド▼
コールマンは、1900年設立のアメリカ発の老舗キャンプ用品製造・販売ブランド。高品質でおしゃれなデザインが好評。
耐水圧1200の本格防水できる大型メッシュパネルを採用しており、急な雨でも安心。また、テントとの連結が簡単にできるジョイントフラップも付属。
少し大きめのタイプだと、
かなり大きめのタイプだと、
このような機種もある。
スクリーンタープのよくある質問
スクリーンタープは他のタープと何が違う?
タープの中には、一般的な2本のポールと6本の自在ロープで構成されるヘキサタープや、ポールのみで支える自立式タープ(スクエアタープ)や、設営が簡単なワンタッチタープがある。
スクリーンタープのように、サイドを布で覆わず、開放感を楽しみたい人にはヘキサタープがおすすめ。設営の時間を短縮したい人にはワンタッチタープがおすすめ。
それぞれ一長一短あるので、詳しくは下記記事を参考にされたい。
- タープの中でも張り方が自由自在で、大人数でも使えるのがヘキサタープ。今回は、海岸やビーチで映えるおしゃれなヘキサタープと、張り方のアレンジ方法についてご紹介します! 目次1 ヘキサタープの魅力2 3~4人におすすめのヘキ...
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スクリーンタープの風対策はどうすればいい?
スクリーンタープ初心者の方にありがちなのが、タープの設営が甘く、強風でタープが潰れてしまうこと。そうならないためにも、ご一読いただければ幸いだ。
対策①タープの高さを低くする
上から風が吹き、スクリーンタープが潰されるのはまだましで、下から煽られた風で【ペグ】が飛ぶのが一番危険。それを防ぐだめにも、風の抵抗を少なくするため、タープの高さを低くするのも一つの手。
ペグが人に当たるとかなり危険なので、あまりに風が強いときには撤退しよう。
ペグを長くしたり本数を増やす
次に、ペグを長くしたり指す本数を増やすことで、安定性を高める方法がある。
強風だと予めわかっている場合は、ペグをクロス打ちしたり、三角打ちすると、より強度が増す。また、付属のペグではなく、ホームセンターなどでより強固なペグを準備しておくのも良いだろう。
タープを張るために必要なものは?
ポール
スクリーンタープを設営するには、タープを支える【ポール】が不可欠。
機種により、折りたたみ式タイプや伸縮できるタイプなど様々。前述した通り、伸縮できるタイプだと強風の際、タープの高さを低く出来るので、おすすめ。
ペグ・ペグハンマー
ペグとは、タープの安定性を高める杭のこと。
ペグはスクリーンタープ購入時に付属しているが、強度が低く本格的なペグではないことが多々ある。そのような場合は、ペグ単体で別途購入すると安心。
また、ペグハンマーに関しては付属していないこともある。同じく強度に欠けることがほとんどなので、ハンマーは別途購入するのがおすすめ。
自在ロープ
自在ロープは、ポールとペグをつなぐロープ。長さを変えられる自在金具が付いている。ペグと同様付属している場合がほとんどだが、余分に使えるロープがあると、強風時に便利だ。
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まとめ
いかがだっただろうか。
タープは今回ご紹介したスクリーンタープ以外にも、同じ自立式タープだと、クリーンシェード、ワンタッチタープなどがある。自立式は設営難易度が低く、狭いスペースでも設営が可能なので、初心者にもおすすめ。
一方非自立式のタープだと、ヘキサタープ・ウィングタープ・レクタタープ・スクエアタープなどがあり、自立式と比較して設営の難易度は上がる。その分、自由な形に設営ができる。
自立式タープから設営に慣れ、セカンドタープとして非自立式を使うのもおすすめだ。