オーディオメディアはCDが主で、DVDやBlu-rayが付属する製品も増えてきましたが、それより古いレコードも根強い人気があり、興味がある人も多いともいます。そこで今回はレコードプレイヤーの選び方やおすすめ製品をランキング形式でご紹介します。
目次
これだけは知っておきたい!レコードプレイヤー選びのポイント
デジタル機器と接続できるか(必要はあるのか)
最近のレコードプレイヤーは全盛期だった頃の復刻版であるとは限らない。むしろUSBケーブルで接続できたり、Bluetooth機能が搭載していたりする。
USBで録音するメリット
USB接続で録音ができれば、スマホに曲をいれて持ち歩く事ができる。
レコード音源の楽曲はCD音源とは違い、まろやかで独特な風合いがあるので、新しい音楽の楽しみ方をしってしまうだろう。
もし録音を考えているなら、高音質で録音できるモデルを選んだ方が良いだろう。
Bluetooth機能のメリット
Bluetooth機能を搭載していれば、Bluetooth対応のヘッドホンやスピーカーを利用できる。
特に相性がいいのはBOSEの「SoundLink Revolve」のような360度スピーカー。
360度スピーカーはその殆どがモノラル出力で音質がまろやかとなっており、BGMとしてレコードを楽しむにはぴったり。
ベルトドライブ式とダイレクトドライブ式
比較点 | ベルトドライブ式 | ダイレクトドライブ式 |
---|---|---|
価格 | △~◎ | △ |
ピッチコントロール | × | 〇 |
スクラッチ | × | 〇 |
消耗品(耐久性) | △ | 〇 |
ベルトドライブ式
ベルトドライブ式は、ゴムベルトによりターンテーブルを回転させるタイプ。回転が安定しているのでレコードを傷つけにくい。
そのかわり長時間利用したり、全く利用していない期間が長かったりすると、ゴムベルトなどが劣化するので交換する必要がある。
一般的に普及しているモデルでもあり、DJ用が欲しいのでなければこちらで問題ない。
ダイレクトドライブ式
ダイレクトドライブ式はモーター軸の上でターンテーブルが回るタイプ。消耗部品がすくなく割と頑丈だ。
最大のメリットはピッチコントロールやスクラッチが出来ることで、DJプレイをしたいならダイレクトドライブ式を選ぶ必要がある。
フォノイコライザーの有無
レコードプレイヤーの音は「フォノイコライザー」というアンプの様なものを通さないとまともな音はでない。
フォノイコライザー内蔵であれば問題は無いが、もし付属していないなら購入する必要がでてくるので注意。
SP対応か(SPに対応している必要があるか)
一般的な大判のレコードをLPと言い、戦前のモノラルタイプで録音時間の短いレコードをSPと言う。
販売されている殆どのレコードはLPなのでSPが必要になることは少ないので、よくわからないなら気にしなくても大丈夫。
一方でとても古いレコードをコレクションしたいならSP対応を選んだ方がいいかも知れない。
オールンインワンの製品か
一般的なレコードプレイヤーはターンテーブル、トーンアーム、カートリッジと3点が揃っている。しかし高級機になるとカートリッジが無いものも多く、トーンアームが付いていないタイプもある。
揃っていない理由は、レコードプレイヤーに精通するとトーンアームもこだわる必要がでてきて、自分好みのパーツをセットするのが主流だからだ。
しかし初心者にとってはハードルが高く、最初は理解しにくいのでオールインワンの製品を買った方が良いだろう。
後々こだわって生きたい場合は、トーンアームとカートリッジが交換できるか確認しておこう。
カートリッジはMM型とMC型がある
カートリッジにはMM型とMC型があり、MM型は初心者でも交換しやすいがMC型は針交換作業がむずかしく、業者に頼むのが基本となってくる。
初心者用は間違いなくMM型なので、迷う場合はMM型を選ぶと良いだろう
おしゃれなものだけ。おすすめのレコードプレイヤー
1位 audio-technica ステレオターンテーブルシステム AT-PL300
オーディオテクニカは自社でカートリッジを生産しており、そのカートリッジは多くの他社製品でも採用されるほどの出来。
AT-PL300はそんなオーディオテクニカが初心者向けに販売している操作性抜群で扱いやすいレコードプレイヤー。
単純に信頼性が高くバランスの良い製品を欲しているなら、こちらがイチオシ。
レコードをいれてスタートをおせば自動で動作するので、機器を傷つけたり、壊してしまう可能背がとても低い。
2位 SONY PS-HX500
ソニーのPS-HX500は高品質な再生機構だけでなく、録音機能も充実している。
ハイレゾフォーマットでPCに録音が出来るので、レコードの音をiPhoneなどで持ち歩きたい人に最適。
3位 DENON DP-200USB-SP
本体にUSBメモリを直接指し、そのまま録音できてしまう簡単設計。録音方法もスタートと録音ボタンを押すだけなので、かなり簡単。
トラック番号や楽曲情報を取得する機能もついており、好みの音楽を簡単にパッケージできる。
4位 ION Audio レコードプレーヤー Bluetooth対応 USB端子 Air LP 天然木
Bluetooth対応のレコードプレイヤー。USB経由でPCに録音する事も可能な便利アイテム。
Bluetoothを利用したいなら、選択肢に入れても良いかもしれない。
5位 ION Audio レコードプレーヤー 1965年製フォード マスタング デザイン
1965年性のフォード社マスタングのインパネをモチーフにしたレコードプレイヤー。コンセプトを考えるとオモチャのようにもみえるが、ラジオ機能も搭載、USBで録音する事も可能でスピーカー付きと、かなり初心者には優しい設計。
デザイン性に関しては無二に近いので、気に入ったデザインなら逃さないようにしよう。
レコードは本当に音が良いのか
よく、レコードの方が音が良いとか、レコードで音楽を聴くと癒されるなどといった言葉を聴くが実際はどうなのだろうか。
実際としては、どちらが音が良いかというより、音の好みで決まる部分が多い。ただアナログ(レコード)の音源は音質の角が丸く、デジタル音より耳ざわりが良い。
耳ざわりが良い音楽は、長時間聞いていても疲れにくいので、BGMやイージーリスニングにかなり向いている。
良く言えば音がまろやかだが、悪く言うと音に若干のぼやけを感じやすい。
レコードは何処で買えば良い?
店頭でレコードを買う場合、通常のCDショップでは品揃えが少なかったり売っていなかったりする。レコードの人気は確かに再燃しているが、大きなCDショップにいくか、レコード専門に扱うような中古ショップかネット通販で購入するといいだろう。
ちなみにレコードの価格は、特殊な限定版を除き、CDと大差の無い価格で販売している。中古品もプレミア品を除き同様で、中古CDとにたような価格設定が多い。
流行の歌手がレコード版もだしているというならAmazonでサクっと買ってしまうという手もある。
レコードの保存方法
レコードはゆがみや傷、高音に弱い。CDよりもずっとデリケートだという事は覚えておこう。
たとえば、少しでもたわんでしまったら音質に影響するので、カバーは必須で直射日光には当てないようにし、レコードの保管は縦置きにしたほうが良い。
レコードのケースをいれるビニールがやぶれても、ビニールだけまとめて売っているので、やぶれるかどうかは気にせず、毎回ちゃんとカバーをしよう。