PCや携帯用のポータブルスピーカーを、ソニーやboseなど各ブランドが展開しており、いつでもどこでも音楽を楽しめるようになりました。数あるモデルのなかから、何を選べばよいか機能や特徴を比較しながらおすすめのランキングをご紹介します。
目次
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ポータブルスピーカーとは
iPhone/AndroidスマホやPC、walkmanなどを使って宅外で音楽を楽しむことは、現在容易である。
そうした音楽シーンに合わせて、イヤホン・ヘッドホンだけでなく、携帯性に特化したスピーカーも普及している。それがポータブルスピーカーだ。
※ポータビリティ(携帯性)を保有しているものであり、宅外用だとしても大型のものは少々意味合いが異なるだろう。
ワイヤレスポータブルスピーカーどんな時に使う?
ポータブルスピーカーがあると様々なシーンで活用できる。
- キャンプやBBQなどアウトドアシーンで仲間と音楽を共有する
- ビーチでのひとときに
- 音楽やダンスなど、練習の伴奏に
- サイクリングに
- 皆でゲームや動画鑑賞を楽しむときに
- 出先でのリモート会議など、複数人で通話を行いたいとき
おすすめのワイヤレスポータブルスピーカー
BOSE(ボーズ) SoundLink Mini
18cmという手のひらサイズで約7時間再生が可能な、BOSEのポータブルワイヤレススピーカーだ。
ボリュームを最大にすると、このサイズでは考えられないほど大音量で重低音が鳴り響く。しっかりとメリハリの効いたboseサウンドになっている。
充電用のクレードルにセットすれば充電しながら音楽を聴くこともできる。
カラーバリエーション豊富なソフトカバーも展開されており、持ち運びの際には傷や汚れからボディを守ることができる。
Bluetoothであるため、iPhoneだけでなくAndroidやPCも接続できるため、いつでもどこでも様々な機器で高音質を楽しめる。
これからBluetooth対応ポータブルスピーカーを手にしたい方にはぜひおすすめしたい。
ANKER(アンカー) SoundCore
Bluetooth対応ポータブルスピーカーのベストセラーの1つ。
最大の特徴は24時間という超長時間連続再生が可能という点だ。
Bluetooth4.0に対応しており省電力化を追究した結果、一般的なスピーカーより倍以上のバッテリー性能を誇っている。
毎回充電するのが面倒な方、利用時に電源確保が難しい方、ANKERのSoundCoreでストレスのないリスニング環境を手に入れよう。
JBL FLIP3
名門JBLのFLIP3はパッシブラジエーター内蔵で、低音に迫力あるスピーカーに仕上がっている。
中高域はJBLらしいクリアーさで、嫌味のないサウンドが心地よい。
そして前作FLIP2に比べて大きく進化した点は、IPX5準拠の防水仕様となっている点だ。
少々の水しぶきでは故障せずタフなアウトドアユースに耐える。連続再生時間も約10時間(3.5時間充電)と、屋外利用に十分なバッテリー容量をもっている。
出力は8Wx2本とポータブルスピーカーとして申し分ないパワーで大音量の再生が可能だ。
また嬉しいことにノイズキャンセリングされた高音質ハンズフリー通話にも対応している。音楽再生中の着信応答は通話ボタンひとつで簡単にハンズフリー通話に切り替わり、電話会議などにも最適だ。
無骨でソリッドなデザインと、豊富なカラーバリエーションで自分らしいモデルがきっと見つかるだろう。
万能でかつJBLの高音質サウンドが手に入る本モデルは、どんな方にもおすすめだ。
OUTDOOR TECH
最近アウトドアシーンで支持を集め始めているOUTDOOR TECH社のスピーカーを紹介しよう。インドア/アウトドアを問わず使える、タフな設計とユニークでスタイリッシュなデザインが魅力的だ。
BIG TURTLE SHELL
ビーチやプールパーティー。そしてキャンプ、BBQまで。最高の音響環境をフィールドにもたらしてくれる。
亀の甲羅のようなユニークな構造から、360°全方位に臨場感溢れるサウンドが響く。
アウトドアでは必須とも言える、IPX6準拠の防水仕様で、さらに耐衝撃性にも優れている。
約16時間連続再生と大容量バッテリーを備え、充電器としても動作する。
そして110dBという車のクラクション並の超大音量再生が可能。
マイクを内蔵しているのでハンズフリー通話やSiriの起動も可能だ。
ポテンシャルが計り知れないオールラウンダーBIG TURTLE SHELLは、アウトドア好きには必ず手に入れてほしいポータブルスピーカーの1つだ。
Buckshot
さらにユニークな手のひらサイズのコンパクトワイヤレススピーカーBuckshotを紹介したい。
ライトのようなデザインで、自転車やザックに簡単に取り付けることができる。
IPX5準拠の防水性と耐衝撃性も兼ね備えており、アクセサリー感覚でどんな所にも取り付けられる。さらにハンズフリー通話にも対応している。
サイクリングなどではベストパートナーとなってくれるに違いないだろう。
BASS EGG
あらゆるものをスピーカーにしてしまう、そんな革新的なスピーカーを紹介したい。
物質に振動を送り、それ自体をスピーカーコーン(共鳴箱)にするタイプのスピーカーで、設置面から空気を震わせて音を鳴らす。
ギターや机、サーフボード、ただのバケツ。BASS EGGを置けばすべてがスピーカーになる。材質や形状によって音色が変わってくるので、色んなところに置いてそれぞれバリエーション豊かな音色を楽しむことができる。
そして驚くべきことに手のひらに収まるサイズながら20Wという高出力を誇る。
コンパクトでかつ大音量のスピーカーを探している方、振動スピーカーという選択は面白いのではないだろうか。自分だけのお気にリの設置場所を探してみよう。
B&O BeoPlay A2
名門Bang&OlfusenのBeoPlayから、アウトドアシーンで目を引くこと間違いなしのお洒落なスピーカーをご紹介。
サウンドについては同ブランドのエンジニアによるチューニングで期待を裏切らない。
無指向性なので360度に音が広がるので、パーティーやBBQなどに最高とパートナーとなるだろう。
USB Type-C に対応した型もあるのでチェックしてみてほしい。
B&O Beolit 17
Beolit15の後継機種で、USB Type-C充電への対応し、防塵防滴性能もアップしている。
インドア、アウトドアどこでも持ち運びやすい美しいデザインが魅力的。
24時間ワイヤレス再生ができ、無指向性スピーカーを備えているので、パーティシーンやショップ、リビングでの利用など幅広い使い方が可能だ。
BOSE SoundLink Revolve
コンパクトなボディで360度に迫力あるサウンドを提供してくれるスピーカー。想像以上の音の厚みにきっと驚くはずだ。
IPX4準拠の防水仕様なので少々の雨も平気。しかも三脚ネジまで装備。屋外でも気兼ねなく広いカバーエリアで音楽を響かせることができる。
音声通信に対応しているので、ペアリングしたまま通話したり、スピーカーに呼びかけてSiriやGoogleAssistantでスマホを起動したりすることも可能。
部屋でスペースや設置場所を気にせずスピーカーを使いたい方、屋外にも持ち運びたい方には最高のパートナーとなるだろう。
SONY(ソニー)h.ear go SRS-HG1
192kHz/24bitのハイレゾ音源再生に対応し、Bluetoothでもハイレゾ相当の再生が可能な高音質ワイヤレススピーカー。
同社の得意とする「Extra Bass」モードで迫力の重低音も楽しめる。
Wi-Fiは5GHz帯を使うので電子レンジやBluetooth機器からの電波干渉を受けにくく安定感があるのが特長。
B&O BeoPlay A
エレガントなデザインと、約600gの軽量ボディでどこにでも持ち運びやすいスピーカー。
ハンズフリー通話にも対応しており、利用中に電話があっても接続を切る必要なくクリアな会話が楽しめる。
どこでも360度響くB&Oサウンドを楽しもう。
Panasonic SC-NA10
スタイリッシュなデザインが魅力的なスピーカー。
Bluetoothはapt-Xコーデックに対応しており、ワイヤレスでも高音質なサウンドが楽しめる。
DAPやスマホと一緒に持ち歩くのには打ってつけのプロダクトだ。
ポータブルワイヤレススピーカーの選び方
利用シーンを考える
ポータブルスピーカーを選ぶ際は、どんな場面で使用するのか予め想定しておくとよい。
一重にポータブルスピーカーと言っても、シーンに合わせて様々な機能が付随したものが存在する。
ここでは利用シーンと求める機能の一例を挙げよう。
大音量を必要とするか
キャンプでBGMを流したり、ダンス・音楽活動の伴奏に使ったり、小さな音量では興ざめといった場合がある。
そんなときは大音量のモデルを選ぼう。
消費電力W(ワット)数が大きい方が基本的には大音量となる。
ただセミナーや数十人規模のアウトドアイベント、路上ライブなど、場合によっては小型のポータブルスピーカーよりも、次のような充電式のPAスピーカーが適切かもしれないので参考にされたい。
Bluetooth対応でスマホやタブレットなどからワイヤレス音楽再生が可能。
バッテリー/AC電源駆動どちらも対応しており、脅威の300Wハイパワーが特徴。
4チャンネルミキサー内蔵でPAスピーカーとして利用可能。さらに無料アプリでスマホから操作も可能。これまでになかった斬新で利便性の高いプロダクトだ。
アウトドアで使用するか
キャンプやビーチで使用する場合、頑丈さが求められる。もっとも大切なのは防塵/防水対応かどうかだ。
屋外での利用は湿気や突然の雨、砂塵による汚れなどスピーカーの劣化要因が多々存在する。
そこで防塵防水の国際標準規格「IP」コードから防水性能を確認して、最適なものを選ぶことができる。
IP56などの表記で表されるが、IPX6とXが表示されているものは防塵検査はされていないものとなる。
最低でも、汗や水しぶきに耐えるIPX4以上のものを選んでおくと、水拭きなどもできて安心だ。
完全に水に浸かる可能性のある方は、迷わずIPX8準拠のモデルを選ぼう。
保護等級 | 内容 |
---|---|
IPX0 | 特に保護がされていない |
IPX1 | 鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴I形) |
IPX2 | 鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防滴II形) |
IPX3 | 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響がない(防雨形) |
IPX4 | あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形) |
IPX5 | あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形) |
IPX6 | あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形) |
IPX7 | 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形) |
IPX8 | 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形) |
▲ 出典:Wikipedia
長時間使用するか
屋内での利用でなく、キャンプシーンなど屋外での利用の場合、咄嗟に電源を確保できないことも多いだろう。
そうしたときはバッテリー(電池)容量が大きく連続再生時間、待機時間が十分にあるものが理想だ。
長時間使用だとしても充電を行える環境であるなら、充電時間が急速であるかどうかも確認しておくとよい。
高音質かどうか
重低音が響くかどうかなどスピーカーの性能は大切だ。
基本的にポータブルスピーカーの場合、ユニットやドライバーよりむしろ出力による差が大きくでるため、ある程度ハイパワーのモデルを選ぶことをおすすめする。
Bluetoothのコーデック
また、多くのポータブルスピーカーがBluetoothに対応しているが、Bluetoothの音質についても確認しておきたい。
音楽プレーヤーなど親機から、子機であるスピーカーへBluetoothでデータを転送する際、データの圧縮が行われている。
この圧縮方式には様々なものがあり、コーデックと呼ばれている。コーデックによって圧縮率・遅延時間が異なり音質も変わってくる。
できるならapt-X/AACに対応していることが望ましい。
Bluetoothスピーカーを新調する際は、親機・子機の対応コーデックを確認しておこう。
なお、どんなに子機のスピーカー側で高音質コーデックに対応していても、親機が準拠していなければ使用できないので、しっかりと親機のスペックも再確認しよう。
コーデック | 内容 |
---|---|
AAC | iTunesでお馴染みの高音質圧縮方式。Apple社製品は勿論全て対応している。Apple以外でも対応している機器は多い。 |
apt-X | CD音源に近い音質での転送が可能なコーデック。英CSR社開発。 |
apt-X HD | apt-Xのハイレゾ対応版。英CSRが新開発。 |
LDAC | 96kHz/24bitのハイレゾ音源対応。ソニーが開発し、ほぼソニー機器同士限定の規格。 |
SBC | Bluetoothの規格上で必須項目なので、全ての機器に対応しているが、圧縮率が高く音質は悪い。 |
▲ Bluetooth対応コーデック一覧
接続方法は何がいいの?
有線の場合
ポータブルスピーカーの中にはイヤホンジャックや標準ステレオプラグ、またはUSBなどで有線接続して音楽再生できるものも多い。
特にUSB式のものは同時にUSB給電できるものが大半だ。
バッテリー容量をあまり気にしたくない方、ワイヤレス接続に対応していないプレーヤーを接続したい場合は有線接続に対応しているモデルを選ぼう。
無線の場合
ワイヤレス対応機器しか接続しないことが想定され、かつ音楽再生中もプレーヤーを自由に移動させたい場合はワイヤレス接続に対応しているモデルを選ぼう。
ワイヤレス対応は、BluetoothだけでなくWi-Fi接続などもあるが、ポータブルシーンの場合はWi-Fiスピーカーはネットワーク環境確保が難しいため選択から外れるだろう。
Bluetoothスピーカーの場合、NFC機能を搭載しているものもある。
これはおサイフケータイなど搭載したNFCチップ搭載スマホをかざすだけで、Bluetoothのペアリングを完了させるためのものだ。
ペアリング自体はあまり時間がかからないが、スマホの画面を開かずともタッチするだけでペアリングが完了するので、スピーカーとの接続を簡略化でき大変便利だ。
細かな利便性まで追究するならNFC対応のものを選ぼう。(iPhone7から搭載NFCが開放されているが非対応の可能性があるので動作確認は必須。Androidスマホがメインの機能と考えよう。)
通話はできるの?
スピーカーに接続中に電話がかかってくると、相手の音声はスピーカーから、自分の声はスマホのマイクに向かって発するということになりかねない。
内蔵マイクを搭載しておりハンズフリー通話対応のものを選ぶと、直接マイクを自分に向けて話さずとも自然に会話が楽しめる。
このとき、簡単に音楽視聴と電話を切り替えられるか、また音声通話品質は問題ないか(ノイズキャンセル、エコーキャンセル機能があるか)なども確認しておくと安心だ。
最後に
いかがだろうか。ポータブルスピーカーと一口に言えど、利用シーンによってその最適な機種は全く異なってくる。
今回紹介した選び方とおすすめモデルを参考に、ぜひ自身の利用用途にぴったり合ったモデルを見つけていただきたい。