折りたたみ傘は雨が降りそうな日にとっても便利。普通の傘は邪魔になりやすいですが、折りたたみ傘ならバッグに入れられるのであまり気にせず持ち運べます。そこで今回は折りたたみ傘の選び方やオススメ製品をご紹介します。
折りたたみ傘の選び方
折り畳み傘を選ぶ場合は、親骨の材質と傘の直径は最低限確認しておきたい。
材質が異なれば重さや強度が全く違うと言ってもよく、直径の小さなモデルを買ってしまうと、成人男性にはかなり厳しい。
折りたたみ傘は、「軽さ」と「丈夫さ」が重要!
折りたたみ傘が軽くなければ、バッグが重くなって肩がこったりと非常に使い勝手が悪くなる。一方であまりに華奢な折りたたみ傘は簡単に壊れてしまい、強風やいざというときに役に立たない。
これらは骨の太さや本数、構造も大事だが、もっとダイレクトに影響するのは親骨の材質だ。
折り畳み傘、材質の比較表
材質 | 軽さ | 丈夫さ |
---|---|---|
ステンレス | × | 〇 |
アルミ | 〇 | × |
グラスファイバー | 〇 | 〇 |
カーボン | ◎ | ◎ |
格安なのに「軽い!」とかかれているのはアルミが多い印象で、重いのはステンレスだろう。
重さが気になる人にとって、格安のステンレス折りたたみ傘はストレスしか感じない。折りたたみ傘に「意外と重いから邪魔」という印象を持つ人も小さい頃にステンレスの折りたたみ傘を持った記憶からではないだろうか。
アルミの折りたたみ傘は確かにかるいが、直ぐ壊れる。強風にも耐えられるアルミ製はほとんどなく、すぐにひっくり返って壊れてしまう。
一方でグラスファイバーとカーボンは軽さと丈夫さを兼ね備えている。特にカーボン製は丈夫で軽いのでオススメだ。
ステンレスやアルミと比べると少々お高めだが、長く使えることを考えると損はしない。
傘の直径はどれくらいがベストか
直径80cmくらいだと、女性ならジャストサイズだが、大柄な男性の場合はおさまりきれない。
直径が90cmもあれば、殆どの人は満足出来るサイズ感で1人用としては満足出来る。ゆったり目が欲しいなら95~100cmくらいあるといい。
ただしサイズが大きくなればそれだけ邪魔になりやすく、混雑している駅や道で使いにくいので、ちょうどいいサイズは90cm以上くらいかと思う。
オススメの折り畳み傘5選
mont-bell(モンベル) トレッキングアンブレラ
モンベルは日本のアウトドア系総合メーカーであり、キャンプや登山が好きな方には馴染みの深いメーカー。
こちらの傘はカーボン製で軽く丈夫。しかも撥水加工が優れており、汚れや水気が落ちやすくて使いやすい。
メーカー側はトレッキングやハイキングに最適として開発しているようだが、都市部でもこの軽さと丈夫さは大いに役に立つ。
デザインがシンプルなのでモンベルというロゴが入っている事以外、アウトドアっぽさはない。
Ramuda(ラムダ) 自動開閉WJP オルタネートストライプ
ピンストライプが美しい国産の折り畳み傘。材質はグラスファイバーで強度を保ちつつアルミも使用している。
自動開閉型で、開く時だけでなく閉じるときも楽に収納でき、使いやすい。
生地には非常にこだわりをもっているようで、機能性とお洒落を両立している。
FULTON(フルトン) Hurricane
ユナイテッドアローズもセレクトして販売しているイギリスFULTON社の折りたたみ傘。Hurricane(ハリケーン)の名の通り、強風に強く壊れにくいのが特徴。
FULTON社は英国王室御用達のブランドとして知られており、骨のジョイント部分がグリーンにカラーリングされていて格好が良い。
傘好きには名の知れたブランドなので、お洒落要素も高め。
Wsky(ウスカイ) 高強度グラスファイバー折りたたみ傘
グラスファイバー製で10本の骨が支える強度抜群のワンタッチ折りたたみ傘。しかも直径が118cmもあるので、二人で入っても充分な大きさがある。
荷物が多い時、子供がいる時などに最適と言えるだろう。
車の乗り降りをする時も便利なので、車の中に常備させておくのもあり。
コレだけ大きいのにかなり軽く、邪魔になりにくい。
mabu(マブ) hane
mabu(マブ)のhane(羽)シリーズは、その名前の通り超軽量。なんと80gほどしかなく、毎日バッグの底に待機させても苦痛にならない。
親骨にはカーボンを利用しており、強度もあって使いやすいがポイント。
ちなみに通常の折り畳み傘は200~300gくらいあるので、重さは半分以下といえる。
折り畳み傘のよくある質問
折り畳み傘は、ビニール傘より丈夫?
500円くらいの使い捨て価格のビニール傘は、とにかく骨が細いので直ぐに折れてしまう。一方、しっかりとしたカーボン製やグラスファイバー製の折り畳み傘はもっと丈夫に出来ている。
見た目はコンパクトだが、ごく普通の傘と同等の強度をもっている折り畳み傘も多いので、製品選びに失敗さえしなければ、長年使う事が出来る。
折り畳み傘の撥水加工にはどんな種類がある?
テフロン加工されている折り畳み傘は撥水がよく、水滴を直ぐに落とせるので収納しやすい。撥水が悪いと、塗れたままの折り畳み傘を収納する事となり面倒になるだろう。
ただ、テフロン加工はどんなに良い傘でもいずれ剥がれてしまう。
そのため、自宅や会社に撥水(防汚)スプレーを常備しておいたほうが無難。気に入っている傘はこうしたアイテムを使って延命させよう。
持ち出す朝や前の晩に吹きかけても良いし、帰宅時に雨が降っていたら使う前に振りかけても良い。
シャフトはアルミでも大丈夫?
ステッキ部分となる中央の棒をシャフトと言うが、この部分は親骨がグラスファイバー製やカーボン製でもアルミ製となっている場合が多い。
結論から言ってシャフトが一般的な太さなら、アルミ製でもポキッと折れる可能性は低いので特に問題ない。
シャフトが細い場合は折れ曲がってしまいやすいので強風時の使用はおすすめできない。
傘の骨の本数はどれくらいが良い?
傘の骨の本数は、多ければ多いほどしっかりとして風にも強いが当然重い。
丈夫かどうかは骨の素材や構造、厚みでも変わってくるので、どちらかといえば材質をまず重視し、その上で本数を確認すると良い。
折りたたみ傘は6~8本程度が平均的なので、丈夫な傘が欲しいなら、カーボン製で骨8本の傘がおすすめだ。
なかには10本タイプもあり、更に頑丈となる。
骨の丈夫さが影響するのは、やはり強風時の使用。骨の材質が弱く本数も少ない傘は簡単に折れ曲がってしまう。
収納時の全長の目安は?→30cm程度がベスト
折り畳み傘の収納時サイズは全長30cm程度が一般的。これは殆どのメーカーに共通しているが、中にはもっと大きい物や小さい物もある。
小さい物はコンパクト性を重視している可能性が高く、開いた時も小さめである可能性が高い。
自動開閉機能は必要?メリットとデメリット
自動開閉機能があれば、便利な事には間違いない。両手を使わずに開閉できるので、荷物が多いときや急いでいる時には助かる。
ただし、そういった機構を持つ傘は、その分重くなるのも確か。
とにかく軽さ重視ならあえて自動開閉機能のないモデルを選ぶというのも良いかもしれない。
持ち手は大きいほうがいい?
持ち手部分が小さいと握りづらく安定しない。風であおられるたびに負荷がかかって疲れるので、できれば持ち手はしっかりとしていた方が良い。
超軽量型でもないかぎり、なるべく拳でしっかり握れるものをえらぼう。(オススメ製品のなかでは「hane」以外、割としっかりしている)