ニルギリのすべて。紅茶の特徴や美味しい飲み方を解説。

紅茶

 この記事では、インド紅茶の一種である「ニルギリ」について解説します。 「ニルギリ」の茶葉の特徴やおすすめの飲み方、産地の情報ついてご紹介します。 この記事でご興味を持って頂き、実際に紅茶をご賞味頂ければ幸いです。 

ニルギリの基礎知識

ニルギリの、茶葉の特徴は?

ニルギリとは、インド地方で栽培されている茶葉。 茶葉は、明るめの褐色で、紅茶を淹れると、鮮やかな赤色が綺麗だ。 スッキリと飲み心地がよく、癖のない香りが特徴の紅茶。 セイロンティーの高知産紅茶(標高が高い所で栽培された紅茶)に似たさわやかさがあります。 渋みとコクはそれほど強くなく、飲みやすい紅茶だ。

  • 香り:やや強い
  • コク:普通の強さ
  • 渋み:普通の強さ
  • 水色:やや強め

ニルギリに、カフェインはある?

基本的に、紅茶にはカフェインが含まれている。 カフェインが気になる方は、飲み方を工夫すると良い。

例えば、「ニルギリ」は飲みやすく、どんなアレンジをしても美味しく飲める紅茶。 そのため、カフェインが気になる方は、アイスティーにして、香りを楽しみながらもカフェインを抑えるということもできる。

ニルギリの効能は?

ニルギリに含まれるカフェインは、新陳代謝や皮下脂肪の燃焼を促してくれる。 また、美肌やダイエット効果もあり、ビタミンB群との相乗効果で、女性に嬉しい紅茶だ、 疲労回復効果や抗酸化作用もあるので、夏にもぴつたり。

分量と抽出時間は?

まず、カップ1杯に入れる分量としては、2~3gを目安とすると良い。 紅茶に入れてからの抽出時間は、茶葉により2~5分と適正時間が異なる。 後述するので、確認し、きちんと計測しよう。

おすすめの飲み方は?

ニルギリは、何にでも合う紅茶。 レモンを入れても、ミルクを入れても、お砂糖を入れても、合うので、アレンジを楽しんで欲しい。

出典:www.amazon.co.jp
神戸紅茶
ニルギリ
シュープリーム

ニルギリの種類と淹れ方

紅茶を淹れるアイテムについては、下記記事を参考いただきたい。

>>おすすめ紅茶ティーポット&選び方
>>おすすめ耐熱ガラスティーポット特集
>>おすすめシュガーポット/ミルクポット特集
>>おしゃれさを格段に上げる、おすすめ電気ケトル特集。

チャムラジ茶園 FOP

チャムラジ茶園で作られる茶葉は、しぶみや癖がすくなく飲みやすい茶葉です。 紅茶を淹れると、濃いオレンジ色となります。 万人に受け入れられる癖のない味で、優しい香りが特徴。 ストレートで飲むのがおすすめ。

  • 香り:やや弱め
  • コク:普通の強さ
  • 渋み:普通の強さ
  • 水色:やや薄め

コタリスCTC

ニルギリ産の紅茶らしい香りですが、渋みは強すぎず、飲みやすい紅茶。 インドのチャイに向いているような紅茶。

  • 香り:弱い
  • コク:弱い
  • 渋み:弱い
  • 水色:普通 

ニルギリのおすすめ茶葉

プリミアスティー コンチネンタルセレクションニルギリ (25P)50g

出典:www.amazon.co.jp
プリミアスティー
ニルギリ
50g

セレクティー ニルギリ紅茶 タイガーヒル茶園 クオリティーシーズン BOP(CL-SUP) 50g

出典:www.amazon.co.jp
セレクティー
ニルギリ紅茶
クオリティーシーズン

神戸紅茶 セレクションリーフ ニルギリ シュープリーム 90g

出典:www.amazon.co.jp
神戸紅茶
ニルギリ
シュープリーム

 

ニルギリの歴史

ニルギリ地域とは

ニルギリ地方は、南インドのタミール・ナドゥ州に位置しています。 ニルギリは「青い山」という意味があり、ケララ州・カルナカタ州などに連なっている山脈一体を指しています。 標高は1200~1800mと比較的高く、ニルギリ高原が紅茶の産地となっています。 日中の日差しがかなりつよいため、茶葉を保護するシェードもあるほどです。 年間の降水量は1900mmを超え、夏季の最高気温は25度とあまり高く上がりません。 冬でも最高気温は20度と、年中快適な気温で栽培しています。

ニルギリの茶葉のシーズンとは

海を挟んだスリランカと地理的に近く、気候なども似ています。 そして、茶葉は年間を通して栽培が可能となっています。 生産量が多いのは4~5月、9~12月で、茶葉の半分以上が生産されています。 また、モンスーンと呼ばれる季節風が年に2回あります。 クオリティシーズン(品質の良い茶葉が採れるシーズン)は西側で1~2月、東側で8~9月となっています。 生産量のほとんどがCTC製法と呼ばれる、ティーバッグによく使用される製法をとっています。

ニルギリ地域の歴史とは

ニルギリが青い山という由来があるのは前述のとおりですが、この丘陵地にかつて青い花が咲いていたなど、様々な言い伝えがあります。 実は19世紀になるまで、この土地はほとんど知られていなかったそうです。 しかし19世紀頃、この土地が、過ごしやすくヨーロッパの避暑地と似ている気候であることがわかったため、徐々に開拓されていきました。

 

最終更新日:2018/09/25