現在、車のヘッドライトはLEDライトが主流。少し古い車はハロゲンやHIDなので、交換するべきなのか悩んでいる人も多いはず。そこで今回はLEDヘッドライトの選び方やおすすめ製品をランキング形式でご紹介します!
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LED・ハロゲン・HIDの比較と違い
比較点 | 色 | 寿命 | 明るさ | 値段 | 立ち上がり時間 |
---|---|---|---|---|---|
LED | 白系 | 15年程度 | 〇 | △ | ◎ |
ハロゲン | 暖色 | 3年程度 | 〇 | ◎ | 〇 |
HID | 青系 | 5年程度 | ◎ | 〇 | △ |
LEDヘッドライトの最大の長所は、その寿命の長さ。他のライトより高額にみえても3~5倍の寿命がある事をかんがえると、かなりリーズナブル。
1台の車を10年程度しか乗らないなら、他の車に買い換えるその日まで、ライトの交換は考えなくてもいいかも。
昔ながらのハロゲンは、寿命が短いがその他の性能はマイルド。そこそこ明るく、値段も手ごろとなる。熱を持ちやすいために、ヘッドライトの上に雪が積もっても自然と溶けてくれるというメリットを持つ。(LEDの発熱量はとても少ないので、雪解けは期待できない)
HIDライトは3種類の中では最も明るい。強烈な明るさを求めるならLEDやハロゲンよりHIDの方が良い。
どのライトにもメリットがあるので、「古いハロゲンはだめ!LEDは最高!」というわけではないが、とくにこだわりがないなら寿命の長さからLEDをおすすめする。
ハロゲンから換えるならLEDとHIDどっち?
とにかく明るさ重視でないなら、寿命が長くでエコなLEDの方が良い。車業界全体も殆どの新車がLEDなので、LEDで不満ということはないかと思う。
もうひとう気にしたいのは車の雰囲気。ハロゲンが温かみのある色なのにたいし、HIDはブルー系なので雰囲気がガラリと変わる。LEDは暖色でも寒色でもないので、良くも悪くも個性がなく、雰囲気にあわないということはほぼ無い。
ちなみにハロゲンとLEDのライトを比べた場合、LEDヘッドライトが片方で4000ルーメンくらいあるなら、ハロゲンより明るい製品が多いので、製品選びさえ間違わなければ、ハロゲンに光量で劣るということはないので安心してほしい。
LEDヘッドライトの選び方
ルーメン(明るさ)
LEDヘッドライトも製品によって明るさは違う。大抵の製品は「〇〇ルーメン」という形で明るさが表記されているので確認しよう。
ただし明るさを考えるなら知っておきたい点が2つある。
まず1つ目は、明るさの表記の仕方。片方だけの明るさ(バルブ1本分)だったり2本分の明るさ(バルブ2本分)だったりする。片方の明るさがどの程度なのかはしっかり確認したほうが良い。
もう1つは、バルブの構造によって配光性能がかわるので、ルーメンだけ高くても構造が悪いと全然明るくない。反対にバルブの構造にこだわりをみせるメーカーはルーメンが控えめでも相当明るい。
自分の車に取り付けられるのか
購入したいLEDヘッドライトが自分の車に取り付けられるかは、パッケージや製品の公式サイト、販売店のスタッフに聞くなどして確認するしかない。こればっかりは失敗するとどうにもならないので、ちゃんと確認しよう。
冷却性能
LEDライトは発熱量が少ないが、加えて言うとそもそも熱に弱い。そのためLEDバルブには冷却のためのヒートシンクやファンなどが装備されている事が多い。どの程度冷却性能が良いかも確認しておいたほうがいいだろう。
冷却性能が貧弱だと、長時間使用したときに変色したり光量が落ちたりするので注意。
ちなみにヒートシンクは放熱フィンによって熱を逃がすので、動作はとても静か。たいしてファンタイプは扇風機の様なもので強烈に冷やすがファンの回転音がある分、ものによっては音を感じる。
その他、バルブの材質や加工によっても放熱効率は変わってくるが、いずれにしてもなんらかの放熱機構が確率されていないと、製品としては心配だ。
おすすめLEDヘッドライトランキング
1位 NIGHTEYE LEDヘッドライト
バルブ1本あたり4000ルーメンあり、冷却ファンは無いが、放熱に適した処理がバルブに施されており、冷却性能も確保されている。出力と効率ともに良く、バランスがとれた性能でコストパフォーマンスも良いので人気がある。
2位 LIMEY LEDヘッドライト
バルブ1本あたり6000ルーメンとかなり明るめなLEDヘッドライト。ハロゲン風のサイズ感になっており、ハロゲンから乗り換えた時に違和感を感じにくい。冷却のためにファンを搭載しており、しっかりと冷やしてくれるのも◎。高性能で使いやすいヘッドライトだと言える。
3位 SUPAREE LEDヘッドライト
バルブ1本あたり4000ルーメンあるフィリップスのLEDヘッドライト。業界では有名なLumileds社の「LUXEON ZES」というチップを搭載しており、性能面と信頼性の両方で評価されている。LED冷却には放熱フィンを利用しており、動作はかなり静か。
4位 zodoo LEDヘッドライト
バルブ1本あたり8000ルーメンのかなり光源の強いLEDヘッドライト。SUPAREE(フィリップス)と同じくLumileds社の「LUXEON ZES」を搭載している。冷却には冷却ファンを搭載しており、強烈に冷やしてくれるタイプ。
明るさで製品を選ぶならおすすめしたい製品。
5位 Autofeel LEDヘッドライト
バルブ1本あたり4000ルーメンあるLEDライト。こちらもLumileds社のチップを搭載している。冷却はヒートシンクタイプでファンはないため、静か。
LEDライトで車検が通らない時の原因と理由
LEDライトで車検が通らなかった時は、様々な理由が考えられるがここでは考えやすい原因と理由を紹介する。
ヘッドライトの車検基準が変わった
ヘッドライトの車検基準は2014年9月1日に変わった。特に気にしたいのはハイビームで検査していたところがロービームに変わったということ。
ヘッドライトレンズが痛んでいる
ヘッドライトレンズが劣化して黄ばんでいると光が上手に放出されず、充分な性能を発揮できないことがある。そういう時はヘッドライトレンズを交換するか、しっかり磨いてきれいにしよう。
エルボー点、カットラインがぼやけている
光量が強すぎたり、光軸があっていないと、エルボー点やカットラインがぼやけて不合格になることがある。調整できるLEDヘッドライトなら事前に調節しよう。
LEDライトにデメリットは無いのか
- レンズについた雪が溶けにくい
- ハロゲンランプより高い
- ファンやヒートシンクがあるものはスペースが必要
LEDライトは元々発熱が少ないが、さらに言えば熱に弱いので冷却機能もしっかり搭載している。雪解けするかどうかでいえば、これはデメリットになるが、レンズが高熱により溶ける心配もなくなるので、メリットにもなっている。
価格に関してはハロゲンランプより高いが、寿命も5倍くらいあるので、長い目でみるとお得な製品が多い。
一番気にしたいのはサイズ感で、ファンやヒートシンクがついているものはスペースが少ない車には取り付けられない可能性がある。そう言った場合はファンレスでコンパクトな製品を選ぼう。
全体的に言って、単にハロゲンやHIDに劣っているという点は殆どなく、大きな欠点もない。しかもLEDランプはHIDとくらべて換装が簡単な製品が多く、初心者でも手を出しやすい傾向にある。