家庭用(室内)/屋外用のおすすめ燻製器特集。人気のIH対応機種も

家庭用燻製器

スモークチーズやスモークベーコンを簡単に室内で作れる燻製器。今回は、コールマン、パナソニックなど人気メーカーの口コミや評価を見ながら比較し、燻製器の選び方のポイントをまとめてみました。

はじめての燻製器は、どう選ぶ?

記事を見てくださっている殆どの方が、燻製器を”はじめて”購入しようとしている方だと思う。そこで、まず燻製器の購入にあたってのよくある質問を取り上げたい。

燻製器は室内でも使える?煙は気になる?

結論:「使える。煙は出るが、気になる程ではない」

燻製器を買う前に心配なのが、煙。燻製というとモクモク煙が出て、臭いも強いイメージだろう。しかし、専用の燻製器で調理すれば思ったより煙はでない。マンションでも問題ない。

密閉性が高い機種は口コミを見る他、蓋と本体の隙間がなるべくないものを選んだり、本体溝に水を張って煙を防げるタイプを選ぶとより良いだろう。

家庭用燻製器に、IH対応機種はある?

結論:「ある」

一般的な燻製器と値段が変わること無く、IH対応機種は存在する。温度管理もしやすいのでおすすめ。

1つの燻製器で、なんでも燻製できるの?

結論:「サイズと網目の細かさによる」

燻製器の中には、家庭用のコンパクトサイズの機種もある。ベーコンなど大きな肉のブロックをそのまま燻製しようとすると、入り切らない場合もあるので注意。

網目の細かさについては、例えばチーズを燻製するときを考えてみて欲しい。高温になるほど溶けやすくなり、網目が粗いと小さくカットしたチーズは変形して、最悪下に落ちてしまうので注意。

初心者におすすめの燻製器は?

結論:「家庭用だと、土鍋タイプが安価で主流」

家庭用燻製器というと、主流は土鍋タイプ。サイズ展開も多く、安価で性能も問題ない。他にはステンレス製やアルミ製、鉄製タイプの金属鍋もある。土鍋よりも軽く、きちんとした製品だと、密閉性もより高くなる。

家庭用とアウトドア用は何が違う?

結論:「食材が入る容量と、冷燻ができるかどうか」

家庭用燻製器は、直径が30cm程度のものが主流。高さもせいぜい20cm程度だ。一方アウトドア用は、高さが倍の30~40cm程度あるものが主流。

そのため、中に仕切りをして別の食材を同時に燻製できたり、肉の塊を吊るして冷燻(後述するが、低温で長時間燻製する手法)できたりする。

おすすめ燻製器~主流の土鍋タイプ~

人気はTHERMOS(サーモス)

サーモス 保温燻製器 イージースモーカー ブラック RPD-13 BK

出典:www.amazon.co.jp
THERMOS
サーモス
イージースモーカー
RPD-13 BK

マンションで使用してもOKな密閉度と重厚感が特徴。保温釜も付属していて、お買い得だ。

  • 内径22.5㎝、幅28.5x奥行22.5x高さ14㎝
  • 付属品: スモークチップ50g(サクラ)、焼き石、アミ

口コミ評価◎東彼セラミックス

トーセラム鍋 お手軽燻製鍋 スモークチップ5袋入り TSP/PN-31D5

出典:www.amazon.co.jp
東彼セラミックス
お手軽燻製鍋
TSP/PN-31D5

燻製器の中の網部分が二重になっているため、台所のコンロで使用しても臭いが気にならない。

  • サイズ:直径25.5×高さ15cm、深さ5.8cm
  • セット内容:本体、スモークチップ5袋

煙が立たない。長谷製陶

長谷園 燻製器 いぶしぎん 小 CT-43

出典:www.amazon.co.jp
長谷製陶
いぶしぎん
燻製器

この燻製器の特徴は、水を燻製器の淵に流し込むことで、臭いも逃さない構造。マンションや共同住宅でも便利。

  • サイズ:直径23×高さ18cm
  • 素材・材質:陶器

デザイン性も良いBelmont(ベルモント)

ベルモント(Belmont) H-027 鉄製燻製鍋27cm

出典:www.amazon.co.jp
Belmont
鉄製燻製鍋
27cm

こちらも密閉式の燻製器。

  • サイズ:直径27cm
  • 塗装:シリコン樹脂

カラー展開が可愛い、ソト(SOTO)

ソト(SOTO) いぶし処 スモークポット イエロー ST-126YL

出典:www.amazon.co.jp
SOTO
いぶし処
スモークポット

こちらは温度計が搭載しており、初心者でも美味しく燻製が作れる配慮が成されている。ウインナーやチーズから始めてみるのはいかがだろうか。

  • 温度計付きで初心者にもおすすめ
  • 本体サイズ:直径23×高さ16.5cm
  • 容量:約1.2L

メイドインジャパン品質。ホンマ製作所

ホンマ製作所 (サンフィールド/SunField) キッチン スモークキュート (燻製レシピ/スモークチップ付き) グレー IH-240P

出典:www.amazon.co.jp
ホンマ製作所
スモークキュート
IH-240P

スモークチップが付属しており、到着してすぐ使えるのが嬉しい。

  • 本体サイズ:幅24.8×奥行24.8×高さ20.7cm
  • 本体重量:1.4kg

おすすめ燻製器~IH対応燻製器~

デザインも評価も◎、ZWILLING J.A.HENCKELS

Zwilling ツインスペシャルズ スモーカーセット 28cm 40990-001

出典:www.amazon.co.jp
ZWILLING J.A.HENCKELS
ツインスペシャルズ
スモーカーセット

中蓋があり、燻した煙が食材に直接当たらない構造になっている。これにより木の油が風味を損なう原因にならず、変な臭いの煙も抑えられる。

  • サイズ:(外寸)幅293×奥行き394×高さ197mm
  • 熱源:IH200V対応(電子レンジ使用不可)

お手頃価格ならソト(SOTO)

ソト(SOTO) スモークポットIH【温度計付き】 ST-128S

出典:www.amazon.co.jp
SOTO
スモークポットIH
温度計付き

アウトドアブランドとしても有名なSOTO。IHでも直火でも使え、キャンプや家庭でも使える。

  • スモークポット:直径26×高さ14cm 重量2.28kg
  • 金網サイズ:直径24cm

おすすめ燻製器~アウトドア/屋外用~

本格派のあなたには絶対コレ!ユニフレーム

ユニフレーム UNIFLAME フォールディングスモーカー FS-600 665916 キャンプ用品 燻製 (Men’s、Lady’s)

出典:www.amazon.co.jp
ユニフレーム
フォールディングスモーカー
FS-600

高価格帯にはなるが、美味しく燻製できる工夫がされているのがこちら。

例えば木酢がつかないように工夫されていたり、冷燻の際に熱が伝わらないようにする工夫がされている。また、数店レス制なのでメンテナンス性が高いのも嬉しい。

  • 使用時:約26×25×60(高さ)cm
  • 【材質】ステンレス鋼

全部揃ってる!ソト(SOTO)

ソト(SOTO) いぶし処 スモークスターターキット ST-124SK

出典:www.amazon.co.jp
SOTO
いぶし処
スモークスターターキット

温度計やチップが付属しておりすぐ使えるのが嬉しい。

  • 本体サイズ:幅22.2×奥行19.4×高さ41.5cm
  • セット内容:お手軽香房ST-124、チップ・スティック(4種)、フック、温度計

吊るしも調整も自由自在、LOGOS(ロゴス)

ロゴス スモーカー スモーク対応 の森林 スモークタワー

出典:www.amazon.co.jp
ロゴス
スモーカー
スモークタワー

スモークケースは引き出し式なので、スモーク材の出し入れや継ぎ足しができ、食材は吊ることも置くことも可能。本体が180度開くので、大きな食材でも出し入れはスムーズに行える。

チップは投入口が引き出しになっているため、補充が簡単。また、空気穴により火加減調節ができたりと、細かい配慮がなされている。

シンプルな構造でお買い得。尾上製作所

尾上製作所(ONOE) 燻製器スーパーいぶすくん SI-2442

出典:www.amazon.co.jp
尾上製作
燻製器スーパーいぶすくん
SI-2442

チップの取り出しがらくな横ハッチタイプ。

  • サイズ:直径245×高さ420mm
  • 付属品: 網1、吊り網1、吊り金具(Sカン)3、吊り手1、チップ皿1、温度計1

奥深き「燻製の世界」へようこそ

生ハムやビーフジャーキーはもちろん、卵やピーナッツなど、燻製したら美味しくなる食材は数多くある。

燻製器を選ぶ際にまず意識したいのが、どんな食材をスモークするのに向いているのかということだ。食材ごとに、燻製時間や保存できる期間、適した食材が違うので、選ぶ際の参考にしていただきたい。

冷燻、温燻、熱燻とは?

燻製には冷燻、温燻、熱燻の3種類がある。

比較点 冷燻 温燻 熱燻
燻製温度 15~30度 30~80度 80~100度
燻製時間 24時間~ 1~6時間 5分~1時間
難易度 上級者向け 屋外用向け 家庭用向け
保存期間 1カ月~ 3日~1週間 すぐ食べる
適した食材 スモークサーモン
スモークチーズ
ベーコン
肉の塊
ソーセージ
魚介類

冷燻は、上級者向け!

冷燻は、低温でじっくり燻製するため、水分量もかなり少なくなる。調理が長時間におよぶので、初心者にはおすすめできない。

温燻は、アウトドアにおすすめ!

温燻は、数時間ある程度の高温で燻製するので、煙が多く出る。そのため、屋外などのアウトドア向けで、ベーコンやチキンを丸ごとスモークするのに向いている。

家庭用には熱燻がおすすめ!

熱燻は、80度以上の高温で短時間燻製するのが特徴。水分がまだ残っている状態で香りを楽しむ。保存が効かないので、魚介等の生物がおすすめ。

燻製によって生まれる「カルボニル化合物」と「フェノール化合物」

食材をスモークすると、「カルボニル化合物」と「フェノール化合物」と呼ばれる成分が生成される。これらの成分は、食材の水分を奪ったり、食材のアミノ酸に反応し燻製独特の香りを残したりする。

水分が少なくなることで長期保存がきくだけでなく、フェノール化合物によって殺菌作用も生まれる。そのため、元々保存するための手段として用いられていたようだ。

キャンプ場で燻製するとき

キャンプ場で燻製器を使用するときは、肉を持ち運ぶ時に便利なクーラーボックスや、キャリーワゴン/アウトドアワゴンも準備しておくと便利。

まとめ

いかがだっただろうか。燻製は、はまればはまるほど奥が深いものだ。そして、色んなものを燻製していくと、意外に美味しい組み合わせに出会ったりと、楽しみが尽きない。お酒のつまみや食卓に添える一品にもおすすめだ。

最終更新日:2018/09/25