梅雨の時期に備えて準備したいのが、除湿機。除湿機と言えども、衣類乾燥に特化したものや、空気清浄機能がついたものなど様々。今回は、はじめて除湿機を選ぶ人向けの選び方のポイントや、各メーカーから発売されている人気モデルをご紹介します!
目次
加湿器/空気清浄機ニュース
- プラマイゼロよりデザイン性と機能性を兼ね備えた「空気清浄機 C030」が発売されました。360°吸引で部屋の隅々の汚れまで逃さず空気を清浄します。4層一体型フィルターにより、気になる臭いやカビも抑制することが可能となって...
除湿機の選び方
除湿機の種類を選ぶ
除湿機には大きく分けて3種類があり、使う季節によって最適な種類が違ってくる。
比較点 | デシカント式 | コンプレッサー式 | ハイブリッド式 |
---|---|---|---|
季節 | 冬の結露対策に | 梅雨~夏の湿気対策に | 1年中使える |
振動音 | 静か | 大きめ | 季節による |
電気代 | 高い | 安い(デシカントの1/2) | 季節による |
サイズ/重さ | 普通 | 大きめ/重め | 大きめ/重め |
コンプレッサー式除湿機とは
一般的に販売されているのがコンプレッサー式。コンプレッサーで冷媒(フロンガス)を循環させ、空気中の水分を冷やし除湿する。
デシカント式(ゼオライト)除湿機とは
デシカント式は、ゼオライト(乾燥剤/吸湿剤)により湿気を吸着させる方式。
定期的に薬剤とドライヤーを用いたメンテナンスが必要。夏でも冬でも使用できるが、暖かい空気が放出されるため、冬の使用がベター。
ハイブリッド式除湿機とは
ハイブリッド式は、文字とおりコンプレッサー式・デシカント式の両方の機能がついたタイプ。価格5万円前後~と高め。
除湿したい畳数で機種を選ぶ
除湿機のタイプを選んだ後は、除湿したい部屋の畳数で機種を絞ろう。
除湿量/1日 | 除湿能力 (木造住宅) |
除湿能力 (鉄筋住宅) |
---|---|---|
4.5~6.3L | 6~8畳 | 13~16畳 |
6.3~8.0L | 8~10畳 | 16~20畳 |
8.0~11.0L | 10~14畳 | 20~28畳 |
11.0~18.0L | 14~23畳 | 28~45畳 |
もし洗濯物を乾かしたい場合等は、除湿能力をワンランク上にすると良いだろう。
【夏用】衣類乾燥に強いコンプレッサー式除湿機
【除湿量~6.3L】コンプレッサー式除湿機
アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 コンプレッサー式 除湿量 5.5L DCE-6515
除湿量少なめのコンプレッサー式除湿機の中でも、安価で口コミ評価も高いのがこちら。
タイマー(2・4・8時間)をセットし、夜お風呂場に衣服をかけておけば、朝までに乾かすことができる。梅雨の時期などに重宝しそうだ。
対応畳数は、50Hzの場合、木造:7畳(12m2)、 プレハブ:11畳(18m2)、鉄筋:14畳(23m2)。
アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 サーキュレーター機能付き DCC-6515C
除湿機にサーキュレーターを搭載した人気機種がこちら。
サーキュレーターとは、空気の循環を目的とした送風機。除湿機からでる乾いた空気をサーキュレーターでダイレクトに届けることで、圧倒的に洗濯物を早く乾かせる。
関連記事:部屋のおしゃれさを格段に上げる、おすすめ静音サーキュレーター特集
コロナ(CORONA) 衣類乾燥除湿機 除湿量6.3L(木造7畳・鉄筋14畳まで) ホワイト CD-P6316(W)
除湿機の中でも特に売れ筋なのがこちら。
3.5Lビッグタンクで、水捨て回数が少なく、1日約13時間(60Hz)~15時間(50Hz)の長時間連続運転が可能。衣類の乾燥にはぴったりの除湿機だと言える。
また、10年交換不要でウイルス抑制、除菌、脱臭をしてくれるフィルターも搭載。
象印 衣類乾燥除湿機【360°送風】オートスイングルーバーRJ-XA70-WL
▼自由研究社イチオシ▼
衣類乾燥に特化した隠れ人気製品がこちら。
【360°送風】オートスイングルーバーで、部屋全体の空気をかき混ぜて、4.2kgの洗濯物を約50分という超高速で乾燥できる。
また、部屋干しのニオイを抑える「ナノプラチナ乾燥」で部屋干しの嫌な匂いも抑える。
【除湿量~8L】コンプレッサー式除湿機
シャープ 除湿機 衣類乾燥 コンプレッサー方式 プラズマクラスター搭載 除湿量 7.1L ~18畳 CV-F71-W
室内干しの嫌な臭いを無くしてくれる「プラズマクラスター」搭載のSHARP。
部屋干し衣類の生乾き臭、汗臭、タバコの付着臭を分解・除去してくれるので、衣類乾燥を快適に行いたい人におすすめ。
【除湿量~11L】コンプレッサー式除湿機
コロナ(CORONA) 衣類乾燥除湿機 除湿量10L(木造11畳・鉄筋23畳まで) CD-H1016(AE)
4.5Lのビッグタンク搭載し10時間の連続運転が可能な、コロナ除湿機。共働き世帯にもおすすめ。
他メーカーとの違いは、衣類が乾いたら自動停止する「衣類乾燥オートストップ機能」があること。衣類乾燥をしっかり行いたい人におすすめ。
【除湿量~18L】コンプレッサー式除湿機
シャープ 除湿機 衣類乾燥 コンプレッサー方式 プラズマクラスター搭載 除湿量 12L ~30畳 CV-F120-W
前述の通り、プラズマクラスターで生乾き臭や汗の臭い、タバコの臭いなどを抑えられるシャープの売れ筋除湿機。浴室内でかければカビも防げる。
上位機種のこちらは、広角自動スイングルーバーが搭載しており、2段干しでもしっかり乾燥できる。
コロナ(CORONA) 衣類乾燥除湿機 除湿量18L(木造20畳・鉄筋40畳まで)CD-H1816(AE)
コロナの除湿量が18Lの大容量機種がこちら。
コンプレッサー式の除湿機能に加え、DC送風モーター搭載なので、1時間あたり約9円と節電・省エネも考慮した除湿ができる。
また、衣類乾燥にももってこいで、約2kg(乾燥重量)の洗濯物を約46分で乾燥できる。朝急に洗濯物を乾かしたい場合など、雨で濡れた衣類の除湿にも便利。
【冬用】衣類乾燥に強いデシカント式除湿機
【除湿量~6.3L】デシカント式除湿機
パナソニック 衣類乾燥除湿機 デシカント方式 ~14畳 ホワイト F-YZM60-W
デシカント式タイプの中で、衣類乾燥に強い人気の売れ筋機種がこちら。
下記3種類の送風方式が選べ、衣類乾燥が完了したら、自動で運転を停止するカラッとセンサーを搭載している。
- ワイドモード:洗濯物を一列に幅広く干したい時
- スポットモード:少量の洗濯物を乾かしたい時
- 下向き:靴の乾燥や低いところの乾燥に
日立 除湿機 HJS-D561
湿度センサーの働きで、快適な湿度に自動コントロールしてくれる「自動除湿モード
」や、フィルターにキャッチした菌や花粉、ダニのふん・死がいを抑制する「アレルブロック除菌フィルター」が搭載。
衣服の乾燥も早く、機能面の充実もしているおすすめの機種だ。
【除湿量~8L】デシカント式除湿機
TOYOTOMI(トヨトミ) Karalina 【お部屋も衣類もしっかり除湿】デシカント式除湿機 ホワイト TD-Z80(W)
除湿容量も大きく、価格も抑えられていることで人気なのがこちら。
オートルーバーが「ワイド」「前方」「上方向」に選べ、洗濯物の量や場所に応じて風向が選べるので、乾燥効率も良い。
衣服乾燥に強いおすすめハイブリッド式除湿機
パナソニック 衣類乾燥除湿機 ハイブリッド方式 ~25畳 F-YHMX120-N
梅雨時約43分、冬季約59分という業界No.1の除湿性能を持つ、人気機種。
ワイドモード、スポットモード、ウエーブモード、下向きの4つの送風方法から選べ、「ナノイー」送風で除菌・消臭から収納衣類ケアまで行う。
除湿機の機能
梅雨時だけでなく、PM2.5や花粉飛散している時期は、室内干しをしたいもの。そんなときに便利な衣類乾燥だけでなく、様々なお役立ち機能がある。
温度/湿度センサー
室内の温度や湿度を検知してくれるセンサー。これにより、室内の状況を検知し自動で除湿モードを切り替えたり、運転を停止してくれる。
自動運転機能があると、節電にもなるので、衣服乾燥をしたい人にはあって便利な機能だろう。
スポット乾燥機能
押入れや物置など、カビが生えやすい場所だけに使用する小型の乾燥機もある。衣類乾燥なども兼ねるなら、タンク容量は大きめのをかう必要があるが、特定の場所だけであれば、タンク容量が2L程度のものでも良いだろう。
カビ防止機能
空気中の菌の除菌をし、カビの発生を抑える機種も。例えばシャープなら「プラズマクラスター」、パナソニックだと「ナノイー」などがある。
冷風機能
コンプレッサー式はデシカント式よりも温度上昇を防げる高価があるが、冷風機能を搭載した機種もある。しかしあくまで背面からは温風がでるので、エアコンとしての機能ではない。
空気清浄機能
空気中のウイルスや菌を抑える空気清浄フィルターを搭載機種もある。空気清浄機がない家庭であればあって便利な機能だろう。
連続排水機能
通常だとタンクに水が溜まり次第捨てる必要があるが、ホースで繋ぐことで、屋外や大きいタンクへの排水ができる機種もある。
まとめ
いかがだっただろうか。
サーキュレーターとの併用もご紹介したが、家に扇風機があるなら、扇風機との併用もおすすめだ。