動きのある被写体を綺麗に動画として残すのに必須なのが、ハイスピードカメラ。動画メインの方はハイスピードビデオカメラもおすすめです。今回はカシオを始めとするおすすめ製品を価格別にご紹介。
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ハイスピードカメラとは
ハイスピードカメラとは通常のカメラよりも1秒間のfpsを多く撮影できる「ハイスピード撮影」ができるカメラだ。
ハイスピードカメラ選びに必須の「fps」とは
fpsとは、フレームパーセコンドの略で、1秒間のコマ数を示す値だ。コンデジやデジイチやミラーレス一眼のfpsは、カメラの性能によりまちまちだ。
fps値と適した被写体
- 240fps:超ハイスピード撮影ができ、基本的に何でも滑らかに撮れる
- 120fps:野鳥や水しぶきレベルでも、緻密な描写が可能
- 60fps:運動会やスポーツ観戦など、アクティブな被写体の撮影が可能
- 30fps:一般的な滑らかさ。使用される一般的なfps値
- 24fps:動きがない被写体向け
一般的に30~60fpsのカメラが多いが、ハイスピードカメラとなってくると、120fps~240fpsのものが多い。ハイスピードカメラではなくても、iPhoneやGoProでは、120fpsや240fpsの設定ができる機種もある。
ハイスピードカメラはスローモーションが楽しい
高精細なスローモーション動画を目的として、ハイスピードカメラを買う人も多いだろう。前述の通り、ハイスピードカメラは120~240fpsの機種が多いが、
- 120fpsから30fpsに落とし込むと、1秒間に4倍スロー
- 240fpsから30fpsに落とし込むと、1秒間に8倍スロー
といった具合に、fpsが高いほどカクカクしないコマ落ちしない滑らかなスローモーション動画が撮れる。
価格別ハイスピードカメラ/ハイスピードビデオカメラおすすめ機種
【低価格帯】2万円台のハイスピードカメラ
高速レスポンス。サクッと撮りたい人には、CASIO EXILIM ハイスピード 1610万画素 シルバーEX-ZR400SR
高速レスポンスでストレス無く撮影可能
- 120fps
- 2.9 x 10.5 x 5.9 cm、204 g
- 1610万画素
- 1/2.3型 高速CMOS(裏面照射型)
- 焦点距離 (広角側) 24 mm、焦点距離 (望遠側) 300 mm
- F値 (広角側) 7.9/F値 (望遠側)
- 最大ISO25600相当
- 逆光でも夜景でも簡単キレイに撮れるプレミアムオートPRO
Nikon ミラーレス一眼カメラ Nikon 1 (ニコンワン) J2 N1J2HLKWH
5秒間の超高画質スロー撮影ならこれ
- 400fps(640×240)、1200fps(320×120)
- 17.6 x 14.5 x 10.8 cm、395 g
- 1015万画素
- シャッタースピード 1/16000秒
【中価格帯】3万円台のハイスピードカメラ
Canon デジタルカメラ PowerShot PSS110(BK)
とにかく軽い。短時間撮影ならこれ。Wi-Fi接続も可能でSNS投稿もすぐできる。
- 120fps(640×480)、240fps(320×240)
- 16.2 x 14.2 x 4.2 cm、172 g
- 1210 万画素
- 最高感度ISO12800
- 焦点距離 (広角側) 24 mm、焦点距離 (望遠側) 120 mm
【中価格帯】4万円台のハイスピードカメラ
CASIO EXILIM 5軸手ブレ補正 EX-ZR500WE
十分すぎる性能。連写や広角、望遠もお任せ
- 240fps
- 2.8 x 10.4 x 5.9 cm、204 g
- 5軸手ブレ補正でヌルヌル動画が撮影可能
- 焦点距離 (広角側) 24 mm、焦点距離 (望遠側) 300 mm
- 1610万画素
- 高精細92万画素3.0型液晶
- 光学12.5倍ズーム
- CMOSシフト方式手ブレ補正
- フルハイビジョンムービー
- 電池寿命約510枚
Panasonic デジタルカメラ ルミックス FZ200 光学24倍 ブラック DMC-FZ200-K
高fps値でも画質劣化しない。マンド設定はダイヤル式なので扱いやすいくAFの反応も良好
- 120fps(1280×720)、240fps(640×480)
- 1210万画素新高感度MOSセンサー搭載
- 広角25mm/光学24倍(超解像iAズーム48倍)
- 3600mmフルサイズ級の大型レンズ
- 焦点距離 (広角側) 25 mm、焦点距離 (望遠側) 600 mm
- F値 (広角側) 2.8/F値 (望遠側)
ハイスピードカメラの選び方
フレームレートとシャッタースピード
前述の通り、フレームレート(fps)は、ハイスピードカメラを選ぶ際の重要な指標だ。それと関連して、シャッタースピードはフレームレートと同じ数値〜2倍までを選ぶと良いだろう。
- 120fpsの場合1/120~1/240秒
- 240fpsの場合1/240~1/480秒
ハイスピード撮影時の解像度
ハイスピード撮影をすると、どうしても動画の解像度が落ちる。fpsが大きい方が良いが、大きな画面で見たい場合にはハイスピード撮影時の解像度にも注目しておくと良い。
ハイスピードカメラのタイプ
ハイスピードカメラには、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)、デジタル一眼レフカメラ(デジイチ)、ミラーレス一眼など種類がある。
動きが速い被写体を捉えるには、小型軽量のコンデジが適している。動画撮影がメインであれば、コンパクトビデオカメラも良いだろう。
イメージセンサー(撮像素子)のサイズ
イメージセンサーとは、取り込んだ光を電気信号に変換する部分だ。下記のサイズが一般的だ。
- 1/2.7型(対角で6.7mm程度):コンデジ、スマホ
- 1/2.3型(同7.7mm程度):コンデジ、スマホ
- APS-Cサイズ(34.5mm前後):デジイチやミラーレス一眼
- フルサイズ:デジイチやミラーレス一眼高級機
イメージセンサーが大きいと、高画質撮影ができるのに加え、暗所での高感度撮影でも綺麗に取れたり、背景のボケが上手く出来たりといったメリットがある。
機能面で選ぶ
カメラによっては以下のような機能を持つ機種もある。使用頻度や利用シーンなどを考慮して、必要な機能を選ぼう。
- 手振れ補正(自動ブレ補正):動きのある被写体でも手ブレなく撮れる
- 夜景モード:暗い所での撮影時に自動で調整してくれる
- Wi-Fi機能:容量不足でもスマホに移せたり、SNSへの投稿がスムーズにできる
- 防水仕様:水のある場所でも使用可能
- 耐衝撃性能:屋外の使用で万が一落としたときでも壊れない
焦点距離で選ぶ
焦点距離とはレンズと焦点の距離のことだ。最小焦点距離が短いほど広角撮影に優れていおり、最大焦点距離が長いほど、望遠に優れている。
子どもの運動会や、鳥やペットの撮影など撮りたいシーンに合わせて焦点距離の幅を選ぼう。
まとめ
いかがだっただろうか。ハイスピードカメラでは、蛍光灯などの光源を撮影するときにチカチカしてしまう場合や、音声が記録されないというデメリットもある。しかし、通常のカメラでは取れない一瞬の出来事を記録できる楽しさがある。是非手にとって見てほしい。